
どんな靴とも好相性。アンクルパンツの大人流コーデと鉄板アイテム10選
合わせる靴を選ばず軽快かつスマートな装いを楽しめるアンクルパンツ。そのポテンシャルの高さをメンズコーデに生かすうえでの留意点と即戦力候補10本をご紹介します。
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クリーンな大人コーデに効く。アンクルパンツは万能だ
軽快であか抜けた印象の足元を簡単に演出できるアンクルパンツ。フルレングスのパンツにはないその演出効果と使い勝手の良さから市民権を得るようになり、各ブランドが多岐にわたる選択肢を手がけるようになりました。
そもそもアンクルパンツとは、はいたときに足首が見えるレングスのパンツのこと。裾がくるぶしに少しかかるような長さのものもあれば、くるぶしが完全に見えるものも存在します。最近では9分丈と呼ばれるレングスもありますが、足首が何らかの形で見えれば広義にアンクルパンツとして解釈されています。最大の魅力は、大人メンズに似合う爽やかな着こなしを足元から手軽に演出できること。また、合わせる靴を選ばず、コーデに取り入れやすいことも支持される要因となっています。
アンクルパンツをはく前に。まずはソックス選びの基本戦術について一考したい
足首周りが露出するアンクルパンツ特有のレングスを生かすためには、必然的にソックス選びが重要になります。ただ、これも基本のパターンを押さえれば決して難しいことではありません。成功率の高い3つのパターンをご紹介しましょう。
ソックス1
主流は引き続き白ソックス。ライン入りならカジュアル感もアップ
安定の爽やかさをもたらす、アンクルパンツの良き相棒として選ばれているのが白ソックスです。足元に白場(白い余白)を作ることで、抜け感を印象付けられます。ライン入りを選び、スポーティさや程良いカジュアル感をプラスするのも有効です。
ソックス2
パンツとシューズの中間色が、大人ソックスの基本です
一歩踏み込んだソックス選びとして有効なのが、アンクルパンツとシューズの中間的な配色のソックスを選ぶこと。靴下の色が馴染みすぎてしまうと軽快さや抜け感が損なわれますが、中間色ならちょうど良いつなぎ役となり、程良い落ち着いた大人らしい印象の足元に仕上がります。
ソックス3
コーデにない挿し色を入れて、ハズしを効かせよう
アンクル丈のパンツだからこそ楽しめる技として、コーデの配色と関連性のない色のソックスを挿し色として活用するのもおすすめです。目を引く配色を選ぶことでアクセント効果が高まり、ハズしを効かせることが可能に。成功の秘訣は、コーデ全体の色数を少なめにすること。ソックスが挿し色という意図が伝わりやすくなり、しゃれた印象に持っていけます。
シューズを選ばず大活躍。万能アンクルパンツのサンプルコーデ集
アンクルパンツには、合わせる靴を選ばない万能性という強みもあります。ここでは、スニーカー・革靴・サンダルという3つのフットウエアのコーデサンプルで、三者三様の演出効果を見ていきましょう。もう一歩踏み込んだ合わせとして、ミドルカットシューズを合わせる技ありコーデもご紹介します。
▼基本のスニーカースタイルは、しっかりとソックスを見せましょう
基本として押さえておきたいスニーカーを合わせる場合、スポーティな印象を味方につける意味でもソックスはしっかり見せるのがおすすめです。また、季節的にソックスなし、あるいはシューズインソックスを履きたい場合は、ダークな色のスニーカーではなく爽やかな配色を選ぶことでアクティブかつ爽やかな印象を与えられます。
コーデ1
白ソックスによる抜け感でスニーカーの爽やかさを強調
こちらは、アンクルパンツとスニーカーの配色をグレーで統一し、くるぶし周りからソックスをチラ見せしたスタイル。白ソックスを選んだことで、爽やかな抜け感を印象付けられる効果が見て取れます。インナーのTシャツを裾から見せて白いウエストマークを作っているため、白ソックスの清々しさがより一層際立ちます。
コーデ2
白スニーカーの素足履きで一際開放的な足元に
こちらは、白ソックスに頼らなくても、スポーティな爽やかさを印象付けられる好例。ダークトーンのアンクルパンツに対し、白キャンバスのスニーカーを合わせたことで肌見せしたアンクル周りの開放感が強調され、軽快かつ清々しい印象の夏カジュアルに仕上がっています。
▼革靴を合わせて、大人の戦略的ハズし効果を狙う
アンクルパンツ自体はカジュアルな部類のパンツなので、そこにあえて革靴を合わせることで“ハズし”を演出することが可能です。またその一方で、カジュアルになりすぎないようにしたい場面においては、革靴によって足元からドレスアップすることで大人らしい印象の着こなしに寄せることも叶います。
コーデ1
革靴と白ソックスが放つ品の良さでデニム姿を格上げ
アンクル丈のデニムに合わせたローファーで品の良さを付与し、さらに白ソックスで清潔感もプラスした着こなし。ローファーは革靴の中でもカジュアルパンツとの親和性が非常に高く、足元からのドレスアップも違和感なく自然に叶えることができます。前開きでラフに着たストライプシャツも、アンクルデニムとローファーのつなぎ役として効果を発揮。
コーデ2
ソックスに頼らず、ドレス顔のパンツと靴でビジカジを構築
これは、革靴をソックスなしで合わせたスタイル。足元の抜け感がグッと強調される一方、アンクルパンツ自体がセンタークリースの効いたドレス顔なので、ビジカジとしても通用する品の良さを獲得できています。羽織りモノをやさしい配色のカーディガンにすることで、パンツがアンクル丈であることを感じさせないコーデが完成。
▼もはやスタンダードコンビ。サンダル×アンクルパンツ
春から夏にかけて、すっかり定番となったアンクルパンツとサンダルの組み合わせ。双方とも開放的な印象のアイテムなため、親和性は抜群! カジュアルになりすぎるリスクはありますが、恐るるに足らず。それを大人っぽく仕上げるための、良きお手本を見ていきましょう。
コーデ1
スポーツサンダルからの白ソックス見せでカジュアル臭を消臭
本来は肌が露出するアンクルパンツ×サンダルの組み合わせも、白ソックスを合わせてあげればカジュアル感がグッと低減されます。サンダルはすっきりフィットするストラップタイプを選び、トップスは半袖でも襟付きをセレクトしているのもポイント。アンクルパンツとサンダルにしか出せない力の抜けた印象はそのままに、大人らしさの演出に成功しています。
コーデ2
膝下すっきりパンツで素足履きのラフさを撃退
ソックスなしでも、アンクルパンツ×サンダルの装いを大人らしく見せられる良きお手本がこちらの装い。パンツは、アンクル丈ながら膝下のテーパード感が際立つものを選択。これだけで素足履きサンダルのご近所感を打ち消せます。サンダルはビーサンやスライドサンダルではなく、ホールド感の高いストラップタイプをチョイスしているのもポイントです。
▼アンクルパンツなら、ミドルカットやハイカットもお手の物
アンクルパンツの万能性は、レングスとのバランスに配慮が必要なハイカットやミドルカットの靴にも対応し、コーディネートをしっかりまとめてくれます。アクセントのある足元で着こなしに変化を加えられるので、ぜひ試してみてください。
コーデ1
ハイカット全部見せのパンツでメリハリのある装いに
フルレングスのパンツにハイカットのオールスターを合わせると、裾のたまり具合などに悩みがち。ですが、アンクル丈のテーパードパンツならご覧の通り。すっきり軽快な足元になり、しっかり見えるスニーカー自体がアクセントとしての役割を果たしてくれます。トップスをタックインしているため、コーデの中でのパンツの面積が広がり、ハイカットのスニーカーがバランス良く映えています。
コーデ2
ワイドなアンクルパンツで、ブーツが品良く引き立つスタイルに
一歩間違うと裾周りがもたつくサイドゴアブーツも、アンクル丈のワイドパンツならすっきり収まり、洗練された横顔もしっかり印象付けられます。トップスはタックインし、ロングコートを纏うことでパンツの丈感とのメリハリが強調され、上級者感のあるレイヤードに仕上げることも。春先や秋に使えるアンクルパンツコーデの選択肢として、試してみる価値大です。
清涼感ある大人のためのおすすめアンクルパンツ10本
アンクルパンツだからこそ得られる演出効果がわかったら、自分好みの1本を選ぶステップへ。ドレス顔のスラックスタイプから旬のワイドパンツまで、選べるスタイルは多種多様です。手持ちのトップスや靴と相談しながら的を絞り、お気に入りの1本を手に入れましょう。
アイテム1
『リー』ダンガリーズ ベイカーイージークロップド
『リー』のワークライン“ダンガリーズ”において、定番として人気を博す1本。ベイカーパンツのディテールを、クロップド丈のルーズシルエットに落とし込んでいるのが特徴。ゴム入りのウエストをドローコードで絞れるイージーパンツ仕様で、ポリウレタン混のストレッチデニムの採用により、締め付け感がなく清涼感のある着心地を担保しています。
アイテム2
『ザ・ノース・フェイス』フレキシブル・アンクルパンツ
伸縮性に富むナイロンシェルを使い、裾さばきの良いテーパードシルエットを描いたアンクル丈。裾はゴム入りのシャーリング仕様で、程良いゆとりを持たせたシルエットの裾周りがすっきり収まる設計になっています。腰部分にジップポケットが備わっており、左右のポケットに入れると暴れがちなスマホをここに収納しておけば、動きの邪魔になりません。
アイテム3
『パブリックトウキョウ』スーパードライワイドテーパード
太めのシルエットながら、裾にかけてきつくテーパードがかかっているのに加え、アンクル丈ということもあり、野暮ったさは皆無。ソフトな風合いかつハリのあるカルゼ素材を使用しているので、落ち感たっぷりのきれいなシルエットが楽しめます。吸水速乾性のあるドライタッチで快適な着心地を実現。
アイテム4
『ビームスプラス』コンバットウール アイビートラウザーズ アンクルカット
肌離れが良く、通気性に富むトロピカルウール調の生地を使い、9分丈のターンナップ仕様に仕上げたサマートラウザーズ。ウエストのフィット感調節は、ベルトレスで着る場合はサイドボタンか腰の尾錠、ベルトをつけて着る場合はベルトループという3種類の方法で行えます。共布の3つボタンジャケットを合わせ、セットアップとしての着用も可能です。
アイテム5
『リーバイス』ステイ・プレスト ワイドクロップド2
『リーバイス』を代表するきれいめパンツの名品“スタプレ”を、太めのクロップ丈にアップデート。裾までストンと落ちるワイドなストレートシルエットは、ボリューム感のあるスニーカーともバランス良く着こなせること請け合いです。縮みにくくシワになりにくい素材や耐久性のあるセンタークリースといった基本仕様の恩恵は、変わらず享受できます。
アイテム6
『グラミチ』ルーズテーパードパンツ
多彩なシルエットを選べるようになった『グラミチ』のクライミングパンツに、クロップド丈のルーズテーパードシルエットがお目見え。ヒップと腰周りにゆとりを持たせた設計で、従来のクライミングパンツにはないファティーグパンツ風ポケットで男らしさを印象付けることも。片手で調節できるウェビングベルトや開脚しやすいガゼットクロッチといった、ブランドを象徴するディテールはもちろん健在です。
アイテム7
『クリフメイヤー』スズシゲクライミングクロップドパンツ
キャンパーにも愛されている日本発のアメカジブランド『クリフメイヤー』が手がけたアンクルパンツは、左右の配色がテレコになった遊び心溢れるスタイルが印象的。ウェビングベルトやガゼットクロッチを採用したクラミングパンツ仕様で、薄手なのに良く伸びる生地の恩恵もしっかり享受できます。コットンベースながらリネンを思わせるさらりと爽やかな風合いの生地が、汗ばむ季節も快適な着心地を約束。
アイテム8
『ディッキーズ』T/C ストレッチ アンクル イージーパンツ
ポリエステルコットン素材の“T/Cツイル”に伸縮性を持たせた生地を使い、ゆったり着られるテーパードシルエットを描き出した1本。股下はMサイズで62cmに設定されたアンクル丈で、裾幅17cmと細めなのですっきりとした印象で着ることができます。ベルトループ付きですが、ウエストにゴムとひもが仕込まれているのでベルトレスでゆるりと着ることも可能。
アイテム9
『チャムス』バルーンクロップドパンツ
腰ポケットの“ブービーバード”ロゴが後ろ姿の見どころとなる、『チャムス』らしい味付けのスウェットパンツ。腰から下にたっぷりとゆとりを持たせ、裾周りをすっきりとさせたバルーンパンツ特有のメリハリあるシルエットが、アンクル丈で際立ちます。腰ポケットは面ファスナーで閉じられる設計で、実用性も申し分なし。
アイテム10
『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』テック シアサッカー テーパード アンクルパンツ
生地表面に浮かぶ畝が、肌離れの良い爽やかな着心地をもたらすシアサッカー仕立てのアンクルスラックス。生地自体の素性はポリエステルなので、乾きやすく、シワになりにくいイージーケアな面も魅力です。クセのないテーパードシルエットを描き、タックのないプレーンフロントに仕上げたそのスタイルにはタックインも良く映え、夏のビジカジの主役も安心して任せられます。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『リー』 ダンガリーズ ベイカーイージークロップド
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『ザ・ノース・フェイス』 フレキシブル・アンクルパンツ
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『パブリックトウキョウ』 スーパードライワイドテーパード
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『ビームスプラス』 コンバットウール アイビートラウザーズ アンクルカット
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『リーバイス』 ステイ・プレスト ワイドクロップド2
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『グラミチ』 ルーズテーパードパンツ
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『クリフメイヤー』 スズシゲクライミングクロップドパンツ
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『ディッキーズ』 T/C ストレッチ アンクル イージーパンツ
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『チャムス』 バルーンクロップドパンツ
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『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』 テック シアサッカー テーパード アンクルパンツ
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