
大人の万能靴。ポストマンシューズの魅力とおすすめ18選
ガラスレザーでぽってりしたプレーントゥのアッパーに、クッション性に優れたフラットソールを採用したポストマンシューズ。革靴の気品と履き心地を備えた万能靴をご紹介!
納得。ポストマンシューズは、なぜポストマンシューズと呼ばれるか?
その名の通り、もともと郵便配達人のために作られたのがポストマンシューズ。革靴としての品を備えつつ磨かずとも靴を美しく保てるガラスレザーをアッパーに採用し、長時間の歩行にも耐えられるよう歩き心地に優れたソールを採用しているのが特徴です。また、ヒール付きではなくフラットなソールを採用しているのも特徴。ヒールを排した理由は歩きやすさのためだけでなく、郵便を配る際に庭の芝生を荒らさないためやコツコツと足音を響かせないための配慮だったと言われています。
見た目も実用性も、その実力は伊達じゃない。ポストマンシューズの魅力
最近は革靴メーカーが作るスニーカーや歩きやすさに特化したドレスシューズが「ドレスニ」と呼ばれて人気を博していますが、ポストマンシューズは言わば元祖ドレスニ。革靴の気品とスニーカーの気楽さを兼ね備え、スーツから普段のカジュアルまでマッチするのが最大の魅力です。また、ガラスレザーを採用しているアイテムはお手入れもアッパーが汚れたら軽く拭くだけでOK。メンテナンスフリーなのも、デイリーシューズにピッタリです。
ポストマンシューズ18選。大人におすすめの人気作から、通好みの1足まで
ポストマンシューズの原点的ブランドである『レッド・ウィング』の各バリエーションをベースに、さまざまなアレンジが加えられてきたのもこの靴の魅力。ここでは本場アメリカの老舗ブーツブランドが作る由緒正しいアイテムから、現代的なヒネりが効いたドメスティックブランドのアイテムまで、一挙に18アイテムをご紹介します!
アイテム1
『レッド・ウィング』ポストマン オックスフォード #101
あらゆるポストマンシューズの原点であり、スタンダードと呼べるのが『レッド・ウィング』の「#101 ポストマン オックスフォード」。スーツからジーンズ、モードな着こなしまでフィットする懐の広さと抜群の歩き心地、タフな作りでイージーケアと、デイリーシューズに必要な要素をすべて満たしているといって過言ではない名品です。
アイテム2
『レッド・ウィング』ポストマンオックスフォード #9183
こちらは、前述の「#101」をベースに、ガラスレザーからブラックユーコンというマット系レザーに変更。さらにゴアテックスを内蔵しています。また、アッパーの“SR/USA”のタグの代わりにゴアテックスのタグが採用されているところにも注目。ポストマンシューズは元来、天候を問わずに仕事に励む郵便局員が履くための機能靴につき、ゴアテックスを採用したのはある意味で正統的進化といえるでしょう。
アイテム3
『レッド・ウィング』ポストマン・チャッカ #9196
ポストマンシューズの原点である「#101」が発売された5年後に発表されたチャッカブーツタイプの「#9196」。レザーやソール、木型などは「#101」と同様のものを採用しながらもミッドカットに仕上げることでタフさが増しており、警察官の足元にも採用されてきた背景は男心をくすぐります。
アイテム4
『レッド・ウィング』ポストマン・ロメオ
「ポストマン」のラストを使いつつ、ひもを使わず両サイドに配したエラスティックで足にフィットさせるスリッポンタイプの「ポストマン・ロメオ」。脱ぎ履きのしやすさはいうまでもなく、チェルシーブーツのようなドレッシーさを兼ね備えているためスラックスとの相性も良好です。
アイテム5
『ダナー』ポストマンシューズ
皿状のクッションポイントで全方向への滑り止め性能を確保する、ダンキャットソールを搭載した『ダナー』のポストマン。30年以上にも及ぶロングセラーアイテムであり、特に茶のアッパーのモデルはどことなく40~50年代のミリタリー系サービスシューズを思わせるかっちりとした印象に仕上がっています。また、古くから『ダナー』と交流のある日本の工場で作られるジャパンメイドモデルでもあります。
アイテム6
『リーガル』プレーントゥ
日本が誇る老舗紳士靴メーカー『リーガル』のオリジナルサドルラストを使用したプレーントゥ。ソールに軽量でクッション性に優れたビブラム社のEVAソール#8338を採用しつつ、中底全面にクッションインソール、履き口やタン・甲裏にはスポンジを入れることで柔らかな足当たりと包み込むようなフィット感を実現しています。
アイテム7
『ハルタ』ビブラム&ポストマンシューズ 711P
学生靴でお馴染みの『ハルタ』が得意とするのが、アイビーリーガー御用達のローファーやポストマンといったアメリカ系の靴作り。こちらのポストマンシューズもツヤが強く発色の良いガラスレザーにビブラムのソールを採用するなどツボを心得た作りが魅力です。良質ながらこなれた価格設定も、サービスシューズ的なのです。
アイテム8
『ドクターマーチン』 #1461 3EYE
いわばアメリカのポストマンシューズに対するイギリス靴の答えが『ドクターマーチン』の「#1461」。ガラスレザーのオックスフォードにワンピースソールという構成も同様で、誕生したのも『レッド・ウィング』の1954年に対して1961年とほぼ同時期。ブランド独自のバウンシングソールならではの弾むような歩き心地もまた、クッション性を重視するポストマン的要素といえるでしょう。
アイテム9
『ロスコ』ハイグロス オックスフォードシューズ
「ポストマンはアメリカの官公庁に納入実績のあるメーカーに限る」というこだわり派も納得なのが、もともと米軍に制服などを納入していたコンストラクターである『ロスコ』が作るこちら。ガラスレザーの代わりにパテント加工が施されたグロッシーな合成皮革を採用し、ヒールの低いワンピースソールを装着しています。
アイテム10
『ムーンスター』シナリ 001 スメン
張り出したヒールが特徴的なフラットソールに、スコッチグレインとガラスレザーのコンビ使いが印象的な「シナリ001 スメン」。ウレタン製のソールはボリューミーながら軽量でクッション性に優れており、どこかハイブランドのシューズを思わせるモードな佇まいが魅力です。なお、こちらは2021年登場のニューラインとなります。
アイテム11
『ウエアハウス』9101 ポストマン
ヴィンテージリプロダクションの名手である『ウエアハウス』が、ワークシューズ要素の強い1970年代のポストマンシューズを模範にしつつ復刻。同ブランドらしく不必要なアレンジは行わず、素材から製法にいたるまであくまで忠実に“当時の1足”の再現を目指しています。
アイテム12
『コールハーン』ゼログランド オムニ ポストマンオックスフォード
アメリカを代表する老舗ブランドでありつつ、2012年まで『ナイキ』傘下だったこともあって常に革新的なモノ作りを行ってきた『コールハーン』。その革新性が伝わるのが、ポストマンのアッパーにスニーカー的なソールを採用したこちら。ソールに組み込まれたグランドフォームテクノロジーは優れた屈曲性と軽さを実現し、まさに新時代のポストマンといった歩き心地を提供してくれます。
アイテム13
『ブローム』ポストマンシューズ
東京のカルチャーをバックボーンにモノ作りを行う『ブローム』のポストマンシューズでは、アッパーの素材にベルベットを使用して柔らかな印象にアップデート。シュータンやヒールカウンターを波状にピンキングすることで、ぽってりとしたフォルムにアクセントを加えています。
アイテム14
『クレマン』ポストマンシューズ
フランスの官公庁にサービスシューズを納入する『クレマン』のポストマンは、フレンチシューズらしい細めのトゥ&ラストにローヒール付きのワンピースラバーソールを採用。サイドから見たときもドレス然としたルックスのため、ドレスコードの厳しい職種でもオンタイムで着用可能な仕上がりになっています。
アイテム15
『フリークスストア』ポストマンシューズ
ぽってりとしたプレーントゥにフラットなクッションソール、ツヤ感の強いアッパーにヒールカウンターの補強と、ポストマンのツボをしっかりと押さえているのが『フリークスストア』の1足。この面構えながら1万円をゆうに切るリーズナブルな価格を実現しているのもセレクトショップオリジナル商品ならではの強みでしょう。
アイテム16
『パトリック』シポー
スニーカーを得意とする『パトリック』らしい解釈で作り上げられたポストマンが「シポー」。ガラス加工を施した光沢のあるステアレザーのアッパーにボリュームのあるスニーカーソールを採用し、サイドマッケイで縫いつないでいます。程良くかっちりとした見た目のため、ビジカジ用のドレススニーカーの注目株になりそうな1足です。
アイテム17
『フープディドゥ』ソフトガラスレザーシューズ
1987年に誕生した日本のシューズブランド、『フープディドゥ』のポストマンシューズは発泡ラバーをソールに採用し、軽量でクッション性も良好。履き口にクッション材を内蔵しているため靴擦れも起こりにくく、デイリーに履きこなすことが可能です。
アイテム18
『ホーボー』カウレザースリッポン ウィズ フィドロックバックル
クラシックなポストマンシューズをベースにハトメやシューレースを排し、ラバーストラップを設置。磁石を使って開閉するフィドロックバックルを採用することで脱ぎ履きの容易なスリッポンタイプに仕上げつつ、トラッド然としたシューズの顔立ちにアウトドアエッセンスを盛り込んだ『ホーボー』らしい1足に仕上げています。
この記事の掲載アイテム一覧(全18商品)
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『レッド・ウィング』 ポストマン オックスフォード #101
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『レッド・ウィング』 ポストマンオックスフォード #9183
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『レッド・ウィング』 ポストマン・チャッカ #9196
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『レッド・ウィング』 ポストマン・ロメオ
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『ダナー』 ポストマンシューズ
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『リーガル』 プレーントゥ
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『ハルタ』 ビブラム&ポストマンシューズ 711P
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『ドクターマーチン』 #1461 3EYE
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『ロスコ』 ハイグロス オックスフォードシューズ
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『ムーンスター』 シナリ 001 スメン
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『ウエアハウス』 9101 ポストマン
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『コールハーン』 ゼログランド オムニ ポストマンオックスフォード
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『ブローム』 ポストマンシューズ
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『クレマン』 ポストマンシューズ
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『フリークスストア』 ポストマンシューズ
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『パトリック』 シポー
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『フープディドゥ』 ソフトガラスレザーシューズ
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『ホーボー』 カウレザースリッポン ウィズ フィドロックバックル
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