寒空の下でも快適。冬キャンプを楽しむための必須道具14選

寒空の下でも快適。冬キャンプを楽しむための必須道具14選

キャンプの楽しみ方が多様化し、最近はあえて身を切るような寒い冬にキャンプをする人も増えています。その魅力を解説しつつ寒さ対策、必須装備を紹介していきましょう。

和田 義弥

2018.11.11

キャンプ用品

冬のキャンプ。その醍醐味とは?

寒い冬はキャンプの醍醐味でもある焚き火が楽しくなる季節。春や夏にはただ眺めていれば満足できた焚き火も、冬はその暖かさに深い感謝さえ覚えます。そんな気持ちに1日中浸って過ごせるなんて、とても贅沢な時間だと思いませんか?

また、普段よく訪れるキャンプ場も冬になると景色が一変します。木々は葉を落とし、視界がグンと広がって、足元には深く積もった落ち葉の絨毯が敷き詰められます。空気はキンと澄み渡り、雲のない夜にはほかのどの季節にも増してロマンチックな星空が見られるでしょう。人が少ないので、自然に寄り添って静かに過ごせるのもいいところ。冬のキャンプにはそんな特別な魅力があるのです。

冬キャンプのマストハブ。焚き火、薪ストーブ、暖房器具はこれがおすすめ

気温の低い冬のキャンプは、寒さ対策を万全に。寒さが辛いと感じるようだと楽しめません。日中は暖かい服装で行動していれば大丈夫ですが、問題は夜です。焚き火や薪ストーブはもちろんのこと電源サイトで暖房器具を利用したり、テントにこだわらずキャビンやコテージに泊まったりすることも考えておきましょう。積雪があるとハードルが一気に上がるので、まずは積雪がなく朝晩でも氷点下にならないくらいの時期と場所を選んで始めるといいでしょう。

▼暖かく眠るためのスリーピングギア4選

冬のキャンプで最も重要なアイテムはシュラフです。通常、シュラフには快適使用温度と限界使用温度が記されていますが、快適使用温度でキャンプ地の最低気温−5℃くらいのモノを選ぶと安心です。暑ければ服装を調整すれば済みますが、寒くて眠れないとこれほど辛いことはありません。シュラフカバーやインナーシーツで保温力を高めることもできます。

寝袋の下に敷くマットも断熱力が高いモノを。断熱力はR値(Thermal Resistance Value)と呼ばれる熱抵抗値で示されます。冬キャンプではR値5.0以上のマットがおすすめです。

アイテム1『モンベル』アルパインダウンハガー800 #1

快適使用温度−4度。2000m級の冬山でも使用できる本格的な冬用ダウンシュラフです。ダウンの品質はフィルパワーという数値で表され、700以上で高品質とされます。数値が高いほど少ない綿量(=軽量)で保温力を得られますが、これは800フィルパワー。温かさと軽さを高次元で両立しています。生地に高い伸縮性があり、窮屈感のない快適な寝心地を実感できます。

アイテム2『モンベル』アルパインダウンハガーサーマルシーツ

上記のシュラフと同素材を使用し、ストレッチ性を備えたシーツ。シュラフのなかに入れて使用することで保温力を高められます。こうしたスリーピングギアはアイテム同士がきちんとフィットする同メーカーで揃えるのが基本です。

アイテム3『モンベル』ブリーズドライテックサイドジップスリーピングバッグカバー

独自の防水透湿素材ブリーズドライテックを使用したシュラフカバー。テント内に結露が発生した場合でもシュラフを濡らすことがなく、保温性もグッと高まります。サイドジッパーつきなので出入りもしやすく、開閉具合により温度調整もできます。

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アイテム4『サーマレスト』ラグジュアリーマップ

半自動膨張式のインフレータブルマット。厚さ7.6cm、R値は6.8。シュラフの下に敷けば0℃くらいの気温でも地面からの冷気はほとんど感じません。横になって寝たときに圧力がかかる部分はフォーム密度が高めになっていて、体をしっかりとサポートします。

▼冬のキャンプサイトで必須の道具4選

冬キャンプならではのアイテムと言えば薪ストーブ。裸火である焚き火と違い、箱のなかに火を閉じ込めた薪ストーブは、安全性を確保すればテントやシェルターの中でも使用できるので、空間全体を温められます。天板にケトルを置いておけば、いつでも温かいコーヒーを飲めますし、もちろん料理もできます。薪ストーブの暖かさはエアコンや石油ストーブとは違います。ふんわりとして、とても柔らかいのです。この心地良さは焚き火とも一味違います。より手軽な暖房としては、カセットガス式のストーブもあります。屋外は焚き火で、室内はストーブで、冬のキャンプを暖かく過ごしましょう。

アイテム1『キャンパルジャパン』リビングシェルター5

冬のテントサイトでは、シェルターがあると薪ストーブや暖房器具の熱をそのなかに閉じ込めて暖かく過ごせます。4面の壁は全開放、メッシュ、フルクローズと3パターンで使用できるので、冬だけではなく1年を通して活躍します。テーブルやチェアを並べても、4〜5人でゆったり使えるビッグサイズです。

アイテム2『センゴク・アラジン』ガスストーブ

80余年の歴史を持つ『アラジン』の名作石油ストーブ「ブルーフレーム」のフォルムを踏襲した、ポータブルカセットガスストーブ。ガラス窓から美しいブルーの炎を眺められる様子は、石油を使用していた頃の名品そのまま。カセットガス1本で約1時間40分〜4時間20分の連続燃焼が可能です。

アイテム3『ペトロマックス』ロキ

手軽に持ち運べる組み立て式薪ストーブ。スマートな3本の脚は折りたたみ式で、長い煙突は分割して本体の燃焼室に収納できるので、とてもコンパクトになります。天板が広いので2つの鍋で同時調理も可能。天板の蓋を外せば直火調理もできます。

アイテム4『コールマン』ファイヤーディスク

寒い季節は、いつもよりちょっと大きな火をおこして暖かく過ごしたいもの。焚き火台はガンガン薪を載せられる大型のモノがおすすめです。これは直径約45cmのシンプルな円形焚き火台。空気の通りがいいので、とてもよく燃えます。輻射熱も広がりやすい形状で、皆で囲んで暖をとるのに向いています。

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▼手元、足元の防寒もお忘れなく。冬キャンプならではの3アイテム

寒いときに保温性のあるアンダーウェアやフリース、ダウンジャケットなどを重ね着するのは基本ですが、意外とおろそかになるのが手元や足元の防寒です。こうした体の末端こそが最も冷えるので、グローブやソックス、ブーツも保温性のある冬使用のアイテムを忘れずに用意しておきましょう。スニーカーでは、寒すぎます。また、冬のキャンプは暖をとるために火が主役になるので、火に強い素材を使用したアウターを選ぶのもポイントです。

アイテム1『ナンガ』タキビダウンジャケット

ポリエステルにケブラーを配合した難燃素材を表地にあしらい、難燃性を備えたダウンジャケット。強度、耐久性にも優れています。フード付きで首元から頭まですっぽりと覆えるので、冬のキャンプサイトでも暖かく過ごせること間違いなし。マットな質感で、街着としてもおしゃれです。

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アイテム2『ソレル』カリブーウール

高い耐寒性を誇るウールとフェルト素材のインナーが足元を暖かく包んでくれます。つま先部分のラバーシェルは雨や雪の侵入を防ぎ、アッパー部は上質な防水フルグレインレザーを使用。使い込むほどに味わいが出るため、息の長い相棒となってくれることでしょう。

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アイテム3『テラノバ』ホークミット

冬のキャンプには手袋も必須ですが、スマホをいじったり、料理をしたりなど細かい作業時にはわずらわしくなるもの。でも、これはミトン部分を外してすぐに指先を出せるので便利です。外したミトンは甲の部分にマジックテープで固定できるので、邪魔になりません。

電源サイトで暖房家電を賢く使う

電源付きのサイトを利用すれば、ホットカーペットや電気毛布、ファンヒーター、こたつといった家電を使えるので、冬のキャンプがグッと暖かく過ごせます。熱でテントに穴をあけてしまう心配も少なく、一酸化炭素中毒などの危険性もないので安心です。サイトで使用できる電力量には上限がありますが、小型の暖房家電なら問題なく使えます。いくつか併用する場合は、各家電の消費電力をチェックし、上限を超えないように組み合わせましょう。屋外用の延長コードも忘れずに。

アイテム1『山善』小さく折りたためる ホットカーペット本体

意外とかさばるホットカーペットですが、このモデルは比較的小さくたためるのが売り。キャンプなどで持ち運んで使うのにとても便利です。5段階に温度調整でき、消費電力は300W。1、1.5、2、3畳の4サイズがラインアップされています。

アイテム2『フジカ』パル・サーモ

遠赤外線効果で体の芯から暖めるパネル型ヒーター。縦33×横38×厚さ4cmのコンパクト設計で、裏面にマグネットがついているのでキャンプテーブルの金属面などに取り付けて使えます。テーブルにシーツをかければ、簡易こたつにもなる優れモノ。

アイテム3『ブルーノ』カーボンファンヒーター

電気ストーブの一種ですが、カーボンという名前が示すように発熱体に「炭素繊維」が使われており、遠赤外線効果が高いのが特徴です。スイッチを入れると約10秒で立ち上がるので、気温の低い朝でもすぐに暖まることができます。レトロ感のあるデザインで、テントサイトにも良く馴染みます。

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