
ヘンリーネックTシャツの魅力とは? おすすめ10選と着こなし方のハウツー
クルーネックやVネックとは異なる魅力を持つヘンリーネックのTシャツは、大人コーデの強い味方。着こなしテクからおすすめ品まで、しっかり押さえておきましょう。
ヘンリーネックとは? 他のネックラインとは異なるその魅力
クルーネックをベースに、首元に前立てとボタンをあしらったものがヘンリーネック。英国の歴史あるボートレース「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」で着用されていたユニフォームが、その起源とされています。クルーネックほどカジュアル過ぎず、シャツほどきっちりとし過ぎない絶妙なこなれ感こそ、このアイテム最大の持ち味。加えて、ボタンの開閉によって自在にニュアンスを調整できるのも大きなメリットです。着こなしの幅が広がるので、1枚は持っておくと重宝するでしょう。
ちなみに
クルーとV、2つの代表的なネックについておさらい
上記のような魅力満載なヘンリーネックを深掘りする前に、まずはクルーネックとVネックという代表的な2つの襟型について、特徴や印象を改めてご紹介しておきましょう。
まずはこちら、大定番のクルーネック。カジュアル感の色濃いもっともオーソドックスな襟型です。曲線的なネックであるがゆえに、顔の印象をやさしく見せられるといううれしい効果も。さらに、下にシャツを挿したり、上にジャケットを羽織ったりと、レイヤードにも高い対応力を発揮します。
もう1つのVネックはその名の通り、首元がV字状に開いた襟型。こちらもポピュラーな襟型として浸透していますね。クルーネックと比較して開いている面積が多いぶん、着こなしにすっきりとした雰囲気を与えられます。また、直線的でシャープなネックラインですから、テーラードなどのきれいめトップスとも好相性です。
ヘンリーネックはどんなファッションに合わせるのがベター?
襟型による印象の違いを押さえたところで、ヘンリーネックはどんな着こなしに取り入れればいいのかを見ていきましょう。まずおすすめしたいのが、スラックスへの投入。Tシャツ×スラックスの組み合わせはあっさりとしがちですが、首元に表情のあるヘンリーネックTシャツを用いれば、地味過ぎないあか抜けたコーデをメイクできます。
また、キチッとしたジャケットスタイルのハズしとしてヘンリーネックTシャツを使うのも有効的な活用手段。ボタンの付いた少しシャツっぽい見栄えのために普通のカットソーほどラフにならず、大人感をキープしつつ着崩しを適えられます。ご覧の通りセットアップにもすんなりと馴染むので、重宝するハズ!
ヘンリーネックのカットソーを買うなら。押さえておきたいおすすめブランド10選
ここからは、ヘンリーネックTシャツのおすすめブランドによる逸品をご紹介していきましょう。汎用性を意識するならば、基本的には無地orワンポイントのベーシックなものを選ぶのがセオリー。ここでピックアップした品々はグッドデザインと作りの良さを両立しているので、ヘビロテ確実です!
ブランド1
『サイ』×『アーバンリサーチ』ヘンリーネックTシャツ
パターン・素材・デザインに至るまで、完全オリジナル仕様となった渾身の別注Tシャツ。トレンド感のあるゆったりシルエットで、素材には風合いの良い度詰めスムース天竺を採用しています。胸元には『サイ』のロゴが鎮座し、さりげなく“らしさ”を主張!
ブランド2
『ナノ・ユニバース』アンチソーキッド ヘビーヘンリーネック Tシャツ
汗ジミ防止・遮熱効果・UVカットと、夏に役立つさまざまな機能を備えた人気定番の「アンチソーキッド」シリーズより。新作となるこちらのヘンリーネックTシャツは、優れたスペックに加えてハイグレードな超長綿を贅沢に使っているのもポイントです。ほんのりとした光沢があり、大人っぽい着こなしが可能。
ブランド3
『ラッセルアスレティック』×『シップス』ピグメント加工 ヘンリーネック ロングスリーブ Tシャツ
1902年創業の由緒正しき老舗スポーツウェアブランド『ラッセルアスレティック』に『シップス』が別注をかけたこちら。ピグメント加工を施すことで、褪せた色味と独特のヴィンテージ感を漂わせる風合いとなっています。左腕部には、通常にはない“ネイビー”のイーグルマークがあしらわれ、特別感を表現しています。
ブランド4
『ラファイエット』ヘンリーネック ポケットT
ブランドオリジナルの度詰めコットン天竺生地は極めてタフなうえ地肌が透けにくく、1枚でそのまま着てもOK! さらに、首元はヨレに強いバインダーネック仕様となっています。左胸のポケットにはワークブランドから着想されたタグがセットされ、ひとさじの男らしさをプラス。
ブランド5
『サニースポーツ』ウーブン ヘンリーネックT
軽くて肌触りの良いオーガニックコットン製ダブルガーゼを素材にセレクト。織り上がった生地にワッシャー加工を施すことで、防縮性も持たせています。しかも、縫製は和歌山県にある実力派ファクトリーが手掛けており、そのクオリティは目の肥えた大人も納得!
ブランド6
『ラコステ』ヘンリーネックワッフルカットソー
生地は凹凸感のあるワッフルボディなので、汗をかいてもさらりとしていてべたつき知らず。タックインスタイルでも着こなしやすいよう、やや着丈を長めに設定しているのも特徴的です。身幅は余計なもたつきがなく、上品な着こなしとも相性良好。
ブランド7
『ダブルジェイケイ』ガーメントダイヘンリーネック
素材はガシッとしたハードな手触り&優れた耐久性が持ち味のコンパクトジャージー。ワークシャツによく見られる猫目ボタンや、製品染めによる独特の風合いもラギッド感をブーストします。ただし、シルエットは『ダブルジェイケイ』らしく細身で、スマートさも隙なく兼備!
ブランド8
『トゥモローランド』コットンカシミヤガーメントダイ ロングスリーブヘンリーネックカットソー
カシミヤ混のハイクラスなジャージー生地を用いたモデルゆえに、とろけるような極上の着心地を堪能できます。ガーメントダイによる、ヴィンテージのような味わい深い風貌も印象的。縫製から染色まで一貫して国内で行うなど、信頼置ける生産背景も大人に刺さる要素です。
ブランド9
『スリードッツ』サンデッドジャージー ヘンリーネック 長袖
しなやかで毛並みの整った、『スリードッツ』定番のコームドコットンを素材にピックアップ。カットソーにありがちなチクつきとは縁遠い、包み込まれるような着用感です。余計なもたつきのないフォルムも特徴で、テーパードパンツやスラックスといった品行方正なボトムスともお似合い。
ブランド10
『ヘルスニット』ヘンリーネックワッフル長袖パックTシャツ
アメリカの西部開拓時代が終焉を迎えた1900年に、高品質なアンダーニットウェアメーカーとして誕生した『ヘルスニット』。100年以上愛され続けている老舗なだけあって、その着心地は抜群。さらりとした肌触りのワッフル素材はストレスなく着用できます。また、夏は涼しく、冬は暖かいので年中通して活躍してくれるでしょう。
TASCLAPでの執筆本数NO.1ライター
山崎 サトシ