
今年はどう着る!? チェック柄アイテムの最旬コーデQ&A集
ブリティッシュスタイルが一大トレンドとして盛り上がりを見せるなかで、チェック柄のアイテムも注目を浴びています。その最新着こなし術をQ&A形式でレクチャー!
チェック柄アイテムの攻略は、この秋冬の最重要課題です
今、もっともホットなトレンドワードの1つとして挙げられる“ブリティッシュトラッド”。それを受けるかたちで、グレンチェックやタータンチェックといった英国ムードあふれるチェック柄アイテムへの注目度もここにきて急上昇! このチェック柄をいかにうまく取り入れられるかが、秋冬コーデの完成度を左右するといっても過言ではありません。そんなチェック柄にまつわる最新着こなし術をQ&A形式で7つに分けて紹介していきます。
Q1:そもそも、どんなチェック柄を選ぶのが今っぽいの?
A1:ブリティッシュ感あふれるこの2つのチェック柄が今季の基本です
トレンドである“ブリティッシュな感じ”を演出するには、出自を英国にもつチェック柄が必須です。そこで押さえておきたいのが以下の2つ。今季リリースされているチェック柄アイテムのうち大部分のものに、この2つのチェック柄のどちらかが使われています。
チェック柄1
グレンチェック
グレンチェックとは、ハウンドトゥース(千鳥格子)と、ヘアラインと呼ばれる細い線でできた小さな格子柄とを組み合わせてできたチェック柄のこと。クラシカルな印象が非常に強い柄です。
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チェック柄2
タータンチェック
格子柄の縦と横が、同じ色数・同じ配列になった多色使いのチェックのこと。発祥の地であるスコットランドでは、家柄や身分を示すために用いられていました。よく耳にするブラックウォッチもこのタータンチェックの1種です。
Q2:今季、チェックシャツを着るにはどうすればおしゃれに見えますか?
A2:渋めカラーのシャツを選んで、パンツと色をリンクさせるといいでしょう
今、チェックシャツを選ぶなら、アースカラーのようなちょっと褪せた感じの色みをベースにしたチェック柄が最適。着こなしになじませやすいうえ、旬であるトラッドなムードも演出できるんです。コーディネートのコツは、合わせるパンツの色を、チェック柄のなかで使われているカラーから拾うということ。トップスとボトムスの色をさりげなくリンクさせることで、着こなしにまとまりが生まれます。
バンドカラーによる襟元のアクセントが効いたシャツは、ややフェード感のあるブルーとシックなブラウンで構成されたチェック柄。そのチェック柄のなかで使われていたブラウンカラーのイージーパンツをセットし、統一感ある洒脱な秋色コーデを構築しています。
こちらはシャツのチェック柄で使われているベージュをチノパンで採用。上下を同トーンでまとめつつ、オープンカラーの胸元に挿したTシャツと、くるぶしからのぞかせたソックスで白を投入して軽快さをアピールしています。
黒&グレーを軸に構成されたチェック柄シャツには、そこから黒を拾ったパンツでコーディネート。全身モノトーンで着こなしをクールにまとめつつ、インナーにパープルを挿すことで秘かに遊び心を添えているのもポイントです。
Q3:チェックパンツも人気と聞いたんですが、着こなすのが難しそうで…
A3:ダークカラーの1本を選んで、全身をモノトーンっぽくまとめれば簡単です!
トップスが注目を浴びがちなチェック柄アイテムですが、今季はパンツにもチェックものが多くラインアップされています。うまく着こなせればコーデの旬度は格段に上がるのでぜひトライしてみたいもの。そして着こなしのポイントは意外と簡単なんです。まずはチェック柄のなかでも主張が控えめなダークトーンの1本を選ぶこと。そしてもう1つはコーディネートをモノトーンカラーで構築するということ。この2点さえ守れば、チェックパンツは怖くありません!
テーパードシルエットが今どきな空気感を醸すイージーパンツは、ネイビー×ブラウンのタータンチェック柄。遠目には無地にも見えるほどさりげない柄で、普段の着こなしにも取り入れやすい仕上がりです。クリーンな白ニット&スニーカーを効かせてカバーオールを上品に着こなしています。
チャコールグレーを中心に構成されたグレンチェック柄のパンツは、実はクライミング仕様の1本。エレガントさとスポーティさのバランスが絶妙です。アウターにモノトーン配色のフーデッドダウンを合わせ、シックなアーバンアウトドアスタイルを完成させています。
身幅を広めに設定したショート丈ブルゾンに、ゆとりあるシルエットのタック入りパンツを合わせたストリート調の着こなし。これがラフな印象に偏り過ぎて見えないのは、チェック柄パンツのトラッド感とシックにまとめたカラーリングが効いているから。
Q4:挿し色として使えるインナーを探しているんですが、何かおすすめはありますか?
A4:着こなしのアクセントに最適な、赤系のチェック柄ニットを推奨します!
どうしてもダークカラーでまとまりがちな秋冬コーデ。たまにはちょっと派手なアイテムを取り入れて、着こなしにメリハリをつけたいものです。そんなときに推奨したいのが、赤を使ったチェック柄のニット。イギリスの国旗にも用いられる赤はやや主張の強い色みですが、柔らかな印象を醸すニット素材で、さらに無地でなくチェック柄を選べばややマイルドなムードになるんです。アウターを脱いだときにも旬を存分にアピールできるのも利点の1つといえます。
ハンティングジャケットに色落ちジーンズを合わせた定番カジュアルスタイルですが、インナーにチェックニットを挿し込めば途端にトレンド感が匂い立ってきます。ニットの色みがダーク過ぎるとアクセント効果が薄れますが、赤なら適度に主張があっていいですよね。
アクセントカラーのニットがあれば、真冬にアウターを脱いだとしても十分に洒脱なムードを演出できます。プルオーバータイプのニットだけでなく、こんな風にニットカーディガンをチョイスするというのも、着こなしの幅が広げられるのでおすすめです。
クラシカルなウール素材のフーデッドコートに、赤×黒のチェックニットが効いています。全身をモノトーンでコーディネートすることで、インナーのニットの存在感を最大限にアピール。ニットキャップによるさりげないハズしもこなれた印象です。
Q5:チェック柄アウターにも挑戦してみたいんですが…?
A5:ショート丈のドリズラータイプが着こなしやすくてGOODです
チェック柄がトレンドとあれば、思い切ってアウターで取り入れてみるのも1つの手。着こなしやすさを重視したいのであれば、ドリズラータイプがベストな選択肢といえます。スウィングトップとも呼ばれ、主にゴルフ用ジャケットして使われていたこちらのアウターは、英国的なトラッドな感を演出するうえでうってつけ。丈が短めなので、チェック柄でも主張が適度に抑えられて着こなしやすいんです。
モノトーンベースのタータンチェック柄のドリズラーにブラックのトラウザーをセット。着こなしのベースをクールな印象にまとめつつ、インナーにブラウンのシャツを投入することで、秋らしい温かみのあるアクセントを取り入れています。
こちらの1着はブラックウォッチ柄。チェックのなかでグリーンが使われているので、オリーブカラーのミリタリーパンツとの相性は良好です。ブリティッシュを意識しながらも、どこか武骨さの漂うアメカジスタイルに落とし込んでいるのがポイント。
身幅を広めにとったドリズラーにワイドパンツを合わせたこちらのコーディネートは、リラックス感のあるシルエットが旬なムード。ストリートな解釈でブリティッシュトラッドを表現した好サンプルといえます。
Q6:もっと手軽にチェック柄を取り入れる方法ってないですか?
A6:今ならチェック柄の小物類も充実しているのでぜひトライしてみましょう
トレンドであるチェック柄はウェア類だけでなく、小物系アイテムにも多く採用されています。コーディネート方法をあまり深く考えなくても気軽に取り入れられる帽子やマフラー、バッグなどは、比較的投資額も少なく済むので採用しない手はありません。
チェック柄小物1
キャップ
オリーブのニットにチャコールグレーのトラウザーを合わせた秋らしいシックなカラーリングが特徴的。そこにトーンを合わせたブラウンのキャップでチェック柄を投入しています。しっかりと着こなしになじませつつも、ハズしのアクセントとして奏功していますね。
チェック柄小物2
マフラー
冬ならマフラーでチェックを採用するのもおすすめです。黒ベースでまとめた着こなしのなかで、柄の存在感が適度に主張しています。もちろんマフラーはいつもどおり巻くのもいいですが、あえて巻かずにラフに垂らしておくのも◎。コーディネートのアクセントとして機能してくれます。
チェック柄小物3
ミニバッグ
アクセサリー感覚で使える手軽さが受けているミニバッグは、秋冬も引き続き人気。サコッシュやミニポーチを筆頭に、アウトドアやストリートを意識した着こなしの良き相棒となってくれます。どことなく上品なチェック柄なら、着こなしにトラッドなムードを付与してくれるのも利点です。カジュアルに取り入れる際にはコーディネートには柄を使わず、無地でまとめておくのが成功への近道。
Q7:着こなしをワンランク上に見せるテクニックがあれば教えてください
A7:以下で紹介する3つの格上げテクを試してみてください!
ちょっと上級な着こなしを目指すなら、知っておいて損のない着こなしの小ワザをご紹介します。どれも簡単なのでチャレンジしてみてください。
テクニック1
ニットの首元・裾・袖口からチェックシャツの柄をチョイ見せ
これみよがしな存在感はないけれど、着こなしを秘かに格上げしてくれるのがこのテクニック。襟・裾・袖とチェック柄を点在させることによって、それぞれの面積は小さいながら、高いアクセント効果を狙えます。
テクニック2
チェック柄の大小に差をつけたチェック・オン・チェック
着こなしをワンランク上に導きたいなら、チェック柄を2重で投入してみるのも好手。その際のポイントは、各アイテムのチェック柄の大きさにしっかり差をつけること。そうすることでレイヤードにメリハリが生まれて立体感のある着こなしが完成します。ここではウインドウペンのような大きなチェック柄のブルゾンに、細かなギンガムチェックのシャツをセット。2つの色みを近しいトーンに揃えることで、まとまりあるコーデになっています。
テクニック3
さりげないおしゃれをアピールできるチェックの“裏地見せ”
ふとした動きのなかでちらっと裏地からのぞくチェック柄。奥ゆかしくもしっかりと洒脱感をアピールしてくれるこんなディテールにも要注目です。オーセンティックなコーディネートを秘かにワンランク上へと引き上げてくれます。
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