
気になるトレンド。ビッグシルエットのトップスの着こなし方を徹底解説
昨シーズンに引き続きトレンドとして君臨するビッグシルエットですが、下手を打つと野暮ったく見えがち。着こなし&おすすめアイテムを押さえ、おしゃれに演出しましょう。
ビッグシルエットとは
ビッグシルエットとは、その名のとおり、ゆったりと大きめなシルエットのこと。写真で着用しているようなTシャツがわかりやすいですね。リラックスした雰囲気を簡単に出せるのが、ビッグシルエットアイテムの大きな魅力。2015年ごろからトレンドとして台頭し、この夏も旬なアイテムとして各ブランドから提案されています。アラサーにとっては、気になり始めている人も多い“ぽっちゃりおなか”を隠せるのもうれしいポイントですね(笑)。今回はビッグシルエットのトップスに着目して、アイテム&スタイルを紹介します。
ビッグシルエットのアイテムを選ぶ際、身幅と着丈のバランスがキモ
単純に大きいシルエットのアイテムを選べば今季らしいビッグシルエットコーデが完成するのかというと、答えは×。単なる“ダボダボ”なスタイルになってしまう恐れがあります。ずばり、大事なのは身幅と着丈のバランス感。身幅はある程度ゆとりがありつつも、着丈は長すぎないほうがベターです。着丈があまりに長いとだらしなく見える可能性が大! ジャスト、あるいは“少し長め”ぐらいの、程良い着丈のものを選びましょう。
今っぽい雰囲気を作れる! 狙いたいビッグシルエットのトップス10選
さらっと着られるシンプル系からアピール度高めの個性派まで、装いの旬度格上げに役立つビッグシルエットトップスを一挙ご紹介。多彩に出揃った秀作の中から、自身のコーデにハマる逸品を探してみてください。
アイテム1
『チャンピオン』×『ビームス』ビッグ フェイク Tシャツ
着回し力に秀でる、スタンダードデザインのルーズフィットT。印象的なのは裾にあしらわれたドローコードで、キュッと絞ることでタックインしているようなシルエットを楽しめます。また、このドローコードはデザイン的なアクセントとしても奏功!
アイテム2
『アルヴァナ』×『エディフィス』別注 フットボール Tシャツ
2018年にデビューし、カットソーに特化した真摯なこだわりで話題の『アルヴァナ』と『エディフィス』からは、実に今らしい1枚をご紹介。ラフに着られるサイズ感と選び抜かれた素材によるリッチな着用感、そして上品なルックスは別注ならではの仕上がりです。
アイテム3
『ラコステ』×『シップス』ドロップテイル ポケット ビッグ Tシャツ
肌触りの軽いカノコ素材を使った、ポロシャツ感覚な別注クルーネックT。マリンテイストなボーダー柄や、胸元に鎮座する“青ワニ”で涼感たっぷりに仕上げているのも見どころです。なお、かがんだ時にだらしなく肌が見えないよう、後ろの着丈は前よりも長めに設定されています。
アイテム4
『スケアー』アノラックポロ
フロントにメッシュポケットやループをセットした、アノラックジャケット風のデザインが目を引く個性派ポロシャツ。着こなしにアウトドアテイストを演出してくれます。しかも、淡いカラーリングのため涼やかなイメージも両得!
アイテム5
『レインスプーナー』総柄 クラシック 半袖開襟シャツ
ハワイを代表する名門アロハブランドより登場。独自に開発したコットン55%×ポリエステル45%の“スプーナークロス”は、シャリッとしていて肌離れが良く、汗をかいてもべたつきません。全体に入った主張ある柄はハワイの州旗・州花・州鳥・州木が着想源に。
アイテム6
『N.ハリウッド コンパイル』B.Dビッグシャツ
英国の有力ファブリックメーカーである、トーマス・メイソン社のストライプ生地を惜しみなく使った逸品。高めの台襟も相まってドレッシーな雰囲気ですが、ヌケ感あるルーズフィットにすることでカジュアルなムードも落とし込んでいます。左の袖口に配置されたブランドネームがアイキャッチに。
アイテム7
『トゥモローランド』コットンタイプライター デザインシャツ
ベーシックなレギュラーカラーシャツを、今季らしいビッグシルエットやフロントのニットパッチワークでセンスフルに昇華。それ1枚で、アカ抜けたコーディネートに仕上げてくれます。その存在感を活かすなら、ボトムスはプレーンなデザインを選ぶのが◎。
アイテム8
『MK ミッシェルクラン オム』
スタンダードな鹿の子ポロシャツを、ビッグシルエットで今季顔にアップデート。まっさらな白無地なので、清潔感もたっぷりです。しっかりとした肉感があって、耐久性が高い点もグッド。ガシガシ洗ってもヘコたれません!
アイテム
『シップス』9
素材にレーヨンツイルを採用しているので独特の光沢感があり、流行りのオープンカラーシャツも大人っぽく上品に取り入れることができます。直線的なカッティングで身幅とアームホールが大きくかたどられているのも見どころ。
アイテム10
『ジェーモーガン』
ミニマルなデザインのホワイトシャツですが、裾にセットされたタグが適度なスパイスとして機能しています。広めの身幅に対して裾は短めと、計算されたシルエットも光りますね。
どう着こなす? ビッグシルエットを攻略するポイント
続いては、おしゃれなビッグシルエットスタイルを作るためのコツをレクチャー。下記のポイントを意識すれば、簡単にこなれたスタイリングに仕上がります。ぜひ、チャレンジしてみてください!
ポイント1
シルエットが際立つよう、あまりゴチャつかせない
ゆとりあるリラクシングなフォルムこそが、ビッグシルエットアイテム最大の特徴。その持ち味を発揮させるには、着こなしは簡潔に仕上げたほうが良いでしょう。多少の味付けは問題ありませんが、重ね着や小物使いをやりすぎると、せっかくのシルエットが活きてこない場合もあります。
ポイント2
パンツはゆるすぎないほうが大人っぽい!
トップス・パンツどちらもビッグシルエットでまとめるのは、少々難度が高めで上級者向け! 子供っぽく転んでしまう危険性が倍増します。大人感を保ちつつスタイルメイクするのであれば、パンツはジャストサイズ、もしくは細身をピックアップしたいところです。
ビッグシルエットのトップスの着こなしサンプル
最後は、高感度なビッグシルエットスタイルを実践しているファッショニスタたちの着こなしにフォーカス。ワンランク上の装いを作るために、彼らのコーデ術を参考にしてみましょう。
コーデ1
インディゴカラーによるトーンオントーンのコーデですっきりと装っています。ドロップショルダーのくだけ感あるカットソーに対してジーンズはスキニータイプという、メリハリのあるシルエットもポイントとなっています。
コーデ2
まっさらな白カットソー×スリムジーンズから成る王道アメカジスタイルも、Tシャツがビッグシルエットだと新鮮な雰囲気に! キャップ&バックパックの投入によって、ほんのりとスポーティに仕上げているのもキモです。
コーデ3
ペーパーライクな質感の素材を使ったユニークなビッグTは、やや短めの丈なので大人っぽい印象。ヴィンテージ加工のジーンズとのコンビネーションで、男らしいスタイルを構築しました。白T挿しによるトーンアップもお見事!
コーデ4
オープンカラー×ビッグシルエットという、トレンドのイイとこ取りとなったシャツを主役に抜てき。ブラックのアンクルパンツで全体のイメージを引き締めるテクニックもさすがです。足元は『ヴァンズ』のスリッポンで軽やかに!
コーデ5
シャツブルゾン、カットソーともにワイドシルエットですが、どちらもシンプルなデザインだから大人っぽさはきちんと保たれています。味のあるウォッシュドジーンズを合わせて、こなれ感をさりげなくプラスしたのも高評価。
コーデ6
ドロップショルダーのカットソーにジャージーパンツを組み合わせたスポーツテイストコーデ。一歩間違えると“やんちゃ”に見えてしまいますが、上下ともにモノトーンに徹しているから、都会的なスタイルに帰結しています。
コーデ7
今シーズンも根強い人気を誇るデニム・オン・デニムコーデ。上ゆったり・下タイトの緩急あるシルエットのおかげで、デニムシャツ&ジーンズという最小限のアイテム数ながらイマドキ感あふれるスタイルとなっています。
コーデ8
ショーツとのコンビネーションで夏らしさたっぷりにコーデ。プレーンなアイテムでまとめているから、アクティブでありつつスマートな印象も確保できています。全体的に近いカラーでまとめて、一体感を出したのもカギ。
コーデ9
ボーダー柄のビッグTをメインに持って来て、マリンテイストなカジュアルスタイルを形成。ゆるめの身幅ですが丈感がジャストなので、クリーンにまとまっていますね。合わせたブルーのストレートジーンズが清涼感を加速します。
コーデ10
お決まりになりがちなモノトーンでの着こなしも、ビッグTを使うと一気に鮮度が上昇。さらに、Tシャツはライトグレー、パンツはブラック、シューズはホワイトと、それぞれで色を変えることによりリズムを出しています。

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