カシミヤ、アルパカとも違う。アンゴラニットを今冬取り入れよう

カシミヤ、アルパカとも違う。アンゴラニットを今冬取り入れよう

見た目も着心地も温かなアンゴラニットは、やわらかく上品な肌触りが魅力。ニットに食傷気味な大人にこそ知って欲しい、特筆すべきポイントを掘り下げてみましょう。

近間 恭子

近間 恭子

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2020.12.15

アンゴラニットって何だ? カシミヤやアルパカとは何が違う?

秋冬のニットを購入するべく調べていると、一口に“ウール”といってもその種類が多岐にわたっていることに気が付くことでしょう。私たちが一般にウールと呼んでいるメリノウールや高級素材の代表格であるカシミヤなどは、聞いたことがあるという方も多いかと思います。しかし、今回取り上げるアンゴラなどは、その名前を聞いてもいまいちピンと来ないかもしれません。まずは、そもそもアンゴラとは何か、そしてその他の高級素材であるカシミヤやアルパカと比較して何が違うのかを3つのトピックスで解説。知っておけば得をする、アンゴラニットの魅力を掘り下げていきましょう。

カシミヤニットを大人の装いに。おすすめブランド16選

ウェア・コーデ

カシミヤニットを大人の装いに。おすすめブランド16選

他の素材に比べると値段は張りますが、大人なら1枚はもっておきたいカシミヤニット。素材の魅力をおさらいしつつ、選び方のポイントからおすすめブランドまで紹介します。

山崎 サトシ

2020.12.24

ポイント1

まずは基礎知識。実はアンゴラは、ウサギの毛だった

まずは基礎知識。実はアンゴラは、ウサギの毛だった

ZOZOTOWN

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ウールと聞くとヤギや羊などの偶蹄目をイメージされるかと思います。実際、カシミヤはカシミヤヤギから採取されるものですし、アルパカもまた同様です。しかし、ここでいうアンゴラに該当するのは”アンゴラウサギ”の毛のこと。アンゴラウサギの毛はデリケートゆえに、ウールや化学繊維と混紡されるのが一般的です。実はアンゴラヤギというヤギもおり、アンゴラヤギからもウールは採取されるのですが、そちらは主にモヘアと称されます。その毛は細く長く絹のような質感で、こちらもまた冬場には重宝される素材です。

ポイント2

保温性、一般的なウールの3倍。アンゴラの素材としての強みとは

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ZOZOTOWN

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まるでシルクのよう、とも形容されるアンゴラは、前述のとおりウサギの毛。羊やヤギの毛とは構造から異なっており、なんと繊維が中空になっているんです。そのためとても軽く、断熱材のように空気をため込む力も強いため温かさも抜群。保温力は一般的なウールの3倍ともいわれており、カシミヤやヤク、アルパカにもひけをとりません。加えて湿気を外に逃がしてくれるため、汗蒸れも抑制。冬のインナーとしてアンゴラ製のニットがいかに優れているか、理解いただけるものと思います。

ポイント3

とにかくエレガント。アンゴラならではの風合いが着こなしに品を宿す

とにかくエレガント。アンゴラならではの風合いが着こなしに品を宿す

WEAR

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アンゴラを使用したニットの醍醐味といえば、長い毛足を生かしたふわふわと上質感ある佇まい。その繊維は細く、“繊維の宝石”と称されるカシミヤ以上に長いため、他の素材に混紡することで極上のやわらかさとなめらかさを生み出してくれます。また、染色のしやすさから発色も抜群。写真のニットはナイロンとのMIXですが、陰影の出方も艶やかに映ります。定番のクルーネックニットもどこか印象的ですね。カシミヤ、アルパカと比べると光沢感が抑えめな分、これ見よがしな高級感が苦手、という方にはおすすめといえるでしょう。女性から人気が高いアンゴラニットですが、男性がインナーにサラッと挿しているのも“わかってる”感があり乙なものです。

毛足が長く繊細なアンゴラ。取り扱いの注意点とは?

毛足が長く繊細なアンゴラ。取り扱いの注意点とは?

cortina 北欧生地と雑貨のお店

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アンゴラニットは毛足が長くて繊細なのが特徴。それゆえに、摩擦や静電気によって毛が抜けやすいなどのデメリットもあります。

美しく長持ちさせるには、1日着用したら2~3日は休ませること。さらに繊細な素材のケアに最適な馬毛ブラシを使い、毛並みを整えてから収納するようにしましょう。また、静電気防止スプレーを吹きかけると、毛の抜け落ち軽減にも繋がりますよ。ちなみに、カシミヤ並みに虫に好かれる素材でもあります。防虫剤も用意できれば、十全でしょう。どれもちょっとしたことですが、アンゴラニットの風合いを損なわないための必須事項。きちんと把握しておくことで、“ならでは”の良さが持続します。

温かく上品な装いが叶う、アンゴラを使った秀逸ニット7選

即戦力となりえる、大人好みのアンゴラニットを厳選してピックアップ。どれもコーディネートを品良く、かつスタイリッシュに格上げしてくれるアイテムばかりです。アウターは買ったけど、インナーはこれから……、という方こそ、注目を。

アイテム1

『ビームス』アンゴラ クルーネックニット

『ビームス』アンゴラ クルーネックニット

ZOZOTOWN

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アンゴラ混紡率は47%。アンゴラらしい起毛感や柔軟性を生かしつつ、アクリルと合わせることで弱点である毛の抜けやすさを軽減。型崩れも抑制しています。また、アンゴラを使用したことにより微妙なニュアンスのベージュカラーを表現しており、2020年のトレンドであるナチュラルカラーを拾うのにも最適な1着に仕上がっています。温かさも十分で、プライスに対する費用対効果も申し分ありません。

アイテム2

『ラルフローレン』ノルディック柄 セーター

『ラルフローレン』ノルディック柄 セーター

donuts (ドーナッツ)

donuts (ドーナッツ)

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冬ニットにふさわしく、スキーヤーを編みで落とし込んだ米国の老舗の逸品は、なんとアンゴラに加えてカシミヤも混紡した贅沢仕様。肌触りと保温性は言わずもがなな、ノスタルジックな見た目を良い意味で裏切る機能性を備えています。Vネックのため、シャツとのレイヤードにおいては無類の愛称を誇る点にも注目。

アイテム3

『シップス』アンゴラジャガードチェッククルーネックニット

『シップス』アンゴラジャガードチェッククルーネックニット

ZOZOTOWN

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毛足が長くて表情豊かなアンゴラ糸を使っているので、チェック柄を前面に施していながらも主張は控えめ。かつウォーミーで奥行きある表情に仕上がっています。グレーとブラウンの柔和なカラーリングは、上品さをより高める効果も期待できます。シンプルになりがちな冬コーデのアクセントとしてもうってつけ!

アイテム4

『グラム』ブランクアンゴラニット

『グラム』ブランクアンゴラニット

ZOZOTOWN

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着回し力の高いクルーネックニットを、アンゴラの上質な素材感でクラスアップ。毛足の長いなめらかでエレガントな肌触りは、一度袖を通すと虜になること請け合いです。その風合いを最大限に生かすべく、一切の装飾を排除。着丈長めのゆったりとしたシルエットにより、ドレープの美しさも引き立っています。

アイテム5

『トローヴ』AUBOCK KNIT ( ZIP UP )

『トローヴ』AUBOCK KNIT ( ZIP UP )

ZOZOTOWN

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プルオーバーではなく、ジップアップ。上まで閉めればクルーネックのようにも着こなせますし、もちろんフロントの開け具合ではシルエットに変化も生み出せます。アンゴラは控えめですが、独特な起毛感や高級感は健在。ジップに配された大振りなフリンジが、『トローヴ』らしい穏やかさとリラックス感を醸し出します。

アイテム6

『スタンプド』アンゴラ カーディガン

『スタンプド』アンゴラ カーディガン

ZOZOTOWN

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ストリートシーンにおいても、アンゴラの素材感は有用。LA発ハイストリートブランド『スタンプド』が送り出すカーディガンは、アンゴラを48%も混紡した贅沢な仕様となっています。その甲斐もあってか、今回紹介する中でも起毛感は随一。それこそモヘアのようにふかふかで、肌触りもアンゴラの良さを十分に引き出しています。フロントのロゴもさりげなく、着回し力も高めです。

アイテム7

『マザーハンド アルチザン』アンゴラ アーガイルセーター

『マザーハンド アルチザン』アンゴラ アーガイルセーター

Cinq essentiel

Cinq essentiel

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値段は張りますが、シームレスな縫製や手作業と機械を巧みに組み合わせた製造工手により、アンゴラの良さを十分に引き出したのがこちらの1着。ベルギーはブリュッセルにて立ち上がったブランドらしくシンプルながら繊細なパターニングが光っており、平時に似合う引き算が効いたデザインとなっています。毎日袖を通したくなるニットを探しているなら、ぜひ。

ニットの種類を総まとめ。編み方や素材の違いがまるわかり

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秋・冬・春と大人コーデに欠かせないニット。ゲージや編み方など、あなたはニットについてどのくらい知っていますか? 購入時の参考になるニットのアレコレを紹介します。

近間 恭子

2020.11.20

注目編集者
近間 恭子

バッグ・革小物をメインに執筆記事は200本以上

近間 恭子
ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。
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