ミリタリーウォッチの系譜。ハミルトンのカーキ、魅力とおすすめを徹底解説

ミリタリーウォッチの系譜。ハミルトンのカーキ、魅力とおすすめを徹底解説

アメリカの名門ウォッチメーカー『ハミルトン』。同ブランドの入門機として人気が高いのが、「カーキ」です。特徴を踏まえつつ、大人の腕にふさわしい10本をご紹介します。

Hiroshi Watanabe

2019.05.24

ハミルトン(HAMILTON)
腕時計

『ハミルトン』の代表ライン。「カーキ」とはどんなモデル?

第二次世界大戦中、アメリカ軍の兵士たちに親しまれていた軍用腕時計をルーツに持つ「カーキ」。そんな背景からかミリタリーウォッチの代表格として認知されており、腕時計にこだわりのアル方なら1度は手にしたことがあるのではないでしょうか。初心者から腕時計玄人までを魅了する、そんな「カーキ」の魅力を今一度確認してみたいと思います。

ハミルトンの名機10選。アメリカ生まれの時計ブランドを深掘り

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アメリカ経済の発展期に創業した『ハミルトン』は、鉄道時計や軍用時計の開発で信頼性を高めた。現在はスイスを拠点に、高コスパかつ高品質な腕時計を手がけている。

ワダ ソウシ

『ハミルトン』といえば「カーキ」。同シリーズならではの魅力を探る

軍用ウォッチとしての系譜にある「カーキ」。陸・海・空それぞれのシチュエーションで必要とされる機能を搭載した、個性的なモデルを数多く有しています。耐久性や視認性などミリタリーウォッチとしての実用性を基本としながら、タウンユースやビジネスシーンにも対応する多彩なデザインを選べるのも「カーキ」の大きな魅力です。

「ベンチュラ」や「ジャズマスター」など他の人気シリーズとの違いは

『ハミルトン』の人気ラインといえば、世界初のエレクトリックウォッチとして名を馳せたアシンメトリーデザインの「ベンチュラ」や、スマートでスタイリッシュな表情を持つ「ジャズマスター」も有名です。比べて「カーキ」は、フィールドウォッチとしての堅ろうさと機能性に加え、武骨でマニアックなイメージが魅力。アメリカをルーツとする、どことなく男っぽい雰囲気が漂います。そして何よりコストパフォーマンスに優れたモデルが多く、機械式腕時計の入門機としても重宝されています。

『ハミルトン』の「カーキ」はどんなシーンに似合うのか

ここまで男っぽくタフな時計であると紹介してきましたが、モダンな顔立ちのモデルも揃う懐の深さもまた、「カーキ」の持ち味。オフのカジュアルスタイルはもちろん、ポリッシュの効いたメタルブレスモデルを選べばオンタイムのスーツスタイルまで幅広く着用することができます。同じ『ハミルトン』でも、「ジャズマスター」や「イントラマティック」ではクリーンすぎて物足りない……、と感じるなら、「カーキ」シリーズを掘り下げてみるのも良いでしょう。

『ハミルトン』のカーキ。押さえておくべき定番モデルを紹介

「カーキ」は、フィールド(陸)、ネイビー(海)、アヴィエーション(空)、の3つの種類に大別され、それぞれ魅力的なモデルがラインアップされています。まずはそれぞれの定番ともいえる代表的なモデルを紹介します。

“陸”の腕時計1カーキ フィールド オート

第二次世界大戦でアメリカ軍が使用した、通称“ハックウォッチ”がルーツとなるシンプルなフォルムのフィールドウォッチ。グリーンのダイヤルやキャンバスのバンドなど、ラフになりすぎないシックな表情になっており、大人のカジュアルスタイルによく似合う上品な1本です。「カーキ フィールド」は手巻き、というイメージもありますが、ETA社のロングパワーリザーブムーブメントの恩恵にあずかれる自動巻が実用的です。

“陸”の腕時計2カーキ フィールド オート メタル

「カーキ フィールド オート」に良く似たルックスですが、ダイヤルをブラック、バンドを鏡面仕上げのステンレスに変更することで、オンタイムのスーツスタイルにも対応できるミリタリーウォッチとして成立します。ケースも38mmとゴツすぎないのも好印象。もちろんカジュアルスタイルにも相性抜群です。

“海”の腕時計1カーキ ネイビー パイオニア

1940年代にアメリカ海軍の要請で開発されたマリンクロノメーターをモチーフとしたドレスウォッチ。懐中時計からのコンバートウォッチに見られるワイヤーラグ風のラグや、装飾性のあるインデックスが程良いレトロさを匂わせます。その一方で、シンプルで上品なデザインとブルーのダイヤルが洗練されたイメージを演出。ビジネスシーンやきれいめカジュアルによく似合う1本です。

“空”の腕時計1カーキ パイロット パイオニア

1970年代に英国空軍に採用された航空時計がモチーフです。視認性の良さに加え、リューズを保護するためのアシンメトリーケースや特徴的なサブダイヤルの配置を継承したクラシカルな表情が魅力。引き締まった印象の黒文字盤により、オン・オフ問わずに着用できるオールラウンダーとして活躍します。

“空”の腕時計2カーキ アヴィエーション ETO

ETOとは“Estimated Time Over”の略。ケース両サイドのボタン操作で、目的地までの時間、距離、速度を知ることができるパイロット専用の機能を搭載しています。デザインとしては、42mmのケースに肉厚なステッチ入りレザーベルトを装着したスポーティで男らしい雰囲気が魅力。カジュアルスタイルの腕元によく映えます。

まだまだ知りたい。『ハミルトン』の「カーキ」おすすめモデル

定番を押さえた後は、さらにそこから派生する5本を紹介していきます。ミリタリーウォッチをルーツとした「カーキ」らしいミリタリー感と都会的なデザインを併せ持つ、とくに人気の高い自動巻きのムーブメント搭載モデルにこだわって選んでみました。

1本目カーキ フィールド オート 44mm

シンプルなフォルムに「カーキ フィールド」の伝統がしっかりと感じられるこのモデル、迫力のある44mmのケースにブラックのダイヤルと、男らしさを感じさせる部分が魅力です。もちろんオン・オフ問わずに使えます。バンドをメタルやテキスタイルに替えて、違った雰囲気を楽しむのもおすすめです。

2本目カーキ フィールド オートクロノ

「カーキ フィールド」の持つ武骨なイメージはそのままに、縦目2カウンタークロノグラフとデイデイト表示を備えたオーセンティックな表情に。こちらのモデルでは、さらにストラップからケース、インデックスまでブラックで揃えることでタフながら洗練された印象を加味しています。なお、ストラップの素材はテキスタイルのようにも見えますが、レザーを裏貼りしたラバー。10気圧防水も備えるなど、実用面でも申し分ありません。

3本目カーキ ネイビー オープン ウォーター オート

アメリカ海軍の特殊潜水部隊“フロッグマン”のために開発された潜水時計に着想を得た本格ダイバーズ。46mmのチタン製ケースに1,000mの防水を搭載した本格派の仕様は、オーバースペック好みのメンズにはたまりません。視認性を重視したアルミ製の赤いベゼルとラバーバンドが、面構えに凄みと説得力をもたらしてくれます。夏場などは白Tシャツ1枚にこれを身に着けるだけで、スタイルが完成します。

4本目カーキ アビエーション パイロット パイオニア オート

1970年代の英国空軍用時計をモチーフとしたこのモデルは、オリジナルの特徴を受け継ぐアシンメトリーケースやドーム型風防、テキスタイルバンドなどミリタリーのエッセンスが凝縮されています。2時位置のリューズでは内径のインナーベゼルを回転させることができ、ダイバーズウォッチのような働きをさせることも可能。ムーブメントも80時間連続稼動を実現するH-10を搭載するなど、シンプルなルックスながら魅力にあふれた1本です。

5本目カーキ アビエーション X-ウィンド

腕時計では初となる偏流修正角計算機能が搭載された本格的な航空時計。優れた視認性と迫力のある44mmケース、そしてシースルーバックと、機械式腕時計を所有する喜びを感じさせてくれます。カジュアルスタイルにはもちろん、3連ステンレスブレスの端正なルックスは、スーツの袖口からのぞかせてもこのうえない存在感を放ってくれます。

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Hiroshi Watanabe

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黒野 一刻

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