
名作ランシューの最新作。アシックスのゲルカヤノ25はどう変わったか
『アシックス』を代表する名作ランシューであるゲルカヤノから、最新作の「ゲルカヤノ25」が登場。進化を遂げたポイントなど、その特徴を詳しく解説していきます。
『アシックス』屈指の名作としてお馴染みのゲルカヤノ
1993年に長距離用ランニングシューズとして誕生したゲルカヤノは『アシックス』独自の衝撃吸収素材であるゲルが内蔵された、同ブランドを代表するシリーズのひとつです。“フルマラソン完走をより身近にするシューズ”をコンセプトとしており、優れた安定性やクッション性が最大の特徴。アップデートされた新作が毎年発売されていることからも、多くのランナーに愛されていることがわかります。また、昨今のスポーツトレンドもあってタウンユースでも大人気!
最新モデルの「ゲルカヤノ25」が今夏リリース
2018年6月にはシリーズ最新作となるゲルカヤノ25がドロップされて話題となりました。その名の通り、ゲルカヤノシリーズの第25弾となるモデルです。“新作は前作よりも機能性を向上させること”を社内基準としているだけあって、大幅なスペックアップを果たしています。どのような点がアップグレードされたのか、詳細をチェックしましょう。
「ゲルカヤノ24」からのアップデートポイントは?
ゲルライト25のポイントは、大幅に刷新されたミッドソール。『アシックス』が開発した「フライトフォームライト」と「フライトフォームプロペル」という2種類の新素材が駆使されています。同社の多くのシューズで使われ、前作のゲルカヤノ24でも使用された高機能素材「フライトフォーム」の特性である衝撃吸収性&耐久性を受け継ぎつつ、さらなる進化を遂げた2つの素材がスペックアップのカギなんです。
「フライトフォームライト」はミッドソールのかかと部分に採用。「フライトフォーム」の圧倒的な軽量性を踏襲しながらも強度を約20%も向上させており、よりタフな着用を叶えています。環境に配慮したエコな原料を使っている点も◎。
一方の「フライトフォームプロペル」はミッドソール全面に使われています。従来の「フライトフォーム」と比較して反発性が大きく向上しており、特につま先が地面から離れる際に効果を発揮。跳ねるように軽快な蹴り出し感を得られます。
そのほかにも、かかとをしっかりと包み込む「メタクラッチヒールカウンター」や通気性に秀でる2層構造メッシュアッパー、中足部をサポートする「ガイダンストラスティック」などハイスペックなディテールが盛りだくさん。そんな機能性もさることながら、スポーティな風貌でコーデのアクセントとしても効果を発揮してくれます。ランナーならずとも持っておきたいところ!
選ぶ際に知っておきたいサイズのこと
ゲルカヤノ25は「スタンダード」、「ナロー」、「エキストラワイド」という3種類のラスト(木型)で展開されているので、購入の際はご注意を。スタンダードは日本人の標準的な足型をもとに設計されており(足囲表記2Eに相当)、ナローはより細身の足幅に向けたシルエットに(足囲表記Eに相当)。そして、エキストラワイドはゆったりとした足入れ感となっています(足囲表記4Eに相当)。
知っておきたい。『アシックス』3大ランシューの違い
ここまでゲルカヤノに関して紹介してきましたが、同モデルと並ぶ人気ランシューとしてゲルニンバスとニューヨークも見逃せない存在です。この3大モデルは混同されるケースも多いので、特性の違いを簡単にご紹介します。もちろん、いずれもファッションアイテムとしても非常に有能!
アイテム1
ランニング初心者に推奨したいゲルカヤノ
3大モデルはどれも優れたポテンシャルを備えますが、安定性に関して特に優秀なのがゲルカヤノ。走っている時に足がブレにくく、オーバープロネーション(着地の際に足首が内側に傾いてしまうこと)を起こしづらいので、まだ走り慣れていない初心者ランナーにはうってつけ。後述のゲルニンバスほどではありませんが、クッション性もハイレベルです。
アイテム2
圧巻のクッション性を誇るゲルニンバス
ゲルニンバスは1999年に誕生した『アシックス』のロングセラーモデル。ここで紹介している3つのモデルはすべて衝撃吸収素材であるゲルが用いられていますが、このゲルニンバスはもっとも多くのゲルが使われています。そのため随一のクッション性を誇り、軽量性こそ少しゲルカヤノに劣りますが、足が疲れにくくこちらも初心者ランナー向けと言えるでしょう。写真はシリーズ最新作となるゲルニンバス20。アッパーのメッシュは縫い目がなく、心地良いフィット感です。
アイテム3
ニューヨークは軽量性NO.1
2012年より展開されているニューヨークことGT-2000 ニューヨークは、これらのモデルの中で最もライトウェイト。その分使われている衝撃緩衝材はもっとも少ないので(それでもタウンユースを目的とするのであれば充分なクッション性ですが)、タイムを追求する上級ランナー向けと言えます。上の1足はシリーズ最軽量を叶えた現行品のGT-2000 ニューヨーク6。素足のように軽やかなはき心地です。
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