これぞ名作!ローファーの元祖ジーエイチバス

これぞ名作!ローファーの元祖ジーエイチバス

ジーンズにもジャケパンにもマッチする高い汎用性が魅力のローファー。そのオリジンとして名高い米国老舗ブランド『ジーエイチバス』の人気モデルと履き方を紹介します。

岡田 太

2019.09.17

ジーエイチバス(G.H.BASS)
レザーシューズ
ローファー

かのマイケル・ジャクソン氏も魅了した『ジーエイチバス(G.H.BASS)』のローファー

我々がローファーと聞いてまず思い浮かべるブランドの1つが『ジーエイチバス(G.H.BASS)』。それもそのはず、この『ジーエイチバス』は世界で初めてローファーを作った、いわばローファーの生みの親なんです。かのマイケル・ジャクソン氏がここのローファーを愛用していたというのはあまりにも有名な話。

そもそも『ジーエイチバス』は、1876年にアメリカ・メイン州で創業した老舗シューズブランド。このブランドを一躍有名にしたのが、ノルウェーの木こりたちが履いていたシューズを原型にしてつくられた1936年発売の「ウィージャンズ」(=“ノルウェーの”の意)というモデルです。

靴ひもがなく着脱が楽にできることからいつしか「ローファー」(=“怠け者”の意)と呼ばれるようになったこのシューズを、1950年代にアイビーファッションに身を包んだアメリカの名門大学生たちがこぞって履いたことによって、今ではトラッドスタイルの足元を飾る代名詞的存在となりました。

その魅力はなんといっても、140年の歴史をもつ老舗ブランドだからこその高い製靴技術と、そのクオリティに反して控えめに設定された良心的な価格にあります。手縫いのモカ、マッケイ製法といった本格仕様のレザーローファーながら、アイテムによっては1万円台で手に入れることができるというのはうれしい限りですね。

『ジーエイチバス』の代表モデルはコインローファーの「ローガン」

そんな『ジーエイチバス』を代表するシグニチャーモデルが、コインローファーの「ローガン」。切り込みの入ったハーフサドルをアッパーに配した、もっともベーシックな1足といえます。

アッパーとアウトソールを直接縫い付けるマッケイ製法で、足を包み込むような履き心地を実現。そして上品な光沢を放つガラスレザーの存在感も忘れてはいけません。ちなみにコインローファーの語源は、かつてアイビーリーガーたちがサドル部分に1セント硬貨(つまり、コイン)を差し込んでおしゃれを楽しんでいたことに起因すると言われています。

まだある! 『ジーエイチバス』の人気モデル

『ジーエイチバス』のローファーは先述の「ローガン」だけではありません。他にも魅力的なモデルが多数ラインアップしているんです。ここでは特に人気の高い3モデルを紹介しましょう。

まだある人気モデル1ビーフロールローファー「ラーソン」

「ローガン」をベースにして、ハーフサドルの両端をモカシン編み部分に縫い付けた“ビーフロール”という仕様を採用したモデルがこちら。強度を高めるためのこのステッチが、タコ糸でぐるぐる巻きにした牛肉のように見えることからこう呼ばれるようになったとか。このディテールによって見た目の印象がややカジュアルになるので、ジーンズやミリタリーパンツなどと合わせたいカジュアル派にはとくにおすすめです。

まだある人気モデル2タッセルローファー「レキシントン」

こちらはアッパーに房飾りを配したタッセルローファータイプ。トラッドなムードはしっかりキープしつつも、適度に遊び心を備えたルックスが持ち味です。カジュアルっぽくもドレスっぽくも履ける万能タイプですが、どちらかというとフォーマルな印象が先行しがちなので、クラシックな着こなしがお好みの方やビジネスシーンでの活用を考えている方にフィットするでしょう。

タッセルローファーをカジュアルにもビジネスにもおすすめしたい

タッセルローファーをカジュアルにもビジネスにもおすすめしたい

軽快な足元を演出し、着こなしを格上げしてくれると注目度の高いタッセルローファー。カジュアルだけでなくビジネスシーンにも取り入れられるそれは1足あると重宝する。

小林 大甫

まだある人気モデル3キルトタッセルローファー「レイトン」

タッセルローファーに、スコットランドの民族衣装であるキルトのようなスカート状の飾りを加えたキルトタッセルローファーがこの「レイトン」。クラシカルななかにどこか武骨さを備えた面持ちが特徴です。定番のコインローファーやタッセルローファーを所有した後の2足目として手に入れたいモデルです。

こんなパンツが好相性! 『ジーエイチバス』のローファー、おしゃれな履き方サンプル

ここからは、『ジーエイチバス』のローファーの履きこなし術をご紹介。着こなしを選ばずどんなスタイルにもすんなり馴染んでくれるシューズではありますが、そんななかでもとくにおすすめしたいコーディネートルールをレクチャーしていきます。

着こなし1くるぶし丈にロールアップした細身ジーンズは好相性NO.1!

まず試してもらいたいのが、くるぶし丈のジーンズとのマッチング。ややタイトめのジーンズを選びさえすれば、決してハズすことなく誰にでもいとも簡単におしゃれな足元が構築できるという万能な合わせなのです。上の写真のようにトップスにボーダーカットソーを1枚合わせたシンプルコーデでも、足元の程良いアクセント効果で単調にならずスタイリッシュな印象を醸し出してくれます。

着こなし2ベージュチノパン+白ソックスでモダントラッドを狙う

アイビーファッションが大流行した1950年代のアメリカでこよなく愛されたのが、ローファーにチノパン、そして白ソックスを合わせるという足元コーデ。これは現代においても色褪せることなく通用するので、ぜひチャレンジしてみましょう。ザッツ・アメトラ! な合わせではありますが、サコッシュやロングベルトといった小物類をプラスしてストリート感を漂わせて着こなしてみる今っぽく仕上がります。

着こなし3トレンドのチェック柄パンツをモノトーンコーデで制す

トレンドの英国調スタイルを象徴するアイテムとして押さえておきたいチェックパンツにもよく似合います。ブリティッシュ感が強く出過ぎないように、コーディネートの色数を抑えてモノトーンでまとめてみるのが成功への近道です。

着こなし4ナイロンパンツを軸にしたオールブラックスタイルにもマッチ!

スポーティな“シャカパン”をオールブラックコーデに落とし込んだモード感強めの着こなしにも、『ジーエイチバス』のローファーは持ってこい。そのエレガントな表情があるからこそ、着こなし全体にエッジが効きすぎず絶妙なバランスが構築できるんです。アクセントとしてカラーソックスを投入している点も見逃せません。

スタイル不問のコインローファー。買いの10ブランド

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近間 恭子

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近間 恭子

ファッション誌「Men’s JOKER」の編集に10年以上携わり、同誌編集長を経て現職。定番からトレンドまでカジュアルスタイルを幅広くカバーしつつ、スーツ関連の増刊を多数手掛けた経験からビジネスウェアにも精通。スケートカルチャーに憧れ、一見“ぽい”格好をしていながらもスケボーに乗れないオーバー40。
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