食卓を彩り、洗練さを呼びこむ世界の名作カトラリー

食卓を彩り、洗練さを呼びこむ世界の名作カトラリー

料理をおいしくするのは調味料だけとは限らない。食すための道具であるスプーンやフォークといったカトラリーもまた隠し味としては絶妙で、特別な時間を演出してくれる。

菊地 亮

2015.06.16

キッチン用品
食器・カトラリー

楽しいひと時であり、人間性も露わにする食事はどの国でも重要だからこそ...

生きていくうえで必要な食事は、同時に心を満たすひと時でもある。中世ヨーロッパでは厳格なマナーが設けられ、人柄と家柄を識別する重要な時間でもあった。となれば、そこで使われる道具もまた使いやすさはもちろん相応のルックスも求められてしかり。そして生まれた数々の名作は、食卓を瞬時に華やかにしてくれる。

使いやすさと美しさを兼ね備えたカトラリー5選

Item1『ゲンセ』

1856年創業のカトラリーメーカーである『ゲンセ』は、スウェーデンで最古のロイヤルワラントメーカーとしても知られている。定期的に行われる厳密な審査で常に模範解答を示し、その称号を長年得続けてきたことからもその実力はうかがい知れる。ノーベル賞晩餐会で使われるのもこちらのカトラリー。

Item2『クリストフル』

シルバーウェアの代名詞として名高い『クリストフル』は、1830年創業のフランスの老舗。純銀以外に真鍮のアイテム製作にも成功し、一般家庭の食卓に豊かさを持ちこんだ功績は大きい。特徴のひとつが40ミクロンにも及ぶメッキの厚さ。3ミクロンが一般的な日本と比べても別格で、それにより繊細で優美な装飾が施されている。

Item3『ライヨール』

『ライヨール』を展開するジャン・デュボ社は、1920年にフランス・ティエールにて創業。製品についたマルハナバチは同地の象徴として有名で、当初は護身用のポケットナイフをメインに製作していた。後にソムリエナイフなどが話題を呼び、今ではカジュアルに食卓をコーディネートする一助として世界中から愛されている。

Item4『カイ・ボイスン』

デンマークデザインを牽引してきた巨匠、カイ・ボイスンがデザインを手掛けたこちら。シンプルで美しいさまはデンマーク王室を魅了し、世界中で広く愛されている。素材に、ツヤを抑えた最高級ステンレスを使用しているため、キズがつきにくくお手入れもスムーズ。また、ミニマルなデザインゆえどんな器とも相性がいい。

Item5『ビレロイ&ボッホ』

260年もの歴史を数え、世界でもっとも古い陶磁器メーカーのひとつが『ビレロイ&ボッホ』。ドイツ人のフランソワ・ボッホによってはじめられ、その後フランス人実業家ニコラ・ビレロイとの出会いにより誕生。今では欧州随一のブランドとして名を馳せる。ドイツの技術とフランスの感性が融合した、まさに唯一無二の存在だ。

地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。
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