カシミヤ、アルパカとも違う。アンゴラニットを今冬取り入れよう

カシミヤ、アルパカとも違う。アンゴラニットを今冬取り入れよう

見た目も着心地も暖かなアンゴラニットは、柔らかく上品な肌触りが魅力。冬スタイルをワンランク上に導けるので、大人にこそ積極的に取り入れてほしいニットです。

近間 恭子

2019.01.12

トップス
ニット・セーター

アンゴラニットとは? カシミヤやアルパカとは何が違う??

アンゴラニットと聞いても、いまいちピンとこない人も多いはず。見た目が似ているカシミヤニットやアルパカニットの特徴と合わせて解説するので、まずはその違いを押さえましょう。

素材1エレガンスを醸す表情豊かなアンゴラニット

アンゴラヤギはモヘアと呼ばれますが、ここで言う「アンゴラ」とはアンゴラウサギの毛のこと。アンゴラは繊維が細いながらも羊の毛の3倍も暖かく、保温性に優れているのが特徴で、厚着をしてかいた汗を発散する機能も備えています。また、デリケートな素材ゆえ、ウールや化学繊維と混紡されるのが一般的。アンゴラは元々純白の毛のため、色の染まり方が美しいというのも特筆すべきポイントです。

アンゴラニットの醍醐味といえば、長い毛足と艶も備えた美しい風合い。写真を見てわかる通り、定番のクルーネックニットもどこか印象的に見えますよね。しかも見た目にも伝わる柔らかくエレガントな肌触りゆえ、クラス感漂うコーディネートへ導けるというのもアンゴラニットの魅力なのです。

素材2上質な風合いと優れた機能を兼備するカシミヤニット

光沢や風合いの美しさが群を抜いていることから、“繊維の宝石”とも呼ばれているカシミヤ。アンゴラに比べると毛足が短いですが、とても柔らかくしっとりとした上質な肌触りが味わえます。それでいて保湿性・保温性・吸水性にも優れ、汗をかいても素早く吸収して発散してくれるのも見逃せません。

カシミヤニットを大人の装いに。おすすめブランド15選

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他の素材に比べると値段は張りますが、大人なら1枚はもっておきたいカシミヤニット。素材の魅力をおさらいしつつ、選び方のポイントからおすすめブランドまで紹介します。

近間 恭子

素材3アウトドアシーンにも対応する高い保温性を備えたアルパカニット

アルパカの毛は”ワカイヤ”と”スリ”の2種類にわけられ、前者はふわふわ・もこもこ、後者はさらさら・くるくるとした毛が特徴。どちらもシルクのようななめらかな肌触りですが、アンゴラやカシミヤに比べると繊維自体は太いです。ウールよりも保温性が高くて生地がとっても丈夫なので、どちらかというとアウター向きかも。

毛足が長く繊細なアンゴラ。取り扱いの注意点とは?

アンゴラニットは毛足が長くて繊細ゆえ、摩擦や静電気によって毛が抜けやすいなどのデメリットもあります。

美しく長持ちさせるには、1日着用したら2~3日は休ませること。さらに繊細な素材のケアに最適な馬毛ブラシを使い、毛並みを整えてから収納するようにしましょう。また、静電気防止スプレーを吹きかけると、毛の抜け落ち軽減にも繋がりますよ。ちょっとしたことですが、アンゴラニットの風合いを損なわないための必須事項。きちんと把握しておくことで、“ならでは”の良さが持続します。

暖かく上品な装いが叶う、アンゴラニット7選

大人におすすめしたいアンゴラニットを厳選してピックアップ。どれもコーディネートを品良く、かつスタイリッシュに格上げできるのでチェック必須です。

アイテム1『パブリックトウキョウ』極 ビーバーモックネックニット

ウールにアンゴラやビーバー、ミンクといった高級絨毛糸をブレンドした1枚。その上質な風合いが引き立つよう天竺で編み上げることで、これまでにないなめらかな肌触りを実現しています。モックネックかつビッグシルエットというデザインが今っぽさも後押ししてくれるでしょう。

アイテム2『ヒステリックグラマー』ロゴ編込プルオーバー

フロントにブランドロゴを配したクルーネックニットです。ふっくらとしたウールと柔らかなアンゴラがベースになっており、そこにレーヨンのしなやかさとナイロンの安定感をプラス。つまり、心地よい着用感ながらも型崩れしにくいのです。手間と時間がかかるインターシャ編みを採用。

ヒステリックグラマーのおすすめ15選。加工デニムからおすすめのウェアまで

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設立から35年以上が経つ現在も、独自のスタンスを貫く『ヒステリックグラマー』。ブランドの顔であるデニムから注目の最新アイテムまで、余すところなくナビゲートします。

山崎 サトシ

アイテム3『ビームス』アンゴラ クルーネックニット

染色性に優れたアンゴラの特性を生かした発色の美しさが魅力。毛足が長いソフトな質感も相まって、どこか柔らかで優しい印象を与えます。また、ナイロンをブレンドすることで毛が抜けるのを軽減させ、さらには形態安定性を高めているのもポイント。

アイテム4『シップス』アンゴラジャガードチェッククルーネックニット

毛足が長くて表情豊かなアンゴラ糸を使っているので、チェック柄を前面に施していながらも主張は控えめで、かつ奥行きある表情に仕上がっています。グレーとブラウンの柔和なカラーリングは、上品さをより高める効果も。シンプルになりがちな冬コーデのアクセントとしてもうってつけ。

アイテム5『グラム』ブランクアンゴラニット

着回し力の高いクルーネックニットを、アンゴラの上質な素材感でクラスアップ。毛足の長いなめらかでエレガントな肌触りは、一度袖を通すと虜になること請け合いです。その風合いを最大限に生かすべく一切の装飾を排除。着丈長めのゆったりとしたシルエットも引き立っています。

アイテム6『クオドロ』ビッグワッフルラグランモックネックプルオーバー

通常よりざっくりと編み上げた凹凸感あるワッフル編みが特徴的。アンゴラを贅沢にブレンドすることで、表情豊かでラグジュアリーな雰囲気を演出しています。上品なモックネックとすっきりとしたシルエットで、ややクラシカルなイメージに仕上げているのも特筆すべき点。

アイテム7『ヴァンソン エ ミレイユ』アンゴラ アーガイルセーター

1950年代初頭にフランス・ブルゴーニュ地方で創業した老舗のワークウェアブランド『ヴァンソン エ ミレイユ』。身頃の一部と肘に施したアーガイル柄と無地とのコントラスト、さらにはアンゴラならではの表情豊かな風合いが相まって、スタイリッシュに着こなせる1枚です。

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秋・冬・春と大人コーデに欠かせないニット。ゲージや編み方など、あなたはニットについてどのくらい知っていますか? 購入時の参考になるニットのアレコレを紹介します。

近間 恭子

ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「Mono Master」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。
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