襟はなくても品がある。ノーカラージャケットがレイヤードに大活躍

襟はなくても品がある。ノーカラージャケットがレイヤードに大活躍

秋冬シーズンの楽しみと言えば、レイヤード。アウターにインナーにと、上手く重ね着を楽しむことができる“ノーカラージャケット”は押さえておきたい一品だ。

小林 大甫

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2018.10.05

3シーズン大活躍。ノーカラージャケットがマストバイ

3シーズン大活躍。ノーカラージャケットがマストバイ

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ここ数年で定着してきた“ノーカラー”。本来あるべき襟というディテールをあえて排することで、首元でさまざまなニュアンスを表現できる貴重な存在だ。そして、着回しの豊富さという観点でも活躍が期待できるのが、ライトウェイトな“ノーカラージャケット”である。春先や秋口はカットソーやシャツの上にサラッと羽織れるライトアウターとして、そして冬にはヘビーアウターのインナーとしてレイヤードの魅力を存分に発揮してくれる。

アウターに、インナーに。コーデに見るノーカラージャケット活用術

まずは街でどのように使われているかをチェックしよう。ノーカラージャケットの強みである3シーズンでの使い分けについては、ファッショニスタの着こなしを見れば一目瞭然だ。ここでは春秋と冬に分け、そのテクニックについて解説をしていく。

▼春秋:襟元を活かしたアウター使いがカギ

アウターとしての着こなしのポイントは首元に変化をつけられるインナーの選定だ。ジャケット自体の持つ世界観を大事にしながらも、合わせるインナーを同調させるか主張させるかの判断が鍵となってくる。クルーネックニット、パーカー、ハイネックカットソーという今年も活躍必至である3つのインナー別にその差を確かめていこう。

着こなし1

クルーニットはシブくまとめる

クルーニットはシブくまとめる

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季節感を楽しめるニットは、軽快な印象のノーカラージャケットに対して渋い色みや大人っぽいテイストでまとめると子供っぽくならず洒脱なムードを押し出すことができる。また、首元はややジャケットから覗くくらいがベスト。アーチを揃えてあげるとこなれた雰囲気となるだろう。オーバーサイズ気味のレイヤードは今年らしく、写真のようにボトムスをコンパクトにまとめることが重要だ。

着こなし2

ストリート派には原色系パーカー

ストリート派には原色系パーカー

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襟が邪魔しない分、パーカーもノーカラーとは好相性な一品だ。紹介するのは、味のあるコーデュロイのジャケットと相反する存在感を持つ鮮やかなレッドパーカーを挿したストリートスタイル。もちろん白や黒といった色でも成立はするものの、よりストリートMIXを体現するならばビビッドカラーがおすすめ。

着こなし3

高すぎないハイネックで都会的に

高すぎないハイネックで都会的に

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ネックが空いているジャケットだけに高すぎるハイネックだと首を主張しすぎてしまう。そのため、やや肌が残るくらいの高さのモノを選択すると収まりやすい。モノトーンで仕上げることでハイネックのモダンな印象はそのままにセンスを感じさせる装いに。インを白、他をブラックという飾らないシンプルさが大人らしさを生む。

▼冬:カーディガン感覚で気負わず使うべし

本格的な冬にかけては3枚レイヤードの真ん中に、アウター・オン・アウターとして取り入れるのが良いだろう。同色系で馴染ませるのも手だが、よりしゃれた印象を打ち出したいならほかのインナーとは異なる素材や柄によりワンポイントで落とし込むことが肝要だ。その魅力を長短の異なるアウターで検証する。

着こなし4

今年も頼れるステンカラーコートは鉄板

今年も頼れるステンカラーコートは鉄板

WEAR

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シティライクな着こなしに威力を発揮するステンカラーコートをメインに、ハイネック&ノーカラーのレイヤードでインを構築したスタイル。ジップをフルで締めれば、首元の重なりとジップによりニットやスウェットなどのアイテムを挿すのとは異なる表情へ。ベーシックなカラーリングだが、ポイントに白を用いてクリーンに誘導した。

着こなし5

短丈アウターは段差をつけて奥行きを

短丈アウターは段差をつけて奥行きを

WEAR

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短め丈のアウター、とくに男らしいミリタリーテイストだと実直に1つのインナーしか取り入れていない人が多いはず。そこにノーカラーを加えると、洒脱なムードが一気に高まる。注意すべきは短丈同士の掛け合わせとなるためカットソーとノーカラー、そしてアウターと段差をつけることでレイヤードをきちんと見せてあげること。これだけで奥行きのあるスタイルを実現できるだろう。

着回し力抜群。長く使えるノーカラージャケット7選

アウターにインナーにと長期にわたって活躍が期待できるノーカラージャケットは、ここ数年種類豊富にリリースされている。よりトレンドを意識しつつ使い回せるモノを選びたいなら、ここでセレクトした7つからぜひ検討いただきたい。

アイテム1

ワーク・ノット・ワーク

ワーク・ノット・ワーク

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まずは着回し力に優れたプレーンなタイプから。ナイロンベースのライトな生地にパイピングを施した、モダンな雰囲気が特徴。首元のカットはややV字に削っているため、きれいめなアプローチはもちろんワークテイストにもハマる。シンプルなルックスによる汎用性の高さは、ノーカラージャケットを初めて取り入れる人にもうってつけだ。

アイテム2

ホワイトライン

ホワイトライン

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コットン×ナイロンのシャリ感のあるボディと、脇のダブルポケットが印象的な『ホワイトライン』のノーカラージャケット。洗いのかかったカラーリングと生地の風合いにより、こなれ感のある羽織りとして春秋シーズンの活躍が見込める。着丈をやや長めに設定しているため、コートやガウンといったロング丈アウターにインすれば冬場にもその威力を発揮してくれる。

アイテム3

コンバーストウキョウ

コンバーストウキョウ

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モダンでモードライクなノーカラーならばこちらを。一枚仕立てのシンプルな作りながら、フロントポケットの切り替えやバックスタイルのカッティングに変化を持たせるなど、ディテールにこだわりを感じさせる。トレンドのドロップショルダーシルエットのため、レイヤードもオーバーサイズで組み合わせてバランスを取りたい。

アイテム4

ユナイテッド トウキョウ

ユナイテッド トウキョウ

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ライトアウターの定番Gジャンもノーカラー仕様ならより都会的にアプローチできる。その希望を叶えるのが『ユナイテッド トウキョウ』のウェアだ。1stタイプをベースにワンウォッシュ程度のデニムブルーという定番的なルックスながらも、ノーカラーで脇にはジップを付けるなど今季的なディテールを施す。ジップアクションでレイヤードにも変化を付けることが可能だ。

アイテム5

ゴーヘンプ

ゴーヘンプ

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アウトドアスタイルに強い『ゴーヘンプ』から、アウトドアライクなディテールを配したノーカラージャケットを紹介。シンプルなコットン×ナイロンのボディにパイピングを施し、内側はフリース仕様に仕上げた実用性に長けた1枚だ。肌寒い春先や秋口の羽織りとしてはもちろん、ライナー的な役割も果たしてくれる。ナチュラルな風合いが大人のカジュアルコーデにぴったり。

アイテム6

レアセル

レアセル

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ドメスティックブランド『レアセル』からはデザイン性が光るリバーシブルタイプが登場。ミリタリーテイストあるディテールのブラック面はシンプルな着こなしを叶え、淡いブルーとブラウンのカラーパレットによる裏面はレイヤードで個性を発揮する。シンサレートを使用しているため、少ない中綿でも十分な暖かさを実現。人とは違うノーカラーがほしいなら、ぜひ。

アイテム7

アンゲネーム

アンゲネーム

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装飾を排したミニマルなデザイン性とウールライクな質感で、都会的なきれいめスタイルを実現。首元の詰まったクルータイプのカラーとトレンドのゆったりめフォルムで構築されており、前開けした状態でのシルエットは抜群に今っぽい。上に重ねるアウターはジャケットのムードに合わせて、チェスターやステンカラーのような上品なコートがおすすめだ。

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遠藤 匠

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小林 大甫
小林 大甫
アパレル業界から出版社編集を経て、エディター&ライターとして独立。紙・WEBを問わず男性ファッションを中心に執筆中。読者に寄り添えるファッション提案がモットー。
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