
旬のロングコート。何を選ぶ?どう着こなす?の正解集
現在コートの主流となりつつあるのが、ロング丈の1着です。今すぐロングコートをフル活用できるよう、選び方、着こなし方、おすすめアイテムまでを一気にご紹介します!
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今、メンズコートの主流はロング丈になっています
ゆったりとしたシルエットのアイテムが一大トレンドとして存在感を増している昨今。その流れはコートにも波及しています。ただし、あまりにルーズなコートではハードルが高く感じられるのも事実。気軽に取り入れるためには、全体的にオーバーサイズのものよりも、着丈がロングなくらいの1着を選んでさりげなくリラックス感を演出するのが好手です。以下ではまず、大人らしく着られるアイテムの選び方と今っぽい着こなし方からチェックしていきましょう。
ロングコート選びで失敗しないための3つのポイント
まずはロングコートの選び方を伝授! 3つのポイントに絞り込んで詳しく解説していきます。ここでご紹介するポイントを手掛かりにして、お気に入りのロングコートを見つけ出してください。
▼ポイント1:着丈の長さは「膝上5cm~膝下5cm」を目安に選ぶ
そもそもロングコートと呼べる着丈は、着用した状態で膝くらいの長さというのがひとつの目安。これを基準に、やや短めなら膝上5cm程度、やや長めなら膝下5cm程度の範囲で選ぶのがおすすめです。それより短いとトレンド感が薄れてしまい、それより長いと着こなしの難易度が高くなるので、バランスを考慮すると膝±5cmくらいの丈が最適。
「膝上5cm」はこのくらいのイメージ
ヒップがすっぽり隠れているのは当然ですが、太ももの大部分も隠れているくらいが膝上5cm。中にテーラードジャケットなどを着込んでも裾が隠れてくれるので、ショート~ミドル丈のコートに比べて着回しやすい長さです。
「膝下5cm」ならこんな感じ
コートが膝よりも長くなると、かなりロングな印象が強まってきます。これ以上長いレングスになると品位が低減してくるので、最長でも膝下5cmくらいをキープしましょう。
▼ポイント2:袖の長さは「手首が隠れるくらい~親指の付け根が隠れるくらい」がベスト
実は袖の長さも大切。袖が長いと単に大きなサイズのコートを着ている印象になってしまい、だらしない印象や野暮ったいイメージを与えかねないからです。袖をまくれるコートなら折り返してもOKですが、きちんとした袖丈の方が着こなしの幅が広がります。
「手首が隠れるくらい」はこんな塩梅
おすすめは手首がちょうど隠れるくらいの袖丈。ジャストな長さなので着たときに品良く映り、また対比によって着丈がより長く見えるというメリットもあります。
「親指の付け根が隠れるくらい」ならこういうバランス
ルーズシルエットのアウターが流行しているのを受けて、袖も長めに作られたコートが増えています。ただし着こなしやすさを考えると、袖は長くても親指の付け根くらいまでが許容範囲。それよりも長いとバランスが取りづらくなってきます。
▼ポイント3:「ベーシックカラーの無地」ならオールマイティに着こなせます
丈が長い分、全体的な面積も大きくなるのがロングコートの特徴。そんな存在感のあるアイテムで個性的な色柄を取り入れてしまうと持ち前の品位が損なわれてしまいがち。ここはやはり、定番カラーの無地がイチ押しです。当然、着回しやすさも抜群!
ネイビーをはじめとする王道カラーの無地は、合わせる装いを選びません
上品かつ爽やかでフォーマル過ぎないネイビーが特におすすめ。その他にも、例えばブラックやグレー、ベージュ、カーキといったお馴染みのカラーであれば、汎用性に優れています。無地ならどんなアイテムを合わせてもすんなりマッチ!
遠目で無地に見えるくらいの柄なら、取り入れてみるのもひとつの手です
もっとトレンド感を重視したいという場合には、柄モノという選択もあります。ただし、その際も使いやすさを意識して、パターンの細かい柄を選ぶのが定石。例えば、こんな控えめでトラッドなチェック柄なら、品格や着回しやすさも兼ね備えています。
ロングコートをおしゃれに着こなすためのコーデ三大鉄則
選ぶポイントを理解したあとは、ロングコートの着こなし方を伝授。すぐに実践できる鉄則を3つに絞ってご紹介するので、ぜひマスターしておしゃれに着こなしてください!
▼コーデの鉄則1:合わせるボトムスは「細身」か「テーパード」が好バランス
ロングコートはボリュームを感じさせるルックスが特徴。最近は特にビッグシルエットの1着も増えているので、シャープなボトムスで引き締めたほうがバランスが整います。そこで、全体的にスリムな細身のパンツか、裾に向かって細くなるテーパードパンツを合わせるのが大原則です。
着こなし1
タイトシルエットのパンツで引き締めるのが王道テクニック
程良いルーズシルエットが今どきムードを振りまくロングコートに、タイトなジーンズを合わせたコーディネート。コートがシックなブラックなのに対してジーンズはライトブルーをチョイスしてカラーコントラストを効かせつつ、上下のシルエットにメリハリをつけることで引き締まった印象に仕上げています。
着こなし2
腰周りがルーズでも、“先細り”なシルエットなら大人っぽい印象に
パンツは腰回りこそルーズですが、裾に向かって細くなるテーパード型のためすっきりとバランスの良い見栄え。品良いロングコートと組み合わせれば、簡単に大人っぽいカジュアルコーデに帰結します。アイキャッチ効果の高いカラーニットや、旬なストリート感を纏ったBBキャップでうまく抑揚をつけているのも上級者らしいですね。
▼コーデの鉄則2:インナーにパーカーやタートルネックを挿して目線を上に集める
自動的に縦長感を演出できるロングコートですが、ときには丈の長さによって重心が下がった印象を与えてしまうことも。これを払拭するには、高い位置にポイントを作るのが定石。パーカー、タートルネックといった首周りにアクセントのあるアイテムや帽子などを投入すると視線が上に集まって、重たく見えるのを回避できます。
着こなし3
パーカーのフードをスパイスとして効かせた理想形
上下ダークトーンのコーディネートに白いスウェットパーカーを挿したテクニックが巧妙。パーカーのフードがクリーンなアクセントになっていて、目線を自然と高い位置に導いています。
着こなし4
さりげなくタートルネックを活用したクールな着こなし
こちらはタートルネックをさりげなく効かせたスタイリング。主張し過ぎないカラーリングで大人っぽく仕上げていますが、やはりタートルネックがポイントとなっていて視線を集めます。
▼コーデの鉄則3:コーデの上下を同じ色で揃えてスタイルを良く見せる
ロングコートの縦長効果を高める方法がもうひとつ。それが、トップスとボトムスを同カラーでまとめて一体化させるというテクニックです。この技を単独で活用しても効果は十分ですが、「鉄則2」との複合技なら一層効果的。
着こなし5
コートとボトムスを同色で統一するのが基本的なパターン
ロングコートもテーパードパンツもネイビー。一体感が生まれて縦長効果が向上しています。さらに「鉄則2」の応用としてキャップをプラスすることで目線を高い位置に誘導し、一層スタイル良く見せることに成功!
着こなし6
インナーとボトムスを一体化させてロングコートの魅力を高めた上級テク
インナーとボトムスを同じカラーで揃えても縦長効果はアップ。ロングコートでインナー&ボトムスの横幅が隠れているので、より細長く見せてくれるのです。ロングコート自体の縦長効果も生きているうえに、パーカーのフードによって「鉄則2」の効果も上乗せしています。
品良く着られる。大人に推奨したいロングコート15選
大人におすすめのロングコートの中から、比較的リーズナブルな15アイテムを選りすぐってご紹介。一括りにロングコートといってもバリエーションは豊富なので、これを参考に自分の好みやコーディネートにマッチする1着を探し出してください。
アイテム1
『ビューティ&ユースユナイテッドアローズ』by PE メルトン チェスター コート
フォーマル度の高いチェスターフィールドコートは、大人向きロングコートの代表格です。この1着は、ウールの上質感とポリエステルの耐久性を併せ持つテックメルトン素材を使用。着心地の良い総裏仕立てや運動性を高めるセンターベントなど、各所のディテールにも気が配られています。シルエットは程良く細身の設定で、着こなしをスマートに演出。
アイテム2
『エマクローズ』ビーバーメルトン オーバーサイズ ロングダブルチェスターコート
本来はシングルブレストのチェスターコートですが、最近はダブルブレストにアレンジされたタイプが増加。クラシックなムードが高まるので、オーバーサイズを選んでリラックス感を加味すると普段使いしやすくなります。このコートはまさにそんなデザイン。毛羽感と光沢感を備え、イージーケアも意識した逸品です。
アイテム3
『ビームス』イージーフィット ステンカラーコート
ビジネススタイルの定番コートとして人気のステンカラーコートは、シンプルなデザインでカジュアルスタイルともマッチ。正統派はミドル丈ですが、ロング丈を選ぶとエレガントなムードがアップします。この1着のようなオーバーシルエットを選ぶと、カジュアルなコーディネートでの着回しやすさがアップ。高機能な中綿を採用しているため、保温性に優れています。
アイテム4
『ビームスライツ』コットンギャバジン モッズコート
上質な高密度ギャバジンが用いられている1着につき、ミリタリー由来のモッズコートでありながら実に都会的な見栄えです。形は今季らしいゆったりとしたAラインで、品良いコーディネートはもちろんリラクシングなスタイリングとも好相性。着こなしの振り幅を拡大してくれるはずです。シックなブラックもカラバリで用意するので、好みに応じたセレクトを。
アイテム5
『ユニオンステーション』T/Cコットンキャバジントレンチコート
ミリタリーが起源のトレンチコートですが、今ではすっかりトラッドな品格を放つコートの定番となっています。正統派の生地は、このアイテムでも使用しているギャバジン。タフで水にも強い伝統的な高機能生地です。また、取り外し可能なライナー付きで、季節を問わず着回すことが可能。ゆったりしたシルエットを活かしてリラクシングに着こなすのが今の気分です!
アイテム6
『ジャーナル スタンダード レリューム』ウールチェック バルカラーコート
凹凸感強めのウール混ツイード素材が使われており、見た目からも温もりが漂います。また、多色のチェック柄によって適度な表情を与えているのもポイントですが、主張しすぎない小柄仕様ですのですんなりと合わせることが可能です。フォルムはややオーバーサイズとなっており、厚めのインナーとのレイヤリングにも対応できます。
アイテム7
『パブリックトウキョウ』カシミヤシルクメルトンタイロッケンコート
トレンチコートの原型ともいわれるタイロッケンコートは、フロントをバックル付きのベルトで留めるのが特徴的ディテール。トレンチコートよりもシンプルな面持ちで、チェスターコートに近い感覚で幅広く着回すことができます。特にこの1着は、カシミヤやシルクなどを使った生地がリュクス。発色が美しいミント(ペールグリーン)も印象的です。
アイテム8
『シップス エニィ』ウールライク メルトン リラックス チェスターコート
ウールのように品良いタッチのメルトン生地ですが、実は素材に使われているのはポリエステル。ストレッチがしっかりと効いているため、不快な締め付けを感じることなくコンフォートな着心地を堪能できます。しかも、風格ある見た目とは裏腹に驚くほど軽量。ウエストベルトが付属し、自分好みにニュアンスが調整できるというのも◎。
アイテム9
『タイオン』×『ハウスホールド』別注 キルティングバルマカーンコート
インナーダウンブランド『タイオン』に別注したキルティングコート。内部には良質な羽毛が充填されているため、保温性に関しては折り紙付きです。それでいて、もたつきのない美しいシルエットも両立しています。表地にはマットな風合いの落ち着いたポリエステル生地を採用しており、ビジネス~カジュアルまでフレキシブルに活躍。
アイテム10
『417エディフィス』”撥水” カラーマックコート
ブラックやベージュといった安定の定番色をすでに押さえているなら、こんな刺激的なカラーの1着に挑戦してみるのもアリ。重たくなりがちな冬の装いを、簡単にトーンアップできます。その街映えするルックスもさることながら、撥水ポリエステル生地を使うなど機能性も優秀! 悪天候の日でも憂いなく袖を通せるので重宝します。
アイテム11
『メゾンスペシャル』マルチファブリックプライムオーバースタンドカラーコート
スタンドカラーコートも狙い目。首元の防風性が高いのにシンプルで上品な印象が大人に最適です。このコートはユニセックスで着用でき、『メゾンスペシャル』ならではのオーバーサイズな設定。その一方、独自の立体パターンも駆使して美しいシルエットを追求しています。また、ツイード調のシルク混生地は毛羽感と光沢感が共存。サイドをボタンで開閉でき、横からインナーを覗かせるレイヤードを楽しめます。
アイテム12
『レイジブルー』ダブルフェイス ラップロングコート
ベルトを結ぶことでフロントを留めるラップコートもシンプルでエレガント。タイロッケンコートと異なるのは、バックルではなくベルトを結んで固定する点です。つまり、よりリラクシングなニュアンス。ガウンに近いイメージです。この1着も、ソフトな生地を使って軽やかな着心地に仕上げられているのがポイント。2枚の生地を貼り合わせてあるので保温性も優秀です。
アイテム13
『フォーク&スプーン』ダブルポケットバルマカンコート
国内随一の毛織物産地である愛知県・尾州で丁寧に織られた、風合い豊かなリサイクルウールを素材に抜擢。ナチュラルな光沢ややさしい肌触りは尾州生地ならではの特性です。生地の質感が際立つよう、デザインはあくまでもシンプルに。その中で、フロントに配置された大ぶりのパッチポケットがさりげないアクセントになっています。
アイテム14
『ハレ』ウールタイロッケンコート
余計なディテールを極力そぎ落としてミニマルにデザインしたからこそ、存在感ある大ぶりの襟が一層引き立っています。襟にはチンストラップが付属しているので、スタンドカラーコートとして着こなすのもOK! また、付属のウエストベルトを駆使して、いろいろと雰囲気を変えてみるのもGOODです。
アイテム15
『ハイダウェイニコル』ポンチスエードスタンドコート
起毛加工が施されたポリエステルカットソー生地は、まるでスエードのように品行方正な表情。撥水性を併せ持っているのもうれしく、多少の水濡れであればまったく苦にしません。生地の持つ伸縮性を損なわないようストレッチライニングを合わせるなど、着心地にも徹底的に配慮。シルエットはややオーバーサイズで、ビジネススーツの上からでも余裕を持って着用できます。
この記事の掲載アイテム一覧(全14商品)
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『ビューティ&ユースユナイテッドアローズ』 by PE メルトン チェスター コート
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『エマクローズ』 ビーバーメルトン オーバーサイズ ロングダブルチェスターコート
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『ビームス』 イージーフィット ステンカラーコート
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『ビームスライツ』 コットンギャバジン モッズコート
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『ユニオンステーション』 T/Cコットンキャバジントレンチコート
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『ジャーナル スタンダード レリューム』 ウールチェック バルカラーコート
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『パブリックトウキョウ』 カシミヤシルクメルトンタイロッケンコート
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『シップス エニィ』 ウールライク メルトン リラックス チェスターコート
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『タイオン』×『ハウスホールド』 別注 キルティングバルマカーンコート
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『417エディフィス』 ”撥水” カラーマックコート
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『メゾンスペシャル』 マルチファブリックプライムオーバースタンドカラーコート
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『フォーク&スプーン』 ダブルポケットバルマカンコート
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『ハレ』 ウールタイロッケンコート
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『ハイダウェイニコル』 ポンチスエードスタンドコート
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