エスパドリーユを徹底解説。人気ブランドからコーデ術まで

エスパドリーユを徹底解説。人気ブランドからコーデ術まで

エスパドリーユってそもそも何? という疑問から、選ぶべきブランドにおしゃれな着こなし方まで、エスパドリーユについて幅広く紹介します。

植木 麻利子

2018.06.13

サンダル
エスパドリーユ
夏の着こなし・コーデ

涼しげで軽快。エスパドリーユが大人の夏に似合う

サンダルほどカジュアル過ぎず、上品な印象のエスパドリーユ。ひと昔前はリゾートシーンで活躍していましたが、今では夏にふさわしい軽快感と履きやすさでデイリーに愛されるアイテムに昇格しています。デザインも目を引くカラフルなモノから、クールにキマるシックなモノまで揃い踏み。程良く抜けも作るエスパドリーユを、今から購入するならどう選ぶべきか。そんな質問に回答します。

そもそもエスパドリーユとは?

エスパドリーユとは底にジュート(麻)を使用した、キャンバス地の靴のことで、略して「エスパ」とも呼ばれます。

地中海地方で誕生して愛され続けてきましたが、数年前に『シャネル』がエスパドリーユを発表したことから再び火がつき、今では夏のカジュアル靴として定番化。単色カラーが主流でしたが、最近では柄モノをはじめビットやタッセル付き、レザー素材までバリエーションも豊富になってきています。軽やかな足元を作るアイテムとして、夏にマストな逸品なのです。

エスパドリーユを履く、ベストな時期とは

エスパドリーユの季節はズバリ、夏。足首を露出するパンツに合わせて素足で履けば、品良く涼やかな印象を作り出すことができます。ただ、エスパドリーユの底はジュートでできているモノが多いので、水には滅法弱いという欠点も。雨の日は避けた方が無難でしょう。

カジュアルか、キレイめか。似合う着こなしとシーンは

サンダルと比べて甲がある分、使えるシーンは意外と幅広いのも特徴。ハーフパンツと合わせればカジュアルにもなりますし、セットアップならきれいめにも着こなせます。ただ、リゾートウェディングなどのラフなパーティーなら履けるケースもありますが、正装が必須であるフォーマルシーンは避けましょう。

今季狙うべきデザインってこういうこと

間違いのない定番を買うのもいいけれど、周りと差をつけるなら、やはり旬顔を狙いたいでところ。今年人気のデザイン、かつコーデを選ばない逸品を見つけるポイントを知っておきましょう。

ポイント1大人の抜け作りにはレザーのエスパドリーユ

今年のエスパはレザーが台頭。キャンバスではカジュアル過ぎてしまう……、というとにきは、ここぞとレザーをセレクトしてみてください。スエードならば、毛足が短く光沢のあるモノが良いでしょう。軽快感はそのままに、大人の品格がいとも簡単に手に入ります。汎用性も抜群だから、1足あれば重宝間違いなし!

ポイント2リラックス感を加速する、デザイン性の高い1足

従来はジュートになじむ白系の糸でアッパーと縫い合わせていますが、昨今では目立つ糸をあえて使ったり、ジュート自体を染めてカラフルソールにしたりとしゃれたひとクセ加えたタイプが出てきています。たった数センチのラインだけで全身を見違えさせるので、すでに定番を持っているという方はこちらもおすすめ。

ポイント3ジャケパンとも高相性の飾り付きデザイン

ビットやタッセルなど、アッパー部分に装飾がついたおしゃれエスパも続々と登場。装飾がプラスされることで高級な雰囲気を醸すようになります。ジャケパンなどのビジカジスタイルにもマッチしますし、ハーフパンツなどのカジュアルスタイルなら大人顔に仕上げてくれます。

狙うならこれ! 人気ブランドの推しアイテムをチェック

エスパは使い勝手のよいベーシックなモノが多いですが、エスパ初心者なら人気ブランドで安心を得たいですよね。ここでは定評のあるエスパドリーユブランドをお届けします。

ブランド1『カスタニエール』

港湾労働者や農民の作業靴だったエスパドリーユをファッションアイテムとして躍進させたのが、1927年に創業した『カスタニエール』。1960年代後半には『イヴ サンローラン』から製作依頼を受け、ファッション業界に名を知らしめました。今も『イヴ サンローラン』や『ルイ・ヴィトン』などのメゾンブランドから受注生産を請け負う実力派で、エスパドリーユの代名詞的存在となっています。品のあるデザイン、歩きやすさに定評のある老舗中の老舗です。

ブランド2『ガイモ』

靴の製造業で有名なスペインのアルネドで1978年に誕生。『ガイモ』のエスパドリーユは伝統工芸の技術を用い、ひとつひとつハンドメイドで仕上げられていることで有名ですが、何よりもデザイン性の高さが人気の秘密。エスパドリーユで新しいデザインが欲しいと思ったら、『ガイモ』から探してみるのも手ですね。レースアップ、ビット付き、旬柄など豊富なラインアップが揃います。

ブランド3『ソルドス』

L.A.セレブが火付け役といわれている、2009年にスタートした新参ブランド。創業者ニック・ブラウン氏がエスパ界に送り込んだのは現代風のカラーリングやポップなプリントファブリックなどを使ったエスパドリーユ。男女ともに豊富なカラーバリエーションが展開されており、2足3足と購入したくなるブランドです。気になる履き心地は、もちろん申し分なし。履き込むほどに足にフィットして、どんどん履きやすくなると定評があります。

ブランド4『トムス』

アルゼンチンのある村で子供たちが靴を買えないという現実を知ったアメリカ人のブレイク・マイコスキー氏により、その子供たちを救いたいという願いから2006年に創立。「1足の靴の購入で裸足で生活する子供たちに新しい1足が贈られる」というカンパニーコンセプトを掲げて活動。定番であるクラシックシリーズはレディースだけでなく、キッズも展開。親子でおそろいコーデを楽しめるのもこのブランドならでは。

ブランド5『サルヴィ』

ジュートソール専門メーカーを出自とする『サルヴィ』はエスパドリーユのメッカ、スペインのシューズブランド。エスパドリーユでは珍しく足の形に沿った左右非対称のソールを採用しており、通常の靴のようなしっかりしたフィット感を味わえるのが最大の特徴です。上品なたたずまいのアッパーはフェイクスエードなのでお手入れも楽ちん。甲高の人でも安心なサイドゴム付きというのもうれしいポイントです。

エスパドリーユを取り入れた旬な着こなしを披露

最新のデザインからおすすめブランドまで学んだ後は、コーデ実例を紹介します。汎用性抜群のエスパドリーユで、きれいめカジュアルからリゾートテイストまで楽しみましょう。

▼実例1:定番カジュアルは足元のインパクトで勝負

無地の定番色をシンプルに履くのもいいですが、せっかくのシーズンアイテムですから、カジュアルにおいては色も柄も少し遊びを効かせたいところ。色ならピンク系やホワイト、柄はボーダーやストライプ、カモフラならあわせやすいはず。

コーデ1カモフラを際立たせたシンプルコーデ

こちらは、モノトーンコーデにカモフラ柄エスパをプラスした簡単大人コーデ。色彩を抑えてきれいにまとめたスタイルですが、夏にモノトーンは重くなりがち。なので、必ず足元で抜けを作るようにしましょう。例えば、短パンやロールアップ、シューズの素足履きなど。そうすることで、自然と靴の柄も際立ちます。

コーデ2夏らしいマリン感を足元で

シンプルな短パンコーデに夏のスパイスとして取り入れたのが、『グローバルワーク』のボーダーエスパドリーユ。トップスで使うことが多い柄ですが、足元の小さい面積で取り入れることで逆に目を引き、大人感も倍増しています。

コーデ3キャッチーなピンクも、エスパなら自然に

トレンドですが、ボリュームがある分やや難易度高めなワイドジーンズ。ビビッドなピンクなどのアクセントカラーでポイントを足せば、コーデにリズムが生まれて軽快なスタイルにチェンジします。ピンクは、女性ウケも良いカラー。好印象を狙うなら検討してみましょう。

▼実例2:襟付きアイテムとの着合わせでキレイめに昇華

エスパドリーユを上品に大人っぽく着るなら、ジャケットやシャツが◎。襟付きアイテムのきちんと感はやっぱり偉大です。これならジーンズとの合わせでも、カジュアルながら上品な雰囲気に見えてきます。ビジネスカジュアルにまで使いたいなら、エスパドリーユはレザーを選ぶと良いでしょう。

コーデ4プレーントゥ感覚で全体を引き締める、黒エスパ

ストライプはストライプでも、細すぎず太すぎずのピッチが最旬。印象の強いアイテムなので、子供っぽく見えないようパンツにタックインしてスマートに着こなすのがおすすめです。足元はトップスに華があるぶん、『チャオパニック ティピー』の黒エスパドリーユで控えめに仕上げてバランスを調整しました。

コーデ5単色エスパなら、シャツの知的さを損なわない

夏の鉄板であるマリンスタイルがこちら。ネイビー×白は爽やかさを倍増してくれるうえに、知的な印象も与えてくれる優れた組み合わせ。足元をスニーカーではなく、エスパで軽快さをアップしたところに大人の余裕が感じられます。

コーデ6かっちりしたセットアップでは、程良いカジュアルダウンがキモ

クリーンなセットアップを、エスパで程良くカジュアルダウンした好例。上品なモノトーンのセットアップと足元のカジュアルなカモフラ柄という相反するイメージを組み合わせることで、こなれ感を引き出しています。黒フレームのアイウェアで印象を引き締めたのも、知的さアップのポイントです。

▼実例3:リゾート風コーデは“大人リラックス”がカギ

地中海地方で生まれただけあって、リゾート風コーデは得意なエスパ。ですが、合わせ方次第ではさらに大人のゆとりも感じさせられます。合わせのポイントは抜け感をプラスすることと、軽やかな素材でリラックス感を高めること。簡単テクニックなので、ぜひ挑戦を。

コーデ7ウェアの気軽さを、ボーダーでさらに加速

ハーフパンツで軽やかなスタイルに仕上げると同時に、バンドカラーシャツで抜け感をさらにアップ。暑さが増してきたら、無造作に袖もまくれば季節感を装えます。『セブンデイズサンデイ』のボーダー柄エスパも、今どき感をランクアップすること請け合いです。

コーデ8ボリュームのあるコーデとも、好バランス

注目してほしいのが、リラックス感のあるややゆるめのサイジング。ボリュームのあるシルエットは、着心地でも見た目でも極上のリラックス感を生み出します。そこに大ぶりなシューズを合わせると野暮ったくも見えてしまうので、そこはコンパクトなエスパでバランスを。ヤシの木プリントの『ゴア』のエスパでも十分マリン感が補完できるので、無地Tシャツでより大人感をランクアップさせるのもおすすめ。

コーデ9アロハシャツのリゾート感を、レザー素材でクリーンに格上げ

アロハシャツを取り入れた、オーセンティックなリゾート風スタイル。アロハシャツはカラフルすぎないベージュ主体のモノをセレクトして全身をワントーンでまとめれば、品の良い仕上がりに。『ガイモ』のエスパもレザーなので、ツヤ感も加わり大人の色気も漂っています。

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