良作続々。ケッズのスニーカー、オールガイド

良作続々。ケッズのスニーカー、オールガイド

クラシカルなキャンバススニーカーの定番ブランドとして、ワールドワイドに愛されている『ケッズ』。意外と知られていない歴史から人気モデルまで、その魅力を解説します。

近間 恭子

2018.08.04

ケッズ(Keds)
スニーカー

クラシカルなキャンバススニーカーの代名詞的ブランドといえば?

キャンバススニーカーといえば『コンバース』をイメージする方も多いでしょう。ただし、スニーカーファンの間では『ケッズ』も同率首位にあがるほどの人気ぶり。しかも“スニーカー”という言葉の生みの親でもある、老舗中の老舗ブランドでもあるんです。

合わせて読みたい:
名作の宝庫。プロケッズのスニーカーこそ大人の1足

私も夏は『ケッズ』のスニーカーを愛用していますが、シンプルかつクラシックなデザインがいいんですよね。どんな着こなしにも合いますし。そんな『ケッズ』の魅力を歴史とともに掘り下げます。

『ケッズ』ってどんなブランド?

『USラバーカンパニー』から1916年に誕生した『ケッズ』。ネーミングは“Kids(子供)”とラテン語の“Peds(足)”に由来します。

発売当時はスニーカー相場の1/10の価格帯で展開し、「アメリカのキッズは『ケッズ』で育つ」とニュースで取り上げられるほど、一大センセーションを巻き起こしました。ちなみに『ケッズ』のプロ仕様ラインの『プロケッズ』は本国での生産は1980年代に終了し、日本で展開されているのはライセンス製造となっています。

合わせて読みたい:
名作の宝庫。プロケッズのスニーカーこそ大人の1足

もっとよく知りたい。『ケッズ』の歴史とは?

1892年に『ケッズ』の歴史がスタート

『ケッズ』を生み出した『USラバーカンパニー』は、ラバーソール製のテニスシューズなどを開発したブランド。1900年には100種類以上のラバー靴が販売され、ラバー靴ブランドとして名をはせていました。ちなみにブランドの代名詞でもあるチャンピオンシリーズの原点は、『ケッズ』が誕生する前に作り出されていたとか。

1917年に満を持して『ケッズ』が誕生

『USラバーカンパニー』がアスレチックシューズと呼ばれる靴の生産をスタートし、このシリーズを『ケッズ』と名付けたのがブランドのはじまり。当時はテニスシューズやバスケットボールシューズを開発しており、そのときの広告のキャッチコピー「静かに忍び寄る(Sneak)ことができる靴」が“スニーカー”の語源になっています。

1970年代には日本で爆発的な人気に

「チャンピオン」や「アンカー」など、数々の名モデルを輩出している『ケッズ』。日本での認知度が高まったのは、ファッション誌に多く取り上げられていた1970年代。東海岸でよく履かれているのが『ケッズ』、西海岸の学生によく履かれているのが『コンバース』ということを勝手に比喩し、「西のコンバース、東のケッズ」といわれていたのです。

『ケッズ』のスニーカーといえば、キャンバス地のローテクスニーカー。その特徴とは

“キャンバス地のローテクスニーカー”というのが、『ケッズ』の特徴。代表モデルでもある「チャンピオン」をベースに、細かなディテールを解説します。

特長1シンプルな見た目とは裏腹のグリップ力の高いラバーソール

そもそもラバー靴が得意とするブランドだけに、ラバーソールのこだわりは相当なもの。特にチャンピオンのラバーソールはグリップ力に優れ、それが1つのウリにもなっています。細かなソールパターンは、1940〜50年代に使用されていたカレンダーソールをほうふつとさせるんですよ。このオーセンティックな雰囲気も、スニーカーマニアが愛してやまない理由かと思います。

特長2抜群の履き心地を生む、スポンジ敷きのインソール

ローテクスニーカーって合わせやすいんだけど、履き心地はイマイチのイメージがありますよね? でも、『ケッズ』は違います。インソールにスポンジを使用してクッション性を高めることで、柔らかで優れた履き心地を実現しているんですよ。また、表地と同じキャンバス地のライニングで、耐久性が優れているところも見逃せないポイント。

特長3クラシカルなデザインにさりげなく主張するタグ

ブランドを主張しすぎないところも、私的には『ケッズ』の魅力の1つかと。アッパーとヒール、アウトソールにロゴマークが施されていますが、どれもさりげないところがいいんですよね。そのロゴマークのフォントに、どこかアナログ感も漂っていますし。逆にそれが、クラシカルなデザインを引き立てていると思います。

『ケッズ』の人気モデルを紹介

数々の名作を生み出している『ケッズ』ですが、現在手に入る人気モデルをピックアップしてみました。どれもオーセンティックな雰囲気が漂い、かつコーディネートに取り入れやすいので、チェックしてみてください。

チャンピオン オックスキャンバス

『ケッズ』といえば、やはりチャンピオン。発売から90年以上も経過しているとは思えない最高傑作です。ちなみに私が愛用しているモデルもこれ。内羽根式のスマートなフォルムは、ジーンズはもちろん、きれいめのテーパードパンツとも相性抜群です。

エースレザー

柔らかなスムースレザーをアッパーに使用したエースレザーは、キャンバススニーカーとは一線を画す高級感ある仕上がり。ボリュームを抑えたアウトソールとシャープなフォルムも相まって、テーパードパンツとも相性のいいすっきりとした足元を演出します。

アンカー

パッと見はチャンピオンのようですが、その違いは少しボリュームを持たせたソールにあります。さらに履き口にパッドを採用しているので、足当たりもやわらか。インソールにはクッション性に優れ、へたりにくいラテックスが使われています。

トーナメントレザー

エースレザー同様、トーナメントレザーも柔らかなスニースレザーを使用。アッパーに施された切り替えが、シンプルながらもスポーティーなアクセントになっています。インソールは衝撃を吸収し、通気・防臭に優れた高機能クッションを搭載しています。

アンカースリップオン

素材やディテールなどはアンカーと同じながら、シューレースを省くことですっきりとした印象に。履き口にゴムをあしらっているので、脱ぎ履きも楽ちんです。滑りにくくてグリップ力にも優れた、波をイメージさせる独特なアウトソールにも注目を。

シンプルなデザインだからどんなコーデともマッチ。おしゃれな着こなしを紹介

『ケッズ』のスニーカーは合わせやすいのが魅力ですが、どうせ取り入れるならおしゃれに仕上げたいですよね。ということで、『ケッズ』のスニーカーのおしゃれな着こなしを厳選してみました。

ゆったりとしたサイズ感でまとめた今どきスタイルに、『アーバンリサーチ』別注モデルをプラス。すっきりスマートなスニーカーが、着こなしをクリーンな印象へと導いています。抜け感を演出するホワイトをチョイスしている点も参考に。

『ケッズ』のスニーカーとTシャツの色をホワイトでリンクさせることで、ボタニカル柄のショートパンツを爽やかに着こなしています。ショートパンツ以外がシンプルというのも、コーディネート成功の秘訣ですね。

トップスから足元に至るまで、すべてのアイテムをホワイトで統一。チャンピオンオックスフォードとショートパンツで抜け感を持たせることで、オールホワイトの着こなしでもキザっぽく見える心配は無用です。

ジージャンにホワイトTシャツ、チノパンというスタンダードな合わせには、『ケッズ』のローテクスニーカーが絶妙にマッチ。サイズ感のチョイスもすばらしく、なかでもチノパンとスニーカーのバランスがいい感じです。

『ケッズ』のキャンバススニーカーをベースに、すべてのアイテムをブルー系で揃えているのがポイント。ピッチ幅の異なるボーダーを組み合わせたTシャツが、シンプルなスタイリングのアクセントになっています。

バンドカラーのデニムシャツ×ホワイトパンツの合わせを、ホワイトカラーのキャンバススニーカーでより爽やかに。パンツの裾をロールアップすることで、スタイリングにこなれた抜け感を演出することに成功しています。

『ケッズ』のキャンバススニーカーとパネルボーダーのカットソーというチョイスが爽やか。きれいめパンツとの合わせで大人っぽさをプラスしているのもポイントです。ニット帽やトートバッグのセレクトもGOOD。

    KEYWORD関連キーワード

    BACK