そろそろあなたもどう? 今季はブリティッシュな着こなしにトライ

そろそろあなたもどう? 今季はブリティッシュな着こなしにトライ

スーツでもジャケットでも、ビジネススタイルをおしゃれに着こなすためには、英国っぽい要素を取り入れるのがコツです。具体的にどのようにすればよいかご紹介しましょう。

池田 やすゆき

2017.10.09

テーラードジャケット
2017年秋のトレンド

最近よく耳にする“ブリティッシュスタイル”って?

2017年の秋冬のトレンドとして、ファッション雑誌やアパレルショップの店頭等で“ブリティッシュスタイル”という言葉を目にしませんか? 今シーズンはあらゆるブランドがブリティッシュスタイルを大プッシュ。でも正直どんなスタイルなのかわからない……という方は多いはず。そこで、まずはブリティッシュスタイルについてご紹介します。

ブリティッシュとは、英国風や英国調のこと。文字通りではありますが、ブリティッシュスタイルとは、英国の伝統的なアイテムや着こなしを取り入れたスタイルのことを指します。写真の着こなしはその理想的なサンプルとしてピックアップしたモノ。しかし、すべてのアイテムが英国調でなければNGというワケではありません。

実は、英国伝統の色柄や素材をコーディネートに1点取り入れるだけで簡単にブリティッシュな着こなしが楽しめるんです。では、何をスタイリングに盛り込むべきか。マストで押さえるべき柄と素材に迫ります。

グレンチェックとツイードで、憧れのブリティッシュスタイルへ近づこう

誰もが取り入れやすく、簡単にブリティッシュな気分になれる着こなしをご紹介。グレンチェック柄とツイード素材の2つのアイテムがあれば、旬なスタイリングが可能です。

▼シックで上品なグレンチェック柄

グレンチェックは、細かい4種類のチェックを組み合わせた柄で、シックで大人っぽい雰囲気が特徴です。英国随一のウェルドレッサーといわれたエドワード8世ウィンザー公が好んで着ていたといわれており、彼が愛用した英国伝統の服こそが、ブリティッシュテイストの元になっているんです。

今季はグレンチェックを取り入れたジャケットやパンツ等が多くリリースされていいます。格子が細かく主張が強すぎないため、比較的どんなアイテムとも合わせやすいんです。

以下では、グレンチェックを取り入れた大人なブリティッシュスタイルをピックアップ。

上品なグレンチェックのセットアップはそれだけでブリティッシュなムード満点。それをローゲージニットやスニーカーで程よくカジュアルに着崩したMIX具合が絶妙です。アクセントにウインドウペンのマフラーを投入していますが、格子の大きさが異なるためうるさくなりすぎず、すんなりとマッチ。

ジャケット&ジーンズの大人カジュアルも、グレンチェックを使うとグッとブリティッシュな着こなしに。テーラードジャケットにジーンズを合わせるのは、本来イタリア男の定番コーデですが、そこにグレンチェックという英国的な柄を足すだけで雰囲気が変わって新鮮です。

グレンチェックのスラックスでブリティッシュな気分に仕上げた好例。ボトムスはつい無地を選びがちですが、格子の細かいグレンチェックなら使い勝手も抜群なうえ、しゃれ感もアップ。黒のタートルネックニットでスマートにまとめています。

▼品の良さと素朴な風合いを併せ持つツイード素材

グレンチェックと並んで、ブリティッシュトラッドの代名詞であるツイード。イギリス・スコットランドの伝統的な毛織物で、英国羊毛特有の白いケンピと呼ばれる硬い毛が交じるため、厚手でラギッドな素材感が特徴です。また昔ながらの素朴な風合いも魅力的。

防寒性も高いことから、ジャケットやコートの生地として採用されるツイード。羽織るだけで、重厚感が増し、貫禄のある落ち着いた印象を醸し出してくれますよ。

続いては、ツイードを取り入れたブリティッシュな着こなしを紹介します。

人気のハリスツイードのジャケットが主役の着こなし。ツイードは大人っぽいイメージを持つので、知的で落ち着いた印象に仕上がります。中にはインナーダウンを挟んだ、現代的なアイテムとビンテージライクなアイテムのMIXが今っぽいスタイリング。

ツイードのパンツは、ワークウェアを思わせるラギッドな雰囲気が魅力です。これをちょっときれいめに着るのがブリティッシュテイストのコツ。ダッフルコートやピーコートなど肉厚のメルトン素材のアウターに、肉厚な素材感のツイードパンツがよく似合います。

ニットベストは場合によっては子供っぽくなってしまいますが、スリーピースのインに着るようなオッドベストなら大人っぽく着られます。これがツイード素材であれば、英国紳士のような趣が漂いませんか? オックスフォードのシャツに重ねて、ボトムスにはジーンズ。短めにロールアップして肌見せすれば、今っぽいブリティッシュスタイルに仕上がります。

1点投入でブリティッシュ気分。今季取り入れたいおすすめアイテム

取り入れるだけでブリティッシュな着こなしがかなう、グレンチェックとツイードのアイテムをピックアップしてご紹介。

▼グレンチェック柄を取り入れたおすすめアイテム

Tシャツのように軽い着心地で人気を博したTジャケットを生んだ『トネッロ』。薄くて軽い仕立て技術を生かしたグレンチェックのステンカラーコートは、ウールとウールより軽いシルクをブレンドした生地を採用したモノで、軽やかな羽織り心地が特徴です。上品かつシックなルックスで、これ1着でブリティッシュな雰囲気を醸し出せます。

ピンホールシャツやタブカラーシャツといった、襟元をキュッとタイトに絞るシャツもブリティッシュテイストが薫るアイテム。これは、英国貴族のフォーマルスタイルに着るシャツがベースになっているからといわれています。そんなピンホールカラーのシャツをグレンチェック柄で仕立てた、ブリティッシュテイスト二重奏の1着です。

イングランドのヨークシャー州に本拠を構える1837年創業の老舗生地メーカー、ムーン社のウールを採用。英国内で糸の染色、紡績、織り上げ、整理までの全工程を一貫して行っているため、出来上がった生地はブリティッシュそのもの。グレンチェックの柄出しも本国ならではの上品な仕上がりです。

▼ツイードを取り入れたおすすめアイテム

『ボリオリ』の元デザイナー、ピエルイジ・ボリオリ氏が独立して手がけるブランドの本作は、メンズでは珍しいネップツイードのジャケット。糸の太さにムラがあり、かすれたような色みと凸凹とした織り素材は、見た目にブリティッシュかつビンテージ風な雰囲気があります。チェンジポケットはもちろん、シングルピークドラペルというデザインもサヴィル・ロウで愛されたデザイン。『ボリオリ』時代を踏襲した裏地のない軽い着心地は今もなお健在です。

南イタリアらしい柔らかな仕立てと、色気のあるグラマラスなフォルムが特徴的な『タリアトーレ』。デザイナーのピーノ・レラリオ氏の個性も相まって今、破竹の勢いで世のウェルドレッサーを魅了しています。ビンテージ調のツイードジレは、いかにも英国風なグリーンの発色。ブリティッシュテイストは、このような昔の染色技術ならではのくすみがかった色目にも表れます。

ハリスツイードとレザーのコンビネーションのスタジャンは、スポーティーながらもブリティッシュでクラシカルなムード漂う1着。ハリスツイードのなかでも薄手で軽量でソフトタッチなモノを採用し、スリーブには柔らかく滑らかなラムレザーを使用することで、ライトな羽織り心地と動きやすさを実現。シャツやタートルネックニットなどと合わせて上品に着るのがイマドキです。

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