アークテリクスのジャケットは街着にハマるミニマルデザイン。今買いの15着はこれ

アーキオプテリクス（＝始祖鳥）の化石をモチーフとしたロゴでお馴染みの『アークテリクス』は、デイブ・レイン氏とジェレミー・ガード氏という2人のクライマーによって1991年にカナダで設立されたアウトドアブランドです。“地球上にある最高の素材、最高の技術、革新的なデザインで製品を作る”という指針を掲げているだけに、そのクオリティはまさに折り紙付き！ さらに、カッティングや縫製などすべての工程ごとに検査を実施するなど、どのアイテムも非常に厳しい管理体制のもとで生産されています。そして極限まで機能美を追求した洗練のプロダクツは、スタイリッシュな街着としても人気。『アークテリクス』が現在のアウトドアMIXトレンドをけん引する旗手となっているといっても過言でないでしょう。

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才色兼備という言葉がよく似合う同ブランドの中でも、必ず押さえておきたいのがマウンテンパーカーを筆頭としたジャケット類です。大人好みのミニマルなルックスと高次な機能性が融合した逸品は、キャンプにタウンユース、モノによってビジネスまで縦横無尽に活躍。シーンを跨いで使える“マルチユース”がトレンドとなる昨今において、極上の相棒となってくれるはずです。品質を徹底追求しているがゆえに他のアウトドアブランドと比較して価格帯はややアッパーですが、確実にそれ以上の費用対効果が期待できます。

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ブランドで展開する多くのジャケットは、モデル名の末尾に“SV”や“AR”などのアルファベットが付いています（モデルによっては定義されてない場合もあり）。たとえ同じシリーズであってもこのアルファベット次第でスペックが大きく変わってくるので、購入時はご注意を。以下で代表的なアルファベットを解説しますので、それぞれの特徴を覚えておきましょう。

その1

過酷な野外シーンを想定して開発されているのがSVモデル。悪天候の厳しいコンディションやスキー・スノーボードなどの激しいアクティビティにも対応できるよう、耐久・耐候性の高いマテリアルを惜しみなく用いて生産されています。スペック面ではまさしく最高峰といえますが、そのぶん他のアルファベットカテゴリと比べて軽量性は劣ります。

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その2

SVに次ぐ上位アルファベットとなるのがARです。あらゆるアクティビティで着用できるように設計・開発されており、本格アウトドアからタウンユースまでフレキシブルに対応。耐候性に優れたスペックを実現しつつ、基本的にはSVよりも軽い着心地に仕上げられています。バランスの取れた作りなので、ファーストモデルとしてもおすすめ。

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その3

LTは必要最小限の機能性とミニマルなデザインによって軽さを追求しているのが特徴です。ただし、“必要最小限”といっても軽めの登山程度であれば問題なく対応できますし、耐久性もきちんと確保されているのでご安心を。ARよりもスペックは下がりますが、ライトウェイトなぶんタウンユースにもおあつらえ向き。

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その4

LTよりも一段とライトウェイト性に特化しているのがこのSL。コンパクトにたたんで携行できる手軽さも兼ね備えており、街・山・旅とシーンをまたいで自在に活用できます。ただ、軽さや携行性を最重要視しているがゆえに、強度に関しては他カテゴリよりもやや低め。ハードなアウトドアには向いていないので注意しましょう。

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ちなみに、その他にも以下のようなアルファベットが存在しています。どれを選べば良いか迷った場合には、ショップスタッフに相談するのが良いでしょう。

FL(ファスト＆ライト)：“敏速＆軽量”に特化したモデル。さまざまなコンディション下での素早い移動を目的としている。

・IS(インサレーテッド)：中綿入り製品。断熱性に長け、さまざまな要素から体を暖かく守る。

・MX(ミックスドウェザー)：耐久性に加えて、通気性と動きやすさにも優れるアイテム。変わりやすい天候下で着用するのに適している。

購入するうえで、忘れてはならないのがサイズの話。『アークテリクス』はカナダブランドということで大きめの海外規格となっているため、モデルや用途にもよりますが普段よりワンサイズダウンを基準にして選ぶのがおすすめです。特に、厚手のインナーを想定したARやSVといったカテゴリはかなり大きめに設計されています。安い買い物ではないので、できるだけ試着してから購入しましょう。

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アウトドアトレンドをけん引する『アークテリクス』のジャケットを厳選してレコメンド。どれもシンプル＆スマートなルックスながら、抜群のスペックを備えています。自然でエンジョイするときも、街に繰り出すときも良き相棒となってくれること確実！

アイテム1

ハイキングやトレッキングなど、多種多様な環境に対応した万能選手なシェルジャケットが「ゼータ」。こちらのSLモデルでは軽量性と防水性を両立したゴアテックス パックライト プラスを素材に採用しており、着心地は驚くほど軽快です。関節の構造に沿った立体的なパターンとなっているのも特筆点で、運動性も極めてハイレベル！

• 『アークテリクス』ゼータ SL
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アイテム2

「アルファSV」はプロのアルピニストからも採用される最高峰マウンテンパーカー。モスト ラギッド テクノロジー採用のゴアテックス プロが素材に用いられており、嵐にも耐える高次元な防水透湿性を確保しています。さらに、1.6mm幅のマイクロシームにより体積・重さを削減することに成功。万一の遭難時に役立つRECCOリフレクターを左上腕ポケットに搭載しているのもポイントです。

• 『アークテリクス』アルファ SV
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アイテム3

ゴアテックス素材によって高い防風性・防水性を確保していることに加え、最上級のヨーロピアングースダウンを充填しているので保温性も指折り！ “LT”モデルだけあって軽量性にも長けていますから、着用時のストレスを感じることもありません。ヘルメットに対応したフードや換気機能付きのピットジッパーなど、細部のディテールも気の利いた作りに。

• 『アークテリクス』マカイ LT ジャケット
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アイテム4

主役としてもミッドレイヤーとしても使える薄手のインシュレーションジャケット。季節やシーンを跨いで活用できるので、1着あると重宝すること請け合いです。中には断熱性・速乾性・耐久性の三拍子が揃った人工中綿コアロフトが充填されており、薄手とはいえ保温性はかなりのモノ。その上、表地には防風性・撥水性に長けた高機能ナイロンが取り入れられていますから、少々の雨であれば苦になりません。

• 『アークテリクス』アトム AR フーディ
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アイテム5

こちらの「アトム」はフードを省いたスタンドカラーデザイン。ベーシックなルックスゆえに、きれいめのコーディネートとも好相性を見せてくれます。前出の「アトムARフーディ」と同じく、フィリングには高機能中綿のコアロフトを起用しており防寒性は折り紙付き！ もちろん撥水性にも長けていますから、雨の日にも憂いなく袖を通せます。

• 『アークテリクス』アトムARジャケット
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アイテム6

包み込まれるように温かな着心地のフリースジャケット。素材に起用されたポーラテック ストレッチ プロは保温性のみならず通気性やストレッチ性も叶えており、山でも街でもコンフォートな衣類内環境を提供してくれます。なお、ボディは適度に薄手で、シェルジャケットの下にレイヤリングしてももたつくことはありません。

• 『アークテリクス』カイヤナイト AR フーディ
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850フィルパワーを誇る良質なナチュラルダウンをたっぷりと充填！ すらっと薄手のフォルムとは裏腹に、高い保温性を誇っています。湿気が溜まりやすい場所には天然ダウンに代わって速乾性の高いコアロフト素材を注入し、快適性を高めているのもGOODです。また、コンパクトに携行できるのも美点のひとつ。トラベルのお供としても大いに躍動してくれるはずです。

• 『アークテリクス』セリウム フーディ
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アイテム8

わずか90gという圧巻の軽量性が魅力のトレイルランニング用シェルで、羽織っているのを忘れるかのような着心地を体感できます。薄手でありながら、ハイレベルな防風性能を備えているというのも頼もしい限り。ポケットに収まるほど小さく折りたためめますから、携行だってラクラクです。

• 『アークテリクス』ノーバン ウィンドシェル ジャケット
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アイテム9

すらりと美しいシルエットが持ち味のアウトドアコートは、都会的な面持ちできれいめコーデともマッチング良好！ 普段着ているシャツやスラックスとも好相性を発揮してくれます。3レイヤーのゴアテックス素材が用いられている本格アウトドアウェアですから、機能性も一切隙がありません。しかも、カラダに沿った立体構造につきストレスなく動き回れます。

• 『アークテリクス』ソーヤー コート
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アイテム10

気温が曖昧なシーズンには欠かせないフリースジャケット。中空グリッド構造となったポーラテック パワードライ フリースは軽さと暖かさを兼ね備え、快適なアクティビティをサポートしてくれます。ご覧の通りの鮮やかな発色ですので、着こなしのアクセントとして取り入れるのも大いにアリ！ 自分なりのスタイルで楽しんでみましょう。

• 『アークテリクス』デルタジャケット
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『アークテリクス』の都市生活向けラインとして2009年に誕生した『アークテリクス ヴェイランス』もぜひチェックしておきたい存在。アウトドアブランドとして培った機能性を活かしつつ、とことんソリッドなデザインにこだわった珠玉のプロダクツは洗練を追い求める大人にぴったりです！

アイテム1

速乾性と通気性を併せ持ち、なおかつシワにも強いテラテックス素材を使った快適ジャケット。品良いカジュアルコーデはいわずもがな、ビジネスシーンにも溶け込んでくれるアイテムです。表面は撥水加工でフィニッシュされていますから、小雨程度であれば問題なし。美麗なフィット感とは裏腹の、驚くほどに軽やかな着用感も特筆点です。

• 『アークテリクス ヴェイランス』ブレザーLT
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アイテム2

スマート&クールなデザインのダウンコートですが、ゴアテックス素材を使っているので耐候性は随一！ しかも、内部には850フィルパワーのヨーロピアングレーグースダウンを充填していますから、暖かさに関しても申し分ありません。なお、ダウンライナー部分はスナップボタンで自在に脱着可能。シンプルなゴアテックスコートとしても着用できます。

• 『アークテリクス ヴェイランス』パトロールダウンコート
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アイテム3

ボディのナイロン生地はさらりと極薄なタッチでありながら、強度と撥水性を両得。おまけに小さくたためるパッカブルデザインですから、都市に野外にとフィールドを横断して着用できます。サイドには大きく開閉できるジップが付属しており、プルオーバー型とはいえ脱着は極めてイージー。裏面にシームテープを仕様するなど、細部にも機能美が宿っています。

• 『アークテリクス ヴェイランス』デルモSLプルオーバー
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アイテム4

カジュアル使いはもとより、ビジネスシーンにも違和感なくマッチするステンカラータイプの逸品。表地から縫い目を排除することで、モダンなイメージに一層磨きを掛けています。ゴアテックスファブリック×シームテープの併せ技によって、高次元な防水性を実現しているのもさすがの一言。しかも、人体の構造に沿ったパターン設計となっているおかげで、驚くほど快適な着心地です。

• 『アークテリクス ヴェイランス』パーティション コート
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アイテム5

防風・保温・透湿性に優れるゴアテックス インフィニアムを駆使した機能派ブレザー。心地良く着られるのはもちろんのこと、柔らかな風合いで化学繊維特有の“シャカシャカ感”がないのも大きなメリットです。おまけに、ストレッチ素材を混紡していますから、ブレザー型とはいえ動きやすさは抜群。オン・オフを横断して活用したいところです。

• 『アークテリクス ヴェイランス』インディシス ブレザー
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最後は、『アークテリクス』のジャケットを愛用するファッショニスタたちの着こなしをチェックしていきましょう。カジュアルなコーデに合わせたり、アウトドアテイストに振ったり、あるいはきれいめに料理したりとその活用術は千差万別です！

コーデ1

ジーンズ＆カットソー、足元にはスケートシューズと、これぞ“ザ・アメカジ”なコーディネート。しかしそこに『アークテリクス』のジャケットを羽織ることで、旬なアウトドアテイストを上手くブレンドしています。落ち着いた配色でまとめることで大人っぽさもきちんとキープ！

コーデ2

『アークテリクス』のマウンテンパーカーを中心としたシックなモノトーンスタイル。それでいてほんのりとリラクシングな雰囲気なのは、開襟シャツやランシューといった抜け感あるアイテムを巧みに落とし込んでいるからです。着こなし巧者らしい、リズムの良いスタイリングはぜひ参考に！

コーデ3

ほっこりフリースにシェルジャケットをレイヤリングした、『アークテリクス』ユーザーでは珍しい直球アウトドアなファッション。アウターのデザインがミニマルゆえに、柄フリースや発色豊かなニットキャップによるアクセント効果が一段と際立っています。ボトムスには動きやすいワイドイージーパンツをピックアップ。

コーデ4

『アークテリクス』×『ビームス』のコラボレートジャケットを主役に抜擢。ブーツカットパンツ&革靴との着合わせにより、きれいめ感あるアウトドアMIXスタイルへと導いています。フロントのジップをフルクローズして、ミニマルなムードを一層高めているのも印象的です。

コーデ5

中綿ジャケットと極太のストレッチパンツによるマッチアップ。必要最小限のアイテムによるプレーンな装いだからこそ、そのボリューミーなシルエットがより鮮明なものとなっています。足元はウェアのボリュームを考慮して、『ジョーダンブランド』のファットなハイカットスニーカーを選択。