
カジュアル時計の真髄。タイメックスが愛され続ける理由とおすすめシリーズを解説
約170年もの歴史を誇る米国の時計ブランド『タイメックス』。手に入れやすい価格なのに優れたオリジナリティも秘めた、究極のカジュアルウォッチです。その魅力を深掘り!
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1万円以下でも超名作が手に入る。アメカジ時計の象徴『タイメックス』とは?
「手の届く価値ある時計を作る」ことが、『タイメックス』が創業時から守ってきたコンセプト。1万円以下でも超名作モデルを手に入れられるのはかなりレアなことといえるでしょう。また、ベトナム戦争時に米軍に供給された「キャンパー」(1982年)や空前のランニングブームを経て生まれた「アイアンマン」(1986年)など、アメリカの歴史と紐付いたようなモデルも多く、アメカジ時計の象徴ともなっています。
現存する唯一のアメリカ時計ブランド『タイメックス』。その歴史に迫る
『タイメックス』は1854年、時計産業の中心地だったアメリカ合衆国コネチカット州ウォーターベリーでプラス兄弟が設立した「ウォーターベリー・クロック・カンパニー」を前身としています。世界に波及する産業革命の流れをいち早く取り入れ、高度な大量生産システムを構築したことで間もなく国内ナンバー1のシェアを確立。1892年に発売した1ドルの懐中時計「インガソル・ヤンキー」は“ダラー・ウォッチ”と呼ばれ、爆発的なヒットを記録しました。
その後も、ウォルト・ディズニーと提携して開発した「ミッキー・マウス・ウォッチ」(1930年)、世界で最も薄いカレンダー付アナログクォーツ(1982年)、スポーツシーンに最適な「アイアンマン」シリーズ(1986年)、文字板全面が発光する世界初のバックライト機能「インディグロナイトライト」機能(1992年)など、象徴的なモデルや技術を開発。今日においても、時代にマッチしたオリジナルモデルを次々に発表しています。
『タイメックス』といえばコレ。ブランドを作りあげた3つの機能&パーツ
数多くの人気モデルをリリースする『タイメックス』。なかでもインディグロナイトライト、真鍮製ケース、ナイロンベルトといった技術・素材がアイコニックな存在として知られています。
その1
文字板全面が明るく発光する驚きのテクノロジー「インディグロナイトライト」
「インディグロナイトライト」とは、特殊な発光パネルによって文字盤全面が光る機能のこと。アナログかデジタルかを問わず、暗所において高い視認性を確保します。1992年、「アイアンマン」に初めて実装されました。1993年に起こったニューヨーク世界貿易センター爆破事件で、停電した高層階から避難するときに「インディグロナイトライト」が役立ったという逸話も残されています。
その2
クラシックな雰囲気が漂う「真鍮製ケース」
創業地ウォーターベリーが「ブラスシティ」と呼ばれる真鍮の産地だったことから、ケースやストラップに真鍮を用いたモデルを展開しているのも『タイメックス』の特徴です。メタル特有の輝きや質感を備えながら比較的加工しやすく、高コスパの実現に一役買っています。
その3
ミリタリーをルーツに持つ高耐久の「ナイロンベルト」
過酷な状況に直面する兵士のために、耐久性や利便性の高さから用いられたナイロンベルト。今日では、ミリタリーウォッチのルーツを感じさせるパーツとして人気を博す存在に。さらには鮮やかなカラーリングを施したリボンベルトも登場し、胸元を彩るアクセントとして役立っています。
用途別におすすめ。『タイメックス』が誇る人気シリーズをチェック
長い歴史を背景に、『タイメックス』にはたくさんの名作がラインアップ。着用するシーンに合わせ、スタイルを引き立たせるようなモデルを選びましょう。
▼用途1:普段使いなら「ウォーターベリー」「ウィークエンダー」がおすすめ
品質へのこだわりや旬を捉えたデザインにより、長年にわたって“思わずほしくなる時計”を提案し続けてきた『タイメックス』。肩ひじを張らずに使いたくなる、普段使いにぴったりなモデルも数多く展開されています。オーセンティックかつモダンなデザインの「ウォーターベリー」や色鮮やかなリボンベルトを採用した「ウィークエンダー」なら、カジュアルな装いの中のちょっとしたアクセントとして活躍します。
シリーズ1
ウォーターベリー
創業地の名を冠し、オーセンティックとモダンを掛け合わせたデザインと質感の高い仕上げを特徴とするシリーズ。なかでも「レガシー」モデルは、フルーテッドベゼルや山型にカットされたバーインデックスなどドレッシーなディテールが満載で、手軽にクラス感をアップしてくれます。
■DATA:ケース径41mm、5気圧防水、クォーツ、SSケース×SSブレス
シリーズ2
ウィークエンダー
ミリタリーウォッチ「キャンパー」をベースにしつつ、クローム仕上げの真鍮ケースにすることでカジュアル感を向上。色鮮やかなリボンベルトを採用したモデルも多く、コーディネートの挿し色として利かせやすいことから大きなブームを巻き起こしました。
■DATA:ケース径38mm、3気圧防水、クォーツ、真鍮ケース×ナイロンベルト
▼用途2:アウトドアシーンには「キャンパー」「エクスペディション」がおすすめ
『タイメックス』は工業化の恩恵をフルに生かし、早くから時計にタフネスを求めたブランドでもあります。過酷な環境下でも時計としての性能を発揮し、さらにモデルによっては進むべき道を見出すための方位計測や安全な行動を実現するための潮汐情報も搭載。ミリタリー用として生まれた「キャンパー」やアウトドア向け機能を備えた「エクスペディション」が、アウトドアシーンをサポートします。
シリーズ3
キャンパー
ブランドを代表する永遠の定番。ベトナム戦争期に米軍に供給された、戦地で使える耐久性を備えつつ修理や電池交換の要らない手巻き式ディスポーサブル・ウォッチがルーツです。36mmと小ぶりなケースサイズやレジン製ケース、ナイロンベルトなど、レトロミリタリーなテイストで溢れています。
■DATA:ケース径36mm、3気圧防水、クォーツ、レジンケース×ナイロンベルト
シリーズ4
エクスペディション
ミリタリーウォッチの製造開発で得たノウハウをもとに、アウトドアシーンに最適な機能やデザインを追求したシリーズ。モデルによって、ソーラーや温度・方位・潮汐の表示、環境にやさしいエコレザーの使用など、さまざまな技術が活用されています。
■DATA:ケース径36mm、10気圧防水、クォーツ、SSケース×SSブレス
▼用途3:ビジネスシーンで使うなら「フェアフィールド」「イージーリーダー」がおすすめ
ビジネスで着用する時計には、その場にふさわしい品格が求められるもの。多彩なバリエーションを展開する『タイメックス』には、そうしたシーンにもぴったりなモデルも揃っています。その代表例が、ミニマムなフェイスデザインの「フェアフィールド」とスッキリとしたアラビアインデックスが特徴の「イージーリーダー」。いずれも端正な顔立ちで、知的なイメージを増進させてくれます。
シリーズ5
フェアフィールド
真鍮ケース&リボンベルトで人気を獲得した「ウィークエンダー」から派生したモデル。薄いベゼルやミニマムなフェイスデザインで、クラス感が求められるビジネスシーンにも合わせやすいのが特徴です。正面はフラットながら側面は丸みを帯びたケースフォルムで、着用感にも優れています。
■DATA:ケース径41mm、3気圧防水、クォーツ、SSケース×レザーベルト
シリーズ6
イージーリーダー
1977年に誕生して以来、累計1億本以上も売れているというシリーズ。その名称の通り、読み取りやすいアラビア数字のインデックスが使われていて、ストレスなく時刻を読み取れます。ブレスレットは留め具のないフレックスタイプで、クラシックな雰囲気も醸し出しています。
■DATA:ケース径38m、3気圧防水、クォーツ、SSケース×SSブレス
▼用途4:スポーツシーンで着用するなら「アイアンマン」がおすすめ
記録や達成感といった成果を求めるスポーツシーンにおいて、時計に求められる機能は日常モデルと大きく異なるもの。体を動かしながらでも扱いやすい操作性、ひと目で情報を確認できる視認性、快適な装着感、邪魔にならない軽さ……そうした要素をすべて備えているのが「アイアンマン」です。80年代らしいレトロフューチャーなデザインも人気で、いまなおスポーツウォッチの金字塔としてファンから熱視線を集めています。
シリーズ7
アイアンマン
「スポーツウォッチの金字塔」ともいわれている伝説的名作。元カーデザイナー、ジョン・T・フーリハン氏が手掛けた独創的なデザインが世界中の人々の心を捉えました。タイム計測に使う2つのボタンを正面に据えたことで使い勝手が高まり、多くのスポーツ愛好家たちから愛されています。
■DATA:ケース径39mm、100m防水、クォーツ、レジンケース×レジンベルト
過去の名作が蘇る! 『タイメックス』の復刻モデルも見逃せない
約170年という歴史こそ、誰にも真似できない『タイメックス』だけの希少な資産。アーカイブをもとに現代に復刻したレアモデルは、世界中のコレクターたちを喜ばせています。
復刻モデル1
タイメックス Q
1979年当時のモデルを復刻。通称ペプシカラーと呼ばれるツートンカラーのアルマイト加工ベゼルやデイデイト機能、作りの細かなブレスレットなど、当時の風合いをそのままに表現。ドーム風防やエッジの効いたケースフォルムも時代を感じさせ、独特のヴィンテージ感を味わえます。
■DATA:ケース径38mm、5気圧防水、クォーツ、SSケース×SSブレス
復刻モデル2
マーリン
1950年代半ばに発表され、いわゆるミッドセンチュリーモダンを表現した手巻きの機械式モデル。当時としては珍しい防水・防塵・耐衝撃性を備えていたことから、その名が付けられました。オリジナルの趣はそのままに現代の技術を注入し、堅ろう性や精度を一層高めています。
■DATA:ケース径34mm、3気圧防水、手巻き、SSケース×レザーベルト
復刻モデル3
タイメックス 80
80、90年代に角デジの愛称で親しまれたクラシック・デジタルを原点に、2010年代にイタリアで開発されたデジタルモデルをリバイバル。液晶周りのグラフィックがよりモダンにアップデートされました。腕の太さにあわせて伸縮するフレックスバンドもレトロな面影を宿しています。
■DATA:ケース幅34mm、3気圧防水、クォーツ、レジンケース×SSブレス
コラボレーションモデルが豊富な点も『タイメックス』の魅力です
唯一無二のオリジナリティと深い歴史を備えた『タイメックス』。ジャンルを問わず、多くのブランドがコラボを望んでいます。お互いの魅力を底上げする、希少なコラボモデルにも注目してみてください!
コラボモデル1
『タイメックス』×『コカ・コーラ』 ウィークエンダー
真鍮ケースのウィークエンダーをベースにした、『コカ・コーラ』とのコラボ。1971年、平和や平等、多様性を謳ったコカ・コーラ社のテレビCM「ヒルトップ」の公開から50周年を記念して発売された一作です。力強いメッセージと色鮮やかなカラーリングが文字板に描かれています。
■DATA:ケース径38mm、3気圧防水、クォーツ、真鍮ケース×ファブリックベルト
コラボモデル2
『タイメックス』×『パックマン』 キャンパー
「キャンパー」をベースにした、日本が生んだ世界的ゲーム&人気キャラクター『パックマン』とのコラボ。ディスク状の秒針を採用し、パックマンとゴーストたちがクルクルと回転する様子を楽しめます。また、人気キャラクターであるインキーのブルーを半透明の樹脂ケースで表現しています。
■DATA:ケース径36mm、3気圧防水、クォーツ、レジンケース×ナイロンバンド
コラボモデル3
『タイメックス』×『スペースインベーダー』タイメックス 80
1978年、日本のアーケード史上最大のヒット作となった後、世界でもセンセーショナルを巻き起こしたタイトーのシューティングゲーム『スペースインベーダー』とのコラボ。スクエアケースの「タイメックス 80」をベースに、ゲームのビジュアルを表現。さらにアラーム音には、お馴染みのゲームサウンドを採用しています。
■DATA:ケース幅34mm、3気圧防水、クォーツ、真鍮ケース×SSブレス
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