やっぱり頼れる名ブランド。パタゴニアのダウンジャケット指名買いリスト

やっぱり頼れる名ブランド。パタゴニアのダウンジャケット指名買いリスト

冬服のなかで最もアイテム選びに妥協できないダウンジャケットを、人気アウトドアブランド『パタゴニア』からセレクト。人気のインサレーションウェアも合わせてご紹介。

伊藤 千尋

2017.11.24

パタゴニア(patagonia)
ダウンジャケット・ベスト

アウトドアウェアが“街着”として認知されたのは、『パタゴニア』がきっかけ

この季節になると、やはり頼りたくなるのがアウトドアブランドの機能的ウェア。今でこそ“街着”として当然のように取り入れられていますが、「アウトドアウェア=おしゃれ」というイメージは、『パタゴニア』がきっかけだといわれているんです。本題であるダウンジャケットをご紹介する前に、まずは同ブランドの歴史を振り返ることから進めていきたいと思います。

『パタゴニア』の前身となる『シュイナード・イクイップメント』の存在

アウトドアウェアが“街着”として認知されたのは、『パタゴニア』がきっかけ

『パタゴニア』の前身となるブランド『シュイナード・イクイップメント』は1957年創立。当時はウェアではなく、主にロッククライミング用のギアを製造・販売していました。創設者でありながらプロクライマーとしても有名なイヴォン・シュイナード氏は、自身が使ううえでもギアはシンプルであることが重要と考え、軽量性、耐久性、機能性などのあらゆる面でギアを改良していきます。完成したギアはどれもシンプルでありながら丈夫さを兼ね備え、さらに多用途で使えるという点も高く評価され、一気にクライマーたちの支持を獲得。1970年頃には、クライミングギアにおけるアメリカ最大のサプライヤーにまで成長していきます。

予期せぬ反響でウェアブランドへと発展。それが現在の『パタゴニア』

とある旅先でクライミング用にラグビーシャツを購入したイヴォン氏。当時は、地味なスウェットシャツ×チノパンがクライミングの定番着だったため、同氏のようにカラフルな格好で登るクライマーはかなり珍しかったはずです。しかし、その明るいデザイン性に加え、タフさを兼ね備えたラグビーシャツは、次第に周りのクライマーたちから「クライミングに最適なのでは?」と注目され始め、そこに目をつけた『シュイナード・イクイップメント』はラグビーシャツを輸入し、ウェアの販売に携わることに。すると、その反響は在庫が追いつかなくなるほど大盛況となり、ウェア部門専用のブランドが必要と考え、『パタゴニア』をスタートさせます。

世界初のパイルジャケットをリリース。『パタゴニア』として好スタートを切る

1973年、『パタゴニア』が創立。その名のとおり、南米最南端のパタゴニア地方に由来しており、“遠隔地などの厳しい環境下でも快適に過ごせるウェアを作るために”、また“どこの国でも発音できるように”という想いが込められています。クライマーたちの間で大きな話題を呼んだのは1977年。世界初となるパイルジャケット(現在のフリースの原点ともいわれる名作)をリリースし、タフなうえに動きやすく、さらに保温性も高いことから大ヒットを記録します。これを皮切りに『パタゴニア』というブランド力が磨かれていくのです。

『パタゴニア』が、アウトドアウェア=おしゃれなイメージへと変える

1980年代初頭。当時のアウトドアウェアといえば機能服という印象が強く、デザイン性よりも実用性を重視するのが一般的でした。そのため、主なカラーバリエーションはネイビーやカーキなどの地味なモノばかり。そんななか、『パタゴニア』がアウトドアウェアのイメージを大きく変えていきます。女性社員のひと言をきっかけに赤のマウンテンパーカーをリリースしたところ、アウトドアのシーンだけでなく、大衆向けの普段着として定着。これを機にビビッドカラーを次々に取り入れていき、『パタゴニア』人気はさらに加速していきます。アウトドアウェア=おしゃれな普段着という流れは、ここから始まったのでしょう。

『パタゴニア』のダウンが人気。何がそんなに魅力なの?

さて、ここからが本題! 今回ご紹介する『パタゴニア』のダウンジャケットは、何がどう魅力的なのでしょうか。おしゃれなルックスはもちろん、アウトドアブランドということですのでやはり機能面は気になるところ。さっそくチェックしていきましょう。

魅力1『パタゴニア』のダウン製品は、暖かいうえに軽い着用感

ダウンジャケットの保温力は、詰め物(=羽毛、ダウン)の質に左右されます。例えば、通販番組で羽毛布団が紹介される際、「同じ重さの羽毛でもこんなに量(かさ)が違うんです」というシーンを見かけますよね? まさにそれがダウンの質の差。羽毛のフィルパワー(= FP。同じ重さの羽毛を体積に数値化したもの)をわかりやすく比較しているんです。羽毛の膨らみが大きいほど保温力はUP。そのためフィルパワーの値が大きいほどダウンの質が高いことを意味します。数値として550以上あれば良質とされるなか同ブランドのダウン製品はほとんどが600以上。つまり、ダウンを多く使わなくても保温性が高いので、暖かいうえに軽いという特徴があります。

魅力2環境保護に取り組む『パタゴニア』。その活動は、もちろんダウン製品にも!

『パタゴニア』のダウンが人気。何がそんなに魅力なの? 2枚目の画像

『パタゴニア』といえば、エシカルなブランドとしても有名。回収したペットボトルから作られるポリエステルファイバーや、化学薬品を使わないオーガニックコットンなど、環境保護に取り組んだウェア作りが高く評価されており、ダウン製品もさまざまな配慮が見られます。

当時、世界に供給されるダウンのなかには、“強制給餌”や“ライブ・プラッキング(生きたままの鳥から羽毛を採取すること)”など、非人道的な採取が事例として少なくなかったそうです。その事実に気付いた同ブランドは、2014年以降すべてのダウン製品にトレーサブル・ダウンを採用。鳥の飼育から衣類製造工場までをしっかり管理できるトレーサブル・ダウン(追跡可能なダウン)は、消費者の信頼にもつながり、優れた保温力だけでなく環境保護という面でも『パタゴニア』のダウンジャケットは認められています。

魅力3シーンを選ばないおしゃれなルックス

アウトドアウェアをおしゃれなモノへと一変さえた『パタゴニア』。保温性に優れたダウンを使用しているため、“ガッツリ羽織る”というよりは“スマートに着こなせる”という印象でしょうか。もちろん、フィルパワーが高くなるほどボリューム感は増しますが、ほかのそれに比べるとすっきりとした見た目が特徴。「Tシャツ1枚に羽織っても寒くない」といわれる同ブランドのダウンジャケットは、着膨れする心配もありません。

また、カラーバリエーションの豊富さも魅力の1つ。汎用性に優れた暗めのカラーから、コーデを華やかにする明るめのカラーまでラインアップが充実しています。

2017年はダウンの当たり年。『パタゴニア』がおすすめなのはこんな人

正直言って、『パタゴニア』のダウンはすべての方におすすめしたいくらいのアイテム。バリエーションも豊富に揃っているので、機能性を重視して選びたい、ベーシックで汎用性の高い1着が欲しい、思い切って明るめのカラーに挑戦したい等、さまざまなニーズに応えてくれるでしょう。

種類豊富な『パタゴニア』のダウン。おすすめラインアップをチェック

現行モデルのなかからおすすめの10点をピックアップ。それぞれの特徴とともに、シルエット、素材、重さなどの項目も設けてありますので、ぜひ比較してチェックしてみてください!

軽量かつ防風性に優れたメンズ・ダウン・セーター。『パタゴニア』を代表するアイテムの1つで、幅広い着こなしに対応してくれる優れモノです。太すぎず細すぎずの絶妙なシルエットですので、アウターにはもちろん、インナー使いも最適。フードタイプもあるので、気になる方は合わせてチェックを!

型:レギュラー・フィット
中綿素材:トレーサブル・ダウン100%
シェル素材:リサイクルポリエステル100 %(DWR加工済み)
フィルパワー:800FP
重さ:371g

上記のアイテムよりさらにスマートなシルエットのメンズ・ダウン・シャツ。メイン使いというよりは、インナーダウンとして保温性をUPさせたいときにおすすめです。ミニマムなデザインですので、アイテムを選ばず合わせられますよ。

フィット:スリム・フィット
中綿素材:リサイクル・ダウン100%
シェル素材:リップストップ・リサイクル・ポリエステル100 %(DWR加工済み)
フィルパワー:600FP
重さ:257g

クラシカルなルックスが印象的なメンズ・ダウン・スナップT・プルオーバーは、その名のとおり、スナップ留め仕立てのプルオーバータイプになっており、チェストポケットのあしらいも好ポイントです。全体的にシンプルでありながら、ひとクセあるプルオーバータイプはコーデのアクセントにうってつけ。左右にハンドウォーマーポケット付きで小物の収納にも好都合です。

フィット:レギュラー・フィット
中綿素材:リサイクル・ダウン100%
シェル素材:リップストップ・リサイクル・ポリエステル100 %(DWR加工済み)
フィルパワー:600FP
重さ:349g

登山好きの方ならご存じかもしれませんが、フィッツロイとはアンデス山脈にある3,000m級の山の名称で、“このような過酷な環境でも快適に”というのがモデル名の由来になっています。ダウンジャケットの形状としては昔ながらの“もりっ”としたシルエットですが、それがかえって新鮮な面持ち。今年のトレンドにもきっとマッチしてくれます。

型:レギュラー・フィット
中綿素材:トレーサブル・ダウン100%
シェル素材:パーテックス・クアンタム・ナイロン100%(DWR加工済み)
フィルパワー:800FP
重さ:632g

定番モデルであるメンズ・ダウン・セーターをさらに暖かくしたメンズ・ハイロフト・ダウン・フーディ。ドローコードで調節可能なドロップテイルの裾が悪天候でも対応できる最大限のプロテクションを提供してくれます。

型:レギュラー・フィット
中綿素材:トレーサブル・ダウン100%
シェル素材:リップストップ・リサイクル・ポリエステル100 %(DWR加工済み)
フィルパワー:600FP
重さ:530g

大人の丈感が印象的な1着。個人的にはこのシックな色みが好みですが、機能面も非常に優秀です。例えば、マウンテンパーカーなどによく見られる2WAYフロントジッパーの採用。スマートな見栄えになり、外部からの雨風の侵入も防いでくれます。また、裏地に施したソフトな起毛ジャージーもポイントで、肌触りが良く、保温性もUP。ちなみに、同モデルはジャケットタイプもありますので、ぜひチェックしてみてください。

フィット:レギュラー・フィット
中綿素材:リサイクル・ダウン100%
シェル素材:ポリエステル100%とリップストップ・リサイクル・ポリエステル100 %の2重構造(DWR加工済み)
フィルパワー:600FP
重さ:1,142g

バイカラーでデザイン性を高めた本モデル。ナイロン・キャンバス製のシェルを使用していますので、ほかにない摩擦への強さとコットンのような肌触りが特徴です。ワークスタイルがお好きな方は、間違いなくこちらをおすすめします。

型:レギュラー・フィット
中綿素材:リサイクル・ダウン100%
シェル素材:平織りナイロン100%(うち51%リサイクルナイロン。DWR加工済み)
フィルパワー:600FP
重さ:859g

ダウン以外にも注目! 化繊のインサレーションジャケットもメリットだらけ

ダウンを使用した正真正銘のダウンジャケットのほかに、ハイテク素材を使用した化繊のインサレーションジャケットも『パタゴニア』の人気シリーズです。見た目こそ違いはわかりませんが、中綿(詰め物)がまったくの別物。例えば、

■ハイパーDAS・インサレーション
■プルマフィル・インサレーション
■フルレンジ・インサレーション

などさまざまな種類があります。「ダウンに比べるとやや保温性は控えめかも……」といわれますが、街で使用する分には文句ナシの暖かさ。ぬれに強く、乾きも早く、なおかつかさばりにくいというメリットがありますので、みなさま要チェックです!

さいの目状の縫い目が特徴的な1着。2009年に“最高の行動着”としてデビューするやいなや、たちまち人気を集め、今では『パタゴニア』の定番商品としてシリーズ化されています。水にぬれても保温性はキープされたままで、それでいてコンパクト&軽量。中間着として使いやすいのも魅力の1つです。

型:レギュラー・フィット
中綿素材:プリマロフト・ゴールド・インサレーション
シェル素材:リサイクル・ポリエステル100%(DWR加工済み)
重さ:337g

同ブランドのインサレーションの中で最も保温力を誇るのがこちらの1着。中綿には、最も保温性に優れた100グラム・ハイパーDAS・インサレーションを採用。シェルには、DWR(耐久性撥水)加工済みのパーテックス・クアンタム・リップストップ・ナイロンを使用していますので、雨や風、寒さなどの悪天候にも難なく対応してくれます。

フィット:レギュラー・フィット
中綿素材:100グラム・ハイパーDAS・インサレーション
重さ:524g

単独でもレイヤリングでもカッコいいメンズ・タフ・パフ・シャツ。キルティングシャツのようなルックスが特徴的で、大人のみなさまにはぴったりの1品です。耐摩擦性を備えた特殊な素材をシェルに使用しているので、多少ラフに使ってもまったくへこたれません。

型:リラックス・フィット
中綿素材:フルレンジ・インサレーション
シェル素材:メカニカル・ストレッチ織りポリエステル100%
裏地素材:リサイクル・ポリエステル100%
重さ:527g

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