
餅は餅屋、海にはマリンシューズ。外遊びを快適にする15足を厳選
海遊びや川遊びにおいて、心許ない足元の強い味方になってくれるのがマリンシューズです。街と水際の両方で頼れる水陸両用も豊富ゆえ、1足持っていて損はありません。
これがないと始まらない! マリンシューズで、快適なレジャーシーンを
マリンシューズの魅力を読み解く前に、そもそも論として「水際のレジャーだったら、いつものサンダルで十分なのでは?」と素朴な疑問を抱く人も少なくないのではないでしょうか。最近は、厚底設計のサンダルや歩きやすいスポーツサンダルが百花繚乱なので、そう思うのもごもっとも。ですが、前者の場合は濡れた岩場でのグリップ力は期待できず、滑りやすいという問題が発生。後者の場合は、ホールド力はあるものの、足の甲や指が露出してしまっているため、ケガの危険性と隣り合わせ。こうしたリスクヘッジが徹底されているという意味合いで、マリンシューズの需要が生まれるわけです。
デザインより大事なこと。後悔しないマリンシューズのポイントとは
マリンスポーツや川遊びのような水辺のレジャーにおいて何よりも大切なのは、快適かつ安全に楽しむこと。そう考えると、足元を支えるマリンシューズを選ぶ際も、デザイン以上に重視すべきことがたくさんあります。ということで、水際に足を踏み入れた際に後悔しないため、留意すべきポイントを洗い出してみました。
ポイント1
岩場でも滑り知らず。足の裏でしっかりグリップできる1足を選ぶ
岩場などでの安全面への配慮は必要であるものの、マリンシューズのソールは厚ければいいというわけではありません。分厚すぎず、足裏の感覚をつかみやすい適度な厚みがベター。それでいて、アウトソールはラバーなどの防滑性に富むラバーを使用し、滑り止めの役割を果たすパターンが施されているものに限ります。
ポイント2
すぐ乾いて、溜まらない。水から上がった後も快適な1足を選ぶ
ウォーターシューズを大別すると、トゥを覆うスニーカーに近いデザインのものと、オープントゥのようなサンダルに近いデザインに分かれますが、いずれにしても重視したいのは、水はけの良さ。素材としてはメッシュ系がメインとなりますが、水はけが良いということは水中で水を含んで重くならないというメリットにもつながります。乾きやすさの面でもアドバンテージがあります。
ポイント3
水圧で脱げては意味がない。足にピッタリ吸い付く1足を選ぶ
サイズ選びも重要なポイント。なぜなら水中では、水の抵抗や水流の影響が思っている以上に強く、そのせいでシューズが脱げやすくなるからです。ストラップ付きのタイプであればフィット感の調節が自在ゆえそれほどナーバスにならなくても大丈夫ですが、スリッポン系のソック型の場合は普段の靴よりハーフサイズ小さめのサイズを選ぶのがベターといわれています。
海で、川で大活躍! マリンシューズの本命15足をピックアップ
マリンシューズは現在、ウォータースポーツに軸足を置くブランドのみならず、スポーツブランドやアウトドアブランドも秀作を手がけています。スニーカー感覚で履けるタイプもあれば、潔く水際でのパフォーマンスや使い勝手の良さに特化したものまでよりどりみどり。海や川で頼れる相棒になってくれるであろう15足をご紹介します。
アイテム1
『キャラバン』KRS
日本の登山シーンを支えてきた老舗が、沢登りを含む水辺のアクティビティに特化した1足として開発したモデル。コードロックでフィット感調節を自在にできるネオプレン製アッパーを採用し、ウェットコンディションに強いビブラム社のオイスターソールを搭載。アジャスターを外すとかかとを踏んで履くことができる設計で、テントサイトでの使い勝手も良好です。
アイテム2
『ザ・ノース・フェイス』スカジットウォーターシュー ボア
街使いにも映えるハイテクスニーカー顔ですが、こちらもウォーターアクティビティ対応モデル。アッパーには水抜けが良く速乾性に富むクイックドライメッシュを採用しており、アウトソールの側面には水を素早く排出する水抜け穴を用意。片手でフィット感調節ができるボアクロージャーシステムが、濡れた状態での脱ぎ履きのストレスを軽減してくれます。
アイテム3
『テバ』オムニウム フォックス スエード
2009年に発売された水陸両用モデルをアーカイブから復活させたこちらは、水中でも驚異的なグリップ力を発揮するスパイダーラバーをアウトソールに採用しています。履き口のバックルとかかとの面ファスナー付きストラップで、クイックにフィット感を調整できます。
アイテム4
『メレル』チョップロック シャンダル
「シャンダル」というモデル名は、シューズとサンダルの機能を掛け合わせた1足であることが由来だとか。アウトソールには、濡れた岩場やぬかるんだ場所でも確かなグリップ力を破棄するビブラム社のメガグリップを搭載。足の甲を多方面からのストラップで包み込むようなアッパーに加え、排水口を備えたミッドソールが内部の水を素早く排出してくれます。
アイテム5
『アディダス』テレックス クライマクール ジャパウ
脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプのマリンシューズ。アッパーには非常に高い通気性によってクーリング機能を発揮するクライマクールという独自素材を使い、大人好みのミニマル顔に仕上げられています。ウェットコンディションにおけるグリップ力の高さが登山靴でも認められている、ステルスラバー採用のソールには排水システムが備わっています。
アイテム6
『キーン』クリアウォーター CNX
スニーカーとサンダルのハイブリッド型として開発された水陸両用型のこちらは、トゥ部にラバーガードを搭載。硬質なゴムでつま先を守ってくれる設計の安心感はひとしおです。自然な姿勢を保ちながらスムーズな歩行を促すために、ミッドソールの前足部と後足部高低差を4mmに設定している点にも注目。接地面から水を外に押し出すことで確かなグリップ力を発揮するソールなど、随所に新進のテクノロジーが満載です。
アイテム7
『ハイテック』カプア HT
高性能なトレッキングシューズで知られる『ハイテック』ですが、マリンシューズも優秀です。イギリス軍のトレーニングシューズを手がける同社らしいラギッドなアウトソールは、不安定な岩場にも安心して踏み込めるタフさと高グリップ力が自慢。要所をしっかりプロテクトしてくれるアッパーは、独自設計のメッシュで内部に入った水を素早く外へ逃します。
アイテム8
『クロックス』スウィフトウォーター
オープンになったかかとや甲部の側面から素早く水が抜ける設計。他にもトゥガードやウェットコンディションに強いソールといった機能的なディテールが満載ですが、キャッチーさを忘れないデザインに『クロックス』ならではのセンスが感じられます。センターに走らせたステッチがデザイン的なアクセントになったアッパーは、もちろん排水性に富むメッシュ仕立て。
アイテム9
『オニール』リーフブーツ
リーフが多いポイントでサーフィンをする際、ケガをしないよう開発された1足。それゆえに、不安定な岩場でも足指を使ってしっかり歩ける先割れ設計やフィット感抜群のネオプレン製アッパーが重要な役割を担っています。面ファスナーとドローコードの2か所で履き口のフィット感を高められるフィッティングシステムも、安心感を担保。
アイテム10
『ボディグローブ』ウォーターシューズ
こちらは、水抜けの良いメッシュとネオプレンをコンビ使いし、ラバーバンドのラインを走らせたデザインが目を引く水陸両用スリッポン。つま先を反らせてかかと周りのクッション性を高めたアウトソールには、側面に加えて靴底にも排水口が設けられています。脱ぎ履きの際に便利なプルリングにもさりげなくロゴが描かれ、後ろ姿の見どころに。
アイテム11
『ロット』アクアシューズ
通気性も水はけも抜群なメッシュ製アッパーは、継ぎ目なく成形されたシームレス構造を採用。素足で履くことを考えると、縫い目が当たるストレスを解消した設計もうれしい要素です。つま先はメッシュのままではなく、樹脂素材によるトゥガードが施された仕様に。かかともヒールカウンターの役割を果たすパーツを取り入れ、安定感が高められています。
アイテム12
『ケイパ』ソフトタッチ ウォーターシューズ
ネオプレン素材の甲部はもとより、ドット状パターンでグリップ力を高めたらバーソールも屈曲性が非常に高く、水辺から上がったら濡れタオルのようにギュッと絞ることも可能です。しかも本作は、18cmから28cmまで1cm刻みで揃えた充実の11サイズ展開。親子でペア使いしても楽しそう。
アイテム13
『タウン アンド カントリー』ウォーターシューズ
街と水辺の二刀流使いはしないから持ち運びが苦にならないタイプが欲しい、という場合はソックス型がおすすめ。履かないときは速乾素材のアッパーをフラットにたためて、サコッシュにもスッキリ収まる設計になっています。ラバーソールは超薄型ながら、濡れた岩場もしっかり捉えられるパターンを採用。
アイテム14
『ヘレイワホ』マリンシューズ
せっかく水辺で思い切り遊べるのだから、こちらの1足のようなテンション上がるネオンカラーを選ぶというのもひと1つの手段。これはシュノーケリングでの使用を想定した設計ゆえ、履いたままの状態でフィンを装着でき、フィンずれ予防にも一役買ってくれます。
アイテム15
『リーフツアラー』マリンシューズ
一段上の安心感を求めるなら、こちらのようにくるぶしまでしっかりガードできるハイカットが頼りになります。伸縮性に富むネオプレンがアンクル周りにぴったりとフィットするフォルムに仕上がっている一方で、左右のサイドパネルをメッシュで切り替えることにより通気性と排水性にも抜かりなく配慮。
長持ちの秘訣。マリンシューズのお手入れは、“陰干し”がキモ
マリンシューズは水中で履くものなので、使用後は海水の塩分や雑菌、足の皮脂などが付着しています。そのまま放置すると、カビが発生したり、悪臭を放ったりする原因になりかねません。ただ、一般的なスニーカーと違って丸洗いをしやすいので、長持ちさせるためのケアは意外とお手軽です。使用後は、まず水洗いをして汚れなどをしっかり洗い流します。その後水気を切ったら、風通しの良い場所で陰干ししましょう。直射日光で干したほうが日光消毒になりそうですが、ラバーなどの素材を傷めたり、縮みを引き起こしたりする可能性があるので避けるのが賢明です。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『キャラバン』 KRS
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『ザ・ノース・フェイス』 スカジットウォーターシュー ボア
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『テバ』 オムニウム フォックス スエード
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『メレル』 チョップロック シャンダル
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『アディダス』 テレックス クライマクール ジャパウ
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『キーン』 クリアウォーター CNX
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『ハイテック』 カプア HT
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『クロックス』 スウィフトウォーター
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『オニール』 リーフブーツ
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『ボディグローブ』 ウォーターシューズ
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『ロット』 アクアシューズ
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『ケイパ』 ソフトタッチ ウォーターシューズ
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『タウン アンド カントリー』 ウォーターシューズ
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『ヘレイワホ』 マリンシューズ
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『リーフツアラー』 マリンシューズ
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