夏の定番。白T×ジーンズをおしゃれに着こなす5つのヒントと15のコーデ

夏の定番。白T×ジーンズをおしゃれに着こなす5つのヒントと15のコーデ

白Tとジーンズは、今も昔もメンズカジュアルの軸であり真夏の定番。だが、簡単なコンビだけに洒落っ気を出すのは意外と難しいものだ。そのポイントをピックアップ。

菊地 亮

2020.06.09

トップス
Tシャツ
ジーンズ
夏の着こなし・コーデ

夏に向けて、白Tとジーンズが手放せない

ジェームス・ディーン氏やポール・ニューマン氏、そしてブラッド・ピット氏も。ファッションを自分スタンスで着こなす憧れのトレンドセッターたちですら、夏コーデにこのコンビを選んできた。もはや、メンズカジュアルに欠かせないことは彼らの着こなしからも証明されている。そんな時代に左右されない不動の組み合わせは、大人の男にとって何かと重宝するもの。今年の夏もまた、ぜひこの大定番を活用したいところだ。

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菊地 亮

定番の組み合わせゆえに、味気なくならないよう注意

あらゆる時代において、常に男の夏カジュアルを後押ししてきた鉄板コンビ。とはいえ、シンプルな組み合わせでもあり、気になるのはやはりマンネリ感だ。そこで、周囲から「また?」と思われないため、時流に沿った、または新鮮な要素を加味したいくつかのアレンジが必要になってくる。例えば、写真のような小物使いだったり、ロールアップであったり。そのポイントを、参考になる着こなしとともに取り上げたい。

大人が挑戦したい、白Tとジーンズをおしゃれに着こなすテクニック

昔から白Tとジーンズは馴染みのあるアイテム。だからと言って高を括っていると、過去のイメージが先行して今の気分とミスマッチに。そこで、モダナイズさせた着こなしへと昇華させるためのテクニックをここでひも解いていきたい。

難易度★白Tのサイズをややオーバー気味にしてみる

馴染み深いアイテムであっても、今を意識したシルエットのアイテムを選べば自然と懐かしさは影を潜める。今でいえば白Tは、ショルダー部分がドロップし、身幅に程良いゆとりのあるオーバーサイズのアイテムがいい。ジーンズはやや細身のジャストなシルエットを選んで上下でギャップを作れば、さらに今っぽい仕上がりになる。

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TASCLAP編集部

さりげなくロゴが入っただけのシンプルな白Tも、Lサイズをセレクトすることでと途端にこなれた表情に。裾に向けてテーパードの効いたジーンズを選ぶことで、足元とのメリハリを生んでいます。ストリートらしいアクセント作りで、ベルトやソックスで遊んでいるのもポイントです。

今季ならビッグシルエットT×ジーンズという変化球も、より旬な顔立ちに。トップスはオーバーサイズ、ボトムスは幅も丈もジャストというバランス感が大人らしさを損なわない要因として作用しています。

上下ともにゆったりとしたサイズ感が好み、という方には小物をプラスしてストリートに寄せる着こなしがおすすめです。写真のようにジーンズの裾をロールアップし、丈はジャストで合わせることでだらしなさを回避することができます。

難易度★足元に革靴を採用し引き締める

白Tもジーンズも、気兼ねなく身につけられるカジュアルなウェアだが、時としてだらしないとも見られかねない。年を重ねれば、それなりの身だしなみも重要になる。そこで活用したいのが足元。ローファーやレ-スアップといったレザーシューズで凛とした趣を添えれば、いつものコーディネートも違って見えてくる。

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菊地 亮

コンパクトな丈のボックスシルエットの白Tに、テーパードがかった細身のジーンズですっきりと。首元の詰まった白Tシャツを選び顔周りをミニマルに見せたことで、スタイリッシュな見た目になった。その印象をより強めているのが足元。ネイビースエードのオペラシューズを挿したことで9分丈ジーンズとも相まって品の良さをプラスしている。

トップは一見プレーンな白Tに見えて、実はケーブル編みの柄が施されたもの。足元も、サドル部分をレザーで切り替えたテクニカルな1足を選んだ。細部にわたるちょっとしたニュアンスの違いによって、見慣れたアイテムをアップデートさせた典型的な成功例。

足元に革靴を採用しベレー帽も添えたことで、大人っぽさがより際立った印象。スリムなジーンズに合わせて、アッパーのボリュームを抑えている点にも着目したい。小物使いも秀逸で、ヴィンテージのメールバッグやサングラスなどでこなれた風合いを巧みに醸し出している。

難易度★★淡色ジーンズで上下のトーンを合わせシブさを加える

目先を少し変えるだけで、シンプルな組み合わせもこじゃれた様相に。たとえばジーンズのカラー。インディゴブルーが基本のパンツを、激しく色落ちさせたシャーベットカラーに変えてみる。それにより、白Tとの親和性がより増し、さらにすがすがしくこなれた趣へと仕上がる。程良く入ったダメージ加工は、コーディネートにシブさもプラス。

配色パターンでいえばホワイトとブルーは夏の基本。ただ、こちらではより色の濃度を落としたジーンズを選び、底抜けにクリーンな趣に。トップの両サイドへ入れたスリットや、ボトムスのロールアップによりさらに軽快な見た目を演じている。足元のエスパも絶妙な差し色。

自身の体型の特徴を的確に把握。それを生かすべく、全体的にボディコンシャスなアイテムを選び、着こなしの印象をシャープに仕上げている。なかでも、トップは5分丈のものを、ジーンズは落ちきったような色合いの1本を採用し、よく知る白Tとジーンズとの差別化を図った。細身な分、淡白な色合いでもぼやけて見えないのは彼ならでは。

潮の香りを感じさせるリラックス感たっぷりな着こなし。膝に入ったダメージやキャップ、スニーカーの採用など、ストリートサーフの流れを汲んだ適度なラフさが魅力だ。だが、上下にジャストなアイテムを選んでいるため、だらしなさはみじんも感じない。激しい色落ちもこなれ具合を生み出す要因に。

難易度★★カットオフジーンズで男らしさとトレンド感を出す

若かりし頃に、ジーンズの裾をカットオフしながら自分らしさを追いかけた大人は多いはず。当時のトレンドが、ウィメンズの影響もあり業界内でも再注目されつつある。それを生かさない手はないが、どのあたりまでカットするか、裾の処理をどうするかなど、採用するには割とハードルは高め。そのバランス感を着こなしから探りたい。

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白のロンTにジーンズを組み合わせたイージーな組み合わせながら、背後にどこか海を感じさせる。そのわけは、ヘンリーネックと潮風を浴び続けたような濃淡の薄い色落ちのジーンズ。そのジーンズは、1度裾上げを施した裾のステッチをハズし、カットオフのような見た目にした点が洗練のツボ。

最低限のアイテムを使った簡素なスタイリングでも、新鮮に見せるコツは定番のイメージをちょっとばかり覆すディテールの変化。白Tのネック部分をヘンリーネックに、ジーンズの裾をカットオフにするだけでこんなにもイメチェンできる。カットオフした裾は毛羽立ちを抑えれば、グランジ感も薄くありげないアクセントとして機能する。ネイティブ感薫るビーズネックレスなど小物の使い方も絶妙だ。

ジーンズのシルエットにはワイドタイプを選び、さらにダメージの利いたラフな仕上げのモノをチョイス。そんな今の空気を盛り込んだアイテムにより、古くささを感じさせないコーディネートに仕上げた。ラフになり過ぎないようジャストサイズの白Tを合わせ、ウエストから黒ベルトを垂らした配慮もユニーク。

難易度★★★タックインも今やるなら新鮮に映る

2017年ごろからメンズでも目につき始めたTシャツの着こなしが、タックイン。Tシャツとボトムスのワンツーコーデは、アイテム数が限られる分変化をつけるのが難しいが、タックインならグッと大人な見た目を演じることが可能になる。ただ、下手を打つとファッション慣れしていない人とも見られかねないのでシルエットバランスには気をつけたい。

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ビッグシルエットの白Tにワイドなジーンズを絡ませた、トレンドを感じさせるスタイリング。ややもすると野暮ったさが先行しがちな合わせだが、濃い目のインディゴブルージーンズを選び、足元にホワイトのクリーンなスニーカーを添えたことでナチュラルに払拭している。

ベーシックなカジュアルスタイルだけに、それを品良く見せるのはやや難解。ただ、美脚シルエット&センタークリース入りのジーンズなら問題は即解決する。しかも、ゆとりのあるトップをタックインさせたことで、リラックス感につながる過度なルーズさも加味。

トップとボトムスにはたっぷりとしたフォルムのアイテムをチョイス。それをタックインさせながらフォークロア調のベルトでしっかりと結び、ウエストにポイントを作った。その巧妙な一手によりシルエットに変化が生まれ、センスフルな定番コーデが完成。

地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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