男の定番、ミリタリージャケット。コーデを今っぽく見せる6つの法則

男の定番、ミリタリージャケット。コーデを今っぽく見せる6つの法則

メンズファッションに欠かせないミリタリージャケット。定番服であるが故に、今っぽく装うにはコーディネートに工夫が必要です。ここで旬に着こなすための法則をご紹介!

平 格彦

2020.03.24

アウター
ジャケット
ミリタリージャケット
春の着こなし・コーデ
秋の着こなし・コーデ

大定番のミリタリージャケット。今ならどうコーデするのが正解?

軍用のアウターを起源とするミリタリージャケットは、機能的なディテールと武骨で男らしい面持ちが魅力。カジュアルなスタイルならどんなコーディネートにも映える懐の広さを持ち合わせていて、メンズファッションに不可欠な存在となっています。

そのミリタリージャケットのコーデの定番といえば、パーカーやジーンズを合わせたアメカジ調の着こなし。もちろんそんな王道的なスタイルも良いですが、せっかくならばさりげなく今っぽいムードの漂うコーディネートでワンランク上を目指したいものです。ポイントとなるのは、ちょっと上品で大人っぽい雰囲気にまとめること。では具体的にどうすればそのような着こなしが完成するのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

ミリタリージャケットを大人っぽく着こなすための、6つのコーデ法則

ここからは、大人なムード漂うミリタリージャケットの最新着こなしルールを6つに厳選して提案! アウターの男らしさを活用しつつ上品かつ大人なムードにまとめた着こなしサンプルとともに解説していきます。

▼法則1:タートルネックのインナーを合わせて品格アップ

今、大人っぽいカジュアルスタイル作りに欠かせないのがタートルネックのインナーです。これはミリタリージャケットのコーディネートを大人っぽく導くためにも実に有効。タートルネックのニットやカットソーを合わせるだけで、手っ取り早く大人なイメージを構築できます。

コーデ1ホワイトのタートルネックインナーでクリーンにアレンジ

インナーに白い薄手のタートルネックニットをセットして清潔感をプラス。アウターはM-65タイプなので、男っぽいムードもキープしています。こんなクリーンなミリタリースタイルこそ、大人が目指すべきバランスです。

コーデ2グレーのタートルネックなら都会的な印象作りもイージー

ミリタリーアウターのライナーを想起させるキルティングジャケットが着こなしのメイン。そこへライトグレーのタートルネックニットを合わせることで、スタイリッシュで都会的なコーディネートに仕上げています。下半身とバッグをブラックにすることで、さりげなく引き締めているのも巧妙!

コーデ3ブラックのタートルネックで引き締めたクールな着こなし

ミリタリージャケットもジーンズもアメカジの定番アイテムですが、シンプルで上品なタイプを選んで大人なムードを醸成。さらに、黒いタートルネックニットをセットすることでクールに昇華しています。顔周りの小物で個性をプラスしているのも見逃せないテクニック。

▼法則2:スラックス系のきれいめボトムスを合わせて落ち着きをプラス

大人なニュアンスを演出するのに便利なボトムスといえば、スラックス。スタンダードなカラーさえ選べばミリタリージャケットとの相性も抜群です。ウエストがゴムになったイージーパンツ仕様でも、スラックス調のデザインなら◎。コーディネート全体が自動的に大人っぽく仕上がります。

コーデ4こなれた大人の印象に仕上がるアンクル丈のグレースラックス

MA-1が主役のコーディネートですが、スラックス系のパンツで上品にモディファイ。足首が覗くやや短めの丈感とスニーカーの組み合わせによって軽快なイメージにまとめています。ネックから覗くギンガムチェックのシャツとボストン型メガネでトラッドなムードをMIXし、大人っぽい印象をさらに後押し。

コーデ5どんなコーディネートもクールにまとめるブラックのスラックス

フランス軍のF-2ジャケットをモチーフにしたアウターは男らしい雰囲気。インナーにロング丈のTシャツを合わせてリラックス感を演出しつつ、ブラックのスラックス風テーパードパンツで引き締めたバランスが白眉です。

コーデ6少しハズしつつ大人っぽく主張するならアースカラーのスラックス

モッズコートのライナーをベースにしつつ、オーバーサイズにアレンジしたミリタリーキルトジャケットを着用。そこにキャメル系カラーのスラックスを合わせ、大人っぽさと温かみが共存するスタイリングに仕上げています。

▼法則3:全身をモノトーンでまとめてクールかつ上品に

カーキ、オリーブ、ベージュ、ネイビーがミリタリーを象徴するカラー。だからこそ、ミリタリージャケットを含む全身をモノトーンで揃えるだけでクールな印象が広がります。落ち着いた品格もアップするので、大人なカジュアルスタイルに最適!

コーデ7ブラックをメインにしたモノトーンスタイルが基本形

MA-1やパンツだけでなくキャップやスニーカーもブラックで統一したクールさ溢れるコーディネート。重たい印象にならないよう、インナーをホワイトにすることでクリーンな軽快感を加味しています。

コーデ8ブラック×ホワイトのドレス感が新鮮なスタイリング

うっすらとカモフラージュ柄が入ったM-43フィールドジャケットを選んだコーディネート。インナーもスラックスもホワイトにすることで、ドレッシーなイメージのスタイリングを築いています。実はベストも着用しているため、フォーマル感すら漂う仕上がりです。

コーデ9ライトグレーのミリタリージャケットで軽やかに演出

全身をモノトーンで揃えてシックなムードを確保しつつ、アウターを明るいグレーにして軽快感を醸成。現行のライトゾーン用フライトジャケットであるCWU-36Pは丈が短めで、そのフォルムも軽やかな印象を強調しています。インナー&スニーカーのホワイトが軽快感をダメ押し。

▼法則4:コーディネート全体を同系色で揃えて、大人仕様に昇華

全身を同じ色や同系色で揃えたワントーンスタイルは、都会的でスタイリッシュな雰囲気。ミリタリージャケットを使ったスタイリングでもそれは変わりません。大いに活用すべきですが、ミリタリーカラーでまとめると本気の軍人スタイルになってしまうので避けるのが無難です。

コーデ10ブラウンの同系色をメインにして上品に仕上げた好例

CPOジャケットはブラウン、パーカーはベージュ、テーパードパンツはブラウン系のガンクラブチェックと、同系色でまとめたコーディネートが上品な印象。ミリタリーアウターがメインなのにトラッドなムードが色濃く漂っています。

コーデ11ブルー系でまとめた同系色スタイルは作りやすいのに新鮮

全身をブルー系でまとめ、アメカジ系コーデを大人っぽくアレンジ。ブリーチ加工のジーンズなど、味感のあるアイテムがメインですが、ブルー系カラーの統一感で大人っぽく仕上げています。M-65ジャケットとスニーカーはネイビー、シャツやジーンズはインディゴというトーンの変化で立体感を生み出し、こなれたムードも演出しています。

コーデ12ブラックのワントーンスタイルでモダンな印象に

MA-1、タートルネックニット、ジーンズ、スニーカーのすべてを黒で統一。全身ブラックだとヘビーな印象になりがちですが、すっきりした細身のパンツを合わせてシャープな印象を加速させつつ、フロントのジッパーとスニーカーの白ラインを効かせて重たいイメージを緩和。ワントーンでまとめつつ、素材の変化で表情を生み出しているテクニックも見事です。

▼法則5:フライトジャケットはオーバーサイズを選んで大人なストリート感を演出

MA-1に象徴されるエアフォース(空軍)のフライトジャケットは、丸みを帯びたボリュームあるシルエットがポイント。その特長を生かすなら、オーバーサイズを選ぶのがおすすめです。人気が続いているストリートテイストを意識しつつ、色味やスタイリングで子供っぽくなり過ぎないようにまとめるのがコツです。

コーデ13ビッグシルエットのコーディネートを定番カラーで格上げ

全体的にリラックス感のアイテムでまとめた着こなし。そんななかでMA-1はブラック、パーカーはベージュ、スラックスはブラウンと、定番カラーの中でも落ち着きのある色を選んで大人な雰囲気をキープしています。足元にドレスシューズを合わせることで、落ち着きをプラスしているのも高ポイント!

コーデ14上はオーバーサイズ、下はスリムのバランスが巧妙

フライトジャケットだけでなく、インナーのシャツもオーバーサイズ。その一方、ブラックのジーンズをスリムなシルエットにすることで全体のバランスを大人っぽく整えたお手本的コーディネートです。インナーが襟付きのシャツなので、落ち着いた印象が高まっています。

コーデ15コーディネートの工夫でオーバーシルエットを作り出した好例

MA-1単体ではそれほどオーバーサイズではありませんが、インナーのスウェットシャツが大きめのシルエット。アウターとインナーをグレーで一体化させ、ゆったりした印象の上半身を演出しています。ジャストサイズのフライトジャケットを使い回す場合は、こうしたコーディネートのアレンジで仮想のオーバーサイズを生み出してみるのも1つの手です。

▼法則6:フィールドジャケットには襟付きシャツを合わせて品格を加味

M-65に代表されるアーミー(陸軍)のフィールドジャケットは、汎用性の高さが魅力。オールマイティに使えるので、インナーにシャツを合わせて大人な品格をプラスするのがおすすめです。とりあえず白いシャツを合わせれば、大人なカジュアルスタイルが完成します。

コーデ16ホワイトのシャツをプラスして上品に仕上げた基本スタイル

M-65タイプのフィールドジャケットは、オリーブグリーンが定番。男らしいミリタリー感が強いからこそ、そのインナーにホワイトのシャツをセットして品の良さやクリーンなイメージをプラスしています。ジーンズ、ブーツ、ボディバッグをブラックで揃え、引き締め効果を図っているのもポイント。

コーデ17カラーリングで新鮮味を演出したアーバンな着こなし

フィールドジャケット×シャツという方程式を採用しつつ、定番カラーを避けることでセンスアップに成功したスタイリング。オレンジに近いテラコッタ系のベージュと、わずかに味のあるインディゴブルーの組み合わせが新鮮です。下半身をブラックで揃えて落ち着き感もしっかり確保。

コーデ18オーバーサイズによるリラックスムードを白シャツで中和

ミリタリージャケットはチェック柄でさらにビッグシルエットという、今どきの存在感を纏った1着。そのムードを拾ってパンツもゆるめのシルエットを選び、リラックス感溢れるストリート調の着こなしを構築しています。これがしっかり大人っぽく帰結しているのは、第一ボタンまで留めた白シャツの上品さが効いているから。

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那珂川廣太

出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
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