
ナイキのサンダルが手放せない。その魅力と人気モデル、コーデ術まで完全網羅
空前の大ヒットとなった「ベナッシ」をはじめ『ナイキ』のサンダル人気はまだまだ衰え知らず。今こそ改めてその魅力や注目モデル、さらにはコーディネート術まで迫りたい。
今年も頼りたい、『ナイキ』のサンダル
足元事情において、今年もやはり『ナイキ』は欠かせない存在だ。それはスニーカーだけに限ることではなく、ことサンダルに関してもシーンを席巻し続けている。特に本格的な夏が到来するにあたり涼しげな着用感と足元の軽快さをプラスオンするうえで間違いなく頼りになるだろう。ラインアップも豊富で、シャワーサンダルが街履きとしても市民権を得た昨今において「ベナッシ」を筆頭にますます人気は加熱の一途を辿っている。もちろんそれだけでなく1980~90年代を思わせるスポーツトレンドが全盛となっている今、ハズせないアイコン的な逸品を多く抱えているため、『ナイキ』のサンダルは注目すべきアイテムといえるのである。
『ナイキ』のサンダルはなぜこんなに人気なのか?
スニーカー同様、サンダルはさまざまなメーカーやブランドが手がけているため数多くのアイテムが世に出回っている。そんな群雄割拠の中で『ナイキ』が選ばれる理由は大きく分けて2つある。漠然と“王道ブランドだから”と選ぶのも良いが、せっかく手にするならその魅力をしっかり押さえておきたいところだ。
理由1
快適な歩き心地を約束する確かな機能性
『ナイキ』の優れた機能性については、一度でもスニーカーに足を通した方なら理解できるはずだ。たとえ今まで履いたことがなくとも『ナイキ』が機能性を常に追い続けていることは、アップデートされたモデルが毎シーズン続々と発売されていることからもわかってもらえるだろう。サンダルに関してもその探究心は変わることなく、コンフォートを極めた履き心地が絶対的な共通項だといえる。スニーカーにも採用されるソールユニットやサンダル向けにアレンジされたフットベッドなど、少ないパーツの中にも快適性を追い求めたディテールが詰め込まれているのだ。
理由2
スタイリッシュなデザインが多く、大人の足元にもマッチしやすい
そしてブレイク最大の要因となっているのが、『ナイキ』ならではのスタイリッシュなデザイン。サンダルは少ないパーツ内でデザインを決めなくてはならない。アッパー部分を巧みに扱いブランドロゴのスウッシュを描いたシンプルなものから、ハイテク感のある意匠で都会的なスポーツ感を味わえるモデルなど、限られたスペースから“らしさ”をしっかりと感じることができる。そのため、ラフになりがちなサンダルスタイルもスタイリッシュにキメることができ、大人の足元にうってつけというわけだ。
シャワサン系、それともスポサン系? 『ナイキ』のおすすめサンダル14選
人気の理由を改めて確認したところで、さっそくこの夏必携のサンダルをご紹介していこう。王道の「シャワーサンダル」と、アクティビティにもおすすめの「スポーツサンダル」の2タイプに分けて総勢14モデルを厳選。今年のサンダル選びに困ったなら、ここからセレクトすればまず間違いはないだろう。
▼『ナイキ』といえばシャワーサンダル。押さえておきたいモデルをピックアップ
シャワーサンダルの人気の火付け役でもある「べナッシ」をはじめ、さまざまなバリエーションが展開中。甲部分とソールという限られたスペースしかない中でも、個性溢れるデザインが揃っているのはさすが『ナイキ』だ。全体的に安価なので手を出しやすいのもポイント。
アイテム1
ナイキ ベナッシ JDI
『ナイキ』のサンダルを象徴するモデルといえばこちら。昔ながらのオーセンティックなスタイルをモノトーンで仕上げ、アイコニックなブランドロゴのみをオン。日々の脇役としての利用価値からファッションアイテムにまで昇華させた、シャワーサンダル人気のけん引役といえるだろう。反発力をプラスしたフォームミッドソールや柔らかな素材を裏地に採用したフットストラップで履き心地は快適。
アイテム2
ナイキ アスナ
柔らかいメッシュのブーティと快適なフォームパネルの2つのパーツを組み合わせたアッパーには、シャワーサンダルではなかなか見かけることのないトグル付きの編み構造を採用。フットベッドには柔らかいフォームを選択し、快適な履き心地を1日中持続してくれる。また、アウトソールには丈夫なトレッドパターンが配されており、砂・歩道・トレイルに限らず高いグリップ力で安定した歩行が実現可能だ。
アイテム3
ナイキ アスナ クレーター
“スポーツとファッションをつなぐ”というコンセプトのもと、先述の「アスナ」にさらなるファッション性を加えたのがこの「アスナ クレーター」。基本となるパーツや機能は変わらないが、カラフルに彩られたアッパーやポップなフットベッドなど街履きとしてのデザイン性をアップデートさせている。足元で遊び心や抜け感を出したいなら、柄ソックスなどと一緒にコーディネートするのがおすすめ。
アイテム4
ナイキ べナッシ デュオ
王道モデルの「べナッシ」をベースにフットストラップを2本に分けたモデル。より足首に近い部分を支えることでフィット性を高め、長時間の着用が快適になっている。元々は歩行の安定性や安全性を求めるウィメンズモデルとして発売されたアイテムだったが、2ベルトスタイルの斬新さとファッション性の高さも相まって人気を集め、現在ではメンズサイズも展開中。
アイテム5
ナイキ オフコート スライド
『ナイキ』の代表的スニーカーである「エア フォース 1」のピポットサークルアウトソール、”NIKE“と描かれたブロックレタリングで伝統的なバスケットボールシューズをオマージュ。抜群に柔らかいフォームとリバイブ フォームで筋肉疲労のリカバリーをサポートし、柔らかいジャージー素材を裏地に施したストラップでしっかりとしたフィット性を確保。足元にインパクトを与えたいなら、迷わずインパクトのあるロゴ使いのこのモデルを。
アイテム6
ナイキ ビクトリー ワン
ビーチやスポーツ観戦での使用を踏まえて作られたクラシックな1足。そんな昔ながらのモデルに、柔らかさを向上させた新フォームと力学に基づいて設計されたクッションを使用したことでより現代的にアップデートされている。また曲線的なグリップパターンで足のズレを防いでくれるなど、ちょっとした遊びのシーンでも快適に過ごせるよう設計されている。
アイテム7
ジョーダン ブレイク
プレー前後のリカバリーサンダルをベースに作られた1足で、やや細身なフットストラップにアイコニックなジャンプマンロゴを載せたシンプル設計。フットベッドには滑りにくいようにアレンジされた独自の凹凸とラインが施され、その見た目がバスケットボールのようだとファンから愛されるモデルとなっている。スタイリッシュなロゴとスリムなストラップなので細身のパンツとも好相性!
アイテム8
ナイキ エア マックス 90 スライド
『ナイキ』を語るうえで欠かすことのできない伝説スニーカー「エア マックス 90」をサンダルに落とし込んだ逸品。ヒールにはビジブル エア ユニットを、アッパーにはタンタグやサイドパーツを組み合わせるなど、少ないパーツの中でも一目でそれとわかる象徴的なディテールを加えたユニークなデザインは目を引くこと間違いなし。ボトムズを選ばない「エア マックス 90」を継承しているだけあってコーディネートに合わせやすい。
アイテム9
ナイキ オフライン 2.0
近未来的なルックスで話題となっているのが、今年発売された「オフライン 2.0」だ。パッド入りの独特な形状のアッパーにはシューレースが施され、サンダルとしては斬新なデザインを採用。また、繊細なテクスチャーのマイクロビーズを使ったインソールが足をやさしくマッサージしてくれ快適な履き心地を実現してくれる。ヒールにはコルク素材も採用しており、異なる性質の素材のマリアージュも楽しめる1足だ。
▼機能に溢れて歩きやすさもピカイチ。スポーツサンダルタイプの推しモデル
続いてはよりアクティブに、よりスポーティに、よりアウトドアに特化されたスポーツサンダルタイプをごご紹介。シャワーサンダル以上に機能性へのこだわりを示し、また機能に応じたデザインが落とし込まれているためモデルによって個性はさまざま。それぞれルックスも申し分なしなので、夏ファッションのお供にぜひ。
アイテム10
ナイキ キャニオン
万能でパワフルなサンダルを意識して作られた「キャニオン」。通気性と耐久性に優れたアッパーとスニーカーのようなアウトソールにより足をしっかりと安定させることが可能だ。また、足裏には2種類の密度のフォームを採用し、柔らかくコンフォートな履き心地を実現。巷のストラップサンダルとは一線を画す安心感で、多様なシーンで重宝すること間違いなし!
アイテム11
ジョーダン LS
「ジョーダンLS」の最大の特徴はなんといってもアッパーに取り付けられたスタッシュポケット。この一手によりサンダルではなかなか出しにくいボリューム感や重厚さを感じさせてくれ、かつストリートな雰囲気を醸し出してくれる。またポケットは取り外しも可能で、外すと『ジョーダンブランド』を象徴するジャンプマンロゴがお目見え。2パターンのデザインを楽しめる、唯一無二のサンダルだ。
アイテム12
ナイキ エア リフト ブリーズ
ケニア人ランナーからインスピレーションを受け、グレートリフトバレーの断層をモチーフに日本の足袋のようなスタイルで1996年に発売された「エア リフト」。エア搭載型ソールを採用しながらも、足の自然な運動を促す構造と足が露わになる独特のルックスは今もなお新鮮。本モデルではアッパーにナイキ テック ウルトラ メッシュを採用することで、軽さと通気性の向上を果たした。
アイテム13
ナイキ ACG エア デシューツ+
クラシックな1990年代のアウトドアスタイルをイメージソースにした『ナイキ ACG』らしいアウトプットが魅力。足首周りのパッドや丈夫なウェビングストラップが絶妙なフィット性と安定感を叶えてくれ、柔らかく足先がそり返った仕様のソールが歩行時の前進をサポートしてくれる。3色あるカラバリの中でも特にこのクリームカラーは、他になかなかないこなれた色合いで、ファッションアイテムとしてもおすすめだ。
アイテム14
ナイキ アクア リフト
「エア リフト」のアイコニックなスプリットトゥと、「アクア」シリーズの力強い形状という2つの90年代スタイルを融合させて誕生したのがこの「アクア リフト」。いずれの特徴も20年以上前のものとは思えない近未来的なデザインだが、それを併せ持っているため唯一無二の存在感を与えてくれる。柔らかいフォームのソールや足にやさしくフィットするアッパーなど、無論履き心地も抜群だ。
ファッション賢者が愛用者多数。『ナイキ』のサンダルを巧みに使ったコーデサンプル
最後は『ナイキ』のサンダルの履きこなしを学んでおこう。サンダルコーデとなると、どうしてもワンマイルだったり、海上がりのようだったりとラフすぎるテイストに陥りがち。ここに出てくるファッション賢者5名のスタイルを参考に、洒脱に見せるサンダルテクニックを身につけよう。
コーデ1
ソックスアレンジで効かせた“白”で爽やかに
カーキの半袖シャツとイージーパンツでセットアップ風に仕上げたスタイルは、色の特性上どうしてもミリタリー色が強く出てしまいがち。そこにカットソーとソックスの白を効かせることで爽やかなイメージへと仕上げている。また、足元をストラップサンダルにすることでソックスの面積が広がり、その効果はさらに上昇。サンダルのアクティブ感が加わることでより今っぽいスタイルへと昇華できる。
コーデ2
リゾートな着こなしに見合う足元のラフさ加減
ボタニカルの刺繍を施したイエローシャツを主役に、ホワイトパンツとストローハットで夏らしいリゾートルックを構築したスタイル。ラウンド型のサングラスやインディアンジュエリーなど、このテイストに沿った小物選びも大事だが、あえてスポーティな「エア リフト」を足元に選ぶことでより洒脱な印象へと促すことが可能。素足で履けば足元にヌーディな要素を加えられるので、程良い抜け感を表現することができる。
コーデ3
ゆるいフォルムに合わせて足元もボリューミーに
ボーダーカットソーとプレーンなパンツという春夏筆頭のスタイルも、色味をグリーン系でまとめることで玄人感はひとしお。さらに、トレンドのベストを重ねることで“Tイチ”では成しえない独特の感性が漂ってくる。各アイテムのサイズ感をややワイドにしている分、ここで足元だけ華奢だとどこか頼りない。肉厚な「アスナ」を用いて全体のシルエットバランスをうまく整えた点はぜひ見習いたいポイントだ。
コーデ4
セットアップのハズし使いで洒落度急上昇
セットアップのドレスダウンに「アクア リフト」を用いたハズしスタイルの好例。本来、セットアップとサンダルではテイストが大きく異なるためミスマッチになりやすい。しかし、アクティブなナイロン素材のもセットアップを選択し、インナーにTシャツ、そしてキャップなどの小物を合わせることでうまく統制を取った。足元にボリュームがあるため、パンツの裾をロールアップさせ、ソックスをしっかり見せるという点も細かいが重要なポイントだ。
コーデ5
アメカジベースのモノトーンに遊び心を
オンブレチェックシャツを軸にモノトーンでまとめた男らしいアメカジスタイル。このテイストであれば足元はキャンバススニーカーなどのローテクシューズが妥当だが、あえて「エア リフト」を合わせることでオリジナリティ溢れるコーデに。アメカジは昔からある程度固定されたスタイルではあるが、自由な発想で今っぽいものを取り入れることも大人の遊び心があって面白い。

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