改めて紹介。『ラルフローレン』とは?
NY出身のデザイナー、ラルフ・ローレン氏によって設立された『ラルフローレン』。英国の伝統的なファッションをアメリカのフィルターを通して提案したコレクションは多くの共感を呼び、アメトラやアイビー文化の醸造において大きな役割を果たした。トム・ブラウン氏やマイケル・タピア氏など、そこから巣立っていった今をときめくデザイナーの多さからもその影響力がわかる。
今注目のアイテム。『ラルフローレン』のキャップのなかでも注目すべきアイテムは?
『ラルフローレン』といえば、ポロシャツはあまりにも有名。さらに、ジーンズ、シャツ、ニットといったウェアから香水といった雑貨まで、その豊富なラインアップも魅力に挙げられる。そんななか、注目されているのがキャップ。さりげなく入ったポロプレーヤーの刺しゅうがアイコンで、クラシックな佇まいのBBキャップやバケットハットなど、種類もさまざま。
検証。『ラルフローレン』のキャップは今の着こなしにハマる?
子供っぽい印象、と敬遠しがちなキャップ。ただ、『ラルフローレン』のそれは、さりげないロゴ使いやクラシカルなフォルムにより大人カジュアルにもしっかりハマる。数多くのファッショニスタたちの着こなしを見ればよくわかるだろう。
定番のボーダー柄のバスクシャツに羽織ったのは、粗野感がのったハンターコート。海と山を巧みに織り交ぜた技ありな着こなしに、こなれ感を添えているのがストリートの要素だ。『ラルフローレン』のキャップや『バンズ』のスニーカーによるアシストが、今っぽさを醸している。
90年代後半のストリートムーブメントを思い起こさせるシンプルな着こなし。ビッグロゴのパーカ、短丈のジーンズ、スポーツソックスに懐かしさを覚える。ただ、それが古めかしく見えないのはシルエットバランスや、キャップ、シューズといった小物のアシストによるもの。
カラフルな色が旬とはいえ、いきなり取り入れるとなると少々難解。となれば、まずは周囲を“いつもの”カラーでまとめながら、差し色として小物から手を出すのが慣れるには格好だ。こちらでは、さらに8分丈ほどに設定したチノパンや裾から垂らしたGIベルトでストリート仕様に仕上げている。
淡白になりがちなショートパンツスタイルは、スパイシーな色や柄で味付けを。こちらは、カモ柄でミリタリー色を強めつつ、鮮烈な赤のパーカーでリラックス感とトレンド感をスタイルに持ち込んだ計算ずくめなコーディネート。インナーやキャップのネイビーで落ち着かせれば、大人でも挑戦しやすい。
今の着こなしに活用できる『ラルフローレン』のキャップ
小ぶりなポニーのロゴが特徴の『ラルフローレン』のキャップ。しかし、同ブランドのキャップがこれだけ好まれるワケは、何もそれだけではない。その多彩なデザイン性も魅力の1つに挙げられるだろう。定番から特徴的なモノまで、代表的なアイテムを厳選して紹介。
アイテム1ストラップバックキャップ
定番かつ一番人気のストラップバックキャップ。浅めの作りで今シーズンらしい雰囲気にまとめ上げるには格好のアイテムと言える。豊富なカラーリングも魅力なので、色違いで購入するのもおすすめしたい。
アイテム2シャンブレー ベースボール キャップ
深みのある色みが特徴的なシャンブレー素材の逸品。あえて洗いをかけ、こなれた雰囲気に仕上げてみてはいかがだろう? 秋に重宝するナイロンジャケットはもちろん、ジージャンとも好相性なスタイリングにまとまるはずだ。
アイテム3ベア チノ キャップ
『ラルフローレン』のもう1つの“顔”として知られるのが、こちらのポロベアー。ブランドアイテムをラフに着こなしたキャラクターがなんとも愛くるしい。それをセンターで主張させたのがこちらのアイテム。コットン生地が被りやすく、サイズ調整が可能なのもうれしい。
アイテム4キャップ
まるでアメリカンスポーツのチーム名を施したようなビッグロゴをフロントへ。ポニーロゴとは一線を画す、アメカジを前面に押し出したデザインは、大人も与しやすいはず。全体へウォッシュ加工を施しくすんだ風合いに仕上げられている点も、こなれ感を演じるにはいい。
アイテム5キャップ
アメリカを代表するブランドだけに、星条旗のワッペンを施したデザインもしっくりくる。何年も使い込んだかのような色あせた表情や、シーム部分に見られるアタリなど、アーシーなデザインはブランドの真骨頂。背後にさりげなくポニーロゴを入れている点もグッとくる。
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