ボリューム感とレトロなルックス。今欲しいダッドシューズ8ブランド

ボリューム感とレトロなルックス。今欲しいダッドシューズ8ブランド

昨今のスニーカー事情における話題の中心といえば、ダッドシューズだろう。流行に至った背景を解説しながら、編集部が厳選した8ブランドを紹介していく。

深澤 正太郎

2018.06.23

スニーカー

ダッドシューズの流行が示したのは、レトロなデザインとボリューム感への懐古感

2017年終盤に発売された1足のスニーカーがきっかけとなり、2018年のシーンの話題は「ダッドシューズ」が中心となっている。スニーカーフリークの読者諸兄であれば、この言葉を見聞きしたこともあるだろう。とはいえ、まずはその意味やトレンドのきっかけとなった1足について解説したい。

ダッドシューズとは“Dadyy”、つまり父を指す言葉をアレンジしたモノで「お父さんが履くような、野暮ったいシューズ」がダッドシューズを語る共通認識となっている。野暮ったい”と書くとおしゃれとは無縁に感じられるが、こうした常識を覆したのが2017年に発売された『バレンシアガ』のトリプル エスというスニーカーだ。これは3種のソールを組み合わせた分厚いソールユニットが最大の特徴。武骨なフォルムと大胆なカラーリングが若者を中心に話題となり、トレンドをリードする存在として知られるまで時間はかからなかった。

トリプル エスが初見だとしても、どこか懐古的に感じられるのは幼少の頃に慣れ親しんだランニングシューズのシルエットやデザインに通じるところがあるからだろう。それを裏づけるのが『ナイキ』のモナークという海外の“Daddy”世代が愛用していたというスニーカーの人気再燃だ。「大人にとっては懐かしいフォルムが、今となっては新鮮」という時代の空気感とも相まって、ダッドシューズと呼ばれるシューズの多くは日本でも品薄になるほどの人気ぶりを見せている。

『バレンシアガ』を筆頭に、『シャネル』や『グッチ』などのラグジュアリーブランドが展開しているイメージが強いダッドシューズ。しかし、『ナイキ』や『ニューバランス』など我々に馴染みのあるブランドからもダッドシューズと呼べるボリューム感のあるソールとレトロなデザインのスニーカーは数多く存在する。そんな1足を履きこなすのが、日本におけるダッドシューズの楽しみ方なのだろう。

トレンドを体感するなら“今、履ける”ダッドシューズを

ダッドシューズの共通項は、ボリューム感のあるソールユニットとレトロなルックス。この2点を満たすスニーカーを8ブランドから厳選した。

ブランド1『ホカ オネオネ』

ランニングシューズとしての優れた履き心地から愛用者が急増した『ホカ オネオネ』。昨今ではその履き心地に加えて丸みのあるデザインが支持され、人気のシューズブランドとして確立している。定番と言えば「ボンディ」だが、レトロな雰囲気のデザインにスマートなカラーリングを施した「ベイラー」を、リアルに履けるダッドシューズとして推奨したい。

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ブランド2『ナイキ』

ハイテク系、ローテク系を問わずヒット作の多い『ナイキ』だが、ホットなモデルはやはり「モナーク」だろう。海外セレブやスポーツ選手がSNSで着こなしを披露した際に取り入れていたことから存在感を顕著にした同モデル。白をベースにしたカラーリングが各メディアでは散見されるが、だからこそTASCLAP読者諸兄にはオールブラックのこちらをプッシュしたい。ダッドシューズらしいボリューム感はもちろん、ワントーンのカラーリングによる汎用性の高さもおすすめの理由だ。

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ブランド3『ニューバランス』

説明不要の『ニューバランス』が展開するダッドシューズと言えば 「WX608V」 だが、よりハードに、より現代的に履けるのが写真の「M7709」。1986年に誕生した「M770」をベースにしつつ、フラッグシップモデルとして人気の「990」のソールユニットを合わせた風貌は、ダッドシューズらしい趣として十分だろう。

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ブランド4『フィラ』

テニスやバスケットボールなど、幅広いスポーツアイテムを展開する『フィラ』からも、90年代のムードをまとった1足が登場。ソールのみならずアッパーまでもが肉厚のパーツで覆われた表情やシンプルながらもレトロ感のある配色はダッドシューズという呼称にふさわしい。加えて、その厚みによる履き心地にも期待できる。

ブランド5『グラビス』

30代以上にとっては懐かしの『グラビス』。アフタースノーボードがコンセプトの同ブランドは「ターマック」をはじめとするスケーターシューズが王道だが、今のスニーカーシーンにおいて注目すべきはこちらの「コナ」。ルックスと履き心地はもちろん、その洗練された配色も大人心に刺さる。

ブランド6『プーマ』

「スエード」をはじめとするスケートシューズに定評がある同ブランドだが、2018年はダッドシューズの流れを象徴する「サンダー」シリーズに注目したい。中でも、メッシュ、ヌバック、スエードといった異素材の組み合わせと赤×黄×緑というレトロなカラーリングが今季的な「サンダー スペクトラ」は、その代表格。ショートパンツと合わせてその存在感を存分に堪能してみては?

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ブランド7『アーペーセー』

ジーンズでお馴染みの『アーペーセー』がブランド初のオリジナルスニーカーとしてリリースし、話題に。カジュアルな柄も品の良い素材使いやデザインと、ぽってりとしたフォルムは秀逸。写真の「ランニング オム」のほか「テクノ オム」という素材やデザインのパターンが異なるモデルもスタンバイ。

ブランド8『バレンシアガ』

冒頭で紹介した「トリプル エス」も、紹介せずにはいられない1足だ。ランニングシューズの様相ではあるが、その存在感はやはり別格。カラーバリエーションも豊富なので、ぜひそのカラーセンスもチェックしていただきたい。

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髙須賀 哲

美容専門誌「HAIR MODE」にて編集者のキャリアをスタート。髪に関することが大好物で、ヘアカタからビジュアル誌、書籍作りに奔走。前職の経験を生かし、TASCLAPではビューティ・ヘルス全般に熱を注ぐ。人の髪型を見てカットの工程が分かるほど髪フェチで、ヘアスタイリング剤には見境なく投資してしまうのが悩み。
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