トラックパンツとは?
トラックパンツとは、陸上選手がウォーミングアップのときに体を冷やさないようにはくパンツのこと。スポーツ用に作られたパンツのため、伸縮性に優れた素材を使い、動きやすさを向上させている点が特徴だ。似ているアイテムとしてあげられるのは、ジョガーパンツ。こちらはジョギング用に作られたパンツで、トラックパンツの一種として数えられる。
失敗を避けるために知りたい、トラックパンツの選び方
トラックパンツは、メンズファッションに定着しつつあるスポーツMIXスタイルを手軽に楽しめるアイテム。とはいえ、一歩間違えると部屋着感が強くなるので、おしゃれ着として取り入れる際は細身のタイプを選ぶことが肝心。デザインも無地やサイドラインがあしらわれたものがあるが、シンプルなほうがさまざまなスタイルに取り入れやすい。
トラックパンツをおしゃれに着こなす5つのヒント
トラックパンツをおしゃれに着こなすために心掛けたいポイントを5つに絞ってご紹介。野暮ったいイメージを持っている人もいるかもしれないが、うまく取り入れれば着こなしにおいて強い味方になってくれるはず。ポイントを押さえて、旬なスポーツMIXに活用してほしい。
ヒント1色のメリハリをつける
白シャツにネイビーのパンツを合わせたコーデ。トラックパンツはリラックス感の強いアイテムなので、全体の色使いでメリハリをつけると着こなしに締まりが出てこなれ感を手軽に演出できる。スポサンと合わせればよりスポーティな印象に。
ヒント2テイストが違うアイテムと合わせる
カーキのカバーオールでミリタリー×スポーツなスタイルに。武骨さとスポーティさとがうまく組み合わさり、アーバンな雰囲気にまとまった。スポーティなアイテムにトラックパンツを合わせると運動着になりかねないので、テイストの違うアイテムと合わせることを意識して。
ヒント3黒のトラックパンツでスタイリッシュに
トラックパンツのスポーティさをより生かすためにも色は黒がおすすめ。スタイルをスタイリッシュに演出してくれるだけでなく、どんなアイテムにも合わせることができるので使い勝手も抜群だ。こちらはデニムシャツと合わせてカジュアルな雰囲気に。薄色デニムが爽やかな雰囲気を醸し出す。
ヒント4きれいめコーデのハズしに
クロップト丈のトラックパンツに白のシャツとサンダルを合わせたモノトーンスタイル。ベーシックなカラーリングなのでブレスレットが良いアクセントに。ハットやループタイできれいめ感を強調することでトラックパンツがハズしとして引き立っている。
ヒント5オーバーサイズのトップスを合わせて動きを出す
細身のトラックパンツにオーバーサイズのTシャツを合わせてシルエットにメリハリをつけた着こなし。パンツが細身なので大人でもオーバーサイズのトップスを簡単に攻略することができる。着こなしに動きも出るので、こなれた雰囲気がぐっと増す。
大人におすすめしたいトラックパンツ10選
大人にこそおすすめしたいトラックパンツをピックアップ。定番アディダスからアパレルブランドらしい遊びのあるデザインのものまで幅広いアイテムを選んでいるので、購入する際は参考にしてみて。
ブランド1『アディダス』
人気の火付け役ともいえる『アディダス』のトラックパンツ。ブランド定番のトラックパンツをベースにスケーター仕様にリアレンジ。薄手の平織りの生地を採用。ややテーパードの効いた施しで、アンクルジッパーも備え付けられたリラックス感のある仕上がりに。
ブランド2『プーマ』
ブランドの定番ウェア T7トラックパンツ。T-7というアイテム名はサイドのテープの幅が7cmであることから由来している。スキニー仕様で非常にスポーティな仕上がりに。コーディネートの幅も広がります。
ブランド3『フレッドペリー』×『ビリーズ エンター』
『フレッドペリー』に『ビリーズ』が完全別注したモデル。ロンドン発のモッズやパンクのサブカルチャーファッションをテーマに、ジャージー素材のサイドにブルーとレッドのラインを加えUKらしいスポーティ感を演出。ゆったりしたシルエットで履き心地の良い仕上がりに。
ブランド4『ニューバランス』
全体をブラックのトーナルカラーでまとめたハリのある質感が特徴的な1本。膝や大腿部などにダーツを配して脚の曲げ伸ばしをしやすく、動きやすい快適な着心地に。両脇にはファスナーポケット、裾はリブ仕様でフィット感を向上させるなど機能性にこだわった。
ブランド5『モンキータイム』
ジャージー素材を採用した1本は、まるでスラックスのような美しいテーパードシルエットが魅力。センターシームを設けることでさらに上品なムードを加速させている。裾はジップ仕様で開閉できるようになっていて、シルエットのアレンジも自在。
ブランド6『グラミチ』×『チャオパニック』
サイドテープできれいなレッグラインを演出した『チャオパニック』オリジナルデザイン。股下のガゼットクロッチや片手で簡単にサイズ調整ができるウェビングベルトなど『グラミチ』らしさを残しつつも今っぽいパンツに仕上げた。ださカッコいいトラックパンツデザインは『グラミチ』史上初。
ブランド7『パブリック トウキョウ』
高級なスポーツウェアなどに使われる4段スムースと呼ばれる厚手のポリエステル素材を採用。ほのかな光沢感がシックな雰囲気を放つ。サイドには発色のカラーをセットしつつも、ごく細いパイピングコードを採用することで適度に落ち着きある表情に。
ブランド8『ナンバーナイン デニム』
人気のドメスティックブランド発の1本は、太めのサイドラインを内側にも配した特徴的なデザイン。ウエスト〜太ももにゆとりを持たせ、膝から下をタイトフィットに絞り込んだシルエットも個性を主張する。微光沢を放つ生地使いによって上品さはしっかりキープ!
ブランド9『ラコステ』
ポリエステルにウールをMIXしたツイル素材がドレッシーな面持ち。グログランテープなどを用いず、生地を切り替えることによってサイドラインを表現している点もエレガントなルックス構築に一役買っている。イージースラックスのような感覚ではけるので、手始めの1本としても最適だ。
ブランド10『アイテムズ アーバンリサーチ』
アクティブなスポーツシーンだけでなく、デイリーに使える都会的でスタイリッシュなデザインが特徴。無駄のないミニマルな仕上がりでオン・オフ問わず着用できそうだ。コートやジャケットと合わせればトレンド感があるコーディネートが楽しめる。
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