男らしさ香るトラッドワーク×スタミナ満点ジューシー餃子|勝負服と勝負メシ
“ここぞ!”というとき、あなたは何を身につけ、何を食す? 服と食にこだわりのあるおしゃれニスタのテンションを上げる勝負服と、踏ん張りどきに食べたい一皿をご紹介。
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おしゃれニスタにとっての「ここぞというときの動力源」とは?
誰にでも“ここぞ”というとき力を発揮しなければならないときがある。そんなとき、自分のテンションを高めるための必勝ルールがあるはずだ。昔から勝負に“勝つ”とかけてとんかつを食べる慣例はあったし、大事なプレゼンにしていくネクタイや、クライアントとの会食で履くおきまりの革靴といった必勝アイテムを持っている人も少なくない。そこで、ファッションにも食にもこだわりのある洒落者たちに、自身の勝負メシと勝負服について語ってもらおうというのがこの連載。第2回は、ワークやミリタリーのテイストを巧みに織り交ぜたトラッドスタイルが好評のWEARISTAのケントさん。
おしゃれニスタ ケントさん
クラシックをベースに多彩なエッセンスをMIXしたデザインが好評の帽子ブランド『ケントハット』。そのデザイナー兼職人として活躍するケントさんは、帽子作りの礎にもなっているトラッド、ミリタリー、ワークといったテイストは、普段の着こなしにも反映させている。「帽子作り同様、コーディネートもミクスチャーがポイント。ジャケット1つとっても、自由に他テイストのモノと組み合わせる場合が多いですね」
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しっかり感と男らしさをかなえたケントさんの勝負服とは
ケントさんの普段は室内ワークが主で、着こなしもいたってラフ。当然外行きの服装には気を配るが、とはいえそこに気取りや気張りは感じられない。そのワケとともに、自然体なケントさんのスタイリングにおける勝負服へのこだわりを探る。
ワーク要素を絡めた計算ずくな引き算によるラフなジャケットスタイル
前職ではWEBキャラクターの洋服デザインを担当。クライアントとの打ち合わせなども頻繁に行われていたことから、ジャケットは必須だったとか。ただ、自身の帽子ブランドを展開する今は徐々に変わってきたというケントさん。「キーとなるのはミリタリーやワーク。一枚仕立ての軽やかなジャケットにタイドアップと、一見堅苦しく聞こえますが、インナーはオールインワンを、タイはパッチワークデザインのカジュアルな1本を使うことで親近感を生み、相手との距離感を縮めます」
コーデのポイント1
カラートーンを統一すれば異テイストもうまくハマる
テイストの異なるアイテムのMIXは、ややもすると雑多な印象になってしまう。ただケントさんは、アースカラーで全体をまとめ、トーンに違いも作った。「テイストが違っても同系色でまとめればうまく馴染みます。さらに、ワントーンの淡白さは、程良くトーンに差をつけることでさりげなく回避。ところどころに白も見せ、野暮ったくなりがちなアースカラーにクリーンさを添えました」
コーデのポイント2
タイドアップ特有の堅さを和らげる男らしいオールインワン
タイドアップ特有の堅さは、インナーにハイゲージのニットなどを合わせていなすのが定石。ただケントさんは、“帽子を作っている人”の服装はイメージとして持っていたい、とのことからあえてワーク風味のオールインワンを採用している。「20代の頃は、着せられている感がどうしても出ていました。でも今は、年齢もあって次第に板についてきたかもしれません(笑)。これが、ブランドのアピールにもつながるんです」
コーデのポイント3
しっかりした中でもさりげなく見せる楽しい遊び心
「春先から初夏にかけてはシャツが多くなります。そこで選ぶのは、肩肘張らずにガシガシ着られるオックスフォードシャツ。チェック柄のアイテムもいいですが、春先にはホワイトや淡いブルーなどの無地を取り入れるケースが多いですね」。合わせるネクタイもカジュアル先行。今回は、斬新なパッチワークデザインを選んでいる。実はこちら、さまざまなデニム生地を寄せ集めて自分で制作したモノ。大切な場面では、こんな遊び心も効果的だとか。
コーデのポイント4
アースカラー&ワークの土っぽさを白でいなす
「通常であれば、足元はぽってりとしたポストマンシューズがレギュラー。ただ、今回はペールトーン&アースカラーというナチュラルな出で立ちから、なじませることを優先して白スニーカーをチョイスしました。ゆったりめなボトムスを合わせていますが、ロールアップさせて微調整。バランスとしてはワンクッションほどが理想ですね」
“もう一踏ん張り”なときに背中を押してくれるケントさんの勝負メシ
どの仕事においても、“踏ん張りどき”は必ず訪れる。そこで頑張れるかどうかが、仕事を成功させる分かれ道。ケントさんもご多分に漏れずで、多くのそういった場面に遭遇してきたそう。その都度、彼に気合いと勇気をもたらしたのは恵比寿でも人気の一皿だった。
スタミナメニューを探して出会ったとある餃子屋
「仕事が切羽詰まってくると、夜遅くまで働かなければならないケースも出てきます。前職時もそうでした。仕事が落ち着いているときはおのおのコンビニなどで軽く済ませるケースが大半。でも、中には残業確定なんてときもあるので、その際は、一度休憩を挟むべく仲間たちと夜食を食べに出かけていました。こちらへ伺ったときもそう。当初は気合いを入れるんだったら餃子でしょ、みたいな安易な発想でしたけど、これがまさに当たりでしたね(笑)」
「もとより餃子は大好物で、話題のお店と耳にすれば、食べるためだけに足を運ぶこともあります。職場近くに気に入った餃子のお店があれば、ほぼ毎日通いますね。自分で作ることもよくありますよ」。そんなケントさんが抱えていた不思議が、「恵比寿という街は、おいしいご飯屋さんもあればラーメン屋さんもあるけれど、餃子がなぜかイマイチ」ということ。そのモヤモヤを解消したのがこの『恵比寿餃子 大豊記』だった。
「餃子屋さんといえば、今ではおしゃれなお店もあり、中身の具材もさまざま。餃子の皮に斬新な食材を練り込んだカラフルなものも目につきますよね。でも僕は基本的に正統派が好み。重視するのはパワフルさや、モチモチとパリパリを両方かなえた焼き加減でしょうか。当時は、イベリコ豚が話題の食材として各方面に連日取り上げられていました。それもあって仲間たちが選んだとは思うんですけど、正直食べて度肝を抜かれました」
一気に気力が沸くジューシーな餃子&麻婆丼
「こちら、一つひとつがとても大きく10cmほどはあるんじゃないでしょうか。そして、皮の中にはち切れんばかりの具が! はち切れんばかりにパンパンで、口に入れた瞬間、流れ込むイベリコ豚の熱々な肉汁、噛みしめるほどに広がっていく旨味がたまりません。もともと餃子を好きになったのは、小学生の頃地元のタイ料理屋さんの牛肉餃子にハマったことがきっかけですが、その強烈なインパクトを思い出しました」/元祖 恵比寿餃子 480円
「漬けダレも個人的にはこだわりがありますね。餃子を食べ始めた当初は、しょうゆ、酢、ラー油をそれぞれ均等に混ぜ合わせていました。ただ、疲労を解消するという名目で食べるときは、酢6:しょうゆ2:ラー油2がおすすめ。これが僕の考える黄金比で、餃子のおいしさを存分に堪能できるだけでなく、酢の酸味が程良いアクセントとなり、後から来るラー油の辛味と相まって味に奥行きを生み出します」
「ギュウギュウに詰まったイベリコ豚の強烈な存在感もポイントですが、個人的に『やられた!』と感じるのはさりげなく中身に加えられた細切れの海老。細かいのですが、プリップリで弾力があり、その食感が実に心地いい。ひとりで行く機会も増え、がっつり食べてパワー補給しています。今は職場が恵比寿から離れてしまったので、頻繁には行けませんが、“ここぞ!”のときに行くようにしています」
生ビールもいいけれど、こいつも捨てがたい……
「合わせて食べてほしいのが麻婆丼。通常の器ではなく石焼き鍋で登場します。だからいつでも熱々。ラー油などを入れたときのジューッという音がまた食欲をそそります。辛さはそこまで強くないので、女性の方にもおすすめ。何より、石焼き鍋特有のおこげがまた味に変化を生み、サクサクとした食感が心地よくスプーンが進む進む。ただ、石鍋はかなり熱くなっているのでやけどにはご注意を」/麻婆豆腐の石焼ご飯 890円
餃子と麻婆丼のダブルパンチでテンションアップ!
「餃子は僕の中で3本の指に入るほどの大好物。餃子っておそらく、みんなラーメンの付け合わせみたいな感覚だと思うんです。ただ、ここの餃子はボリューム、味わいとどれをとってもメイン級。“ごちそう”感が尋常じゃありません。イベリコ豚の強烈な旨味、海老の弾力や程良い甘さ。それらがギュッと凝縮されていてもう大満足。お酒がお好きな方は合わせてビール、なんてのもいいですね。個人的には麻婆丼やタンタン麺がおすすめです」
この服にこのメシ。やる気スイッチを容易に入れてくれる動力源
「昔と違い、歳を重ね実感するのは気持ちをプッシュする大変さ(笑)。とはいえ、やはり気合いを入れなければいけないときはあります。そこで、自分のテンションを高める洋服やご飯はすごく大事な要素ですよね。心強い味方がいるだけで、仕事もプライベートも余裕を持って臨めると思うんです」
取材協力
威力抜群のパワフル餃子が明日への活力を生む!
一つひとつ料理人の手で丹念に作られる元祖恵比寿餃子は、各種メディアへも数多く取り上げられる押しも押されもしない看板メニュー。イベリコ豚やプリプリ海老が、これでもかというほどに詰め込まれている。その満足度たるやまさに主役級。ほかにも、海老蒸餃子やフカヒレ餃子、小龍包などの点心も充実。合わせて食べたい、特製麻婆豆腐や三枚肉の黒酢酢豚といった本格中華の数々は、仲間たちとの宴にもうってつけだ。
お店の詳細はこちら
Photo_Keiichi Ito
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