今夏の“再”注目株。ディッキーズのハーフパンツが大人の気分

今夏の“再”注目株。ディッキーズのハーフパンツが大人の気分

ストリートブームの再来により、『ディッキーズ』のハーフパンツが注目されている今シーズン。その魅力をあらためて再検証します。

伊藤 千尋

2017.07.21

ディッキーズ(Dickies)
ボトムス
ショートパンツ
夏の着こなし・コーデ

ロングパンツだけじゃない。『ディッキーズ』はハーフパンツも即戦力になる

『ディキーズ』といえば、874ワークパンツが大定番。本格的なディティールワークからは想像できないほどのお手頃感と、どんなコーデにも合わせやすい汎用性の高さが評価され、その衝撃はこれまで「作業着」だったブランドイメージを「おしゃれな服」に好転させるまでに……。’90sで飛躍的成長を遂げた『ディッキーズ』。しかし、昨今のリバイバイルブームによって改めてフューチャーされているんです。特に今季は、そのハーフパンツが大注目。前述したようなロングパンツの魅力をそっくりそのまま落とし込んだハーフパンツは、コーデのアイキャッチになるうえに、快適さも良好。この暑い夏に履かないわけにはいきません。

『ディッキーズ』のハーフパンツ。コーディネートの注意点は?

いくらリバイバルブームといえど、決して時が戻ったわけではございません。当時のストリートファッションをそのまま落とし込むのではなく、時代や年齢に見合った着こなしをするのは必須条件。

とはいえ、きれいめにまとめるだけというのも考えもの。アイテムできれいめ要素を演出するもよし、大人な配色でストリート感をコントロールもよし、そのテクニックはさまざまです。あくまで目安ではありますが、全体的に見て30〜60%のストリート要素が理想的。写真のようにパンツとスニーカーでストリートライクに、トップスでカジュアルながらも品の良さもフォローすると◎。

種類豊富な定番から別注まで。『ディッキーズ』のハーフパンツ、はじめてガイド

ライブやフェス好きの方なら、一度は目にしたことのある『ディッキーズ』のハーフパンツ。カラバリの豊富さも魅力的ですが、今回は大人なベーシックなカラーを中心にご紹介していきます。

『ディッキーズ』のハーフパンツといえば、こちらのパンツを一目散に思い浮かべるでしょう。通称、「極太ハーフ」とも呼ばれるブランドの定番 "42283"シリーズは、程良いルーズなシルエットが特徴で、長めの13インチ丈は『ディッキーズ』お馴染みのディテール。膝がしっかり隠れる丈感ですので、短いショーツが苦手という方にはうってつけです。

ルーズさが魅力の"42283"を、よりイージーかつラフに履けるよう『ナノユニバース』が別注を依頼。製品洗いをかけた生地は非常に柔らかく、さらにウエストがゴム仕様になっているので締め付け感もなく快適な履き心地。まるでイージーショーツのようなリラックス感を堪能できます。

『ディッキーズ』ならではのストリート感に上品さを落とし込んだワイドショーツ。"42283"をベースに肌触りの良いスラックス素材を使用し、少し短めの股下や付属ベルトなど、どことなくモードなルックスが今っぽい。ついタックインしたくなるデザインです。

インポートの"US42283"をベースに、やや小さめのシルエット&短めの丈感によりスマートな雰囲気。さらに、日本規格の素材を使用しているので、インポート特有の硬さや粗さがなく、肌触りは非常に滑らかです。ローライズ仕様によるすっきりした腰回りも魅力的。

今シーズン大注目の太畝のコーデュロイ生地で仕上げたショートパンツ。素材のチョイスはもちろん、ワイドなシルエットに仕上げたのも今っぽく、『グリーンレーベル リラクシング』の強いこだわりが感じられます。ウエストの内側にはドローコードを採用しているので、ベルトレスでも履ける快適性も優れもの。

’90sのムードがかえって今っぽい『アーバンリサーチ』別注モデル。代名詞と言えるT/Cツイルファブリックを継承しつつも、程よくストレッチ性を加えたことで穿きやすさをサポート。ワイドなシルエットにタックを施すことで、裾に向かって広がる妙なラインを演出しています。

『ディッキーズ』の夏の定番・ローライズハーフパンツ。股上が浅くやや細身にモダナイズされた"WD874"のハーフパンツは、ストリートスタイルはもちろん、きれいめスタイルに合わせたくなるアイテムです。

先ほどと同様"WD874"シリーズの一つですが、こちらはダブル仕立てのニーハイローライズに仕上げられているのでよりコンパクト。やや細身かつ膝上丈のミニマムなシルエットですので、大人のプレッピーやフレンチスタイルなどに最適です。

『ディッキーズ』の定番素材・ラスティーを採用したこちら。独特な風合いがヴィンテージ感を演出してくれるので、シンプルに無地Tシャツと合わせただけでもサマになります。

こちらもラスティー素材を使用したハーフパンツですが、上記アイテムとの大きな違いはハンマーループやステッチワークなどのワーク感。ちょっぴり癖のあるデザインですが、周りと差をつけるならこちらがおすすめです。

ポイント別。『ディッキーズ』のハーフパンツの着こなし

「上品に着たい」という方もいれば、「どうせ着るならストリートがいい」という方もいるハズ。特に『ディッキーズ』のハーフパンツをご紹介する当記事では、それは必然とも言える現象でしょう。かれこれTASCLAPでは、“大人っぽくベーシックに”をテーマに数々の着こなし方を提案してきましたが、ストリートブームの勢いには逆らいませんもので……(黙って便乗するのも大人のスマートな発想です)。

ハーフパンツならではの遊び心。ソックス使いでコーデを昇華。

誰しもが耳にしたことのある“おしゃれは足元から”という定番フレーズ。ご存知の方もいるかもしれませんが、シューズ選びはもちろん、そこに合わせるソックス使いが重要な要素なんです。特に、ハーフパンツとなれば足元が顕著に現れ視線も集まりやすくなるので、いくつか自分なりの魅せ方(パターン)を持っておくと利口。

鮮やかなブルーのTシャツが目を惹くこちらのスタイル。ストリートなルックスにまとめつつも、『コンバース』のスニーカーがスマートさを演出していますね。その足元をよく見ていただきたいのですが、ブルー×ホワイト×ブラックカラーのハイソックスを確認できるかと思います。あえてルーズに履いたことで、他アイテムとの配色に統一感をさりげなくアピール。計算された上級者の着こなしです!

「季節のスポーツサンダル。ソックスを添えて」と、高級フレンチの料理名たるものを名付けたくなるほど見事な足元。ソックス履きというだけでもダメ押し感はありますが、ラインソックスをセレクトしたのが実にニクいポイントです。カーキ色のハーフパンツを軸に、他をモノトーンで上品にまとめつつ、『ディッキーズ』のストリート感を意識して取り入れたラインソックスがたまらなくかっこいい。

もうお気づきかと思いますが、こちらのコーデのポイントは左右色違いのソックス使い。私たちアラサーには危険すぎるテクニックと思われがちですが、シックな色を基調としているのでやんちゃ感は少なく、モノトーンコーデのアクセントに効果覿面です。かなり上級者向けではありますが、挑戦することで新たな自分に出会えるかも!?です。

ルーズはパンツにはルーズなトップスが相性◎。

ルーズさが魅力の『ディッキーズ』のハーフパンツ。タイトなトップスを合わせてパンツのルーズさを活かすのも◎ですが、今回はあえて上下ともにルーズな着こなしをプッシュいたします。上下のルーズなシルエットがストリート感を強め、同時にリラックスした雰囲気も味わえます。まさに、ストリート×リラックスというトレンドのダブルパンチ。とはいえ、ダボダボによる野暮ったさは解決したいところ。その点も踏まえてしっかり確認していきましょう。

上下ゆるめのアイテムにもかかわらず、そこまで野暮ったくなく上品な印象さすら覚えるストリートスタイル。ポイントは、上下のグレーベースで演出した大人の雰囲気にあります。落ち着ち感を打ち出せるグレーなら、ストリートテイスト強めでも上品な仕上がり。他にも、ブラックやネイビーなどシックな色味であればまったく問題ございません。

先ほどと同様、シックな色味による上品さもポイントですが、こちらはトップスがシャツであるということが肝。私たちアラサーにとってマストアイテムでもあるシャツは、簡単に清潔感&きちんと感を打ち出せるので、一点投入でも大人っぽく仕上げることが可能です。

こちらは、トップスこそビッグシルエットではございませんが、レイヤードによりルーズ感を演出しています。キャップとシャツ、さらにはスニーカーのシュータンにまで計算された統一感は、大人の気配りといったところでしょうか。こんなにおしゃれなパパなら、お子様もきっと自慢したくなるでしょうね。

派手めなトップスとも相性抜群。脱・カブリ計画!

『ディッキーズ』のハーフパンツ……。シルエットこそ特徴的ですが、デザインは意外にもシンプルさを基調としたものばかり。シルエットの妙だけでも楽しめるハーフパンツを、より楽しむなら存分にトップスで遊んでみましょう。

夏らしくアロハシャツを落とし込んだ大人ストリート。スケートシーンでも根強い人気を残る『ディッキーズ』ですので、ヨコノリを意識した着こなしにもマッチします。スリッポンのリラックスしたムードも◎です。

パンツのカラーリングに合わせ、他アイテムを黒でまとめたマリンルック。ボーダーTシャツは季節感を打ち出せるだけでなく、程よくストリート感をマイルドにしてくれるので、大人ストリートにはもってこいのアイテムです。

モノトーンベースのモードな着こなしに、アクセントとしてパープルのインナーを使用した成功例。今季は、様々なブランドからカラーアイテムが多数リリースされています。特にこのようなド派手カラーは大注目。トレンドのペールトーンも◎ですが、インパクトを残すなら断然コッチですよ。

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