キャプテンサンシャインを知る。人気ブランドとの別注作からマストバイまで

キャプテンサンシャインを知る。人気ブランドとの別注作からマストバイまで

しゃれてると評する人もいればちょうど良いと話す人もいる。総じていえるのは、『キャプテンサンシャイン』は大人たちに欠かせないってこと。今回はその魅力と注目作を。

菊地 亮

2020.02.11

キャプテン サンシャイン(Kaptain Sunshine)
ブランドまとめ

『キャプテンサンシャイン』とは

2013年にデザイナーの児島晋輔氏が設立した『キャプテンサンシャイン』。そのアイテムは、トラディショナルなディテールやフィールドウェアの要素を、質の高い生地と融合することで生み出される。ワークやミリタリーといった往年のアメカジに見る武骨さを漂わせながら、その実、モダンさもほんのり香る温故知新の佇まい。先を行き過ぎることなく、かといって懐古主義にも陥らない絶妙な距離感が、当時を知る大人たち(30~40代)を中心に多くの共感を集めている。

『キャプテンサンシャイン』が洒落者に好まれる理由

過去のアイテムをソースにしながら、今を感じる洋服へと昇華させる。そのアプローチは決して珍しいことではない。ただ、同ブランドのアイテムを見るにつけ、そのディテールを含めた趣には、トレースでは成しえないリアル感がある。それもこれも、古着好きであり、ディテールの生い立ちに強い関心を示す児島氏だからこそだろう。古着をつぶさに見て得た知識を、感覚によって選び抜いた上質な生地に落とし込み提示するNEWスタンダード。だからこそ、目の肥えた大人たちを納得させ、魅了する。

『バブアー』も、『ポーター』も。『キャプテンサンシャイン』の傑作別注たち

大人たちの琴線に響くアイテムを数多く生み出してきた『キャプテンサンシャイン』だが、とりわけ多くの識者をうならせてきたのが別注作。両者のフィルターを通して表現した新たな一着は、先々まで手元へとどめておくべき価値がある。

アイテム1フィールドショートフーディー

英国の老舗、『バブアー』へデザイン別注。ショートレングスのフィールドウェアをベースにイチから生み出したアイテムは、ワックスコーティングの生地やコーデュロイ地の切り替えなど、ならではのディテールを踏襲しつつ、絶妙なAラインシルエットで仕上げた。

アイテム2MK-3ジャケット

『バズリクソン』、『ジャーナル スタンダード』とのトリプルネームで、元ネタは英国空軍のMK-3フライトジャケット。オーセンティックなモノ作りを踏襲しつつ、現代的視点も組み込んだこちらは、US物の印象が強い『バズリクソン』がUK物を作ったという点でも貴重。

アイテム3エクストラライトパーカー

『ジャーナル スタンダード』誕生20周年を記念したコレクションから。『ループウィラー』で人気のエクストラライトパーカーを、ヴィンテージ要素を加えながらリデザイン。オーバーサイズのシルエットやアシンメトリー的デザインが、名品番に新鮮さをもたらす。

アイテム4マリナースリッポン

イタリアの伝統的ラバーシューズブランド『スペルガ』とのコラボ。そのソースは、フレンチのヴィンテージアーカイブやエスパドリーユラバーシューズにある。デザイン起こしからスタートし、『スペルガ』の定番キャンバスにより素足でも履ける軽やかな一足へ。

アイテム5ラウンドウォレット

こちらは、国内を代表するバッグブランド、『ポーター』との共作により誕生した逸品。今では希少とされるコードバンを使い、丈夫さとしなやかさをその身に宿す。各ポケットには用途を示す文字が刻印され、そんな芸の細かさも“らしい”ポイント。

他にも知りたい。通販で購入できるキャプテンサンシャインのアイテム

気軽に手にできる利便性を考えたら、通販という選択肢も視野に入れておきたい。そこで、今購入できる『キャプテンサンシャイン』のアイテムの中でも、とりわけおすすめの一品を厳選。

アイテム6アーミースモック

農作業時の上衣を起源にもち、軍でも使われることのあったスモッグを『キャプテンサンシャイン』的解釈で製作。サイドに入れたスリットが着脱の助けになり、腰回りもスッキリ。ウエストにはフィットを調整できるドローコードも取り付けた。

アイテム7エスキモーダウンコート

そのふくよかなフォルムからはベンチコートを想起させる。確かに、体をゆったり包み込む懐の深さと保温力は別格。しかし、世界的にも知られるブラジル産シルクに細番手のコットンを限界まで高密度に織り上げた生地は軽量で、上質感すら漂わせる。

アイテム8カウボーイシャツ

牧歌的印象の強いカウボーイシャツだが、茶一色で染められた姿は今の空気にも違和感なく溶け込む。レーヨンを高密度でツイルに織り上げた生地は、洗い加工を施すことで光沢が控えられ、ヴィンテージのような風合いに。

アイテム9ストライプバンドカラーシャツ

裾が深くラウンドしたクラシカルなシャツは、自然な風合いを生むべく薬品を使わずに洗いざらしで仕上げられている。生地は、ギザコットンの細番手を旧式のシャトル織機でじっくりと織り上げたはいカウントウェザー。その姿にはこなれ感が漂う。

アイテム10オープンカラーシャツ

オーソドックスなオープンカラーシャツだが、素材は『キャプテンサンシャイン』が独自に製作したウインドウペン柄のコットンフランネル。程良い肉厚感は、ライトアウターとしての活用も可能に。両胸の大きめなパッチポケットも独特。

アイテム11ハーフジップスウェット

ゆとりのあるシルエットが今どきなスウェットプルオーバーは、着脱がしやすいハープジップデザイン。注目すべきは素材で、ウールにコットンを巻きつけることで、ウール特有の縮みを事前に防止。軽量さとタッチの良さも引き出した。

地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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