
元祖を知る。ヴァンズのオーセンティック、魅力とコーデ
『ヴァンズ』が創業して最初に作られた、スタイル#44のデッキシューズ「オーセンティック」。半世紀以上たった今でも支持される魅力、合わせ方や注目作まで紹介します。
『ヴァンズ』の原点。オーセンティックとは?
昨年が創業50周年だった『ヴァンズ』。「オーセンティック」は創業時の1966年に生まれ、今もほぼデザインが変わらず、定番として人気を博しています。はじめはそれまでのスニーカー、いわばテニスシューズよりも、しなやかでグリップに優れるワッフルソールがスケーターに気に入られ、人気が拡大していきました。今では『コンバース』のオールスターや『アディダス』のスタンスミスらと並ぶ、スニーカーの大定番といっていいでしょう。
テイスト不問。『ヴァンズ』オーセンティックのコーデ実例集
名は体を表すといいますか、先ほど触れたようにスニーカーの大定番となったのは、オールスターやスタンスミスばりに、とにかく合わせやすい点が挙げられます。出自でもあるスケーター的なスタイルから、きれいめなコーディネートにも対応する汎用性の高さは、ホントにお見事です。
ポロシャツとコットンパンツでシンプルな夏の着こなし。いわばベーシックなスタイルにも、当然すんなりハマります。例えばオールスターHiやスタンスミスよりも、ちょっと砕けた印象になりますね。これもオーセンティックの特徴なので、スタイルの方向性にも活用できると思います。
こちらは問答無用で似合う、スケーター風のストリートスタイルです。ちなみに上のベーシックなスタイルとは違い、オーセンティックを合わせるとちょっとお行儀よくなる感じがします。例えば『DCシューズ』や『グラビス』あたりを履くと、ゴリっとスケーター方向にいきますが、クラシカルなオーセンティックなら上品な感じがしてきます。
こちらは人気が再燃している、どことなく’90年代の香りがするスタイル。ヒップホップ、『トミーヒルフィガー』、バギーデニム、そんなキーワードな感じですが、こちらにも違和感なくフィットしています。オール白のモデルでクリーンな雰囲気を底上げしているのも、いいのかも。
オーセンティックはシンプルで上品な雰囲気がある内羽根式なので、スケーターが愛した靴ながらジャケパンスタイルにもなじんじゃいます。ハズし的な雰囲気もあるので、うまくいけばおしゃれ巧者な印象も得られそうです。履き口にパッドのあるエラだと、オーセンティックのようにすんなりはなじまないかも。
近頃注目のバンドTに、スリムなパンツを合わせて、ロックっぽいスタイル。これにも合いますね。ジャックパーセルだとグランジ感が出てきますが、オーセンティックだと程良く力の抜けた感じがします。もしチノショーツをはくなら、オールドスクールにしときましょう。
最近、よく見かけるのがスラックスとの合わせ。合わせやすさもいいのですが、どちらも定番同士なので、程良いハズしになるのが好都合です。王道のローファーもいいけど、今ならオーセンティックな気分、という人も多そう。またシャツのブルーとオーセンティックの色を合わせて、派手過ぎる印象がないのもポイント。
これからの季節はショーツにも合わせたいですね。こちらはグラミチショーツに合わせていますが、サーフトランクスなんかにも相性バッチリでしょう。またオーセンティックだとちょい上品、エラだとストリートな雰囲気になるので、使い分けてみるのもいいかも。
『ヴァンズ』オーセンティック。初心者も上級者も、定番カラーを押さえよう
ヴァンズの各モデルに共通していえることですが、オーセンティックはカラバリやアッパーの生地デザインが、非常に豊富な点も人気の要因。ただ合わせやすさを優先するなら、まずはネイビーや白、ブラックといったレギュラーカラーから押さえておくといいかも。
ファッションライターが狙う、今欲しい『ヴァンズ』オーセンティック
アナハイム・ファクトリー・コレクションのモデル。こちらは買いました。創業時のアナハイム工場で作られていたモデルを、忠実に復刻しているそうです。とくにソールからフォクシングテープのボリュームが違うのかも。最近は何でもかんでもフォクシングテープを白にしてスッキリさせがちですが、個人的に『ヴァンズ』やオールスターはラインありのほうが好きです。
‘80年代からある、ピーナッツとのコラボの第3弾だそうです。こちらはスヌーピーの親友の「ウッドストック」が、総柄でデザインされています。3、4年くらい前に出た、ドナルドの総柄オーセンティックもとても刺さりまして、そういうクセがあるのかも……(苦笑)。
春夏シーズンでよく登場する、トロピカルな総柄のヴァンズがいつも気になります。今季もいろいろありましたが、なかでも涼しげなカラーリングのパームツリーモデルがそそる一足。シーズン限定カラーなので、気になったら買っておいたほうがいいかも。セールまで待って、後悔することもよくあります。
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