
ソフトシェルジャケットがちょうど良い。大人のアウトドアMIXを担う14着
春や秋のスタメンアウター候補として、そのポテンシャルの高さに注目したいソフトシェルジャケット。機能満載の羽織りモノでアウトドアMIXを手軽に楽しみましょう!
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この軽さがキモ。アウトドアMIXはソフトシェルジャケットにお任せ
引き続きコーデの軸となりそうなアウトドアMIX。その新戦力として袖を通してみてほしいのが、今回スポットを当てるソフトシェルジャケットです。ご存じの方も多いかもしれませんが、実はアウトドア系のシェルジャケットはハードシェルとソフトシェルという2タイプに大別されています。そのうちソフトシェルは、ハードシェルのようなゴワつき感のないしなやかな着心地が特徴。体の動きに追従してよく伸び、適度な保温力も発揮してくれるのです。また、生地自体も軽くてコンパクトにたためるため、1日の気温変化が激しい春などはいざというときのためにバッグに仕込んでおくのにもうってつけです。
薄手&軽いのに機能満載。そもそもソフトシェルジャケットって?
ところでソフトシェルジャケットって、一体どんなもの? という素朴な疑問を解消しておきましょう。誤解を恐れず大別すると、ゴアテックスなどの防水透湿を採用したハードシェルジャケットが防水性を重視しているのに対し、ソフトシェルジャケットはストレッチ性に重きを置いているのが特徴。ハードシェルのように本格的な雨具代わりにはならないものの、小雨程度には対応できる撥水性があり、防風性や透湿性も備わっています。
これは、前者が主に雪山登山に対応可能なアウターとして採用されてきた実績があるのに対し、後者はクライミングやバックカントリースキーといったより運動量の多いアクティビティ向けのアウターとして開発されたことに起因しています。生地としては、ショーラー社のストレッチウーブン素材のように織りによって防風性を保たせ、ジャージ顔負けの伸縮性を持たせたものなども多数。普段は行動着として着用し、寒くなったらその上にアウターを羽織れる中間着としての活躍が期待できます。
洒落者のコーデに見る、ソフトシェルジャケットを着こなす3つの方法
ソフトシェルジャケットならではの長所がわかったら、それらを街コーデで生かすためのヒントを見ていくことに。アプローチがそれぞれ異なる3者のコーデをご紹介します。
着こなし1
モックネックで大人顔に。きれいめインナーでアウトドア感を調整
ソフトシェルジャケットの山感がどうしても気になるという人は、こちらのようにモックネックのような街顔インナーをかませてあげましょう。アウトドアっぽさが劇的に消臭され、今どきの太チノパンにも違和感なく馴染んでくれます。ソフトシェルジャケットは街映えする黒無地を選び、上半身をモノトーンでまとめた配色も奏功のポイントに。
着こなし2
スポーティな着こなしには、ワイドシルエットを意識して今感を注入
テック素材のシャカパンをセットアップ感覚で同色のソフトシェルに合わせ、スポーツカジュアル的な着こなしに持っていったのがこちらのコーデ。これをジャストサイズで実践すると、ストイックさが強く出てしまうかもしれません。上下をオーバーサイズにすることで、今風のカジュアルを印象付けることに成功しているわけです。
着こなし3
元々スポーティなアイテムだからこそ、今年気になるカラーをソフトシェルジャケットで
ソフトシェルジャケット自体がスポーティな服なので、今季気になるパステルカラーを取り入れても“頑張ってる感”を醸すことなく自然体で着こなせます。コットン系のワイドパンツとスケシューを合わせ、ダブルジップを生かした上留めで着こなせば、ストリートスタイルにもたやすく落とし込むことが可能です。
色もブランドも千差万別。ソフトシェルジャケットのおすすめ14着
1990年代後半からフィールドで着用されるようになったソフトシェルジャケットは現在1つのジャンルとして確立され、業界を代表するブランドの多くが手掛けています。各社の持ち味やスタイルが反映された秀作をご紹介していきましょう。
1着目
『アークテリクス』ガンマ MX フーディ
本作は、耐摩耗性とストレッチ性に加え、耐風性と耐水性にも優れる独自開発のソフトシェル素材である“フォーティアス 2.0”をボディに使用。アイスクライミングへの対応も想定したジャケットゆえ、裏フリース加工で保温力も付与されています。解剖学に基づいた立体裁断を採用し、脇下ガゼットで腕の可動域を確保するなど動きやすさを高めた設計も特徴です。
2着目
『ミレー』ビオナセ ストレッチ ジャケット
本作が採用したソフトシェル素材は、東レが開発した“プライムフレックス”というもの。縦横に伸び縮みする4WAYストレッチで動きやすさを担保でき、吸汗速乾性にも優れています。胸部と左右の脇腹に備わったポケットの内側はメッシュ仕様になっており、ベンチレーションの役割も担うことも可能。サムホール付きなので、袖がまくれ上がる心配なく自転車ライドを楽しめるのもうれしいですね。
3着目
『カリマー』アリート フーディ
耐久性とストレッチ性を高めたソフトシェルボディに映える“ハ”の字型フロントポケットは、開閉によってウェア内の温度調節を行うベンチレーションも兼任。透湿防水性フィルムがラミネートされているため大雨にも耐えられる10,000mmという対水圧を誇り、透湿性能においても優秀です。運動量が多いアクティビティにおいて、快適さを追い求めた1着に仕上がっています。
4着目
『マムート』グラナイト SO フーデッドジャケット
東レの“プライムフレックス”を採用し、このソフトシェル素材のもう1つの持ち味である軽さを十分に体感できるミニマルデザインに仕上げています。激しく動いてもバタつかない立体的なタイトシルエットを採用する一方、縫製よりも肌当たりのやさしい熱圧着を用いることで着心地の良さにも配慮。フロントはアレンジ自在なダブルジップ仕様です。
5着目
『ブラックダイヤモンド』アルパインスタートフーディ
クライマー御用達ブランド『ブラックダイヤモンド』。同ブランドを代表するソフトシェルジャケットとして、知る人ぞ知るロングセラーとなっているのが本作です。防風性・撥水性・透湿性を高次元で融合している点や、着ていることを感じさせない軽やかな着用感がクライマーたちに愛されている理由。ポケットはチェストポケットのみで、その中に本体を押し込むと手のひらサイズにたためるパッカブル設計でもあります。
6着目
『モンベル』クラッグジャケット
フーディに比べると、インナー使いの幅が広がるスタンドカラーを用いた本作。マテリアルとして、耐久撥水加工を施した『モンベル』独自のソフトシェル素材“クリマプロ100”を採用しています。薄手ながら防風性が高く、それでいてウェア内の蒸れは素早く排出してくれるので、ドライな着心地を保てて汗冷えも防げます。
7着目
『パタゴニア』アズ フーディ
本作が採用した2層構造のストレッチ織りソフトシェル素材は、グリッド構造のフリースで裏打ちすることで吸湿発散性を高めると同時に保温性も向上させているのが特徴。フードには埋め込み式のコードロック・システムを搭載しているため、スピンドルのバタ付きなしですっきりと着こなせます。腕を上げても裾がずり上がらないように設計された裁断など、リアルなアウトドアで着たときに「なるほど」とうならせる作り込みが満載です。
8着目
『ザ・ノース・フェイス』マウンテンソフトシェルフーディ
独自のソフトシェル素材“エイペックス ソフトシェル スーパーライト”を使い、人間工学に基づいた立体裁断を描き出した1着。ポリウレタンの混紡で伸縮性を高めたこの素材は軽量性にも優れ、Lサイズで225gという一般的なコットンTシャツ並みの軽さを実現しています。フードは遊びなしで頭の形状にフィットする形状で、被ったまま風を受けても安心!
9着目
『コロンビア』ライトキャニオンソフトシェルジャケット
東レの“プライムフレックス”で仕立てたボディに、紫外線を遮るサンブロック機能をプラス。ポケット内部にエクストラポケットも用意されており、クルマのリモコンキーのような小型の手周り品も迷子になることなく収納できます。ちなみに、内ポケットの中にウェア本体をたたんで収納できるパッカブル仕様。
10着目
『マウンテンイクイップメント』ミッションジャケット
こちらは、登山やスキーツーリングといったアルパインアクティビティ向けに開発された1着。運動量が多くなることを想定し、両脇を大きく開けるベンチレーションを搭載しています。ポリウレタン混紡でストレッチを効かせたソフトシェル素材、“エクソライト 250”を採用したボディは透湿性が非常に高く、雪山での行動着として申し分のない保温力も備わっています。
11着目
『ファイントラック』フロウラップフーディ
防水透湿メンブレンのラミネートによってハードシェルと同等の防水性能を実現しつつ、縦横のストレッチ性も持たせた独自開発のソフトシェル“エバーブレスR”を採用。ベンチレーションは脇下から裾に向かってガバッと開ける設計で、激しく動いて体温が上昇した際も一瞬で蒸れを解放することができます。
12着目
『ホグロフス』コンビネーショングリッドジャケット
表地には防風性に富む “ポーラーテック サーマルプロ”を採用。裏面には繊維内のカプセルで熱効率を促進する“ポーラーテック パワーエアー”を使うことで、強風下でも確かな保温力を発揮できるスペックを実現しています。ミッドレイヤーとしても使い勝手のいいスタンドカラー仕様で、前傾姿勢になった際に腰が露出しないよう後ろ裾が少し長めにラウンドしています。
13着目
『ノローナ』ロフォテン ハイロフレックス 200 フード
本作も雪山での使用を想定し、ソフトシェルとフリースを表裏で組み合わせたハイブリッド設計。動きやすさと保温力を兼備した1着に仕上げています。フード内には、目と口以外をすっぽりカバーできるフェイスマスクを内蔵。フードはその上からヘルメットを被ることを想定し、頭部にぴったりフィットするビーニー型のデザインになっているのがポイントです。
14着目
『クレッタルムーセン』ヴァナディス 2.0 ジャケット
薄手ながら撥水性と速乾性、伸縮性に優れる“ライトウインド ストレッチ” 素材を使い、ウインドブレーカーのような非常に軽やかな着心地を実現。自転車ライド、ライトトレッキング、フェスといった幅広いシーンでの活躍が期待できる一品となっています。角度をつけたフロントファスナーは片手で開閉しやすく、ジップアップした際に持ち手がアゴに当たらないよう考案されたもの。フードは、キャップのように日差しを遮れるツバ付きになっています。
洗えるかどうかはモノ次第。ソフトシェルジャケットと、洗濯について
ソフトシェルジャケットは、いくつかの点に注意すれば自宅での洗濯が可能。撥水性を持たせるためにDWR加工(耐久撥水加工)が施されているものが多いため、水が生地に染み込みにくい場合がありますが、土や汚れを取り除いてきれいにしておくとDWR加工が長持ちして機能を維持することができます。
洗濯をする場合は中性洗剤を使い、洗濯機の弱水流(デリケートコース)で洗います。生地を傷めないよう洗濯は必ずネットに入れて行い、ファスナーやボタンなどはすべて閉め、ドローコードやベルクロは元の位置に戻しておきましょう。柔軟剤は撥水性を損ねる原因になるので、使用は控えるのが基本です。すすぎは2回以上行ってしっかり洗剤を落とし、軽く脱水したらシワを伸ばして陰干しします。ただし、製品の素材特性によって洗濯方法は異なるため、本来の機能性を保ちながら長く着るためにも、洗濯表示は必ずチェックしてから適した方法で行いましょう。
この記事の掲載アイテム一覧(全14商品)
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『アークテリクス』 ガンマ MX フーディ
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『ミレー』 ビオナセ ストレッチ ジャケット
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『カリマー』 アリート フーディ
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『マムート』 グラナイト SO フーデッドジャケット
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『ブラックダイヤモンド』 アルパインスタートフーディ
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『モンベル』 クラッグジャケット
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『パタゴニア』 アズ フーディ
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『ザ・ノース・フェイス』 マウンテンソフトシェルフーディ
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『コロンビア』 ライトキャニオンソフトシェルジャケット
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『マウンテンイクイップメント』 ミッションジャケット
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『ファイントラック』 フロウラップフーディ
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『ホグロフス』 コンビネーショングリッドジャケット
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『ノローナ』 ロフォテン ハイロフレックス 200 フード
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『クレッタルムーセン』 ヴァナディス 2.0 ジャケット
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