
おしゃれな部屋の作り方。3つの重要ポイントとインテリア実例集
おしゃれな部屋を作るのは案外難しいもの。お手本となるインテリア例を参考にしながら、ポイントを押さえてコーディネートしましょう。きっと理想の部屋が実現できますよ!
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おしゃれな部屋作りの第一歩。基本の“き”を押さえましょう
一口に「おしゃれ」といってもその基準は人それぞれ。あくまでもスタンダードな部分でのおしゃれなテイストを作るポイントをまとめました。模様替えや引っ越し時にどうしたら良いか迷ったら、以下の3つのポイントを意識してみてください。
ポイント1
色数を増やし過ぎない
好みのテイストにもよりますが、色数は3色くらいでまとめるとバランスが取りやすくおしゃれに見えます。厳密に3色というわけではなく、ベースは白、グレー調、ブラウン調とおおまかな色を決め、そこにアクセントとなるカラーを入れてメリハリをつけていくのがポイント。色数が多いとにぎやかな印象になります。
ポイント2
自分なりの「個性」や「好き」を生かした部屋
おおまかでも、自分なりの好みを把握し、どんな部屋にしたいのかを決めることも大切です。あの人の部屋が素敵だったから……と、いろんな人の真似をするのも悪いことではありませんが、日々生活するなかで、自分が「好き」「居心地が良い」と思える空間であるかどうかはとても重要です。まずは自分が好きなもの、落ち着くテイスト、どういう空間にしたいのかをしっかりと考えましょう。そこから参考になりそうなイメージを探すと部屋作りがしやすくなりますよ。
ポイント3
余白を楽しむ。またはとにかく見せる!
収納もそうですが、ぎっちぎちに詰め込むより余白があるほうが使いやすく、見た目もすっきりとします。部屋作りも同じで、ある程度の余白を作るとあか抜けた雰囲気になります。一方で物量をあえて見せるというのもあり。家具や雑貨の数が少ないなら余白を生かし、多いならばあえて見せる。好みに合わせていろいろ試してみましょう。
どれがお好み? 人気のインテリアテイストはこの5つ
部屋を作り込む前にざっくりでもテイストを決めておくと、家具・雑貨選びもスムーズになります。買った後に「なんか違うかも?」という失敗も減るでしょう。今人気のテイストを押さえて、おしゃれな空間作りの参考にしてください。
テイスト1
「北欧」テイストで温かみのある空間作り
北欧テイストの特徴は、自然素材の家具や雑貨に、ファブリックなどで色や柄を取り入れた温かみのある空間。照明は大きいものをひとつというよりは、いくつもの光を重ね明るさを出しています。日照時間が短く、寒い時期が長い北欧では、室内で過ごす時間が多いからこそ、居心地の良さが重視されているんです。また好きなものを自由に楽しむというのも北欧テイストならでは。
テイスト2
シンプルにモノを少なく。「ホテルライク」な部屋
自宅だけど非日常感を味わえ、心地良く過ごせる空間を作るという点で注目されているのがホテルライクな住まいです。日用品は収納し、極力モノが見えないようにするだけでも生活感がない空間へ近づきます。色数を少なく、全体に統一感を作ること、上質なものを取り入れることもホテルライクな部屋作りのポイントです。
テイスト3
風合いを楽しむ「レトロ・ヴィンテージ」テイスト
新品では醸し出せない、年月を経ているからこその良さがあるヴィンテージ家具や、雑貨をセレクトしての部屋作り。古家具、雑貨は全く同じものがないので、これだ! と思ったものを探すバイヤー気分も楽しめます。ヴィンテージ家具は濃いブラウンが多いため、バランス良く取り入れないと全体のトーンが暗くなってしまうことも。その場合は、小物やグリーンを置いて明るさを取り入れるのがおすすめです。
テイスト4
冷た過ぎない「シンプルモダン」テイスト
白・黒・グレーのモノトーンカラーを基調としたモダンなテイスト。グレーは素材によってはソリッドでクールな印象になりがちなので、自然素材の家具や木目調の雑貨、観葉植物を取り入れ冷たくなり過ぎないようにするのがポイントです。写真のお部屋サンプルでは、全体のトーンが2~3色で統一されているのですっきりとまとまった印象になっています。
テイスト5
無機質でかっこいい「インダストリアル」スタイル
打ちっぱなしのコンクリート、剥き出しの配管やコード、モルタルの床など、工業的な無機質感をあえて楽しむインダストリアルスタイル。クールな印象が強いので、家具などに木製のアイテムを入れることで少し和らげると好バランスです。一方で、あえてスチール素材やプラスチックなどを取り入れてかっこよく統一するというのもあり。お好みでバランスを楽しんでください。
ぜひとも参考にしたい! おしゃれな部屋の好サンプルを集めました
ここからは参考にしたいおしゃれな部屋をピックアップ。北欧、ヴィンテージなどのスタイルから、アウトドアアイテムを取り入れた部屋などそれぞれ個性溢れる部屋作りに注目。家具や雑貨のセレクトや配置も参考になりますよ。
サンプル1
まるで海外。モノトーンでまとまった北欧モダン
北欧インテリアといえばのハンス J. ウェグナー氏の代表作、名品「Yチェア」がシンボリックな部屋。白・黒・グレーでまとめることにより洗練された雰囲気を演出しています。寂しい印象になりがちなモノトーンベースの部屋には、観葉植物や花でグリーンを取り入れるのがポイント。アクセントになり植物ならではの有機質な暖かみがプラスされますよ。
サンプル2
ミッドセンチュリーインテリアを楽しむこだわり空間
ミッドセンチュリーインテリアとして人気の『カリモク60』の「Kチェア」と「Yチェア」を取り入れた部屋。年代を超えて愛される銘品とヴィンテージラグを合わせることでお互いの良さがさらに引き立っています。色数が多めですが、全体のトーンがまとまっていればごちゃついた印象にはなりません。
サンプル3
家の中でもアウトドアアイテムを活用した好例
おしゃれなアウトドア用品が増えたからこそできるのが、アウトドアチェアをリビングで使ったコーディネート。ワークチェアにはない座り心地はリラックスタイムに良さそうですね。持ち運びや収納がしやすい点もアウトドアアイテムならではのメリットです。
サンプル4
シンボルツリーが印象的なセンス溢れるリビング
アイランドキッチンとソファの間の間仕切りのように置かれたシンボルツリーや、随所に散らばる観葉植物のグリーンがアクセントになっています。壁やシェルフのディスプレイに余白があり、きれいにまとまっているのがわかります。好きなものを並べてみて、どういう感じに飾ったら素敵なのかを試しつつ、自分なりのセンスを磨くこともおしゃれ部屋への第一歩ですね。
サンプル5
こだわりの家具を楽しむ北欧ヴィンテージスタイル
白と木のブラウンのコントラストで美しくまとめられたこちらの部屋。ところどころに観葉植物のグリーンと、家具のパーツの黒がアクセントになっています。同じ木材の家具でも、古家具と新しい木のトーンの違いが、空間に奥行きをもたらしている点も見どころです。
1人暮らしならこちらを。おしゃれなワンルームのお手本部屋5選
ワンルームだけど、好きな家具を置いて快適に暮らすことはできます。狭いなりのアイデアが詰まったおしゃれな部屋を集めてみました。ワンルームならではの楽しみ方や、家具の配置、選び方なども参考になりますよ。
お手本1
18平米を広く見せる工夫が詰まったワンルーム
空間を明るく見せる白が基調のワンルーム。有孔ボードを壁に付けて“見せる収納”にすることで、ディスプレイのように楽しんでいる点も素敵です。キッチン周りにはボックスで作った収納兼作業台など、オリジナリティ溢れる工夫が詰まっています。ワンルームは家電など生活感があるものが隠しきれないため、見た目も重視した家電選びも鍵になります。
お手本2
ロフトをうまく使いこなす16平米ワンルーム
ワンルームなど狭い部屋は天井が高いと広く感じます。さらにロフトがあれば収納に使うこともできるので、その分部屋を広く使うことが可能。広さや腰壁の高さによってはもうひとつの部屋のようにして使うこともできます。自分だけのリラックススペースにするのも良いですね。
お手本3
目に入るものを減らし、すっきりとしたミニマム空間に
打ちっぱなしのコンクリート壁が特徴的な25平米の1K。リビングの広さに合わせてソファはコンパクトなサイズをセレクトしています。個性的なシルエットのテーブルを取り入れているところにも注目。単調になり過ぎないように1点だけ個性的なアイテムを取り入れているところも、おしゃれに見えるポイントです。
お手本4
素材MIXで抜け感もプラスしたヴィンテージスタイル
限られたスペースでは家具がぎゅっと詰まって見えがち。この部屋は、すべて木製家具にするのではなく、ガラステーブルを取り入れることで抜け感を作った好例です。コンパクトな間取りほど、色や素材をうまく使いバランス良く家具を取り入れることも重要なポイントなのです。おしゃれな突っ張り棒「ドローアライン」を使い、照明と収納を作るアイデアも◎。
お手本5
部屋のサイズも、モノもミニマムな部屋
17平米の小さなワンルームには必要最低限の家具と家電のみと、とにかくミニマル化されたこちらの部屋。ベッドはソファ代わりにもなり、テーブルは収納機能付きといったアイテムを選ぶことで、モノを増やさない部屋作りに成功しています。兼用できるアイテムを上手に使うことがワンルームを最大限に生かすコツかもしれませんね。
取り入れるだけでセンスアップ。おしゃれな部屋作りに欠かせない5つのアイテム
おしゃれな部屋でよく見かけるアイテムをまとめました。正直どれもなくても生活に問題はないものですが、あると暮らしを豊かにしてくれるものなので、お気に入りのアイテムを探してぜひ取り入れてみましょう。
アイテム1
ルームフレグランス
部屋のコーディネートは、見た目だけではなく香りもデザインするとより心地良い空間に。お香、ルームスプレー、リードディフューザー、キャンドルなど香りを楽しむアイテムは欠かせませんよ。シーンに合わせて使い分けることで気分転換やオン・オフの切り替えスイッチにもなります。おしゃれなパッケージのものも多いのでディスプレイしても良さそう。
アイテム2
間接照明
ムーディな演出にも、リラックスタイムにも使える間接照明。デスクサイズから、スタンドタイプまでサイズもデザインも豊富にあります。部屋の広さや目的に合わせて選びましょう。いくつも照明を重ねて自分好みの照明を作るのも面白いですよ。電球の種類もこだわって選びたくなりますね。
アイテム3
アートフレームや洋書
自分の好きな絵や写真をフレームに入れて飾るだけでもグッとおしゃれ度がアップします。フレーム選びも重要で、枠の色や素材をインテリアに合わせて選ぶようにしましょう。洋書やレコードのジャケットを飾ってもOK。いつも目に入るものなので自分が本当に好きなものを飾りましょう。季節に合わせて変えるのも◎。
アイテム4
観葉植物
おしゃれな部屋のマストアイテムといえば、観葉植物! 緑色の葉が映えるだけではなく、部屋に明るい印象を与えます。リビングに大きいサイズの1鉢をシンボルツリーのように置くのも素敵。ワンルームなどスペースが限られている部屋なら、テーブルサイズの観葉植物を置いたり、窓辺に吊るしたり。それだけでも雰囲気が変わりますよ。
アイテム5
フラワーベース
オブジェのように飾っておくだけでもいいおしゃれな花瓶が増えています。生花だけではなくドライフラワーや、枝葉を入れて使うのもあり。季節の花を飾るだけで室内でも季節の移ろいを感じられてグッとおしゃれ度がアップしますよ。出掛けた帰りに1輪の花を買う。新しい楽しみが増えるかもしれません。
こだわり満載。おすすめのインテリアブランド5選
そんなに頻繁に買い替えることもないですが、部屋の印象を決めてしまう家具。だからこそしっかりと吟味したいところです。北欧、日本、アメリカンテイストで人気のインテリアブランドをご紹介します。
ブランド1
『カリモク60』
1940~1960年代にデザインされ生産された家具を「ミッドセンチュリーインテリア」と呼びます。『カリモク60』もミッドセンチュリーインテリアブランドの1つ。なかでも写真の「Kチェア」は同ブランドを代表する家具で、発売から50年以上経った今でも多くの人に愛されています。使い込むほどに味わいのでる木フレームとレザーをじっくりと育てていく楽しみがあります。
ブランド2
『カールハンセン & サン』
北欧・デンマークを代表する家具メーカーです。代表作はデンマーク出身の巨匠ハンス J. ウェグナー氏によってデザインされた「Yチェア」。木材の持ち味を生かしつつ、美しさだけではなく、機能性・品質も優れた家具を長年作り続けています。クラフトマンシップ、伝統技巧が光る家具は長く付き合いたい銘品です。
ブランド3
『アルテック』
1935年に建築家のアルヴァ・アアルト氏、アイノ・アアルト氏、マイレ・グリクセン氏、ニルス=グスタフ・ハール氏の4人によって設立されたのが『アルテック』。数ある作品の中でも代表的なのが「スツール60」です。シンプルなスツールは座るだけではなく、ディスプレイ台やちょっとしたラック代わりにもなります。他にも長方形のテーブル「80A」、半円型テーブル「95」など今でも人気のある家具が揃っています。
ブランド4
『アクメファニチャー』
アメリカンヴィンテージから得たインスピレーションをベースにしている『アクメファニチャー』。オリジナルとヴィンテージのそれぞれの良い部分をMIXした家具、雑貨はモダンなスタイルの部屋とも相性が良く人気があります。現代の生活にマッチするヴィンテージ風の家具や、濃い色の家具でも武骨過ぎず、味わいのあるテイストをお探しの方におすすめです。
ブランド5
『ジャーナル スタンダード ファニチャー』
トレンドを取り入れたファッションアイテム、コレクションを多く取り揃えるセレクトショップ「ジャーナル スタンダード」のインテリアショップがこちら。価格帯は『アクメファニチャー』よりややリーズナブルで、ヴィンテージライクなデザインの家具や小物、現代のライフスタイルに合わせた便利なアイテムまで幅広い商品が揃います。もちろんどれもおしゃれなところもうれしいポイントです。
お手頃価格で探すなら。コスパ抜群のインテリアブランドもチェック
かっこいいブランド家具も良いけれど、正直そこまで財布のひもを緩められなかったり、引っ越しで他にお金がかかったり。でもおしゃれな家具を探したい……! そんなときの強い味方になるコスパ抜群のインテリアブランドです。大手からWEB限定まで集めてみました。
ブランド1
『イケア』
1943年創業の北欧、スウェーデン発祥の家具ブランド。創業当時は通販業としてスタートし、現在は世界各国で事業展開をしています。低価格だけど、デザインもおしゃれなのがうれしいところ。家具だけではなく、ファブリック、収納用品、キッチン雑貨など、商品カテゴリと数がとにかく豊富。家に必要なアイテムがまるっと揃うのではないでしょうか。
ブランド2
『ニトリ』
1967年創業の家具大手『ニトリ』。全国展開、CMなどでもお馴染みですよね。最近では『ビームス』とのコラボアイテムを発売。おしゃれなだけではなく、実用性も兼ね備えたデスクやテーブルなどがあります。季節ごとのアイテムはもちろん、時代背景に合わせた家具の展開もあり、“こんなのあったらいいな”と機能性のあるものを探している人はぜひチェックを。もちろんコスパも◎
ブランド3
『ロウヤ』
2006年スタートのオンライン限定ファストインテリアブランドです。トレンド感と実用性を求めた家具や雑貨を多く取り扱っています。ARで試し置きしたイメージを作れるアプリがあったり、トレンドがわかる特集ページがあったりと楽しめる要素が多いので定期的に覗いてみたくなるお店です。ライフスタイルや、その時々のトレンドに合わせて家具を変えることが好きな人にもおすすめです。
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