
オープンカラーシャツは長袖を選べば、春からだって楽しめる
リラックス感を押し出しつつ、きっちりも着られるオープンカラーシャツ。夏は軽快に半袖が鉄板だが、長袖のそれを選べば、異なる雰囲気で楽しむことができる。
人気継続のオープンカラーシャツを、“今”着るなら
シャツのかっちり感を持ちつつも、首元に程良い抜けを生み出してくれるオープンカラーシャツ。元はアロハシャツに代表されるカジュアル色の強いトップスだったが、今ではクリーンな雰囲気のオープンカラーシャツも多数リリースされており、一躍メンズシャツトレンドの上位に食い込むように。その波は現在も継続しており、すでに春の着こなしに取り入れているファッショニスタも散見されている。
まだ朝晩と肌寒さも残る春から初夏にかけては、長袖を選ぶのも1つの手段。半袖よりもきれいめな印象があり、写真のようにカフ(袖布)の付いたモノならカーディガンやライトアウターとのレイヤード時にも程良く主張を残してくれる。今回は、そんな長袖のオープンカラーシャツの着こなしについて解説しつつ、注目アイテムをピックアップ。明日から役立つ即戦力の1枚を、探してみよう。
オープンカラーシャツ、スタイリングの流儀
襟元が特徴的なアイテムだからこそ、レイヤード時の合わせ方には注意が必要。オープンカラーシャツと相性の良いアイテムとは何か。また着こなしの際の注意点とは。そして、1枚で着用するときも大人っぽく装う際の、選びのポイントとは。その答えをファッショニスタの着こなしを例にチェックしていこう。
コーデ1
アウターとの重ね着は、小襟のモノなら首元がすっきり収まる
中綿を抜いた軽やかなシルエットのMA-1にオープンカラーシャツをイン。ペールピンクの柔らかな色みも手伝って、非常に優しげなムードを作り出した。アウターの襟の主張も控えめなので、気になるシャツ襟の収まりもご覧の通り。首元の好アクセントとして機能している。襟の間にのぞく黒Tや、黒のラインスラックスで着こなしをスポーティに引き締めている点にも注目。
着こなし2
リラックスムードを加速する春コートとは好相性
ゆったりと風をはらむ春素材のコートとオープンカラーシャツは好マッチ。どちらも着こなしに程良い抜け感を作ってくれるアイテム同士、ケンカをせずサラッとまとまってくれる。細身のパンツを合わせてメリハリを出してもいいが、トレンドのワイドパンツと合わせても統一感が出しやすいのでおすすめだ。そのパンツも、コートの動きを阻害しない柔らかな素材を選ぶと良いだろう。
着こなし3
シャツジャケット風に使うなら、ややオーバーサイズを選ぶべし
襟にデザインがある分、カットソーにサラッと羽織ってアウター感覚で使えるのもオープンカラーシャツの魅力。この場合多少ルーズなサイズ感のほうが着こなしに雰囲気を出せる。大人っぽく着こなすなら、バランスを取るように他のアイテムをジャスト~シャープに揃えたいところだ。
着こなし4
前を閉じて1枚で着こなすなら、シンプルに徹しよう
オープンカラーシャツは、前を閉じてミニマルに装っても十分洒落感を与えられる。ベーシックなレギュラーカラーシャツを1枚で着るときと比べても、格段に使い勝手が良い。サイジングや柄で個性を出そうとすると逆に子供っぽく見えてしまう可能性もあるので、あくまでジャストサイズでクリーンに仕上げるのが大人にはふさわしいだろう。とはいえ、こちらのコーデのようにさりげなく小物でこだわるのは有効だ。黒の色合わせをしたサングラスとシューズなど、シンプルな着こなしの中に洒脱なセンスが漂う。
着こなしの幅が広がる、人気ブランドのオープンカラーシャツ
今季もさまざまなブランドから展開されるオープンカラーシャツ。数あるなかから、比較的コーデに取り入れやすく、TASCLAP世代の男性に馴染む8枚をセレクトしてみた。
1枚目
『シップス』×『コーナーウェア』アメリカ製 シャンブレー オープンカラー シャツ
武骨な1枚をお探しなら、ヴィンテージライクなインディゴシャンブレー生地を採用したこちらがおすすめ。アメリカ製規格のゆったりしたサイズ感も特徴で、着るだけで今っぽいリラックスムードを手に入れることができる。またシャツジャケットのように羽織りとしても活躍。洗い込むほどに風合いの変化を楽しめるのもシャンブレーならでは。
2枚目
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』 オープンカラー リラックスレギュラー シャツ
滑らかな落ち感と光沢感のある生地を採用したオープンカラーシャツは、きれいめながら適度にカジュアルに着られる。ゆったりとしたシルエットに加え、春らしい淡いベージュのカラーリングが相まってリラックス感が上昇。サイドに入ったスリットもポイントで、洒脱なアクセントになっている。
3枚目
『タウンクラフト』W-P VINTAGE OPEN SHIRTS
『タウンクラフト』と聞いて、「ああ、あの古着屋にある」と連想する人も少なくないはず。同ブランドは、1920年代からに実際に存在していたアメリカブランド。ワークブランドながら装飾性の高いアイテムが多く、古着市場でも人気が高い。現在ではその頃のアイテムに範を取り、古き良き時代の古着を想起させるモノ作りを行っている。こちらのシャツも、レーヨンを混紡したドレープのある生地感がいかにも古着風。いい意味で“いなたい”チェックや、ワーク色の強いボックスシルエットも“分かってる”大人にはたまらないディテールだろう。
4枚目
『ワカミ』オープンカラーシャツ
やっぱり柄モノが好き、という方には、『ワカミ』のアイテムをおすすめしたい。ネイティブ感漂うアクセサリーのイメージが強いかもしれないが、ここ最近はアクセ同様にハンドメイド感を生かしたウェアも多数展開している。表情豊かなコットン100%の生地に、アクセントにもなる素朴なドローコードで雰囲気は満点。大きく分けられたサイズ展開もグアテマラらしく、細かいことは気にせずざっくりと羽織ってしまうのが正解だろう。
5枚目
『アバハウス ラストワード』リフラクス ウェザークロス オープンカラー シャツ
着こなしの鮮度をグッと上げるなら、ペールカラーという選択肢も。こちらのスモークピンクはくずみがかった色味ゆえに、馴染みやすく案外男性でも着こなしやすい。クリーンな見た目できれいめからカジュアルまで幅広い着こなしに対応。デニム、チノ、スラックスなどさまざまなボトムスとも相性が良く、ワンランク上の着こなしへと導いてくれる。
6枚目
『エストネーション』ストライプ柄コットンオープンカラーシャツ
シャリッとしたタイプライター素材を使用し、コーチジャケット風に仕上げた1着。スナップボタンやドローコードなどアクティブな要素を残しつつも、『エストネーション』らしく品のある顔立ちに仕上げているのは流石だ。パジャマを思い起こさせるストライプもユニークで、リラックス感にも訴求。サイドには目立たないようポケットも配されており、実用性も高い。
7枚目
『ビーミング by ビームス』ビッグポケット ワイド オープンカラーシャツ
フラップ付きのビッグポケットが印象的なオープンカラーシャツ。軽くてさらっとした風合いの生地を使用し、軽快かつストレスの少ない着心地を実現している。大きめのバスト設定で身幅にたっぷりとゆとりを持たせつつも、長すぎない着丈とスクエアカットの裾のおかげでバランスの取りやすい設計に。羽織るだけで簡単にこなれ感を演出できるおすすめの1枚。
8枚目
『アイテムズ アーバンリサーチ』イージーケア オープンカラー長袖トロシャツ
『アーバンリサーチ』ならではの審美眼を生かし、洗練されたウェアをお手頃な価格帯で提供するオンライン限定の『アイテムズ アーバンリサーチ』。この1枚はシンプルなデザインながら、クリーンな表情で洗練された雰囲気が魅力だ。身幅にゆとりを持たせたボックスシルエットには、細身のパンツを合わせるのも良いが、ワイドパンツならより旬度の高いスタイリングに。速乾性に優れ、洗濯後にシワになりにくいイージーケアな特性を備える点など、機能性も見逃せない。
この記事の掲載アイテム一覧(全6商品)
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『シップス』×『コーナーウェア』 アメリカ製 シャンブレー オープンカラー シャツ
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『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』 オープンカラー リラックスレギュラー シャツ
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『アバハウス ラストワード』 リフラクス ウェザークロス オープンカラー シャツ
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『エストネーション』 ストライプ柄コットンオープンカラーシャツ
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『ビーミング by ビームス』 ビッグポケット ワイド オープンカラーシャツ
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『アイテムズ アーバンリサーチ』 イージーケア オープンカラー長袖トロシャツ
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