妥協しない本格派。目利きの大人たちが手に取るガンゾの財布

妥協しない本格派。目利きの大人たちが手に取るガンゾの財布

経験豊富な目利きの大人たちがこぞって手にする『ガンゾ』の財布。長い歴史を有し、ジャパンメイドの最高峰とたたえられる日本の皮革ブランドの魅力に迫る。

菊地 亮

2017.12.04

ガンゾ(GANZO)
革小物
メイドインジャパン・国産

日本メイドの最高品質。『ガンゾ』の財布はなぜ海外からも支持されるのか

日本のモノ作りが国内だけにとどまらず、海外からも注目浴びる昨今。理由はいわずと知れたそのクオリティーにある。何十年も先を見据えた素材選び、細部にまで気を配り精巧に仕上げられる職人たちの技。崇高なマインドと熟練の技術によるアイテムは、もはや芸術の域といっていい。『ガンゾ』のアイテムはその代表格に数えられる。作られた瞬間から美しく洗練された表情を見せ、使い込まれることによりさらに拍車がかかる。それが目の肥えた大人たちをいつまでも魅了するのだ。

最高峰といわれる理由は、『ガンゾ』のルーツにあり

イタリア語で「いいね」を意味する『ガンゾ』は、世界有数のメゾンブランドのようなど派手なプロモーションはしない。そのため、創業100年を誇るにもかかわらず知る人ぞ知るブランドなのである。ルーツをたどれば1917年、中央区日本橋に設立した合名会社の味岡順太郎商店に行き着く。皮革小物の製造卸販売業を開業し、三越本店をはじめ都内の大手百貨店から強い信頼を得てきた。1968年には現社名の味岡へと改称。そして1999年に同ブランドを立ち上げるに至る。

誰もが納得。『ガンゾ』の財布の魅力はここ

『ガンゾ』の財布は、目の肥えた大人たちに最も好まれる。そのワケはどこにあるのか。多々理由は考えられるが、ここでは3つに絞って紹介しよう。

魅力1『ガンゾ』はヌメ革にこだわる

ヌメ革とは染色などがされていないタンニンなめしを施しただけの革。『ガンゾ』では特に、ヨーロッパ原皮に限定し使用されている。ほかの革に比べ繊維が細かいため非常に頑丈で、紫外線や熱によって革の中の油分が表面に染み出し独特な光沢を放つ。しかも、繊維が柔らかくなるにつれ使用者の手になじむよう形状も変化していくのだ。

魅力2現状に決して満足しない飽くなき探究心

人気シリーズ、「マエストロ」の立ち上げにも尽力した『ガンゾ』を代表する革職人、鎌田氏。腕利きとして国内で確固たる地位を築いていたがそれでは足りず、革製品の産地で有名なフィレンツェへと渡欧。世界的にも知られるイタリアの革職人の元で、また一から世界最高峰の技術を習得したのだ。その飽くなきこだわりに脱帽。

魅力3長く愛し、共に歩んでいけるモノを作るために

『ガンゾ』が考える最高の革製品とは、長い時間を共にし、持ち主の個性と同調しながら変化していくもの。そのためのアイテム作りに余念がない。たとえば、パーツごとに革を裁断する本裁ち。シボの出方が異なる革を、仕上がりをイメージしながら継ぎ目でシボが揃うように切り分けていく。その細部にわたる配慮も魅力の一つだ。

『ガンゾ』が誇る人気財布シリーズ

『ガンゾ』は、これまでにも多くのシリーズを生み出し、他ブランドやアーティストとのコラボも実現させてきた。そのどれもが、“本物”を目指した傑作である。中でも特に注目すべき2シリーズを取り上げたい。

シリーズ1:自然な風合い、艶、透明感が魅力のコードバンシリーズ

コードバンとは、馬尻にある厚さ1oほどの繊細なコードバン層を裏側から削り出したもの。1頭あたりに採取できる量は限られ、非常に希少なものでもある。『ガンゾ』で使われるコードバンは、タンニンなめしされた原皮に、革染色において長きにわたり研究を続けてきたレーデルオガワ社が編み出した独特な水染め製法を用いる。水性染料を革の中にまで染み込ませる独自の製法は、自然な風合いを楽しめ、手触りの良さ、マットな質感、独特な透明感を生み出す。その革を使って仕上げられるのが同シリーズである。

アイテム1長財布 純札入れ

表側をコードバンの一枚革でぜいたくに仕上げた長財布。内側はヌメ革のため、使い込むほどにアメ色の独特な風合いに育っていく。1つの札入れにカードポケットを8つ揃えたシンプルな作りで、ジャケットの内側へ潜ませてもスマートさをキープできる。

■DATA
W19×H9.2×D1.7p

コードバンを独自の手法で染色。鮮やかかつマットな表情から、徐々に摩擦やハンドのオイルなどで独特な艶感が現れる。ラウンドファスナーは中身の飛び出しを抑え、程よいマチもあるため収納力も十分。

■DATA
W19.5×H10×D2.5cm

コンパクトな形状は持ち歩きに便利。しかしながら、札入れを2つ、内ポケットを3つのほか中で仕切られた小銭入れなども備えるなど、見かけによらず収納力に優れている。カラーは全4色展開。

■DATA
W11.3×H9.2×D3.2cm

シリーズ2:英国最高峰のレザーを使ったシンブライドルシリーズ

こちらのシリーズで使用している革は、英国J&Eセジュイック社のブライドルレザー。J&Eセジュイック社といえば、設立当初から馬具業界へ革を提供し、100年以上も業界をけん引してきた名門。同社の革は、堅ろう性を徹底的に追求し、英国皮革連盟が設けた厳しい審査基準をクリアーし続けてきたシロモノだ。革の割れを防ぐため、銀面のみに蜜蝋を含んだオイルを塗布。幾重にも塗り込んでいくことで、独特な表情に仕上がる。表面にまるで白い粉がうっすらと浮き上がっているように見える“ブルーム”は、その成分である。

アイテム1長財布 純札入れ

薄くフラットにまとめられた10枚のカード収納により、厚さ1.2pのスタイリッシュなフォルムを実現。表面は上質なブライドルレザーを、内側はオイルを含んだショルダーヌメ革を使い、しなやかさとタフさを備えたアイテムに。

■DATA
W19×H9.2×D1.2m

アイテム2マネークリップ

外側は英国のJ&Eセジュイック社のレザーを使用。その内側は、イタリアのバダラッシィ・カルロ社のショルダーヌメ革であるミネルバ・ボックスを取り入れている。スマートな見た目にこだわりもひとしお。

■DATA
縦9.5×横11.5×マチ0.5p

アイテム3小銭入れ

独特な形状ながらすっぽりと手に収まるちょうどいいコンパクトサイズが使いやすい馬蹄小銭入れ。縫製のほとんどは手縫いで行われ、上質なブライドルレザートオイルを含んだショルダーヌメが使うほどに独特な表情を生む。

■DATA
縦7×横8×マチ1.5p

ほかのシリーズも見逃せない。おすすめアイテムをピックアップ

『ガンゾ』を代表する2つのシリーズを紹介してきたが、ほかにもまだまだ魅力的なアイテムがラインアップされている。そのどれもが、前述したシリーズに負けず劣らずの秀作。その一部を、ここでは厳選してお届けする。

ハイクラスのブライドルレザーを内と外の両方でぜいたくに使ったシリーズ。ライナーのソフトなヌメ革が放つイエローとのコントラストも特徴的だ。全体的に丸みを持たせ、“切り目磨き”で仕上げたコバやホワイトステッチなどによりカジュアルな印象に仕上げられている。

■DATA
縦9.5×横19×マチ2p

カーフディアは、カーフにオイルをたっぷりと含ませてなめした革を使用したベーシックライン。さらにシュリンク加工を施しているため、まるでレザーのカシミヤと呼ばれるディアスキンのようなタッチを楽しめる。ライナーにはピーチスキンタッチのドイツ産ヌメ革を使用しているため耐久性も高い。

■DATA
縦9×横11.5×マチ2p

こちらは1948年にフランスで創業したデュプイ社とのコラボシリーズ。デュプイ社といえば、世界最高峰のボックスカーフ専門のタンナーとして世界中に名の知れた名家。クロームなめし製法や染色技法で仕上げた革はトップメゾンからの支持も厚い。それを存分に採用しているのがこちら。

■DATA
縦10×横17.5×マチ2.5p

創業100年以上を誇るアメリカの老舗皮革なめしメーカー、ホーウィン社のシェルコードバンを内側にまで使用した豪華なシリーズ。オイルをたっぷりと含み、美しい光沢と質感を備えるこちらは、ピンホールと呼ばれる毛穴などのあとが見られるほどに仕上がりは自然。

■DATA
縦10×横17.5×マチ2.5p

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