男のコート選び。チェックしたい8種のデザインと着こなし方

男のコート選び。チェックしたい8種のデザインと着こなし方

目移りするほどに豊富なメンズコートの種類。定番から旬モノまで、押さえておきたい型を8種にまで絞り込み、着こなし例と合わせて解説します。

平 格彦

2018.11.29

アウター
コート
ステンカラーコート
ダッフルコート
チェスターコート
モッズコート

難航する男のコート選び

コートは秋冬の必需品であると同時に、面積が大きいだけにコーディネートの大部分を締める重要なアイテム。何を選ぶかで印象は大きく変わります。さらに、男性向けだけで絞り込んでみても種類が豊富。印象を左右する上に選択肢も多いということで、何を選べば良いか迷ってしまって当然です。まずは定番デザインを押さえつつ、今シーズン覚えておくべきデザインも合わせてチェックを! ハズさない定番タイプと注目したいタイプの計8種に厳選したので、その特徴とイチ押しの着こなし例を見てみてください。

旬度も意識。定番メンズコート5種

まずは冬のコーディネート作りの軸となる絶対的な定番コートをピックアップします。どの種類を選んでも汎用性が高く、着回しやすさも抜群。どれを選んでもハズれはないので、好きなタイプを着こなしてみてください。

タイプ1チェスターコート

コートの中でもっともフォーマルなデザインなのがチェスターコート。上質素材のダークトーンなら冠婚葬祭でも着用できるので、大人の必需品とも言えます。テーラードジャケットをロング丈にしたようなデザインが特徴的。上品かつシンプルなルックスなので着回しやすさも抜群です。ちなみに正式名称は「チェスターフィールドコート」。19世紀にチェスターフィールド伯爵が着ていたのが由来という説が有力です。

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着こなし例ラフなアイテムを合わせて都会的にカジュアルダウン

フォーマルで上品なチェスターコートは、合わせるアイテムによってフォーマルな印象になってしまいます。そこで、どうカジュアルダウンするかがセンスの見せどころ。ここでは、ざっくりしたニットと色落ちしたデニムパンツでラフにアレンジしています。上半身をグレーで統一し、スタイリッシュに演出しているのもポイントです。

タイプ2ステンカラーコート

コート類のなかでももっともシンプルな面持ちなのがステンカラーコート。バルマカーンコート、バルカラーコート、スタンドフォールカラーコートという呼び名もあります。大きな特徴は襟のデザインと比翼仕立て。ラグランスリーブのゆったりしたシルエットが本体の仕様ですが、最近はバリエーションも増えています。

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着こなし例シンプルなコートに個性を加味して着くずした好例

ステンカラーコートはシンプルなルックスなので、オンでもオフでも着用可能。オフで着るためには、ビジネス感を払拭するために適度なカジュアルダウンを意識するべきです。この着こなしは、スウェットパーカー、チェック柄のパンツ、モノトーンのスニーカーでバランス良くカジュアルダウンしています。

タイプ3トレンチコート

1枚でもサマになるのがトレンチコートの魅力。機能的なディテールがデザイン上のアクセントにもなっているため、シンプルに羽織るだけでもおしゃれに映ります。もともとは軍用に開発されたコートで、「トレンチ」は「塹壕 (身を守るための穴や溝)」という意味。塹壕戦ための機能が盛り込まれています。悪天候への対策も万全で、生地は防水性の高いギャバジンを起用。右肩のストームフラップは、フロントのボタンをすべて留めた際に雨の侵入を防ぐための工夫です。

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着こなし例カラーニットによるアクセントで男っぽさを中和

多彩なギミックが搭載されたトレンチコートは、男臭いムードやヘビーな印象を着こなしで軽減するのとスタイリッシュに見せるコツ。今シーズンなら、トレンドのカラーニットを挿すのがおすすめです。このコーディネートでは、ブラックのトレンチコートに映えるオレンジのニットを挿し、軽妙洒脱に演出しています。

タイプ4ピーコート

ダブルブレストが特徴的なピーコートは、イギリス海軍の艦上用コートが機嫌で、大きなボタンに描かれているアンカーモチーフがそれを物語っています。また、風の向きに合わせてフロントの合わせ方を左右入れ替えられるギミックも独特。手が入れやすい防寒用のマフポケットも大きな特徴になっています。アイビーやプレッピーといったアメリカントラッドスタイルの定番品でもあり、学生用としても人気の高いコートです。

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着こなし例Vゾーンでトレンドを取り込んだ今季的トラッドスタイル

ピーコートはアメトラ系スタイルの定番アウター。ということで、旬なトラッドテイストのチルデンニットとも相性が抜群です。さらに今回は、白いハイネックのインナーでクリーンな品格も加味しています。ピーコートは首周りが開いてVゾーンになるデザインなので、首元が寂しくならないようにインナーでポイントが作れるとバランスが整います。

タイプ5モッズコート

正式名称は「M-51」で、フィールドジャケットの上に羽織るアウターとして誕生したミリタリーパーカーです。1950年台後半にロンドンで流行したモッズスタイルで愛用されたことから、モッズコートと呼ばれるようになりました。背面側の裾が燕尾状になっていることから、フィッシュテールパーカーと呼ばれることもあります。最近は素材やカラーの種類が拡大。ファーやライナーの有無に加え、デザインやディテールでアレンジタイプも増えています。

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着こなし例クリーンなミリタリーテイストに仕上げるのが今季の気分

今シーズンもミリタリーテイストは人気を集めていますが、クリーンにまとめるのが今季流。インナーなどで清潔感のあるホワイトを効かせると簡単に今っぽいスタイリングが出来上がります。この着こなしでは、白いカットソーにカーディガンを重ねて大人っぽい品格を演出。ダークなデニムパンツと黒いブーツの組み合わせも大人なカジュアルテイストを放っています。

羽織れば今どきに。旬なメンズコート3種

ここからは、今シーズンとくにインプットすべきコートを3種類に絞り込んで紹介。どれもリラックスできるシルエットが共通するポイントで、最近のトレンドを反映しています。汎用性も高いので、今っぽさや周囲との差別化を優先するならこの3種類がおすすめです!

タイプ6タイロッケンコート

トレンチコートの原型とも言われているタイロッケンコートは、ベルトで留めるだけのシンプルな作りが特徴的。ラップコートと似ていますが、バックルなどの留め具を使っているのがタイロッケンコートで、ベルトを結んで留めるのがラップコートというのが一般的な分け方です。定番ではないからこその新鮮なデザインが新鮮味を放ちます。

着こなし例トレンドの要素を詰め込んだ今季らしいスタイリング

タイロッケンコートはもちろん、あらゆる要素が旬。具体的には、タートルネックのインナー、チェック柄&オープンカラーのシャツ、コーデュロイのパンツ。ボリュームのあるスニーカーがトレンド性を備えています。コートはデザインだけでなく、カーキという色味も今っぽさを拡大!

タイプ7オーバーコート

コート自体をオーバーやオーバーコートと呼ぶ場合もありますが、ここで指すのはオーバーサイズ、ビッグサイズのコートのこと。リラックスできる大きめのシルエットは今シーズンも人気が続いているのです。余裕のあるサイズ感がカジュアルなニュアンスを振りまくため、デザインはシンプルで上品なタイプを選ぶと大人でも着こなしやすいはずです。

着こなし例グレーを軸にしたモノトーンスタイルがスタイリッシュ

オーバーコートは面積が大きいため、どんな色柄を選ぶかが重要。ここで選んだグレンチェックは、トレンドのトラッドテイストを演出するのに打って付けの柄です。インナーもグレーで揃えて都会的なムードを意識。下半身はブラック基調で引き締め、コートの大きなサイズ感を強調しています。

タイプ8ダッフルコート

定番コートに含めても良いくらいポピュラーなコートですが、今季はとくにトレンドアイテムとして注目されています。フード付きのデザインに加え、トグルボタンで留める仕様がカジュアルな印象。北欧の漁師が使用していた作業着が起源で、トグルボタンはグローブをしたまま着脱しやすいギミックだと言われています。ベルギーの都市「デュフェル」の英語読み「ダッフル」が名前の由来。

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着こなし例ダークトーン&統一感でクールにまとめて大人の装い

スクールコートとしても人気のダッフルコートは、子供っぽく見えないように着こなすのが原則。ここでは、合わせるアイテムをダークトーンで揃え、クールな大人っぽさを演出することに成功しています。ダッフルコートの裏面はチェック柄になっていることが多いのですが、その柄に倣ったストールを使用することで統一感を醸出しています。

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