旬のロングコート。何を選ぶ? どう着こなす? の正解集

旬のロングコート。何を選ぶ? どう着こなす? の正解集

現在コートの主流となりつつあるのが、ロング丈の1着です。今すぐロングコートをフル活用できるよう、選び方、着こなし方、おすすめアイテムまでを一気に紹介します!

平 格彦

2019.03.01

アウター
コート

今、メンズコートの主流はロング丈になっています

チェスターコートの人気が象徴的ですが、「せっかくコートを着るなら上品に見えるロング丈の1着を」、そんな選択が主流になっています。ただし、品格があるからこそ敷居が高く感じられるのも事実。気軽に活用するためには、まずは選び方や今っぽい着こなし方からチェックしていきましょう。

ロングコート選びで失敗しないための3つのポイント

まずはロングコートの選び方を伝授! 3つのポイントに絞り込んで詳しく解説していきます。ここで紹介するポイントを手掛かりにして、お気に入りのロングコートを見つけ出してください。

▼ポイント1:着丈の長さは「膝上5cm〜膝下5cm」を目安に選ぶ

そもそもロングコートと呼べる着丈は、着用した状態で膝くらいの長さというのがひとつの目安。これを基準に、やや短めなら膝上5cm程度、やや長めなら膝下5cm程度の範囲で選ぶのがおすすめです。それより短いとトレンド感が薄れてしまい、それより長いと着こなしの難易度が高くなるので、バランスを考慮すると膝±5cmくらいの丈が最適。

「膝上5cm」はこのくらいのイメージ

ヒップがすっぽり隠れているのは当然ですが、太ももの大部分も隠れているくらいが膝上5cm。中にテーラードジャケットなどを着込んでも裾が隠れてくれるので、ショート〜ミドル丈のコートに比べて着回しやすい長さです。

「膝下5cm」ならこんな感じ

コートが膝よりも長くなると、かなりロングな印象が強まってきます。これ以上長いレングスになると品位が低減してくるので、最長でも膝下5cmくらいをキープしましょう。

▼ポイント2:袖の長さは「手首が隠れるくらい〜親指の付け根が隠れるくらい」がベスト

実は袖の長さも大切。袖が長いと単に大きなサイズのコートを着ている印象になってしまい、だらしない印象や野暮ったいイメージを与えかねないからです。袖をまくれるコートなら折り返してもOKですが、きちんとした袖丈の方が着こなしの幅が広がります。

「手首が隠れるくらい」はこんな塩梅

おすすめは手首がちょうど隠れるくらいの袖丈。ジャストな長さなので着たときに品良く映り、また対比によって着丈がより長く見えるというメリットもあります。

「親指の付け根が隠れるくらい」ならこういうバランス

ルーズシルエットのアウターが流行しているのを受けて、袖も長めに作られたコートが増えています。ただし着こなしやすさを考えると、袖は長くても親指の付け根くらいまでが許容範囲。それよりも長いとバランスが取りづらくなってきます。

▼ポイント3:「ベーシックカラーの無地」ならオールマイティに着こなせます

丈が長い分、全体的な面積も大きくなるのがロングコートの特徴。そんな存在感のあるアイテムで個性的な色柄を取り入れてしまうと持ち前の品位が損なわれてしまいがち。ここはやはり、定番カラーの無地がイチ押しです。当然、着回しやすさも抜群!

ネイビーをはじめとする王道カラーの無地は、合わせる装いを選びません

上品かつ爽やかでフォーマル過ぎないネイビーがとくにおすすめ。そのほかにも、例えばブラックやグレー、ベージュ、カーキといったお馴染みのカラーであれば、汎用性に優れています。無地ならどんなアイテムを合わせてもすんなりマッチ!

遠目で無地に見えるくらいの柄なら、取り入れてみるのもひとつの手です

もっとトレンド感を重視したいという場合には、柄モノという選択もあります。ただし、その際も使いやすさを意識して、パターンの細かい柄を選ぶのが定石。例えば、こんな控えめでトラッドなチェック柄なら、品格や着回しやすさも兼ね備えています。

ロングコートをおしゃれに着こなすためのコーデ3大鉄則

選ぶポイントを理解したあとは、ロングコートの着こなし方を伝授。すぐに実践できる鉄則を3つに絞って紹介するので、ぜひマスターしておしゃれに着こなしてください!

▼着こなしの鉄則1:合わせるボトムスは「細身」か「テーパード」が高バランス

ロングコートはボリュームを感じさせるルックスが特徴。最近はとくにビッグシルエットの1着も増えているので、シャープなボトムスで引き締めたほうがバランスが整います。そこで、全体的にスリムな細身のパンツか、裾に向かって細くなるテーパードパンツを合わせるのが大原則です。

タイトシルエットのパンツで引き締めるのが王道テクニック

程良いルーズシルエットが今どきムードを振りまくロングコートに、タイトなジーンズを合わせたコーディネート。コートがシックなブラックなのに対してジーンズはライトブルーをチョイスしてカラーコントラストを効かせつつ、上下のシルエットにメリハリをつけることで引き締まった印象に仕上げています。

腰周りがルーズでも、裾が絞られていれば大人なバランスに

ロングコートを着用するとボトムスの腰周りはほとんど隠れます。つまり、重要なのは裾の印象。このボトムスはややルーズなテーパード型ですが、裾に向かって細くなっているので、大人っぽいバランスにまとまっています。

▼着こなしの鉄則2:インナーにパーカーやタートルネックを挿して目線を上に集める

自動的に縦長感を演出できるロングコートですが、ときには丈の長さによって重心が下がった印象を与えてしまうことも。これを払拭するには、高い位置にポイントを作るのが定石。パーカー、タートルネックといった首周りにアクセントのあるアイテムや帽子などを投入すると視線が上に集まって、重たく見えるのを回避できます。

パーカーのフードをスパイスとして効かせた理想形

上下ダークトーンのコーディネートに白いスウェットパーカーを挿したテクニックが巧妙。パーカーのフードがクリーンなアクセントになっていて、目線を自然と高い位置に導いています。

さり気なくタートルネックを活用したクールな着こなし

こちらはタートルネックをさりげなく効かせたスタイリング。主張し過ぎないカラーリングで大人っぽく仕上げていますが、やはりタートルネックがポイントとなっていて視線を集めます。

▼着こなしの鉄則3:コーデの上下を同じ色で揃えてスタイルを良く見せる

ロングコートの縦長効果を高める方法がもうひとつ。それが、トップスとボトムスを同カラーでまとめて一体化させるというテクニックです。この技を単独で活用しても効果は十分ですが、「鉄則2」との複合技なら一層効果的。

コートとボトムスを同色で統一するのが基本的なパターン

ロングコートもテーパードパンツもネイビー。一体感が生まれて縦長効果が向上しています。さらに「鉄則2」の応用としてキャップをプラスすることで目線を高い位置に誘導し、一層スタイル良く見せることに成功!

インナーとボトムスを一体化させてロングコートの魅力を高めた上級テク

インナーとボトムスを同じカラーで揃えても縦長効果はアップ。ロングコートでインナー&ボトムスの横幅が隠れているので、より細長く見せてくれるのです。ロングコート自体の縦長効果も生きているうえに、パーカーのフードによって「鉄則2」の効果も上乗せしています。

品良く着られる! 大人に推奨したいロングコート7選

今、大人におすすめのロングコートを7アイテムに絞って紹介。一括りにロングコートと言ってもバリエーションは豊富なので、これを参考に自分の好みやコーディネートにマッチする1着を探し出してください。

アイテム1『シップス』テックナイロン 2WAYコート

機能的なテック素材のロングコート。ナイロンを主体にしたストレッチ生地を使用し、軽やかで快適な着心地を実現しています。名門「アライドフェザー&ダウン」社製のダウンベストをライナーとして装備しているので、保温性の調整も可能。襟裏に収納できるフードや袖先のポケットなど、他の機能性も充実しています。

アイテム2『ビームス プラス』トレンチコート

トレンチコートもロング丈が正統派です。この1着は1960年代のヴィンテージアイテムをモチーフにして本格的なディテールを網羅。クラシックな面持ちに仕上げられています。実は表地はナイロン100%の革新的なファブリックで、驚異的な軽さを実現!

アイテム3『ブルーワーク』ジンバブエチノ ワークコート

シンプルで着回しやすいワークコートですが、大きくてマチのあるパッチポケットがさりげないアクセントに。ボタン+ジッパーの2重留めフロント、アジャスター付きの袖口、スナップボタンで開閉可能な深めのサイドベンツなど、機能的なミリタリー調のギミックを融合しています。

アイテム4『ファクトタム』タイプライターチンツ加工オーバーコート

1950年代のヴィンテージコートから着想を得たレトロなデザインが今、かえって新鮮。胸を一周するフラップが視線を高めの位置に引きつけてくれます。一見ミリタリーなムードですが、Aラインの美しいシルエットがエレガント。

アイテム5『ナナミカ』ゴアテックス チェスターコート

軽やかに羽織れるチェスターコート。表地はコットン100%ですが、実はスリーレイヤー仕様の「ゴアテックス」素材を採用していて、防水透湿性を搭載しています。全体としてはシンプルな表情で幅広いコーディネートにマッチ!

アイテム6『エストネーション』スリーレイヤーステンカラーコート

ハイスペックな3層構造素材「サイトス」を採用。防風・透湿・強撥水機能を兼ね備えた全天候型のステンカラーコートに仕上がっています。表地はナイロン100%ですが、微起毛生地でコットンライクな風合い。こなれたムードを放っています。

アイテム7『ユナイテッドトウキョウ』スーパー140’sナローラペルチェスター

繊維が細かいウール100%のファブリックを用いたエレガントなチェスターコート。国内の織工場で高密度に仕上げた生地感がリュクスなムードを高めています。表面はいたってシンプルですが、キュプラ100%の裏地をカラー切り替えのデザインにするなど、細部まで凝った作り。

    KEYWORD関連キーワード
    RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事
    ジョガーパンツコーデのいろは。上手に着こなすための3つの方法

    ジョガーパンツコーデのいろは。上手に着こなすための3つの方法

    メンズボトムスの定番としてすっかり市民権を得たジョガーパンツ。基本の選び方から着こなしのポイント、おすすめの1本まで幅広くご紹介します。

    TASCLAP編集部

    マリメッコのリュックを解説。男性には、この4アイテム

    マリメッコのリュックを解説。男性には、この4アイテム

    『マリメッコ』と聞くと、女性ブランドのイメージが強い方も多いはず。しかし今や男性の使用者も急増中。定番の「バディ」や「メトロ」を中心に人気リュックを紹介します。

    山崎 サトシ

    マウンテンパーカー傑作選。ファッションライターが推す25ブランド

    マウンテンパーカー傑作選。ファッションライターが推す25ブランド

    アウトドアアイテムの人気は衰え知らず。とくに街から外遊びまで自在に着回せるマウンテンパーカーは、1着押さえておくべき筆頭です。おすすめブランドを厳選しました。

    山崎 サトシ

    15度ならこんな服装で。肌寒さ感じる気温にも悩まない着こなしテク

    15度ならこんな服装で。肌寒さ感じる気温にも悩まない着こなしテク

    季節の変わり目は服装やコーディネートに悩むもの。気温15度前後に適した服装を考えながら、快適に過ごすためのアイテム選びや着こなしテクニックを紹介します。

    平 格彦

    春アウターどれにする? 即戦力ライトアウター10ジャンル

    春アウターどれにする? 即戦力ライトアウター10ジャンル

    春の着こなしのメインはライトアウター。主役となるアイテムはいち早く確保するのが賢明です。この春らしいアウターの手掛かりとおすすめ品を解説するので、ぜひ参考に。

    平 格彦

    春コーデ決定版! 大人が春服を楽しむための10のポイント

    春コーデ決定版! 大人が春服を楽しむための10のポイント

    30代にふさわしい春のメンズファッションを総特集。定番アイテムの活用術や旬の着こなし、さらにはセンス良く見せるテクニックまで、幅広く春服コーデを解説します。

    平 格彦

    BACK