狙うは一生モノ。高級腕時計の厳選おすすめカタログ

狙うは一生モノ。高級腕時計の厳選おすすめカタログ

生涯をともにできるアイテムは意外と少ないもの。そのなかでも腕時計は、最も身近な存在ではないでしょうか。一生モノにふさわしい逸品の選び方と傑作をご紹介しましょう。

夏目 文寛

2018.07.11

腕時計
機械式

いつかは手に入れたいステータスの証し、高級腕時計

人生の節目に高級腕時計を買い求める人たちが増えています。人生の時を共に刻む腕時計は機能を超えた特別な存在ゆえ、やはり良いモノを買いたいですよね。腕時計も50万円を超えてくると、持つ人に自信を与えるステータス性を備え、孫の代まで受け継げる優れた機構を搭載した一生モノが手に入ります。いつかは欲しい高級腕時計ですが、値が張るだけに失敗は避けたいところ。購入の際はしっかり自分のニーズを吟味することが必要です。でも恐れることはありません。ポイントを押さえれば、かけがえのない一生の相棒に出会えるはずです。

失敗したくないなら知っておきたい、高級腕時計の選択基準

一生モノの高級腕時計は一世一代のお買い物。後悔しない腕時計選びをするために、注意すべきポイントを3つにまとめました。じっくりと考えて最高のパートナーを見つけてください。

ポイント110年後も20年後も人に誇れる、信頼できるブランドの逸品か

腕時計は男の数少ない装飾品。腕元だけでその人の格を表してしまうステータスアイテムなのです。それだけに、ブランドの歴史は非常に重要です。高級ブランドが提案する機械式腕時計は伝統工芸というべきもの。長い歴史の中で、職人が築き上げてきた技術が息づいているブランドこそが圧倒的な信頼感を持っているのです。ステータスという意味では、知名度も大切です。いくら高価な腕時計でも誰も知らなければ意味がありません。たとえば『ロレックス』『オメガ』といった誰もが知っているブランドはその人の価値をわかりやすく高めてくれるでしょう。

ポイント2ライフスタイルに見合うデザインを手に入れる

高価な腕時計は何本も買えるものではありません。それゆえ、自分の着用シーンをよく考えることが重要です。ビジネスの場ならば、貴石入りの腕時計は避けるべきですし、オフでしか腕時計をしない人にドレスウォッチは必要ありません。また、自分をどう見せたいかも腕時計選びで重要です。若々しく見せたいならステンレスの精かんなモデルがいいでしょうし、信頼感を与えたいなら革ベルトのモデルはその願いをかなえてくれます。ショップに足を運ぶ際には、腕時計をよく着用する装いで足を運ぶべきでしょう。仕事で着けたいのに目当ての腕時計がスーツに合わなかった、ということはよくあることです。

ポイント3永く使うなら購入価格のほかに維持費もよく考える

腕時計を購入する際、本体価格のことしか考慮していない人が多いのですが、メンテナンス価格のことも考えなければなりません。機械式腕時計は3〜5年に一度はオーバーホールに出す必要があるからです。シンプルな3針なら5万円は見ておいたほうがいいでしょう。クロノグラフやGMTなど付加機能が付くとさらに3〜5万円かかります。また、革ベルトは消耗品であることを忘れてはいけません。高級ブランドの純正品は、10万円を超えることもざらです。長く使う一生モノは、メンテナンス費用も考慮して機能やベルトの素材を選定することが重要なのです。

▼50万円以上〜100万円未満:高級腕時計の世界、その魅力を体感するなら

『ロレックス』『オメガ』『タグ・ホイヤー』などなど。50万円を超えると超有名ブランドがレンジに入り、長い歴史に裏打ちされた機械式腕時計の醍醐味を味わうことができます。20万円で優れた機械式腕時計を手に入れることも可能ですが、明確なステータス性を併せ持つモデルとなるなかなか見つかりません。30代でも頑張れば手が届く、50万円を超えるぐらいのモデルがおすすめです。

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モデル1『ロレックス』

『ロレックス』は、着けていると間違いなく尊敬される世界で一番有名な高級腕時計ブランドです。歴史は比較的浅いものの、腕時計の現代的機能を開拓してきた高い技術力は他の追随を許しません。デイトジャストは『ロレックス』のベーシックモデル。とはいえ、『ロレックス』の3大発明であるデイトジャスト(日付が瞬時に変わる)、パーペチュアル(効率のいい自動巻き上げ機構)、オイスターケース(防水性に優れた一体成形ケース)をすべて搭載した歴史的傑作です。シニア向けという印象もありますが、アラビア数字のモデルを選べば、30代でも違和感なく着けこなせます。

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モデル2『オメガ』

東京オリンピックの公式タイムキーパーを務める『オメガ』。『ロレックス』と並びスイスを代表するビッグネームで、腕時計好きでなくても知っている人は多いでしょう。高い耐久性、精度によってNASAに認められ、世界で初めて月面上陸に随行したブランドでもあります。今回紹介するシーマスターはダイバーズウォッチですが、気品を感じさせるため、オフスタイルにはもちろんスーツにも十分対応できます。とくにメンテナンス性に優れたコーアクシャルと呼ばれる『オメガ』独自の機構を搭載している点にも注目です。

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モデル3IWC

『IWC』は腕時計好きの間では圧倒的な支持を得ているスイスのブランドです。1868年の創業以来、高い技術力で優れたムーブメントを製造してきました。スイスでもドイツ語圏に本拠地を構え、このブランドはよく「質実剛健」と形容されます。ドイツの職人魂を受け継ぎ、技術に関してもデザインに関してもストイックさが際立っており、硬派な腕時計がお好みならうってつけといえるでしょう。ポルトギーゼはシンプルな文字盤が特徴で、元となった懐中腕時計は1939年に誕生した歴史的な逸品です。

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モデル4『ゼニス』

『ゼニス』は1865年にスイスで創業したブランドです。このブランドはクロノグラフに定評があり、腕時計好きの間では、「エル・プリメロ」と名付けられたクロノムーブはステータス化した存在です。このムーブメントは毎時3万6000振動という、ハイビートで時を刻みます。つまり1秒に10振動することになり、機械式でありながら1/10秒まで計測できるのです。クロノマスターは『ゼニス』の旗艦モデルで、オープンハートからテンプが高速で振動する様子がよく見え、高級機械式の醍醐味をより深く味わえるものとなっています。

モデル5『タグ・ホイヤー』

『タグ・ホイヤー』は1860年から続くスイスの名門。モータースポーツを古くからサポートしているため、スポーティな印象が持ち味です。知名度も非常に高く、男女ともに威厳を誇示できるブランドのひとつです。近年は前代未聞のベルト駆動ムーブメントを開発したり、コネクテッドウォッチに参入したりと、時代の先端を行く革新的なイメージを打ち出しています。また、高級ブランドの中では比較的安価なため、50万円台でグランドカレラのようなプレステージラインを手に入れることができるのも大きな魅力でしょう。

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モデル6『ブライトリング』

世界で一番有名なパイロットウォッチブランド、それがスイスの『ブライトリング』です。1884年に創業すると、精密なクロノグラフで評判を集め、航空機の発達とともに、パイロットに欠かせない相棒として人気を博します。象徴的なモデルが世界初の回転計算尺付きクロノ「ナビタイマー」です。腕元で速度や残燃料の計算ができるこのモデルは当時の最新計器が搭載され、手動での計算が必要なくなった現在でも、パイロットのステータスになっています。

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モデル7『オフィチーネ パネライ』

イタリアのブランド『オフィチーネ パネライ』は、イタリア海軍に時計を納入するミリタリーウォッチで名をはせました。そのため、高い視認性とシンプルな文字盤を特徴としています。代表作「ルミノール」は蛍光塗料の名前からとられたもの。ちなみに先代のモデルは「ラジオミール」といって、こちらも蛍光塗料が由来。いかに『パネライ』が視認性に力を入れているかがわかります。機能性に加え、リューズガードに代表されるイタリアらしい造形美も人気が高く、現在は高級腕時計として人気が定着しています。

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モデル8『フランク・ミュラー』

超絶複雑機構を次々と腕時計へ搭載した天才時計師フランク・ミュラー氏のブランド。 ‘90年代には、ここ日本でもバブル的人気を博しました。独特なトノー型のケース、文字盤いっぱいに植字されたインデックスを見たことがある人も多いでしょう。近年、少しずつ人気が復活し、腕時計愛好家の間でも再注目されています。「トノーカーベックス」は高いザイン性と腕時計としての確かな技術に加え、腕に吸い付くように弧を描くトノー型ケースで腕なじみもGOOD。腕時計通をおっと言わせる狙い目のモデルです。

モデル9『ベル&ロス』

近年ますます人気を確かなものとする、フランスの若きニューカマーブランド。軍や警察に制式採用されるなど、質実剛健な腕時計ブランドとして知られるドイツの『ジン』を範としているため、そのファッショナブルなルックスを良い意味で裏切る、高い精度やケースの作り込みには玄人もうなります。このブランドを象徴するモデルは、スクエアケースが特徴的な「B0-1」。この形状は航空機の計器からインスパイアされたもの。特大インデックス&針が、視認性の高さをもたらしており、このブランドの見た目だけではない硬派な姿勢が垣間見られます。

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モデル10『ジラール・ペルゴ』

その起源を1771年までさかのぼることができる、スイスの超老舗ブランドが『ジラール・ペルゴ』です。ムーブメントを自社で開発製造できる数少ないウォッチメーカーとしても有名で、組み立てや装飾はすべてハンドメイドで行われています。そんな『ジラール・ペルゴ』で最も人気のあるモデルが「ヴィンテージ 1945」です。特徴的なレクタンギュラーケースは、モデル名にもある1945年の発売開始より続く、不変のフォルム。まさに腕時計史に残る名モデルとして長く愛せる逸品です。

▼100万円以上:憧れの雲上ブランドも見えてくる

腕時計は実用性以上に価値を持つアイテム。腕時計によっては所有者の信頼感を何倍にも高めてくれる魔法の道具です。また、最高峰ブランドにおいては資産価値も高く、一生モノと呼ぶにふさわしいモデルが存在します。ここではそんな腕時計たちを紹介しましょう。

モデル1『オーデマ ピゲ』

起業社長や人気アーティストがこぞって手に入れる腕時計。それが『オーデマ ピゲ』のロイヤルオークです。腕元から特徴的なオクタゴンベゼル(八角形ベゼル)が見えたら、その所有者はなにかしらの業績を成し遂げた人と考えていいでしょう。まさに成功者の証しです。この『オーデマ ピゲ』は世界3大高級腕時計ブランドに数えられる雲上ブランドで、1875年に創業した歴史あるブランド。一般にはあまり知られていませんが、腕時計の世界では知らぬ人がいない超大物ブランドなのです。

モデル2『パテック フィリップ』

腕時計ブランドの最高峰、それが『パテック フィリップ』です。もちろん上記同様、世界3大高級ブランドのひとつに数えられます。パテックを手に入れたらもうほかに買う腕時計はないといわれる、いわゆる“上がり”のブランドです。資産価値も抜群で、アンティークは何千万もの価格で取り引きされるほど。当然歴史も古く、創業は1839年にさかのぼります。このブランドの哲学を表しているのが、持ち込まれた腕時計はどんな時代のものでも修理してくれること。つまりは一生モノどころか、後世に伝えることを前提としたブランドとして腕時計作りを行っているのです。代表作カラトラバは、3針ウォッチの基礎を作った超名作として知られています。

モデル3『ウブロ』

世界中のセレブリティーから愛される『ウブロ』。代表作ビッグバンの異素材を組み合わせた押し出しの強いデザインは、遠目からでもひと目でこのブランドとわかるほど個性的です。歴史は40年に満たない新興ブランドですが、現在では高級腕時計ブランドの一員として、名門ブランドに肩を並べるほどの人気とステータスを併せ持つまでになっています。印象的なルックスですが、オールブラックなどワントーンのモデルならば、スーツスタイルにもなじんでくれます。

モデル4『ジャガー・ルクルト』

▼100万円以上:憧れの雲上ブランドも見えてくる 4枚目の画像

GMTGMT

腕時計通の間では熱狂的なファン多い『ジャガー・ルクルト』。1833年にスイスのジュウ渓谷で産声を上げた当初から、ムーブメントを内製できるマニュファクチュールブランドとして非常に高い評価を得てきました。これまでに開発したムーブメントは実に1200以上に及びます。レベルソは反転式ケースが特徴となる、ブランドの中核モデル。1930年代に英国人将校から、ポロの競技中でも文字盤に傷がつかない腕時計をオーダーされたのがきっかけで生まれました。レクタンギュラーのエレガントなフォルムは、上品さを演出するのにぴったりの逸品です。

モデル5『ブレゲ』

腕時計の背後にあるストーリーにこだわるなら『ブレゲ』もおすすめです。腕時計史に燦然と名を残すアブラアン-ルイ・ブレゲ氏が1775年にパリで工房を開いたことがそのはじまり。このブレゲ氏は、腕時計の歴史を200年早めたといわれる天才腕時計師。実用的な自動巻き機構や複雑機構トゥールビヨン、さらに針や装飾の意匠におけるまで、その発明は多岐に亘ります。顧客にマリー・アントワネット妃などの王侯貴族が多かったことからも当時の名声の高さがわかります。『ブレゲ』の現行モデルにも彼が開発したさまざまな発明が生かされています。

アイテム6『ヴァシュロン・コンスタンタン』

世界3大高級ブランドに挙げられる『ヴァシュロン・コンスタンタン』。その創業は1755年と長い歴史を誇ります。1880年には現在も使われている有名なマルタ十字のロゴが誕生。ムーブからケースまで自社で製造するマニュファクチュールであり、19世紀から精度コンクールでたびたび受賞するなど、技術力の高さには定評があります。今回紹介する「オーバーシーズ」は1996年に誕生したスポーツモデル。デコラティブなモデルも多い当ブランドのなかでは、シンプルで使い勝手の良いモデルです。

アイテム7『A.ランゲ・アンド・ゾーネ』

ドイツにおける腕時計製造の最重要人物アドルフ・ランゲ氏の名を冠すブランドで、世界4大ブランドと呼ばれるときは、そのなかに当ブランドを含めることが一般的です。第二次世界大戦後にブランドが消滅しますが、東西ドイツ統合後に復活、1994年に「ランゲ1」で華々しい再出発を遂げます。「ランゲ1」は、ザクセン地方の伝統的デザインであるデジタル表示をデイトに採用し、大きな評判を得ます。現在では、プレステージブランドとして、腕時計界に名をはせるビッグネームになっています。

アイテム8『リシャール・ミル』

2018年7月執筆時現在、そのお値段18,848,500円也。打ち間違いではありません。下手したら家がかえてしまう超高額ブランドが『リシャール・ミル』です。テニスプレイヤーのナダル氏がプレイ中もずっと着けていることでも有名ですね。特徴は最新のハイテク素材を使っているため、とにかく軽いこと。ナダル氏のように着けたままスポーツをプレイできてしまうほどです。またネジ1本1本に至るまで自社で開発しているため、もちろんクオリティは最上級。今、もっともホットなブランドの1つです。

アイテム9『ハリー・ウィンストン』

宝飾ブランドというイメージが強いアメリカの『ハリー・ウィンストン』ですが、腕時計ブランドとしても有名なんです。とくに注目を浴びているのは、「オーパス」と名付けられたシリーズ。これは時代を代表する独立時計師と手を組んで、腕時計マニアもびっくりの超複雑腕時計を毎年発表するもの。この「オーパス」によって、腕時計ブランドとしての『ハリー・ウィンストン』の名が世に広まりました。ただし「オーパス」は超限定モデル、ここでは「オーシャン ダイバー」をご紹介します。エレガントでありながら、普段使いできるスポーティさが魅力です。

アイテム10『ブランパン』

現存する世界最古の時計ブランドといわれる『ブランパン』の設立はなんと1735年のこと。スイスのジュラ地方で誕生しました。また1926年には世界で初めて自動巻き腕時計を商品化したことでも知られています。ブランドの代表モデル「フィフティファゾムス」はフランス海軍の水中工作員のために、1953年に発表されたダイバーズウオッチ。現行モデルでも発表当時のオリジナルデザインを搭載し、多くの腕時計ファンを引きつけています。

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