
気分が上がる“あのボトル”。スキットルと、正しく付き合うために
ポケットからさりげなく取り出して、かっこよくひと口……。男なら一度はそんなシーンにあこがれたことがあるはず。その主役こそ蒸留酒用の携帯ボトル、スキットルです!
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気分はハードボイルド。スキットルで飲むお酒は、格別においしい
スキットルとは、ウイスキーやブランデーなどアルコール度数の高い蒸留酒を入れて持ち運ぶための携帯用ボトルのこと。一般的には、映画やドラマで見たことがあるという認識の人が多いのではないでしょうか。俳優がたそがれながら口にしたりコートの内ポケットに潜ませていたり……。そんな渋めな小道具と思われがちですが、実はウイスキー愛好家やアウトドアマンには身近なアイテム。山の頂上やキャンプサイトまで手軽にお酒を持ち運べて楽しめるほか、寒い日には体を温める効果も期待できます。自然の中で嗜む1杯はまさに至福の味わい!
別名“ヒップフラスコ”。スキットルってそもそも何モノ?
まずはスキットルの基本的な部分から知っていきましょう。押さえておくべきは、独特の曲線フォルムの理由、サイズ感、素材の3つ。これを知るだけで、よりスキットルへの興味が湧き、使いたい欲求が増すはずです。
特徴1
ヒップポケットに入れることを想定。湾曲したフォルムは特徴的
スキットルといって最初にイメージするのは、ゆるやかに湾曲したフォルムでしょう。これは、ボトムスのヒップポケットに違和感なく入れられるようにするための意匠。腰周りのカーブにフィットする形状にデザインすることで、歩いたり座ったりしてもポケットから落ちづらいようになっています。このことから、スキットルはヒップフラスコとも呼ばれています。もちろん他の場所に収納しても問題ありませんし、湾曲していないスキットルもあります。
特徴2
容量は基本200ml前後。中に入れるモノを考えると、決して少なくありません
基本的にスキットルは、ウイスキーなどアルコール度数の高い蒸留酒を入れるボトル。通常、ウイスキーを飲む場合、1杯分の目安であるワンショットが約30~40mlであることを考えると、それほど容量が大きくなくても十分。現在流通しているスキットルは、200ml前後の容量が主流です。容量が多くなるとサイズも大きくなり、ヒップポケットに入りにくくなることもあり、携帯性という観点からも容量が大きいスキットルは多くありません。
特徴3
金属製が主流。特性に応じて、その素材を選ぶべし
アウトドアやキャンプ、フィッシングなどタフな環境下での使用が想定されるスキットル。頑丈さを重視するため、使われる素材はほぼ金属です。主流はステンレス、チタン、ピューター(錫・スズ)の3種類。プラスチック製やガラス製もありますが、頑丈さが求められる使用環境と、アルコール度数が高いお酒を入れるという用途を考えると、ちょっと実用的とはいえないようです。
糖度の高いお酒はNG! 長く付き合うために知っておきたいこと
密閉性を保つため、口が細く一体成型が多いスキットルは、ほぼ内部を洗わない前提での使用となります。そのため、リキュールやビールなど、糖度が高いお酒は内部がべたついてしまい、お酒がこびりつきやすくなります。最悪の場合使えなくなることもあるので、なるべくウイスキーなどアルコール度数の高い蒸留酒を入れましょう。ただ、日本酒用スキットルも存在するので、日本酒ファンならそちらを検討しても良さそうです。
それでも内部を洗いたい場合、または不慮の事故で中が汚れて洗わないといけなくなった場合、いくつか手段があります。
1.薄めた漂白剤とお湯を入れてしばらく待つ
2.砂や卵の殻を入れて振る
3.細めのブラシを入れて届く範囲だけでも洗う
などなど。他にも、お湯とホワイトビネガーを1対1で入れてひたすら振る……というのを複数回繰り返すのも有効なようです。いずれも洗った後はお湯または水ですすぎ、しっかり乾燥させるのはマスト。
スキットルを素材別にピックアップ。メリットデメリットと、おすすめアイテム
ここからは、素材別におすすめのスキットルをピックアップ! 今回は代表的な素材であるステンレス・チタン・ピューター(錫・スズ)の3種類から厳選しました。素材ごとに長所短所があるので、自分が想定した用途に合っているかをしっかり確認しておきましょう。
掲載アイテムを比較!
スキットルの人気ランキング
これから紹介する商品を、ひと足お先に人気順で披露。アイテム名をクリックすると記事内の掲載箇所に移動します。
▼素材1:初めてならまずはこれ。お手入れが簡単な「ステンレス製」スキットル
1,000円ぐらいから手に入るお手軽さがメリットのステンレス。錆びにくく頑丈で、ガシガシと遠慮なく使えるため、スキットル入門として最適です。スキットル市場では最も多く流通している素材なので、好みのデザインに出会いやすいというメリットもあります。デメリットとしては、中に入れたお酒に金属臭がつきやすいこと。繊細な味のお酒を入れたいという人や、味やにおいに敏感な人は注意が必要です。
アイテム1
『ユージャック』スキットル
国産アウトドアブランドのスキットル。食品加工にも使用される高品質な304ステンレスが素材に使われており、安全に使えるほか、錆びに強いので長く使えるのが魅力。飲み口はソフトな口当たりになるよう丸みを持った仕上がりになっており、キャップは本体と連結されたヒンジと一体設計で紛失する心配なし。ショットグラス2個、漏斗、ギフトボックスが付属。容量414ml。
アイテム2
『佐藤金属興業』バッカス ウイスキーボトル
スプーンやフォークなど幅広く使用される18-8ステンレス製。装飾を一切排除したシンプルなフォルムはシーンやファッションを問わずマルチに使えます。光にかざすと見える、さりげないヘアライン仕上げが絶妙なアクセント。ネジ式のキャップは密閉性が高い割に簡単に開き、直感的に使えるのがうれしいですね。漏斗が付属し、お酒を注ぐのも簡単です。容量200ml。
アイテム3
『コールマン』レザーケース付きフラスコ
ステンレス製のボディを、天然皮革に酷似した風合いを持つスプリットグレインレザーのケースで覆い、気品ある雰囲気に仕上げたスキットル。ヒンジ付きのスクリュートップキャップは、キャップが紛失するのを防ぎ、慣れれば片手でも開けられます。漏斗が付属し、お酒の充填も簡単。レザーケースは適度に温度を遮断し、中のお酒を飲みやすくする効果も。容量236ml。
アイテム4
『TDI フラスク』フラスコ スキットル
手に馴染みやすい合成皮革で巻かれたステンレス製スキットル。気になる中央の環はなんだと思いますか? 実はこれ、折りたたみ式のカップが収まっています。飲み口に直接口を付けずに飲めるので衛生的。
▼素材2:スキットルに馴染んできたら。劣化しにくい「チタン製」は長く使える
錆びにくく頑丈で、そのうえ軽いチタン。金属臭が中のアルコールに移りにくいのがメリットです。劣化しにくいので長く使えるのと、飽きのこないデザインが多いのも良いところ。利点ばかりのようですが、ステンレスと比べると値段が高くなりがちなのが玉にキズ。良いモノが欲しいと思ったら、ちょっとした出費を覚悟しないといけません。自分のライフスタイルに合うと確信してから購入しましょう。
アイテム5
『バウンドレスボヤージュ』ヒップフラスコ
99.99%チタニウム材質が使われており、軽量かつ頑丈で錆びにくいのが特長。金属のにおいがお酒に移りにくいので、いつでもお酒本来の風味を味わえます。ヒンジで本体に固定されたキャップは片手で開閉でき、飲みたいときにサッと飲めます。人間工学にもとづいたアーチが描かれたフォルムはヒップポケットにジャストフィット。ステンレス漏斗付き、容量200ml。
アイテム6
『バーゴ』チタニウム ファンネル フラスコ
チタニウムのアイテムを多数展開する、アメリカのアウトドアギアブランドのスキットル。アメリカで特許を取得したシリコ漏斗を搭載。キャップ部分に傘状に取り付けられたシリコンをひっくり返せば漏斗として使用でき、場所を選ばずお酒を注げます。また、中に入れたお酒を外に出すのも簡単。金属部分に口をつけずにお酒を飲めるので寒いときに重宝します。容量240ml。
アイテム7
『スノーピーク』酒筒
日本酒を持ち運ぶことに特化したアイテム。すっきりとシェイプされたボトル型のフォルムは、お猪口に注ぎやすい形状。お酒に味が移りにくいチタニウムは繊細な日本酒を入れるのに最適です。ボトルタイプなので中身を洗いやすいメリットも。キャップはシリコン付きで密閉性が高く携帯性抜群。キャンプの夜、月明かりで一杯やるのに最適です! 直火・湯せんはNG。容量540ml。
▼素材3:お酒の味にもこだわるなら。「ピューター(錫・スズ)製」は、見た目にも美しい
ピューターとは錫(スズ)。正確には錫をメインに用いた合金のこと。錫はチタンと同じく、金属のにおいがお酒に移りにくい特性があります。また、錫製の酒器が数多く作られているように、錫にはお酒の雑味を取り除き、飲み口をまろやかにしてくれるという、他の素材にはない大きなメリットがあります。柔らかい金属なので加工しやすく、装飾性が高いモデルが多いのも魅力。ただし、値段は高めで、比較的衝撃に弱いというデメリットも。モノによってはヒップポケットには入れにくいかもしれません。
アイテム8
『ピンダーブロス』ピューターフラスコ
『ピンダーブロス』は、19世紀のイギリス、金属加工で名高い街・シェフィールドで創業したピューターアイテムのブランド。柔らかいピューターの特性を生かし、細かい装飾が施されたボディは、ビジュアルはもちろん手触りも心地良く◎。使わないときはインテリアにもなります。錫の特性によってお酒がまろやかになり、飲みやすくなるメリットも。容量120ml。
アイテム9
『イングリッシュピューター』スキットル
オリジナルでスタイリッシュなピューターギフトアイテムを手掛けるイギリスはシェフィールドのブランドの1本。複雑でエレガントなケルトノットのデザインが落とし込まれたフロントと、シンプルなキャップ部のギャップがたまりません。ボトムスのヒップポケットよりコートやジャケットの内ポケットに入れて、大切に使いたい雰囲気です。プラスチック漏斗付き、容量220ml。
この記事の掲載アイテム一覧(全9商品)
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『ユージャック』 スキットル
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『佐藤金属興業』 バッカス ウイスキーボトル
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『コールマン』 レザーケース付きフラスコ
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『TDI フラスク』 フラスコ スキットル
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『バウンドレスボヤージュ』 ヒップフラスコ
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『バーゴ』 チタニウム ファンネル フラスコ
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『スノーピーク』 酒筒
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『ピンダーブロス』 ピューターフラスコ
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『イングリッシュピューター』 スキットル
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