
覚えて損なし。バンダナのおしゃれな巻き方&使い方を6つご紹介
ハンカチの代用品としてだけでなく、コーデのアクセント付けとしても重宝するバンダナ。おしゃれな巻き方や活用術について解説しつつ、おすすめ品も合わせてご紹介します!
ハンカチ代わり……だけじゃない。バンダナはおしゃれ小物としても優秀です
おしゃれな人は、コーディネートのアクセントとして巻き物や小物を上手に使っています。そして彼らが活用している代表的なアイテムの1つが、バンダナです。
そもそもバンダナとは、コットン素材などを使った正方形の大きめな布のこと。デザイン的な起源はインドにあり、ヒンドゥー語で「絞り染め」を指す「バンドゥヌ(Bandhnu)」が語源だといわれています。また、実用的な起源はメキシコにあるとされ、農家の人々が強い日差しから首を保護するのに巻いていた布が発展したものだという説が有力です。その後、アメリカやヨーロッパでファッションアイテムとして広がり、今のような形で定着しました。
バンダナとよく似たアイテムにスカーフがあります。細かい違いについては曖昧な部分がありますが、バンダナがコットン製なのに対してスカーフはシルク製が主流。マットな生地感であるバンダナのほうがカジュアルなイメージです。さらに、コットン製だからこそリーズナブルな価格で手に入れることができ、ハンカチの代わりとしても使えるのがバンダナならではの特長といえるでしょう。もちろん、ファッション小物としても大活躍。いろいろ使えて重宝すること必至なので、バンダナの使い方をマスターしておいて損はありません!
マスターすれば洒落感アップ! バンダナの巻き方&使い方、まずは代表的な3パターン
バンダナの使い方は多様ですが、ファッション小物として使用する際にもっとも基本となるパターンは3つ。ここでわかりやすく解説していきましょう。着用する際の詳しい折り方についてはスカーフと同様なので、以下の記事を参考にしてみてください。
▼パターン1:首に巻く
バンダナの発祥は、農民が作業をする際に日光から首を守るために使っていたアイテムだといわれています。そうしたオリジナルに近い使い方が、バンダナを首に巻く方法。だからこそ最初にマスターしておきたいところです。適度に上品でこなれたニュアンスが演出できるのがポイント!
コーデ1
コンパクトに巻いてさりげない挿し柄に
バンダナはカジュアルなアイテムなので、細かいルールは気にせず使えばOK。とりあえずコンパクトに首元に巻けば、好バランスなアクセントとして活用できます。このお手本のように、上半身を同系色でまとめるとバンダナが馴染んでおしゃれにまとまります。
コーデ2
結び目を強調して大人っぽい巻き物として活用
少しエレガントなムードを演出したい場合は、定番デザインのペイズリー柄を避けつつ、バンダナのボリュームを少し増やすように意識するのが吉。結び目が見えるように巻くと、スカーフやネクタイのようなイメージに近づいて品良く仕上がります。スウェットシャツ・ジーンズ・スニーカーを使ったカジュアルなコーディネートもこんなに上品に!
コーデ3
先端を垂らすアレンジでバンダナの存在を主張
スカーフに近いイメージで、結んだバンダナの先端を垂らしてもOK。1辺50~55cm前後の正方形が主流のバンダナは、両端を垂らしてもスト―ルなどよりコンパクトにまとまり、初心者でもバランス良く仕上がります。このお手本コーデは、トップスをモノトーンで揃えてシックな印象に。スニーカーも含めた統一感が上品なイメージにつながっています。
▼パターン2:バッグに結び付ける
バッグをコーディネートの一部と考えれば、バンダナをバッグに結び付けてアクセントにするのも効果的。実際、おしゃれな人ほどバッグに付けるテクニックを駆使しています。必要になったときにはハンカチのようにも活用できることを考えれば、実用面でも重宝する使い方です。
コーデ4
コーデとリンクさせることで悪目立ちを回避
上から下まで色味をネイビーで揃えた、統一感のあるコーディネート。首元や裾から覗くTシャツやボーダー柄の白が挿し色になることで、単調すぎない爽やかな着こなしを構築しています。そして、バッグに結んだバンダナはその配色を踏襲したネイビー×白の1枚をチョイス。他アイテムから色を拾えば必要以上に主張せず、コーディネートにもすんなり馴染むという好例です。
コーデ5
バンダナを挿し柄として効かせた実用的なお手本
バンダナをサコッシュとセットで活用するのもおすすめ。体にフィットするように持つサコッシュはコーディネートに溶け込みやすく、そこに付けたバンダナも違和感のないアクセントになりやすいからです。このお手本では、バイカラーのデザインが特徴的なバンダナの赤い部分を挿し柄として活用。シンプルなコーディネートに刺激を加え、おしゃれ度を高めています。
▼パターン3:腰から垂らす
ここのところ増えているのが、バンダナを腰周りから下げる使い方。パンツのベルトループに結び付けて垂らすのが定番ですが、バックスタイルにアクセントを加えたいときはヒップポケットから垂らしてもOKです。
コーデ6
Tシャツと色を揃えてクールな小物として着用
腰から垂らすのに慣れるまでは、バンダナを少し小さめにたたみつつ、トップスやパンツと色を合わせるがおすすめ。バンダナが目立ち過ぎず、バランス良くまとまります。スタイリッシュなイメージが演出できるので、おしゃれ上級者も定番ワザとして多用。このお手本では、ジーンズ以外をブラックで揃えてクールなTシャツスタイルを築いています。
コーデ7
色を拾いつつバンダナを主張するとスタイリッシュ
バンダナを思い切り主張する際も、ウェア類から浮かないように意識するのがポイント。そのためには、コーディネートのどこかから色を拾ってリンクさせるテクニックが有効です。このお手本コーデではTシャツと連携。白に赤いプリントが入った色使いがリンクしています。思い切り垂らしたバンダナが目立っているのに、一体感があっておしゃれな印象ですね。
まだある。プラスαで覚えておきたいバンダナの活用法を3つ
バンダナの使い方はいろいろとあり、定番的な巻き方&使い方以外にも覚えておきたい活用法があります。余裕があればマスターしたいテクニックをピックアップしたので、シーンやタイミングを考慮しつつトライしてみましょう!
▼その1:手首に巻く
バングルのような感覚で、バンダナを手首に巻いてもおしゃれ。細めに折りたたんでコンパクトに巻くと、違和感なく着けることができます。この好例のように腕時計とは逆の手に巻いても、片腕にまとめて巻いてもOK。コーディネートに馴染む色なら自然なニュアンスにまとまりますし、バンダナを目立つ色にして挿しても面積が小さいので好バランスです。
▼その2:パンツのバックポケットから覗かせる
折りたたんだバンダナをポケットから覗かせても、アクセントとしての効き目は十分。もっとも控えめな使用法だからこそ、誰もが使いやすいテクニックです。ヒップポケットに挿すなら、きちんと見えるように短めのトップスやアウターを選ぶか、タックインするのが基本。ポケットチーフのような要領で覗かせればOKです。そして実際、胸ポケットに挿すという手もあります。その際はたたんだバンダナのボリュームが気にならないよう、ややルーズなアウター類などの胸に挿すのがおすすめです。
▼その3:頭に巻く
かつてバンダナを頭に巻くのが主流の時代もありました。ロック系ミュージシャンはその象徴ともいえるでしょう。とはいえ、もちろん今も頭に巻くのはアリ。ただしインパクトが強いので、使用するシーンは選ぶようにしましょう。ハチマキっぽく見えないように太めに折って巻くか、頭全体を覆ってから縛るのが基本。ヒッピーなムードやアウトドアな雰囲気が演出できるのもポイントです。
使いやすくて好アクセント。大人におすすめしたいバンダナ10選
最後は、おすすめのバンダナを厳選してご紹介。大人でも使いやすいデザインの逸品をピックアップしました。どのアイテムもリーズナブルな価格なので、気軽に使ってみるのがおすすめ。普段のコーディネートに馴染みやすそうな色柄からトライしてみましょう!
アイテム1
『エレファントブランド』×『シップス エニィ』別注 バンダナ
『エレファントブランド』は、1910年ごろから1980年代にアメリカの東海岸で生産を行っていたバンダナブランド。今でもヴィンテージコレクターやファッションフリークに愛され続けています。その膨大なアーカイブから柄を選定して別注された『シップス エニィ』だけのエクスクルーシブなアイテムがこれ。オーセンティックな見た目ですが、日本の職人による丁寧なプリントが施された上質な仕上がりです。
アイテム2
『ハバハンク』バンダナ
アメリカのサウスカロライナ州で創業した『ハバハンク』は、バンダナやハンカチなどを展開しているブランド。スタンダードなペイズリー柄のバンダナは、実に多彩なカラーバリエーションでリリースされています。かなりリーズナブルな価格設定なので、色違いを何枚か揃えるのもおすすめです。
アイテム3
『グラルナーチューヒリ』カウベルバンダナ
1828年創業の老舗ハンカチ&バンダナメーカー・ブリュメル社のオリジナルブランドよりピックアップ。まわりを囲う枠部分には大きなベルを下げた牛のイラスト、中心部には手書き風のフラワーモチーフをあしらった、個性的なデザインとなっています。コーデのアクセントとして適役でありつつも、モノトーンでまとめたカラーリングで汎用性が高いのもポイント。
アイテム4
『ペンドルトン』3パックバンダナ
ネイティブ柄を使ったブランケットで有名な『ペンドルトン』は、象徴的なチーフジョセフ柄を使ったバンダナもラインアップ。誇り高きネイティブアメリカンの部族、ネズバースの族長を称えた柄はどこか威厳を感じさせます。配色の異なる3枚がセットになっているので、その日の気分やコーデに合わせて付け替えが楽しめるのも◎。
アイテム5
『ショット』バンダナ ニューヨーク
お土産としても定番になっているバンダナは、都市にちなんだ柄もよく見られます。ライダースジャケットで人気の『ショット』は、ブランドの拠点であるニューヨークをモチーフしたバンダナをリリース。ヴィンテージのバンダナに見られる玄人好みの仕様を採用していて、4辺のうち1辺はあえて縫製を行っていません。
アイテム6
『ビンドゥー』シティ バンダナ
このバンダナも、世界の名所を手描きタッチのグラフィックで表現したシリーズの1枚。パリに加え、ロンドン、東京、ティフアナ、テキサス、ニューオリンズ、アラスカ、カナダ、ジャマイカ、キューバ、アフリカなどバリエーション豊富に展開しています。手掛けている『ビンドゥー』は、トライバルアートをモチーフにしたオリジナルのグラフィックを採用したアイテムを提案。
アイテム7
『ユナイテッドアローズ』マドラスチェックバンダナ
メンズファッションでは定番でも、バンダナで取り入れると新鮮な柄があります。チェック柄もその1つ。使いやすいのに意外性があっておすすめです。このアイテムではマドラスチェックを採用。画像のロイヤルのほか、多色使いが鮮やかなイエローやライトブルーのカラバリも用意されており、どれもどことなく上品な印象を感じさせます。
アイテム8
『ウェアハウスカンパニー』×『ビームスプラス』別注 バンダナ
ネクタイなどではお馴染みのドット柄も、バンダナなら新鮮。遠目には無地に見えるような小さいドットを採用しており、あらゆるコーデと合わせやすい汎用性の高さが魅力です。ムラ糸を使うことで風合いを豊かにしたり、色落ちしにくい染色方法を取り入れたりと、シンプルでありながらこだわりの詰まった逸品となっています。
アイテム9
『ボヘミアンズ』スネークス バンダナ
スタイリッシュなバンダナがほしいなら、全面にロゴをレイアウトしたこんなデザインがおすすめ。この1枚は独創的で、英字をスネークで表現した柄を採用しています。実は「ボヘミアンズ スネークス」という定番の総柄で、マスク、ヘアーバンド、キャップなどを同柄で揃えることが可能です。
アイテム10
『エルエルビーン』バンダナ
こちらもロゴが主役のバンダナですが、等間隔で配置されたブランドロゴが、一種の柄として巧妙にデザインに取り込まれています。ブランドの代表作であるブーツなど、複数のイラストをあしらった遊び心溢れるプリントも見どころ。それでいて、ブラックとゴールドの配色によりエレガントな雰囲気もあるため、大人の男性でも抵抗なく取り入れられます。

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『エレファントブランド』×『シップス エニィ』 別注 バンダナ
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『ハバハンク』 バンダナ
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『グラルナーチューヒリ』 カウベルバンダナ
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『ペンドルトン』 3パックバンダナ
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『ショット』 バンダナ ニューヨーク
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『ビンドゥー』 シティ バンダナ
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『ユナイテッドアローズ』 マドラスチェックバンダナ
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『ウェアハウスカンパニー』×『ビームスプラス』 別注 バンダナ
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『ボヘミアンズ』 スネークス バンダナ
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『エルエルビーン』 バンダナ
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