腕元で薫るエレガンス。ハミルトンのジャズマスターを徹底解剖

腕元で薫るエレガンス。ハミルトンのジャズマスターを徹底解剖

数ある『ハミルトン』のシリーズの中でも、ドレッシーなルックスからビジネスマンからの支持も厚いジャズマスター。特に注目すべきモデルを、ピックアップしました。

Hiroshi Watanabe

2019.05.23

ハミルトン(HAMILTON)
腕時計

『ハミルトン』屈指の人気ライン。「ジャズマスター」とはどんなモデル?

アメリカを発祥とする名門ウォッチメーカー『ハミルトン』。そのシリーズの中でも、ビジネスマンを中心に支持率が高いのが「ジャズマスター」です。『ハミルトン』のコレクションは、大きくミリタリー系とアメリカンクラシック系に分けられます。ジャズマスターはそのうち後者に分類されるシリーズ。音楽の”ジャズ”のように革新と現代性を兼ね備えるコレクションでありたいとの思いから名付けられています。全体を通して上品さを感じさせる、洗練されたデザインが特徴です。

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アメリカ経済の発展期に創業した『ハミルトン』は、鉄道時計や軍用時計の開発で信頼性を高めた。現在はスイスを拠点に、高コスパかつ高品質な腕時計を手がけている。

ワダ ソウシ

「ジャズマスター」はなぜ大人を惹きつけるのか

ドレス顔のモデルからスポーティな1本まで、多彩なラインアップをリリースする「ジャズマスター」。ですが、そのどれもがアメリカンクラシックの名に恥じない非常にシックでエレガントなデザインとなっています。加えて、現在では生産を時計大国・スイスに移すことで外装だけでなくムーブメントの質も向上。より実用時計としての地位を確かなものとしています。

『ハミルトン』の「ジャズマスター」。押さえておくべき定番モデルを紹介

ひと口に「ジャズマスター」といっても、そのルックスやコンセプトは多種多様。どれを選べばいいか非常に悩ましくも、楽しいのが「ジャズマスター」の魅力です。まずは押さえておいて間違いのない、定番と呼ぶべきモデルを紹介します。

1本目シンライン スモールセコンド クォーツ

スリムでスッキリとしたケースで、トラディショナルな外観が特徴の「シンライン」。そのシンプルさから、きれいめカジュアルコーデやスーツスタイルにも好相性です。ミニマルな一方で、アラビアインデックスをプリントではなくアプライドで表現していたり、立体的なスモールセコンドを搭載するなど、高級感を漂わせるディテールが光ります。クォーツモデルは価格も控えめとなっており、腕時計初心者の方でも手の届きやすいがうれしいところ。はじめての本格派腕時計としてもおすすめです。

2本目ビューマチック オート

普遍的でシンプルなデザインと、ポリッシュとヘアラインを使い分けた美しいケースが特徴的な、「ジャズマスター」を代表するモデル。繊細なサンレイ仕上げとブランドイニシャルの“H”を象ったメタルブレスなど、悪目立ちしないさりげない装飾性が物欲を刺激します。ケース径のバリエーションも豊富で、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンとスタイルに対応可能です。ムーブメントもETA社の80時間ロングパワーリザーブのモノを使用しているので、実用面でもピカイチです。

3本目クロノ クォーツ

シックなクロコ型押しのカーフベルトに、あしらいを3種3様に変えたインダイヤルが強烈なアクセントを残す個性的な1本。高い人気を誇る「ジャズマスター」のクロノグラフのなかでも、カジュアルに着けこなすならもってこいのモデルです。42mm径、12.13mm厚とボリュームも満点。肉厚な型押しカーブベルトも、アメリカらしいマッシブで男らしい空気を漂わせます。

4本目オープンハート オート

大胆にカットされたオープンスタイルのダイヤルから腕時計の“ハート”であるムーブメントが覗く、躍動感のあるデザインの「オープンハート」。機械式時計を持つ喜びを実感させてくれる、『ハミルトン』らしい独創的なデザインです。シックな黒文字盤とドレッシーな5連風ブレスにより、ビジネスにも対応可能な懐の深さを見せてくれます。

5本目シービュー デイ デイト オート

「ジャズマスター」のトラディショナルな外観と「カーキ」の武骨な男らしさを併せ持ったような「ジャズマスター シービュー」。ダイバーズウォッチをベースとするデザインですが、細身のベゼルとシャープなインデックスにより重厚な印象は皆無。あくまで都会的な1本として身に着けることができます。100m防水で実用性も担保している点もポイント。

バリエーション豊富な「ジャズマスター」のラインアップをチェック

定番を知った後は、デザインもスペックもさまざまな「ジャズマスター」の人気モデルを見てみましょう。「ジャズマスター」シリーズの懐の深さをうかがい知ることのできる、秀逸なルックスの8本をピックアップしてみました。

1本目オープンハート オート 36mm

上で紹介した「オープンハート オート」と大きく異なる点は、ケースサイズ。ムーブメントの幅ギリギリまでそぎ落とした36mm径により、従来の同モデルよりエレガントな顔立ちに生まれ変わりました。これまで3、6,9、12時位置に配置していたアラビアインデックスもバーに置き換えることで、遊びの利いたオープンハートながらビジネスにも似合うドレス顔に仕上がっている点にも注目です。ちなみに、こちらのモデルには従来より磁気帯びしにくくなった新開発のひげゼンマイ、二ヴァクロン(TM)を採用。技術面でも、最先端なんです。

2本目シンライン オート

上記で紹介した「シンライン」シリーズの1本ですが、こちらは縁に向かって湾曲するクラシックなダイヤルとヴィンテージを思わせる優しい色味のサンレイダイヤルを併せ持つ趣深い1本。ロゴも「イントラマティック」同様に、50年前の古き良き時代のものを採用しています。当時を彷彿とさせる7連ビーズブレスは腕馴染みも良好です。

3本目マエストロ オート クロノ

上品でクラシカルな雰囲気とスポーティなクロノグラフが融合した「マエストロ オート クロノ」は、『ハミルトン』のなかでも上位機種に位置するモデル。45mm径の大ボリュームとラグジュアリーさ漂うピンクゴールドのインデックスが、他の「ジャズマスター」とはひと味違う品格を感じさせます。

4本目ビューマチック スケルトン ジェント

ケースの裏だけでなく、表からもETA社による『ハミルトン』専用ムーブメントの繊細な動きを楽しめるスケルトンモデル。流れるようなカッティングの施された文字盤と、文字盤をぐるりと1周する堂々たる“HAMILTON VIEWMATIC”のモデル名もユニークな1本です。

5本目トラベラー GMT

くさび形インデックスによるシンプルでスタイリッシュなルックスに、2つの時刻を読み取ることのできるGMT機能を搭載。控えめながら洗練されたデザインとオーストリッチベルト、ETA社の自動巻きムーブメントを使用した「トラベラー GMT オート」は、クラス感ある男の腕元を演出してくれます。ねじ込み式リューズによる20気圧防水に加え2時位置のリューズでインナーベゼルも回転できるなど、機能面でも充実しています。

6本目デイ デイト オート

シンプルな文字盤が上品でクラシカルな表情を生む「デイ デイト」。トラディショナルでありながら洗練されたデザインと、漆黒のダイヤルが織りなすシックな佇まいが普遍的な魅力を感じさせます。一方で、12時位置に扇形に配置された曜日表示がさりげない個性と遊び心を演出。仕上げを変えることでリズムを生んだ、3連のSSベルトもスタイリッシュです。

7本目ジェント クォーツ

シンプルでクラシックなウォッチにモダンな雰囲気をプラスした「ジェント クォーツ」。38mm径という、昨今のスモールウォッチ需要にも即した高感度な1本です。クォーツムーブメント搭載でコストパフォーマンスに優れ、オン・オフ問わずに使える万能さも売りの1つ。右側面の自然な膨らみによるリューズガードも、実用性を高める意匠です。

8本目レギュレーター

時針・分針・秒針がそれぞれ独立して駆動するレギュレーターモデルも、「ジャズマスター」からリリースされています。42mm径の程良い大きさは存在感がありながらも、くさび型のアプライドインデックスや細字体のフォントが繊細な印象を与えます。一コマずつポリッシュとサテンを使い分けて磨き上げた5連ブレスの仕上げも、実に見事。

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黒野 一刻

服飾専門学校卒業後、メーカー勤務を経て独立。現在は自社ショップに立つ傍ら各種デザインや企画、ファッション系のフリーライターとして活動。
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