心機一転。10万円以下の3針腕時計で新生活に備えよう

心機一転。10万円以下の3針腕時計で新生活に備えよう

4月からの新年度に向け心機一転、腕時計を新調してはいかがでしょうか? 10万円の予算でどんなシーンにも対応できる、コスパ抜群のオン・オフ兼用腕時計を紹介します。

夏目 文寛

2018.02.11

腕時計
機械式

大きく環境が変わる時期だからこそ、ベーシックな1本が欲しい

環境が変化する4月からの新年度は、心機一転して臨みたいですよね。腕時計は毎日着けるモノだからこそ、新調したときのリフレッシュ効果は抜群。ただ、社会人と一括りにできるとはいえ、スーツ、ジャケパン、カジュアルとさまざまな服装で働く方がいます。その点、どのような服装にもハマるのがシンプル故に汎用性の高い3針ウォッチ。予算は10万円あれば十分で、自分に自信がつくちょっと“いいモノ”がチョイスできます。本記事では、コスパに優れた3針腕時計をクローズアップします。

シンプルな3針腕時計を今購入する3つの理由

社会人として1本は持っていたい10万以下の3針ウォッチ。その理由は以下の3つです。

理由1初対面でも嫌味のない印象を与えられる腕時計だから

初対面ではとにかく見た目が大事。とくにビジネスシーンでは第一印象が重視されます。3針腕時計なら、装飾が最小限に抑えられたシンプルなモデルが多く、飾らない人柄をアピールできます。また、文字盤の要素が少なくごちゃついていないため、清潔感あふれる爽やかな印象も与えることもできるのです。

理由2クセのないデザインで、オン・オフと兼用できるから

せっかく腕時計を購入するならできるだけ多くの時間を一緒に過ごしたいですよね。そこでクセのない3針腕時計の出番です。シンプルなのでスーツやジャケットの品を損なうこともありませんし、ケースも薄型が多く、カフス周りの腕馴染みは抜群です。カジュアルな装いにおいても、主張が控えめの3針なら難なく馴染みます。とくに最近はシンプル薄型がトレンドということもあり、腕元で旬をもたらすこともできますね。

理由310万円以下でも優れたモデルが存在しているから

機能がシンプルということは機構もシンプルということ。そのため、3針ウォッチはクロノグラフやダイバーズなど特殊機能が付加されたモデルよりも、安価に入手できるのです。10万円の予算を準備すれば、憧れのスイス名門ブランドから、機械式のモデルまで十分射程に入ってきます。自分の好みがはっきりしない場合、最初の1本はベーシックでコストパフォーマンスに優れたモノがおすすめです。

新生活でヘビロテしたい、10万円以下の高コスパウォッチ10選

ブランド1『ハミルトン』

『ハミルトン』は120年以上の歴史を持つ老舗ブランド。アメリカ・ランカスターで誕生し、現在はスイス・ビエンヌに拠点を移しています。アメリカでは鉄道、航空、軍用の現場で活躍し、タフで正確な腕時計として評判を得ました。映画界との繋がりも深く、数多くのスターが劇中で着用しています。「ジャズマスター」はハミルトンのドレスラインで、こちらのモデルはくさび形インデックスやドーフィン針を採用したトラディショナルな味付けが特徴。オンスタイルに品格をプラスできます。同時に立体的かつ繊細なケースのフォルムはアーバンな雰囲気も持ち合わせているので、オフの街着にもぴったりハマります。

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アメリカ経済の発展期に創業した『ハミルトン』は、鉄道時計や軍用時計の開発で信頼性を高めた。現在はスイスを拠点に、高コスパかつ高品質な腕時計を手がけている。

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ブランド2『ティソ』

日本国内で著名なブランドに比べると知名度が劣るかもしれませんが、世界的に見れば『ティソ』は超メジャーな時計ブランド。創業は1853年までさかのぼり、歴史的なバックボーンも豊富です。最近ではNBAやツール・ド・フランスなど、多くの人気スポーツをサポートし、ますます存在界を高めています。ここで紹介する「トラディション」はシンプルさを極めた1本。ドーム型風防や1950年代のアンテークに見られるケース形状など、そのオーセンティックな佇まいは、ビジネスシーンにおいて信頼感あふれる印象を抱かせます。ケース素材に高品質な316Lステンレススチールを採用しながら、プライスは3万円台と、お手頃なのもうれしいですね。

ブランド3『セイコー』

日本が誇る国産ブランドの雄『セイコー』。創業は意外と古く、1881年です。1969年には、クォーツ時計を生み出し世界を席巻しました。実は機械式時計でも『セイコー』の技術力は本場スイスに負けていません。スイスの名門『タグ・ホイヤー』も一部モデルで『セイコー』から部品調達をしているほど評価が高いのです。そんな、セイコーのメカニカルウォッチから「プレサージュ」をご紹介します。文字盤には、温かみのある光沢が特徴のほうろうを採用。ローマンインデックスと相まって気品が漂います。スーツにも、カジュアルスタイルにも馴染むオールラウンダーです。

ブランド4『ベーリング』

2010年にデンマークで創設され、北欧デザインが人気を博す『ベーリング』。ハイクォリティな素材を使用し、ミニマリズムを徹底した無駄のないデザインは、身につける者をうっとりさせるオーラに包まれています。また、薄型かつ軽量なので、着けていることを忘れてしまうほど、腕に馴染むのもポイントです。ビズシーンでは文字盤を白か黒にすべきと考える人もいますが、引き締まったネイビーならばスーツの品を損なうことはありませんし、逆に普段着使いなら文字盤色がコーデのアクセントとして効果的に機能します。裏ブタには冬でも冷たくなりにくいチタンを採用するなど、細かい配慮もうれしいですね。

ブランド5『ポールスミス』

ご存じ『ポールスミス』が展開するウォッチライン。デザイナーのポールスミスらしく、イギリスのクラシカルなエッセンスを残しながら、ウィットに富んでいるのが特徴です。このモデルも、きわめてオーソドックスなクッションケースを採用しながら、文字盤センターにストライプを配し、ヘアライン加工と交差させるなど、モダンなアイデアが光ります。針とインデックの挿し色も絶妙な面積で配置されているためまったく嫌味にならず、スーツスタイルにも違和感なく合わせられます。クラシカルとモダンの絶妙なブレンドから生まれたオン・オフ腕時計の良品です。

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クラシックさやレトロ感の中にも、他にはないポップさが加味された『ポールスミス』の腕時計。コーデのスパイスとしても、もってこいのデザインです。

八木 悠太

ブランド6『オリス』

創業は1904年と100年以上の歴史を持つ、スイスの老舗ブランド。伝統のメカニカルウォッチをリーズナブルに提供し、世界中でファンを獲得しています。モータースポーツ好きにはF1チーム・ウィリアムズのスポンサードでも有名ですよね。こちらのモデルは繊細なサークルギョーシェがスイス腕時計らしいエレガントさを醸し出しており、ビズシーンでは好印象を与えてくれるはずです。12時、3時、9時にアラビアインデックスを採用しているのもポイントで、このディテールによってカジュアル感が創出され、オフスタイルにも十分対応できます。

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高価な印象のスイス時計。だが、作りは一流にも関わらず手の出しやすい価格帯のブランドも存在する。『オリス』はその代表格。ビギナーにもおすすめしたい魅力を解説する。

ワダ ソウシ

ブランド7『ブローバ』

創業は1875年、アメリカ・ニューヨーク。現在はスイスに生産拠点を持っています。『ブローバ』が世界を驚かせたのは1960年に発表した「アキュトロン」。それまでの機械式時計では不可能だった月差1分という精度を、音叉時計という新たな方法で実現したのです。「アキュトロンⅡ」はオリジナルのデザインを復刻したもの。ブローバ独自の262振動ムーブメント、「ハイパフォーマンスクォーツ」を新たに搭載しています。1960年代のレトロフォルムのケースに、エッジの効いた針やインデックスを組み合わせ、現代的なシャープさを出したことで、オン・オフ兼用できる使い勝手のいいデザインに落とし込んでいます。

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小林 大甫

ブランド8『ビクトリノックス』

130年以上の歴史を持つスイス生まれのブランド『ビクトリノックス』。高性能ナイフの製造で有名ですが、1989年から時計事業にも進出しました。「イノックス」は圧倒的なタフさで評判を呼んだモデル。130以上の過酷な耐久テストをクリアしており、信頼性は抜群です。ソリッド感のある武骨なケースは、ラフで男らしい装いにマッチすることはもちろん、シンプルカジュアルのアクセントにも使えます。ベセルにポリッシュ仕上げを施すことで上品さを獲得し、ビズシーンでも活躍してくれること間違いなしです。

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増山 直樹

ブランド9『スウォッチ』

1983年、時計の伝統を重んじる国スイスで突如ポップなブランドが登場しました。時計界の大物ニコラス・G・ハイエック氏による「セカンド・ウォッチ」という発想から生まれた『スウォッチ』は世界中で大ブレーク。現在もファッションやアートと親和性の高い個性的なモデルを発表し続けています。プラスチックケースを多用し、カジュアルなイメージに見られがちな『スウォッチ』ですが、ケースにステンレススチールを採用した大人っぽいモデルをチョイスすれば、ビジネスシーンでも違和感なく取り入れられます。

ブランド10『シチズン』

『シチズン』は、『セイコー』と双璧をなす、言わずと知れた名門国産ブランド。先端技術を続々と開発し時計に実装することでも有名です。今回レコメンドするモデル「アテッサ」は、スポーティかつエレガントというコンセプトを標ぼうして作られた、シーンを選ばない腕時計。文字盤の要素はシンプルに抑えられていますが、ケースの形状がアグレッシブ。仕上げを変えた面を組み合わせ、力強くアクティブな印象を醸し出しています。まさにオン・オフ兼用腕時計のお手本といえる傑作です。光発電で電池いらず、電波腕時計なので時刻調整不要、キズつきにくいスーパーチタニウム採用と万全のユーザビリティも魅力ですね。

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牟田神 佑介

出版社勤務時にはファッション誌、モノ情報誌の編集を15年にわたって従事。各雑誌で編集長を歴任し、2017年よりフリーの編集者に。男の嗜好品に詳しく、特に腕時計は機械式の本場スイスをはじめとするヨーロッパに何度も取材に行くほど情熱を傾けている。興味のない人にもわかりやすく!がモットー。
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