妥協しない本格派。目利きの大人たちが手に取るガンゾの財布

妥協しない本格派。目利きの大人たちが手に取るガンゾの財布

経験豊富な目利きの大人たちがこぞって手にする『ガンゾ』の財布。長い歴史を有し、ジャパンメイドの最高峰と謳われる日本の皮革ブランドの魅力に迫る。

2019.12.25
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菊地 亮

執筆者

無類のスポーツ好き。得意ジャンルは革靴

菊地 亮
地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。 記事一覧を見る
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日本メイドの最高品質。『ガンゾ』の財布はなぜ海外からも支持されるのか

日本メイドの最高品質。『ガンゾ』の財布はなぜ海外からも支持されるのか

AJIOKA

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日本のモノ作りが国内だけにとどまらず、海外からも注目浴びる昨今。理由はいわずと知れたそのクオリティにある。何十年も先を見据えた素材選び、細部にまで気を配り精巧に仕上げられる職人たちの技。崇高なマインドと熟練の技術によるアイテムは、もはや芸術の域といっていい。『ガンゾ』のアイテムはその代表格として挙げられる。作られた瞬間から美しく洗練された表情を見せ、使い込まれることによりさらに拍車がかかる。それが目の肥えた大人たちをいつまでも魅了するのだ。

最高峰といわれる理由は、『ガンゾ』のルーツにあり

最高峰といわれる理由は、『ガンゾ』のルーツにあり

【公式】バッグ通販TORATO

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イタリア語で「いいね」を意味する『ガンゾ』は、世界有数のメゾンブランドのようなど派手なプロモーションはしない。そのため、創業100年を誇るにもかかわらず知る人ぞ知るブランドなのである。ルーツをたどれば1917年、中央区日本橋に設立した合名会社の味岡順太郎商店に行き着く。皮革小物の製造卸販売業を開業し、三越本店をはじめ都内の大手百貨店から強い信頼を得てきた。1968年には現社名の味岡へと改称。そして1999年に同ブランドを立ち上げるに至る。

誰もが納得。『ガンゾ』の財布の魅力はここ

『ガンゾ』の財布は、目の肥えた大人たちに最も好まれる。そのワケはどこにあるのか。多々理由は考えられるが、ここでは3つに絞って紹介しよう。

魅力1

『ガンゾ』はヌメ革にこだわる

『ガンゾ』はヌメ革にこだわる

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ヌメ革とは染色などがされていないタンニンなめしを施しただけの革。『ガンゾ』ではとくに、ヨーロッパ原皮に限定し使用されている。ほかの革に比べ繊維が細かいため非常に頑丈で、紫外線や熱によって革の中の油分が表面に染み出し独特な光沢を放つ。しかも、繊維が柔らかくなるにつれ使用者の手に馴染むよう形状も変化していくのだ。

一緒に年を刻める素材。ヌメ革で選ぶおすすめ財布ブランド

一緒に年を刻める素材。ヌメ革で選ぶおすすめ財布ブランド

魅力2

現状に決して満足しない飽くなき探究心

現状に決して満足しない飽くなき探究心

AJIOKA

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人気シリーズ、「マエストロ」の立ち上げにも尽力した『ガンゾ』を代表する革職人、鎌田氏。腕利きとして国内で確固たる地位を築いていたがそれでは足りず、革製品の産地で有名なフィレンツェへと渡欧。世界的にも知られるイタリアの革職人の元で、また一から世界最高峰の技術を習得したのだ。その飽くなきこだわりは脱帽モノ。

魅力3

長く愛し、共に歩んでいけるモノを作るために

長く愛し、共に歩んでいけるモノを作るために

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『ガンゾ』が考える最高の革製品とは、長い時間を共にし、持ち主の個性と同調しながら変化していくもの。そのためのアイテム作りに余念がない。たとえば、パーツごとに革を裁断する本裁ち。シボの出方が異なる革を、仕上がりをイメージしながら継ぎ目でシボが揃うように切り分けていく。その細部にわたる配慮も魅力の1つだ。

『ガンゾ』が誇る人気財布シリーズ

『ガンゾ』は、これまでにも多くのシリーズを生み出し、他ブランドやアーティストとのコラボも実現させてきた。そのどれもが、“本物”を目指した傑作である。なかでもとくに注目すべきシリーズを3つ、取り上げたい。

▼シリーズ1:自然な風合い、艶、透明感が魅力のコードバンシリーズ

コードバンとは、馬尻にある厚さ1mほどの繊細なコードバン層を裏側から削り出したもの。1頭あたりに採取できる量は限られ、非常に希少なものでもある。『ガンゾ』で使われるコードバンは、タンニンなめしされた原皮に、革染色において長きにわたり研究を続けてきたレーデルオガワ社が編み出した独特な水染め製法を用いる。水性染料を革の中にまで染み込ませる独自の製法は、自然な風合いを楽しめ、手触りの良さ、マットな質感、独特な透明感を生み出す。その革を使って仕上げられるのが同シリーズである。

アイテム1

折り財布

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AJIOKA

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表革をコードバンの一枚革で贅沢に、内側には飴色になっていく過程を楽しめるヌメ側を使用した、経年変化が楽しみな二つ折り財布。マチ付きの大きく開く2層式のコインポケットに加え、2つに分かれた札入れ、カードスリットなど、小ぶりな見た目に反する高い収納力を見せてくれる。

■DATA
W11.3×H9.2×D3.2㎝

アイテム2

折り財布 純札入れ

折り財布 純札入れ

AJIOKA

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キャッシュレス化する社会のなか持ち歩くのはお札とカードのみ、もしくはコインケースは別持ち……、という方ならこんなミニマルな一品もおすすめだ。領収書と仕分けできる2層の札入れに加え、カードスリットは8枚分の大容量。上記の財布同様、上質なコードバンとヌメ革の贅沢なコンビが、この先の長い付き合いを想像させてくれる。

■DATA
W11.5×H9×D2cm

▼シリーズ2:米国名門タンナーの革を大胆に落とし込んだシェルコードバン2シリーズ

かの『オールデン』とも濃密な関係を有している歴史あるシカゴのタンナー、ホーウィン社の誇るシェルコードバン。オイルをたっぷりと含んでいるため最初から光沢をたたえた高級感あるルックスを楽しめる上に、耐久性にも期待ができる。もちろん、使い込むほどにより深い味わいを見せてくれるのは、一般的なコードバンと変わりない。そんな最高品質の革を用いて作られるのが、シェルコードバン2シリーズ。極上の縫製も手伝い、しっとりと手に馴染む質感に変化していくサマは何モノにも代えがたい。

アイテム1

ラウンドファスナー 長財布

ラウンドファスナー 長財布

AJIOKA

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表革だけでなく、内装にもシェルコードバンとヌメ側をコンビ使いした皮革好きにはたまらない長財布。ジップ付き小銭入れに2つの札入れ、カードポケットが12も配されているだけあり重厚なルックスだが、コバの部分がバーガンディで縁取りされているなどさりげなく色香も漂うルックスに仕上がっている。

■DATA
W19.5×H9.7×D2cm

アイテム2

ファスナー付き 長財布

ファスナー付き 長財布

AJIOKA

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せっかくのシェルコードバン。革に負担をかけず、じっくりと育つサマを見ていたい……、という方には、こんなシンプルな薄マチ財布もプッシュしたい。マチ無しの小銭入れは、外面に過度な影響を及ぼすこともない。コバは切り目仕上げで革の層を楽しめる仕様となっている。

■DATA
W19×H9.7×D2cm

▼シリーズ3:英国最高峰のレザーを使ったシンブライドルシリーズ

こちらのシリーズで使用している革は、英国J&Eセジュイック社のブライドルレザー。J&Eセジュイック社といえば、設立当初から馬具業界へ革を提供し、100年以上も業界をけん引してきた名門。同社の革は、堅ろう性を徹底的に追求し、英国皮革連盟が設けた厳しい審査基準をクリアーし続けてきたシロモノだ。革の割れを防ぐため、銀面のみに蜜蝋を含んだオイルを塗布。幾重にも塗り込んでいくことで、独特な表情に仕上がる。表面にまるで白い粉がうっすらと浮き上がっているように見える“ブルーム”は、その成分が表面化したものである。

アイテム1

長財布 純札入れ

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AJIOKA

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薄くフラットにまとめられた10枚のカード収納により、厚さ1.2㎝のスタイリッシュなフォルムを実現。表面は上質なブライドルレザーを、内側はオイルを含んだショルダーヌメ革を使い、しなやかさとタフさを備えたアイテムに。

■DATA
W19×H9.2×D1.2cm

アイテム2

コンパクト長財布

コンパクト長財布

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旬の薄マチ財布を探しているなら、こんな一品はいかがだろう。内部のポケットを段差で、小銭入れをフラットに配置するなどの工夫により、2cmを切るマチ幅を実現している。スナップボタンが表に出ている意匠は『ガンゾ』では珍しく、どこかかわいらしくもあるそのルックスは女性へのギフトにも適している。

■DATA
W18×H9.3×D1.6cm

ほかのシリーズも見逃せない。おすすめアイテムをピックアップ

『ガンゾ』を代表する2つのシリーズを紹介してきたが、ほかにもまだまだ魅力的なアイテムがラインアップされている。そのどれもが、前述したシリーズに負けず劣らずの秀作。その一部を、ここでは厳選してお届けする。

アイテム1

ブライドルカジュアル ファスナー付き長財布

ブライドルカジュアル ファスナー付き長財布

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ハイクラスのブライドルレザーを内と外の両方でぜいたくに使ったシリーズ。ライナーのソフトなヌメ革が放つイエローとのコントラストも特徴的だ。全体的に丸みを持たせ、“切り目磨き”で仕上げたコバやホワイトステッチなどによりカジュアルな印象に仕上げられている。

■DATA
縦9.5×横19×マチ2㎝

アイテム2

GD 二つ折り財布

GD 二つ折り財布

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GDシリーズの“G”は、言わずと知れた我らが『ガンゾ』。“D”は1948年にフランスで創業したフランスのタンナー、デュプイ社のイニシャルを取ったものになる。その名の通り同社のボックスカーフを使用したアイテムを展開する同シリーズは、他シリーズと比べどこか繊細な印象を漂わせる。コドバンやブライドルレザーのシリーズに切り目仕上げが取り入れられているのに対し、今シリーズならではのヘリ返しにより品良くまとめられているのも特徴だ。

■DATA
W11.5×H9.5×D3㎝

アイテム3

『フィーコ』コードバンヌオーボ 二つ折り財布

『フィーコ』コードバンヌオーボ 二つ折り財布

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表には国産コードバン、内面にはしなやかで吸い付くような質感が特徴の国産馬革を使用した、なんとも手触りの良い二つ折り財布。色のコントラストが美しく、『ガンゾ』にはないライトさと高級感を併せ持った独特な世界観を構築している。

というのも、こちらは『ガンゾ』の兄弟ブランドに位置する『フィーコ』のモノ。比較的手に取りやすい価格帯ながら、「AJIOKA」のモノ作りを存分に楽しめるラインアップが揃うので、チェックしておいて損はないだろう。

■DATA
W12×H9×D2.5㎝

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カバンも白眉。ガンゾのレザーバッグが、いつか欲しい

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  • 『ガンゾ』折り財布
    『ガンゾ』 折り財布
  • 『ガンゾ』折り財布 純札入れ
    『ガンゾ』 折り財布 純札入れ
  • 『ガンゾ』ラウンドファスナー 長財布
    『ガンゾ』 ラウンドファスナー 長財布
  • 『ガンゾ』ファスナー付き 長財布
    『ガンゾ』 ファスナー付き 長財布
  • 『ガンゾ』長財布 純札入れ
    『ガンゾ』 長財布 純札入れ
  • 『ガンゾ』コンパクト長財布
    『ガンゾ』 コンパクト長財布

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