
ゴアテックス採用アウター15選。おすすめアイテムを人気ブランドから選抜
悪天候をまったく苦にしないゴアテックスアウターは、街でもアウトドアでも強い味方に。その魅力やお手入れ方法を解説しつつ、人気ブランドの秀作をお見せしていきます。
そもそも“ゴアテックス”って何?
ゴアテックスメンブレンという特殊なフッ素系樹脂の膜を貼り合わせた高機能生地のことを一般的に“ゴアテックス”として定義します。正式にはゴアテックスファブリクスと呼ばれるこの生地は、優れた防水性・透湿性・防風性を備えるのが最大の特徴。ちなみにゴアテックスファブリクスにもいくつか種類があり、表地+メンブレンの2層構造となったものや、表地&裏地でメンブレンを挟んだ3層構造のもの、さらには表地+メンブレン+裏面コーティングの“2.5層”というタイプも存在します。層が厚いほど基本的に防水性は上がりますが、その分重さが増すという側面も。
ゴアテックスのメリットって、何だろう
高次な防水性・透湿性・防風性を備えるゴアテックス製品ですので、アウトドア使いしやすいことは言わずもがな。海や山といった天候&気温の変化が激しいフィールドにおいて、そのスペックの高さは頼もしい限りです。その上、活躍するのは野外シーンだけにとどまりません。常に快適なウェア内環境を提供してくれますから、日常的な場面でも非常に使いやすいんです。よく“高い”という声もあがるゴアテックスものですが、この汎用性を考えるとむしろコスパは良好といえるかもしれません。
天候不問。ゴアテックス採用アウター15選
悪天候をもろともしない、ハイポテンシャルなゴアテックスアウターをさっそくご紹介。秋コーデの主役として最適の主張たっぷりなモデルから、大人好みのシンプルデザインまで幅広くピックしたので、自分にハマる1着をチョイスしてください。
ブランド1
『ザ・ノース・フェイス』
90年代にブランドが展開していたスノーボードウェアを現代的に昇華した「レイジシリーズ」から登場。2レイヤーのゴアテックス生地による優れた機能性もさることながら、思わず目を引く大胆な柄使いもポイントとなっています。無難に帰結しがちな秋の装いに、ガツンとインパクトを与えてくれること確実!
ブランド2
『マウンテンハードウェア』
シチュエーションを選ばないシンプルなゴアテックスジャケットゆえに、使い勝手は良好。大人っぽさを損なわないよう、ロゴマークも控えめにプリントされています。右ポケットに本体をセルフ収納できるので、持ち歩きもラクラク。表地に100%リサイクルポリエステルを活用した、サステナブルな生産背景もGOODです。
ブランド3
『エーグル』
オーソドックスなデザインを踏襲したシェルジャケながら、鮮やかな配色ゆえにアクセント効果抜群。さらりと羽織るだけで華やぎのある着こなしが完成します。シルエットは適度の余裕があるレギュラーフィットで、レイヤードスタイルにもうってつけです。表地には滑らかなポリエステルを駆使し、ゴアテックス パックライトにより快適性もフォロー。
ブランド4
『アークテリクス』
ゴアテックス パックライト採用のパッカブルシェル。小さく畳んで携行できますから、街・山・旅とさまざまなオケージョンで強さを見せてくれます。おまけに、関節に沿った立体的なパターンによって充分な運動性も確保。目の冴えるようなカラーリングで、装いのアイキャッチとしても申し分ありません。
ブランド5
『ノローナ』
使用しているのは、ゴアテックス素材の中でも最高レベルの性能を持つゴアテックス プロ。過酷なアウトドアにも適応するスペックを有しています。運動量が求められる肩&肘部分にストレッチ素材を取り入れるなど、細部への注力ぶりも見逃せません。シルエットは適度に細身で、都会的なコーデとも好相性。
ブランド6
『ミレー』
全体的にゆとりあるフォルムとなったゴアテックスジャケットで、ボリュームあるトップスの上からでも羽織れます。素早くウェア内の湿気を逃がせるよう、脇下にはベンチレーションジップを装備。他にも、ハンドウォーマーポケットに内側のジップポケット、収納式フードなどこだわりの意匠が散りばめられています。
ブランド7
『ティラック』
昨今注目を浴びるゴアテックス シェイクドライを取り入れた逸品。これは通常生地の裏側にラミネートするゴアテックスメンブレンをあえて表地に使うという画期的なテクノロジーで、圧倒的に軽い仕上がりとなるのが利点です。もちろん、防水透湿性も抜群。生地~パーツまで黒で統一したクールなデザインも好印象です。
ブランド8
『チャムス』
90’sテイストなツートーンカラーとなったゴアテックス製アノラックは、トレンド感の打ち出しにうってつけ。フロントポケット内に本体を自己収納できるパッカブル仕様も見どころで、コンパクトに持ち運べます。右の袖口には使いやすいカードポケットをあしらい、左胸にはお馴染みのブービーフェイスロゴを刺しゅうでオン。
ブランド9
『プロモンテ』
3レイヤーのゴアテックス生地を起用した本格仕様ながらも、優れたコストパフォーマンスを実現。入門モデルとしてもおすすめできる1着です。表地には引き裂き強度に富む50デニールのナイロンリップストップをピックアップ。コントラストカラーの止水ジップで、ほんのりと遊び心も注入しています。
ブランド10
『バートン』
『バートン』が十八番とするカラーブロックデザイン。それ1着で主張ある着こなしを作り上げられます。そして、両方のスリーブに入ったプリントがストリートな雰囲気を後押しします。ゴアテックス素材を使っているうえ、縫い目には水の侵入を防ぐシームテープを施しているので、防水面に関しても文句ナシ。
ブランド11
『マーモット』×『ビームス』
モッズコートをデザインベースとしたミリタリーテイスト濃厚な1着。軽量性と防水透湿生を両立したゴアテックス パックライトを用いているため、重厚な見た目に反して着心地はライトです。機能中綿であるプリマロフトを注入していますから、保温性も実にハイレベル。フロントはテープとスナップボタンが一体型になったブロックテーピーを採用しています。
ブランド12
『デサントポーズ』
品行方正なウール100%の表地ですが、ゴアテックスをラミネートしているので防水性はアウトドアスペック。あくまでもミニマルなルックスに徹しているので、ビジネス~カジュアルまでフル活用できます。フードは便利なデタッチャブル式で、シルエットはウエストのドローコードで調整可能。
ブランド13
『ヘルノ』
ハイスペックなアイテムを展開する「ラミナーシリーズ」より放たれる今作。見た目はビジカジ対応のシックなステンカラーコートですが、ゴアテックスにより高次元なポテンシャルも両立しています。しかも、中にダウンを封入していますから防寒性も折り紙付き! それでいて着膨れとは無縁の美しいシルエットに仕上げられています。
ブランド14
『フォックスファイヤー』
極寒地にも耐えるスペックを目指して開発された逸品。2レイヤーのゴアテックス生地が水の侵入をシャットアウトし、中に封入された650フィルパワーのアラミド社製ダウンが身体を芯から温めてくれます。なお、フードに装着された天然ファーは自在に脱着でき、2WAYで着こなすことが可。
ブランド15
『ウールリッチ』×『ジャーナル スタンダード』
『ウールリッチ』を代表する名作アウターである「アークティックパーカー」に別注。ボディー素材をゴアテックスにアレンジすることで、いっそうのスペックアップを適えました。さらに、ボタンを生地と同系色に変更したり、タウンユースを前提にしたすっきりシルエットに改良したりと、スマートさも大幅にアップしています。
ゴアテックスのアウターは洗えるの? 洗い方は?
「高いものだし、なんとなくデリケートな気がする」という理由から、洗濯を避けている人も多いゴアテックスアウター。ですが、実はほとんどの場合ガシガシ自宅の洗濯機で洗えます。むしろ洗わないと付着した汗や汚れがゴアテックスの機能性低下を招くので、長持ちさせたいならマメに洗濯するべき! 特殊な洗剤も必要なく、普段着洗いに使用しているものと同じで問題ありません。すすぎと乾燥だけきちんと行うように心掛けましょう。
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山崎 サトシKEYWORD関連キーワード