
最高峰のプレミアムダウン。モンクレールのおすすめ10モデル
ダウンジャケットをファッションアイテムとして日本に広く普及させた功労者の『モンクレール』。王者の風格すら感じさせるブランドの魅力と、狙い目モデルを紹介します。
プレミアムダウンの老舗ブランド『モンクレール』
『モンクレール』は1952年にフランスのグルノーブル郊外で誕生したブランド。もともとは登山家向けにテントやウェア類などを生産していました。その後、フランス人として初のヒマラヤ登頂を成し遂げたリオネル・テレイ氏をアドバイザーに迎えて本格派のダウンウェアを生み出すようになりました。
1960年代に入るとスキーウェアも展開。1968年の冬季オリンピックではフランスアルペンチームの公式スポンサーに選ばれ、それがきっかけでフランスの国鳥であるオンドリがアイコンとなりました。1980年代に入ると、パリのセレクトショップなどが『モンクレール』のダウンジャケットを取り扱い始め、ファッションアウターとしての人気を獲得。日本でも知られるようになり、2005年にドラマで人気俳優が着用したことなどをきっかけに一気に知名度がアップ。現在の確固たる地位へとつながっています。
価格以上の価値がある。『モンクレール』が選ばれる理由
『モンクレール』のダウンジャケットの人気の理由を大きく3つに絞って解説します。ちなみに、読んだら『モンクレール』のダウンが欲しくなりますので、ご注意を!
理由1
ホワイトグースに象徴される高い品質
ダウンジャケットの生命線はダウン=羽毛ですが、『モンクレール』では最高峰なホワイトグースの産毛を採用し、軽さと温かさを厳しい認定基準をクリアして、フランス規格協会ANFORからキャトルフロコン (4Flocons) という高い評価を得ています。さらに、ほかの素材も高品質。表地の代表的な素材はシャイニーナイロンですが、光沢のある表情がラグジュアリーなムードを放ちます。しかもフッ素樹脂加工が施されているため、撥水性や防汚性にも優れています。
理由2
タウンユースを意識した美しいシルエット
ダウンジャケットは羽毛を使用していて暖かいのが魅力ですが、ボリュームがあるために野暮ったいシルエットになりがちです。その点、『モンクレール』のダウンジャケットはスタイリッシュな印象。それは、細かいパーツごとにダウンの量をグラム単位で設定し、シルエットを計算し尽くしているから。凹凸が目立ち過ぎず、ビジネススタイルにも合わせられるようなスマートな仕上がりが大きな魅力となっています。
理由3
エレガントな個性を振りまくデザイン
本格的なスペックを備えつつ、デザインにも力を入れているのが『モンクレール』。名だたるデザイナーとのジョイントワークがその事実を物語っています。クラシカルでオーセンティックなモデルだけでなく、モードなデザインのモデルもラインアップ。シーズン限定のコラボコレクションも人気を集めています。
※参考:『モンクレール』に参加orコラボした主なデザイナー ※50音順
相澤陽介氏(ホワイトマウンテニアリング)、アーデム・モラリオグル 氏(アーデム)、阿部千登勢氏 (サカイ)、アレクサンドル・マテュッシ氏(アミ アレクサンドル マテュッシ)、アレッサンドラ・ファキネッティ氏、ヴァージル・アブロー 氏(オフホワイト)、クリストファー・レイバーン氏、クレイグ・グリーン氏、グレッグ・ローレン氏、ジャンバティスタ・ヴァリ氏、渡辺淳弥氏 (ジュンヤワタナベ コム デ ギャルソン マン)、ニコラ・ジェスキエール氏 (バレンシアガ)、三原康裕氏 (ミハラヤスヒロ)、メアリー・カトランズ氏、山本耀司氏(ワイズ/Y’s)
『モンクレール』のダウン10モデルを一挙見せ
独断と偏見で今おすすめの現行モデルを10点ピックアップしました。スタンダードなタイプからモダンなデザインまで揃っているので、自分の好みやスタイリングにマッチする1着が見つかるはずです。
アイテム1
MAYA (マヤ)
長い間、アイコニックなモデルとして人気を集めていた「HIMARAYA (ヒマラヤ) 」を進化させた後継モデル。身幅をスリムに、着丈をショートにアレンジしたコンパクトなシルエットでモダナイズしています。表地は定番のシャイニーなナイロン生地で、光沢感がリュクス。左袖のポケットに付いたロゴワッペンがさりげないアクセントとして効いています。
アイテム2
MONTGENEVRE (モンジュネーブル)
定番モデル「MAYA (マヤ)」のデザインをベースにしつつ、ウール素材で上品にアレンジしたダウンジャケット。ビジネスシーンでも使える面持ちで、幅広いテイストにマッチします。素材に撥水加工を施しているため、雨や雪などの悪天候にも対応。スナップボタンでフードが着脱でき、首回りの印象や防風性を調整できます。
アイテム3
ECRINS(エクリン)
こちらもスタンダードなデザインですが、主にアウトドアやアクティブなシーンを想定したダウンパーカー。袖口はスナップボタン、裾はドローコードでフィット感が調整できるように工夫しています。他の定番モデルと同じく、左袖のポケットについたロゴがさり気ないアクセント。カラバリはレッド、ブラック、ダークブルー、パープルの4色です。
アイテム4
CLUNY (クリュニー)
フロントをボタン&ダブルジップの2重仕様にすることで、防寒性を高めた定番モデル。着丈が長めでコートライクに着回すことができます。ラグジュアリーなコヨーテファーとフードはそれぞれ取り外しができ、コーディネートや気候に合わせてアレンジが可能。防水仕様のナイロン生地で雨や雪も怖くありません。ポケット類が充実していて、実用性も抜群。
アイテム5
MONTBELIARD(モンベリアル)
中央を縦断するトリコロールのラインが印象的なダウンジャケット。実はジップのラインが2本並んでいて、カラフルなラインを隠しつつシルエットをタイトに調整することができます。また、袖口のスナップボタンでフィット感を調節することも可能。スナップボタン式の着脱可能なフードも付属しています。カラバリはダークブルーとブラックの2色。
アイテム6
MONTCLA(モンクラ)
大きなジップポケットとフード内側のブランドロゴがポイントになっているダウンパーカー。左肩にもブラックのアイコンパッチがセットされています。かなりスタイリッシュなルックスですが、防水ナイロンを使用していて雨や雪にも強い作りです。ブラック、ダークブルー、カーキに加え、クリーンな印象のホワイトもラインナップ。
アイテム7
GEBROULAZ(ジェブルラッズ)
スタンダードなダウンパーカーに見えますが、実は表地にソフトなシープレザーを使用しています。左肩のパッチまでブラックで統一したミニマルなデザインで、革ならではのラグジュアリーな質感を引き立てています。ダウンアウターの保温性とレザージャケットのクールなムードを併せ持っている逸品なので、幅広いシーンで大活躍!
アイテム8
AMIOT(アミット)
バイカージャケットのフォルムをベースにしつつ、絶妙なボリューム感でダウンを封入した1着。フロントとポケットのジップラインがさり気ないアクセントになっています。撥水加工のナイロン生地を使用しているため、急な天候の変化にも対応。シルエットがタイト&ショートなので、オーバーサイズなコートなどのインナーとしても活用できます。
アイテム9
HANOVERIAN(ハノーヴェリアン)
新しく登場したロングダウンは、全身の大部分を高品質なダウンで覆うことができるため、かなりの保温力。スタンドカラーが高めで防風性も高く、悪天候から身を守ってくれます。取り外し可能なフード、スナップボタンで調節できる袖口、鮮やかなグリーンの裏地など、ディテールまで凝った作りも魅力的。左袖のポケット&ロゴも効いています。
アイテム10
TIB (ティブ)
『モンクレール』はダウンベストも豊富に展開していますが、その中でもスタンダードで着回しやすいモデルです。1980年代のアーカイブをベースにしつつ、スマートなシルエットでアップデート。ボリューム感が絶妙で、アウターとしてサマになる一方で、インナーダウンとしても活用できます。シャイニーなナイロン生地がスポーティなムードも加速!

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