
焚き火台のおすすめを厳選。炎もBBQも妥協しない兼用タイプの16アイテム
キャンプの楽しみといえば焚き火であり、その要となるのが焚き火台。数多あるラインアップから、バーベキューや調理にも使える兼用タイプに絞っておすすめをご紹介します!
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焚き火台のおすすめは断然、調理も楽しめる兼用モデル!
環境保護の観点からキャンプ場の多くはもちろん、それ以外の場所でも基本的に地面で直接焚き火をする「直火」は禁止となっています。そのため、焚き火を楽しみたいなら焚き火台は必須のアイテム。携行性に優れたメッシュ製の火床を備えたタイプなど種類も豊富にリリースされていますが、特に人気を集めているのが焚き火を使って調理もできる兼用タイプです。焚き火で調理をしてしまえば、コンロやバーナーの用意は不要。薪での調理は慣れが必要ですが、それもまたアウトドアの楽しみとして満喫しているキャンパーも増えています。本記事では調理もできる焚き火台にフォーカスし、選び方からおすすめアイテムまでご紹介します!
焚き火台を選ぶ際に押さえておきたい、5つのチェックポイント
キャンプブームの追い風を受けて、アウトドアメーカーからガレージブランドまで、さまざまなラインアップが揃っています。まず大前提ですが、焚き火台は高熱を浴びるため、品質が劣るものはすぐに熱で歪む可能性があります。そのため、ノーブランドのコピー製品ではなく、しっかりと品質管理がされているメーカーの製品を選びましょう。それを踏まえたうえで、チェックすべき選び方のポイントを解説します。
ポイント1
人数を踏まえてサイズを検討
皆で焚き火を囲みながら食事や談笑をする時間や、ひとり火を眺めながらお酒を飲む時間は、キャンプならではのチルタイム。もちろん大は小を兼ねるため、重量が気にならないのであれば、大きなサイズの焚き火台をソロキャンプで使ってもOKです。ですが、おおむね幅40cm以上がグループキャンプ用、それよりも小さくコンパクトなものがソロキャンプやデュオキャンプ向きのサイズと思っておくと良いでしょう。
ポイント2
薪の長さも考慮すべし
焚き火でストレスになるのが、焚き火台よりも薪が長い場合です。というのも、井桁に組むか、横に並べるかなど、薪の組み方によって火勢や薪の火持ちをコントロールするのが焚き火好きの腕の見せどころであり、薪が長いと組み方に制限が出るからです。加えて、薪割りは焚き火の楽しみのひとつですが、長い薪をノコギリでカットするのは、正直面倒でもあります。一般的に薪の長さは30~40cm程度ですが、店舗やキャンプ場ごとにバラツキがあるため、購入予定の店やキャンプ場の薪の長さを踏まえたうえで選ぶのが望ましいです。
ポイント3
設置と片付けの手軽さ
最近の焚き火台は、組み立てやすいようにと、工夫が凝らされているモデルが多いです。なので、問題となるのは撤収のタイミング。焚き火台を使っても地面に灰が落ちることは完全には避けにくいので、Leave No Trace(立つ鳥跡を濁さず)を徹底するならば、灰受け付きのアイテムや焚き火台の下に敷く耐火シートを追加しましょう。また、鋳鉄製の場合は冷めにくいので、収納するまでに時間がかかります。水をかけて急冷するのは、歪みや破損につながるため厳禁。撤収に時間のかかる焚き火台だと心得て購入を検討してください。
ポイント4
耐荷重も重要なポイント
調理前提の焚き火台は、安定性や耐荷重が重要です。例えば、10インチの鋳鉄製ダッチオーブンでカレーを作ると、10kgを超える重さとなり、そこに薪の重量も加わることになります。ダッチオーブン調理を前提とする場合は、おおよそ耐荷重20kgほどあればOKでしょう。また、五徳やロストルが付いているものは使い勝手が良く便利です。調理をしながら薪をくべられるように設計されている焚き火台もあるので、用途に応じて検討しましょう。
ポイント5
調理をするなら深さも重要
焚き火をするだけなら浅型のほうが薪をくべやすく、火が燃える様子を眺めやすいもの。しかし調理をするならば、深さのある焚き火台が望ましいでしょう。深い焚き火台であれば、火と五徳との間に一定の距離をとれるため、薪が燃えている段階であっても、調理がしやすいです。対して浅い焚き火台では、火と調理器具との間に距離をとる工夫が必要となるため、高さのある五徳や吊り下げ用のハンガーが必須。基本的には炭を使うか薪が熾火になってからでないと調理がしにくいです。
ステンレス・鉄・チタン。焚き火台の三大素材について知っておく
熱を受けるものゆえ、当然ながら焚き火台の素材は金属製がほとんど。中でも最もアイテム数が多く普及しているのがステンレスでしょう。鉄と比べて軽く、錆びにくいうえ、プレスによる成形も比較的簡単なため量産しやすく、価格も控えめです。一方で、黒皮鉄などを使用した鉄製の焚き火台は重量がかさむもののワイルドなルックスと耐荷重の高さが魅力。そしてチタン製は3種の中で最も軽量ですが高価。機能的にもストイックな製品が多いため、ソロキャンプや山行などで使うのがおすすめです。
兼用タイプで料理も楽しめる! 選んで間違いなしのおすすめ焚き火台16選
さて、ここからはソロ・ファミリー向き・個性派アイテムの3つを切り口にしつつ、実際に調理にも使える焚き火台のおすすめアイテムをご紹介します。ご自分のアウトドアスタイルにフィットした、理想の焚き火台を手に入れようではありませんか!
掲載アイテムを比較!
焚き火台の人気ランキング
これから紹介する商品を、ひと足お先に人気順で披露。アイテム名をクリックすると記事内の掲載箇所に移動します。
▼ファミリー向けの大型モデル
![]() 『コールマン』ステンレスファイアープレイス3 |
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![]() 『埜となれ山となれ』χ450 |
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![]() 『ユニフレーム』ファイアグリル |
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![]() 『ロゴス』The ピラミッドTAKIBI L コンプリート |
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![]() 『キャプテンスタッグ』7Way マルチ ファイアグリル |
▼ファミリー向けの大型モデル
3人以上で使うならば、幅40cmを超える大きめのモデルが第一選択肢といえるでしょう。大きな薪を入れやすいため熾火を作りやすく、調理スペースが広いため一度に何種類かの料理を作ったり、火勢に合わせて鍋の位置を調整したりするのも簡単。「ソロキャンパーでも、荷物に余裕があるなら大きめがおすすめ」と断言できるぐらい、まず手に入れるべきなのが大きめの焚き火台です。
ブランド1
『コールマン』ステンレスファイアープレイス3
『コールマン』の焚き火台といえば、新作が次々とリリースされるなど薄型の「ファイヤーディスク」が注目を浴びていますが、調理前提ならこちらの「ファイヤープレイス3」がおすすめ。高さ34.5cmの深型で、オールステンレス製のため頑丈かつ手入れも簡単。一般的に深型になると空気の吸入効率が悪くなり薪の燃え方が悪くなりがちですが、こちらは井桁式の構造で空気の流れを作ることで燃焼効率を向上させています。
ブランド2
『ユニフレーム』ファイアグリル
発売から20年近く経つロングセラーアイテムであり、調理もできる焚き火台の先駆者といえるのがこちらの「ファイアグリル」。燕三条の金属加工技術を背景に持つ『ユニフレーム』製のため、その質の高さはお墨付き。なにしろ耐荷重は20kgで、焚き火・バーベキュー・ダッチオーブン調理の3種はもちろん、豊富なオプションを使えばさまざまに拡張が可能。火勢の調整をしやすい独特な焼き網のセット方式やコンパクトに収まる設計など、細かなところまで目の行き届いた作りはさすが定番品とうならされます。
ブランド3
『ロゴス』The ピラミッドTAKIBI L コンプリート
リーズナブルなキャンプギアをリリースする『ロゴス』の焚き火台「The ピラミッドTAKIBI L」をベースに「SPネット」「ファイヤーラック」「チャコールデバイダー」をセット。デバイダーで火床を仕切ることにより、半分のスペースでは炭を使ってバーベキュー、残りの半分は薪を使った焚き火で鍋料理、という風に1台2役で使い分けることが可能です。
ブランド4
『キャプテンスタッグ』7Way マルチ ファイアグリル
グリル兼用の焚き火台では珍しい、高さ72cmになる脚付きの焚き火台は側面がオープンになっているため、調理中でも薪や炭の追加や移動が簡単。焚き火やバーベキュー、煮炊きだけでなく、付属のトレイ(蓋)を活用すれば燻製料理やピザなどのオーブン料理も可能と、その名の通りマルチに活躍してくれます。
ブランド5
『埜となれ山となれ』χ450
普段はソロで、たまに妻と子供の3人でキャンプという人におすすめなのがこのサイズ。人気ガレージブランド『埜となれ山となれ』のχ450はその名の通り幅45cmのため、国内で売られている薪ならほぼカットすることなくくべることができる横長設計。武骨な見た目の黒皮鉄を採用しながらも折りたためば10mmの薄さに仕上がるため、ソロ&グルキャン兼用かつバーベキュー&焚き火兼用のギアとして活用できます。
▼ソロ向けの小型モデル
バーナーがあれば調理はできますし、ランタンがあれば明かりは確保できますが、ひとりで過ごすキャンプ場の夜は焚き火の暖かさや明るさが寂しさを慰めてくれるもの。ここでは小枝や松ぼっくりを燃料に調理や湯沸かしができるウッドストーブまで含めてご紹介します。
ブランド6
『ディーオーディー』 ぷちもえファイヤー SL
国語辞書とほぼ同等のサイズで、バックパックやバイクでも持ち出すことができる、二次燃焼型の焚き火台。小鍋やシエラカップを乗せられる小型の網も付属し、拾った小枝を燃料に直火でお湯を沸かしてコーヒーを飲む、といった使い方が可能です。キャリーバッグはバックパックに取り付けられるように設計されるなど、ソロキャンプのことを考えられた作りも秀逸です。
ブランド7
『STC』ピコグリル 398
大きな薪でも切らずにそのまま入る機能性を備えながら、たためば厚さ約1cmでA4サイズほどになるという驚きのコンパクトさで、デビュー直後から絶大な人気を博しているのがこの「ピコグリル 398」です。五徳やバーベキュー串代わりになるスピットを使えば焚き火調理も可能で、さらにそのうえに焼き網を乗せれば焼き肉もOK。現在はよりコンパクトなサイズもありますが、こちらのモデルでも十分ソロで使えるほど携行性に優れています。
ブランド8
『キャプテンスタッグ』カマド スマートグリル
薪や炭の調整がしやすいよう正面がオープンになったかまど型の焚き火台の中でも、こちらはソロキャンプにフィットする幅20×奥行き12.5×高さ18cm(組み立て時)のコンパクト設計なグリル。炭受けの高さは3段階に調節できるため、炭は上段、固形燃料は中段、薪は下段と、燃料や用途を限定することなく活用することが可能です。
ブランド9
『テンマクデザイン』焚き火グリル"とん火"
3方向に風防を設置することで少ない燃料でも効率的な調理が可能なかまど型ファイヤープレイスが、脚の改良によって組み立て後の移動が簡単になって再登場。またリフレクター効果で正面に遠赤外線を放射するため、冬のソロキャンプでも暖を取りやすいだけでなく、風向きなどの条件があえば渦巻くように燃え上がる炎を鑑賞することが可能です。
ブランド10
『ファイヤーボックス』G2 ストーブ 5インチ
小割りした薪や拾った小枝を燃料として使えるだけでなく『トランギア』のアルコールバーナーや固形燃料で調理する際の風防や五徳としても使用可能なG2ストーブ。コンパクトながら重量は900g超と類似品と比べてもずっしり感がありますが、これは軽量化失敗というよりもむしろ安定性や堅牢性を重視するMADE IN USAならではの魅力と考えるべきもの。タフなソロストーブが欲しい人におすすめの逸品です。
▼個性的な機能やルックスを持つこだわりモデル
個性的なデザインや機能性を重視した焚き火台を選出。他のキャンパーとも被りにくいうえ、自分ならではの一台は、おもわず自慢したくなる愛すべきこだわりモデルばかりです。
ブランド11
『ディーオーディー』マルデカサターテ
個性的なキャンプギアを擁する『ディーオーディー』が作ったのは、類を見ない縦長タイプの焚き火台。縦に設計した理由は焚き火の楽しみである火と暖かさを存分に楽しむため。炎のゆらめきが金属メッシュ製のサイドから覗く様子はフォトジェニックですが、非常に熱いこともあって炒め物など側でつきっきりになる料理よりもダッチオーブンなどを使った煮込み料理に向いているでしょう。
ブランド12
『ホビ』野炎
限られた道具と現地の材料で過ごすサバイバル的なキャンプスタイルのブッシュクラフトでは、できれば岩で組んだかまどで直火調理したいところですが、なかなか環境が許さないもの。かといって最新のギアを使うのも興醒め。そんな悩みを抱いている人におすすめなのが、『ホビ』の野炎です。黒皮鉄で組んだ火床と五徳という構成のため、クラシックなブッシュクラフトツールとの相性も抜群です。
ブランド13
『フィールドトゥーサミット』 フレイムストーブBIGMAX
「薪が溶けるようになくなる」「町中華の火力」「もはや焼却炉」といわれるほど高い燃焼効率を誇るのがこちらのアイテム。写真で見ただけでは手のひらサイズのアルコールストーブかと思わせておきながら、実はその直径はなんと45cmと100L容量のドラム缶と同等のビッグサイズ。『トランギア』の「アルスト」と同じように二次燃焼機構を備えているため大量の薪をガンガン燃やすことができ、野外でパラパラチャーハン作りを実践できるのです。
ブランド14
『キャプテンスタッグ』クアッドファイアスタンド メッシュタイプ
カウボーイのように自在鉤を使って煮込み料理を作るのはかっこいいけれど、焚き火台に加えてポール類を持ち込むのは結構な手間。こちらのように耐火メッシュの火床付きなら焚き火台も不要です。吊り下げ耐荷重は10kgのため、軽めのダッチオーブンなどであれば対応可能です。
ブランド15
『スポルテス』ハイドロボンファイア
カナダのケベックに本拠地を置く『スポルテス』が開発したのは、本体を囲むように4つ割りや8つ割りの薪を5本置けば、スウェーデントーチのように上に向かって真っ直ぐ炎が燃え上がるように設計された焚き火台。上部は五徳として使えるため調理も可能で、解体すれば持ち運びもコンパクト。ただし灰受けは用意されていないため、別途で用意するか、直火禁止の場所では使わないように心がけましょう。
ブランド16
『ジ アイアンフィールド ギア』新タキビイタ フルセット S
日本を代表する造船の地である瀬戸内海で誕生した『ジ アイアンフィールド ギア』は、造船という鉄を扱う職人技によって生み出されるキャンプギアブランドです。鋼鉄の魅力を最大限引き出した武骨なデザインと安定感、収納時は厚さ約2cmになるコンパクトさが魅力。個性的な焚き火台を求める人におすすめの一台です。
この記事の掲載アイテム一覧(全16商品)
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『コールマン』 ステンレスファイアープレイス3
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『ユニフレーム』 ファイアグリル
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『ロゴス』 The ピラミッドTAKIBI L コンプリート
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『キャプテンスタッグ』 7Way マルチ ファイアグリル
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『埜となれ山となれ』 χ450
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『ディーオーディー』 ぷちもえファイヤー SL
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『STC』 ピコグリル 398
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『キャプテンスタッグ』 カマド スマートグリル
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『テンマクデザイン』 焚き火グリル"とん火"
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『ファイヤーボックス』 G2 ストーブ 5インチ
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『ディーオーディー』 マルデカサターテ
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『ホビ』 野炎
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『フィールドトゥーサミット』 フレイムストーブBIGMAX
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『キャプテンスタッグ』 クアッドファイアスタンド メッシュタイプ
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『スポルテス』 ハイドロボンファイア
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『ジ アイアンフィールド ギア』 新タキビイタ フルセット S
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