基盤は英国テーラード。スタイリッシュな男たちを虜にする、ジョンローレンスサリバンの魅力

基盤は英国テーラード。スタイリッシュな男たちを虜にする、ジョンローレンスサリバンの魅力

日本が世界に誇るブランドの1つ、『ジョンローレンスサリバン』。美しいテーラリング技術によるグラマラスな男らしさが人気の秘密です。その魅力を掘り下げて解説します!

平 格彦

2019.02.04

ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)
アウター

東京発のコレクションブランド『ジョンローレンスサリバン』

『ジョンローレンスサリバン』という名前に加え、英国のテーラリングをベースにしたモノ作りもインポートブランドを連想させる同ブランド。ですが、実は東京で生まれた日本のブランドだったりします。ウエスタンの要素も取り入れたエッジィな強さと、卓越したテーラリング技術によるエレガンスを持ち合わせたコレクションを展開し、ファッショニスタの関心を集め続けています。

異色のデザイナー、元プロボクサー・柳川荒士氏

ブランドの創業は2003年。元プロボクサーという業界的にも珍しい経歴を持つデザイナー、柳川荒士氏が立ち上げました。特徴的な名前もボクシングに関係があり、ヘビー級の初代チャンピオンであるジョン・ローレンス・サリバン氏が由来となっています。

2007年から東京コレクションに参加していて、2011~2014年はパリコレクションに発表の場を移していました。さらに2017年からはテーラリングの本場であるロンドンコレクションに参加。その際は1970年代のポストパンクを代表するムーブメント「コールドウェイブ」をテーマとしたクリエションで、海外のメディアからも高い支持を得ました。ブランドの具体的な魅力については下記で解説します。

特徴1英国テーラードをベースにした仕立ての良さ

「美しいジャケットを作りたい」というデザイナーの想いが、『ジョンローレンスサリバン』の起点。だからこそ、伝統的な英国テーラードを軸にしてアイテムを製作しています。ジーズンのテーマによってはミリタリーやスポーツなどのテイストもMIXしていますが、あくまでベースはテーラリング。仕立ての良さがわかる玄人からの支持が厚いのもうなずけます。

特徴2スタイルを良く見せてくれるシャープなシルエット

テーラードをベースにした仕立ての良さがあってはじめて実現できるのが、体に沿う立体的なパターンを駆使した美しいシルエットです。シャープなフィッティングだからこそ、『ジョンローレンスサリバン』 のアイテムはどこか凛としていて高級感を感じさせます。もちろん、タック入りのワイドパンツなども定期的にリリースしている振り幅の広いブランドではあるのですが、やはりイメージするのはこのシルエットですね。2010年からレディースラインもスタートしているのですが、こちらもメンズテーラードを駆使したシャープなシルエットが魅力になっています。

特徴3ヒネリの効いた独創的なデザインも得意

『ジョンローレンスサリバン』はテーラードをベースにしていますが、決してテーラーではありません。カジュアルなアイテムを展開し、モードの要素を落とし込んだ独創的なデザインをスパイスとして取り入れています。そんなちょっとヒネリのあるデザインにも長けているからこそ、コレクションブランドとしての評価を得ているのです。テーラードが軸なのにエッジも効いている、というバランスで独特な世界観を構築しています。

おしゃれな人は『ジョンローレンスサリバン』をこんな風に着ています

ランウェイを歩くモデルだけでなく、街のファッショニスタも思い思いに『ジョンローレンスサリバン』を着こなしに落とし込んでいます。エレガントなのにエッジィ、しかも普段使いできるという巧妙なバランスのコーディネートと、そのテクをチェックしましょう!

サンプル1テーラードのセットアップにアクセントを効かせてモード調に

ブラウン基調のストライプ柄ファブリックを使用したセットアップに加え、鮮やかなグリーンのカットソーも『ジョンローレンスサリバン』のアイテム。テーラードとモードをMIXしたブランドの世界観を具現化しつつも、リアリティのあるコーディネートです。

サンプル2エレガントなライダースジャケットを使った、大人のロックスタイル

テーラリングの技術を反映させたライダースジャケットも『ジョンローレンスサリバン』の人気アイテム。男くさいアイテムのはずなのに、どこかノーブルで気品を感じさせます。同じくシルエットが美しい『ジョンローレンスサリバン』のスラックスを合わせ、大人なロック調にまとめたスタイリングは実用的です。オールブラックでまとめながらも、素材感で奥行きを出すテクニックもお見事。

サンプル3美脚シルエットの黒スキニーで、カジュアルスタイルブラッシュアップ

モノトーン基調でまとめるのがもっとも取り入れやすい『ジョンローレンスサリバン』の使い方ですが、他ブランドのデニムジャケットを用いたアメリカンカジュアルな着こなしの引き締め役としても重宝します。こちらの着こなしでは『ジョンローレンスサリバン』のパンツに合わせて全身スリムシルエットでまとめていますが、あえてオーバーサイズのトップスと合わせてメリハリを強く利かせるのもアリでしょう。

サンプル4デニムジャケットを使って今っぽいシルエットを築いた好例

土くささを払しょくしたデニムジャケットも、『ジョンローレンスサリバン』の人気アイアテム。着用していのはフロントが比翼仕立てになっているタイプですが、フロントを開けることでボタンを適度なアクセントとして効かせています。上半身がコンパクトだからこそ、ワイドテーパードなパンツのフォルムが際立ち、ハイセンスなシルエットを描いています。

テーラリングの技術が生きる『ジョンローレンスサリバン』の定番アイテム5選

ここからはおすすめのアイテムをピックアップ。まずはブランドを象徴する定番アイテムを紹介します。トレンドを超越した美しいシルエットを確認してください!

定番アイテム1テーラードジャケット

『ジョンローレンスサリバン』の軸はテーラード。だからこそ、テーラードジャケットには徹底的にこだわっています。素材や縫製はもちろん、シルエットもミリ単位で調整を重ねていると言われています。テーラードならではのウエストをシェイプした美麗なフォルムは、前述のブランドの特徴で、テーラリングに触れた項の画像でも確認してみてください。

定番アイテム2シャツ

ブランド定番のボタンダウンシャツも、ウエストをシェイプした美しいシルエットが魅力。フロントが比翼仕立てになっているため、前を閉じて着こなせばミニマルな表情に仕上がります。あらゆるシーンやコーディネートにハマるコットン100%の逸品です。

定番アイテム3スリムジーンズ

カジュアルなジーンズも『ジョンローレンスサリバン』の手に掛かればエレガントに。こちらはスリムなテーパードシルエットですが、スキニーやストレートもラインアップしています。ストレッチ生地なので動きやすくて快適。

定番アイテム4スラックス

この項の最初に紹介した、テーラードジャケットとセットアップで使えるスキニーシルエットのトラウザーズです。スーパー100’sのファインウールギャバ生地を起用し、オールシーズン使えるように配慮しています。もちろん、洗練されたシルエットも魅力です。

定番アイテム5チェスターコート

カシミヤ混の上質なメルトン地を採用したチェスターフィールドコートも定番品。フォーマルなコートだからこそ、『ジョンローレンスサリバン』が誇るテーラリングの技術が生きています。デザイナーの培ってきた知見を生かしたコートとしては、チェスターコートのほかにトレンチコートも支持を集めています。

コーデのスパイスに! 『ジョンローレンスサリバン』らしいヒネリの効いたアイテム7選

最後は『ジョンローレンスサリバン』らしいエッジ感のある独創的なアイテムをセレクト。コーディネートに取り入れば、モードなアクセントとして活躍してくれることは確実です!

アクセントアイテム1ポリエステルコットン ジップド フーディー

鮮やかなイエローを採用したアノラックです。大きなリング状のジップスライダーがアクセントになっているだけかと思いきや、実は水平に走っている中央のラインで縦2つに分断することができます。つまり、かなり短いクロップド丈で着こなすことが可能です。カラーコントラストの効いたインナーや柄モノを挿すことで、その魅力を存分に発揮できます。

アクセントアイテム2コーデュロイ トラックジャケット

左胸にワッペンが付いたスポーティなトラックジャケットですが、素材が細畝のコーデュロイなのでクラフト感もあるというバランスが絶妙です。グリーン×パープルというカラーパレットもエッジィなヒネリを感じさせます。

アクセントアイテム3フーデッドシャツ

ポリエステル素材のシャツにフードをセットしたアイテムです。上にコートを羽織るなどしても、大きめのドット柄が目を引くフードはバックスタイルのアクセントとして重宝します。フロントの開き具合が調整できるので、春先のライトアウターとしても有能です。

アクセントアイテム4レイヤード モックネックトップ

かなりショートなモックネックのカットソーと、スポーティなメッシュ地のタンクトップの組み合わせたセットです。同色なので派手には映りませんが、新鮮なバランスのレイヤードが洒脱なムードを演出してくれます。それぞれ単体でも着用できるので、自分らしいコーディネートを楽しみましょう。

アクセントアイテム5ブリーチドデニム ツイステッドジーンズ

デニムをブリーチした色みが特徴的。文字通りのヒネリを加えた切り替えが独創性を高めています。素地はコットン100%でシルエットはストレート。コーディネートに組み込めばエッジィなスパイスになってくれることは必至です。

アクセントアイテム6キャンバス トラベリングバッグ

リネンキャンバスを採用した大ぶりなサイズのバッグです。レザーのストラップがアクセントになっていますが、実用性も優秀。M字に配されたストラップはバッグの型崩れを防ぎ、持ち手にかかる重さを分散するのにも貢献してくれます。底鋲付きで地面や床に起きやすいのも便利です。

アクセントアイテム7レザー コインケース

ネックレス仕様のコインケースは三角形のフォルムがアイキャッチ。首から垂らすとコーディネートのスパイスになってくれます。付属のクリップでベルトループなどに留めることができるなど、利便性にも優れています。カラバリはもちろん、丸型のキーケースなどもラインアップしています。

出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
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