スイングトップこそ今季手にすべきアウターの筆頭候補

スイングトップこそ今季手にすべきアウターの筆頭候補

トラッドでスポーティ。トレンドを体現したライトアウターの筆頭がスイングトップです。より今どきに仕上がる着こなしのコツも含め、その魅力を詳しく解説!

平 格彦

2018.10.12

アウター
スイングトップ
ブルゾン・ジャンパー

改めて…スイングトップってどんなモノ?

スイングトップの元祖は『バラクータ』のG9という名作。スイングトップのみならず、ジャンパー型アウターの原型とも言われています。海外ではハリントンジャケットと呼ばれ、ドッグイヤーカラー(襟を垂らすと犬の耳のような形状になるスタンドカラー)が大きな特徴です。

日本ではシャツカラーのドリズラージャケットもスイングトップとしてひと括りにされていますが、それは、スイングトップがゴルフジャケットと同じ意味を持つ和製英語だから。ゴルフの“スイング”から取ったネーミングだと言われています。今回はとくに、スポーティな印象の強いドッグイヤーカラーのスイングトップに焦点を絞って着こなし例やおすすめアイテムを紹介します。

スイングトップが持つトラッド感が今季らしいコーデを作る

ゴルフ用のブルゾンとして誕生したスイングトップは、スポーティな印象とトラッドな風格を兼備する貴重なアウター。そんなムードは図らずも今季のトレンドと一致しているので、活用しない手はありません。シンプルに取り入れるだけでも今っぽいレトロなムードが漂いますが、そこにモダンな要素もさり気なくMIXするのがおすすめ。取り入れ方を実例とともに紹介します。

着こなし1黒いボトムスで引き締めたシンプルなコーディネート

スラックスとブーツをブラックで統一し、クールに引き締めたスタイリングの好例。インナーのTシャツは大きめですが、スイングトップのレングスが短いのでコンパクトにまとまって見えるのもポイントです。今季らしいオリーブのスイングトップを選んでいるのが新鮮。

着こなし2ワイドパンツを合わせてAラインのシルエットを構築

タイトでコンパクトなシルエットのスイングトップにワイドでボリュームのあるパンツを合わせ、全身でAラインを描くように意識。スイングトップのフロントを締めるとそのシルエットがいっそう際立ちます。ダークトーンをメインにしつつ、インナーを明るめにすることで足元の軽快感が浮かないようにしているのもポイント。

着こなし3トラッドとモダンのスポーツテイストをMIXして今風に

スイングトップはトラッドなスポーツテイスト、アンクル丈のパンツとスニーカーはモダンなスポーツテイスト。スポーツという共通項で揃えつつ、異なる時代感をMIXすることで新鮮かつスタイリッシュなコーディネートにまとめ上げています。

着こなし4旬なチェック柄をあえて共存させて個性を演出

スイングトップの裏地はチェック柄になっているのが王道。トラッドなチェック柄は今シーズンのトレンドでもあるので、インナーにもあえてその柄のシャツを合わせて旬な印象と個性を強調しています。他のアイテムをブラックで揃え、全体としては落ち着いたニュアンスに。

着こなし5裏地とリンクさせたアクセントカラーでアクティブにアレンジ

レッド基調のチェック柄を採用した裏地に合わせて赤系のスパイスカラーを要所にプラス。赤いスニーカーがもっとも映えていますが、パンツやニットキャップも同系色のボルドーで揃え、個性と温かみを上乗せしています。一見、派手にも見える着こなしですが、色数を制限して大人っぽくまとめたバランスが絶妙です。

人気ブランドをピックアップ! 注目のスイングトップ8選

最後はおすすめのスイングトップを選りすぐって紹介。王道ブランドからコラボ品まで幅広くピックアップしていますが、どれもシンプルで大人っぽく、旬なトラッド感を備えているのがポイントです。

ブランド1『バラクータ』G9 オリジナル

前述の通り、スイングトップの元祖である名作。1948年に発売されて以来、ベースのデザインは変わっていないと言うから驚きです。ドッグイヤーカラーに加え、ラグランスリーブやアンブレラヨーク(カサのように見えるバックの切り替え)などのディテールも特徴的です。

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ブランド2『バラクータ』×『ナノ・ユニバース』別注リバーシブルG9

裏地のフレイザーチェック柄をメインにしても着用できるように名作G9をアレンジ。さらに、ゴールドのジップでラグジュアリー感を高めつつ、クールマックス素材にすることで吸湿速乾性といった機能性も加えています。袖先のリブやフラップポケットといったアイコン的ディテールは踏襲。

ブランド3『アーバンリサーチ ロッソ メン』スイングトップブルゾン

定番アウターとして使い回すことを意識したシンプルなデザインが特徴的。コットン×ナイロンの生地で軽快に羽織れるのもポイントです。こちらも裏地にはトラッド調のチェック柄を採用。

ブランド4『ラコステ』コットンスイングトップジャケット

スイングトップのスタンダードなディテールを踏襲しつつ、ブランドのアイコンであるワニのワンポイントがさり気なくアイデンティティを主張しています。裾リブのトップラインをメッシュで切り替え、スポーツ調を高めているのもポイント。その一方、コットン100%の生地がこなれたムードも醸しています。

ブランド5『アレックスジョーンズ』×『チャオパニック』カラー別注スイングトップ

『バラクータ』と同じイギリスで国内生産のハリントンジャケットを作り続けている名門『アレックスジョーンズ』の1着。ハリがある無地の表地と、柔らかなタータンチェック柄の裏地とのコントラストが特徴的です。ブラックとレッドは『チャオパニック』の限定カラー。

ブランド6『ティーケー タケオキクチ』リバーシブル スイングトップブルゾン

ベーシックなスイングトップをクリーンなイメージでアップデート。独特な光沢感のあるピーチファイユ生地を使用しつつ、チェック柄を表にすることもできるリバーシブル仕様に仕上げています。今の気分を盛り込んで、ドロップショルダーのビッグシルエットを採用。

ブランド7『フリークスストア』スイングトップ

本場のイギリス製にこだわったスイングトップ。生地感やボディパターンもオーセンティックなムードを放っています。ネイビー、ベージュ、ワインレッドの3色展開ですが、裏地はすべて赤基調のタータンチェックで揃えてトラッドなアクセントを効かせています。

ブランド8『ジェイプレス』メモリーツイル スイングトップ

アメトラテイストを感じさせるスイングトップ。見た目こそトラッド感を湛えていますが、機能は現代的。ポリエステル100%のメモリーツイル生地を使用しているため、形状記憶によりシワがつきにくくなっています。1枚仕立てで軽快なので、シャツ感覚で着回せる逸品です。

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