
ワイシャツはココを選べば間違いなし! おすすめブランド厳選20
スーツスタイルの主役であるジャケットが引き立つには名脇役の存在が不可欠。その役割を担うのがワイシャツです。選んで間違いない1枚を、名門ブランドから選びましょう。
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スーツスタイルの出来映えを左右するワイシャツはブランド選びが重要です
ビシッとしたスーツスタイルを手に入れたなら、その相棒としてビシッとしたシャツを用意すべきでしょう。襟がヨレていたり、Vゾーンに余計なシワが入ったりしていては、どんなに高級なスーツでも引き立たちません。また、ジャケットを脱いだ際にもシルエットがぼさっとしていては残念な空気が漂います。日々のスーツスタイルを格上げするワイシャツに出会う最短ルートは、確かなブランド選びから。今記事では、ビジネススタイルにおすすめのワイシャツブランドをご紹介します。
良いワイシャツを見極めるための3つのポイントをチェック!
“良いワイシャツ”とはいうものの、何をもって“良い”と判断するのでしょうか。首周りが隙間なくフィットしている、身頃や袖に余りが少ない……などのサイジングももちろん大切ですが、作りのうえでも重要な箇所が存在しています。ここでは、“良いワイシャツ”を見極めるポイントを3点ご紹介しましょう。
ポイント1
胸ポケットがなく、すっきりとしたフロント
意外かもしれませんが、胸ポケットの有無が第一のポイント。ポケットがあると、機能的には例えばタバコを入れたり、昼食に外出する際に社員証を入れたりするのに便利なのですが、本来のワイシャツにはポケットが付かないのが正統なのです。つまりポケットが付いていないワイシャツというのは、作り手が“正統”を理解していることの証。ゆえに、各部の作りもきちんとしていることが多いのです。もちろんポケットが付いているシャツにもしっかりと作られているものはありますので、あくまで1つの基準として覚えておくと良いでしょう。
ポイント2
襟の芯地が柔らかく、しっかりと伸びている
襟羽根がやけに硬いワイシャツは、良いワイシャツとはいえません。コストを優先した、大量生産のワイシャツに見られる仕様です。襟羽根が硬いワイシャツは、アンコン仕立て、と呼ばれる肩パッドを省いて芯地も薄いものを使用し、肩も丸く仕立てられた現代のジャケットには似合いません。場合によっては洗濯すると襟羽根がねじれたり折れたり、バブリングといって部分的に剥がれて気泡のようなものができてしまいます。高級シャツの襟羽根は接着していない薄手の芯地を挟み込んだだけの「フラシ」と呼ばれる仕様が多くなっています。普段は襟裏のカラーステイで襟をビシッと伸ばして着ることが多いものの、カラーステイを外しても襟が伸び、それでいて柔らかいものが良いワイシャツの目印です。
ポイント3
可動域を確保すべく、袖が後付けされている
ワイシャツのボディの横部分には「脇線」と呼ばれる縫い目があります。これが脇からまっすぐ袖まで続いているワイシャツは良いワイシャツとはいえません。脇線が袖まで続いている縫製は、身頃と袖を縫い合わせてから一気に縫い上げた「先付け袖」です。効率を重視しコストを抑えた工程で、袖の可動性が損なわれ、腕を上げると突っ張り感があり、身頃も肩も持ち上がってしまいます。良いワイシャツは袖を後付けするため、脇線と袖の縫い合わせがズレています。これにより腕をまっすぐ上げられるほどシャツの可動性が良くなるのです。
ちなみに
既製品が体型に合わない……。そんなときにはワイシャツのオーダーメイドも視野に
いくら“良いワイシャツ”を選んでも、着る人の体に合った1枚でなければシャツ姿の格上げは思うように叶いません。ブランド選定はもちろん重要ですが、サイズの見極めにもしっかり気を配りたいもの。とはいっても、人の体型は千差万別。腕が長い、肩幅が広いといった体つきの個性や、トレーニングによる筋肉の発達具合によって既製品ではなかなか体にフィットする1枚が見つからない……ということもあるでしょう。そんなときには、ワイシャツをオーダーメイドする、という選択肢もアリ。敷居が高く感じるかもしれませんが、昨今では6,500円ほどからオーダーできるブランドも。カジュアルなプライスでも採寸はプロの手によって行われるので、悩んだ際には一度検討を。
いつかは手に入れたい。憧れの高級ワイシャツブランド5選
まずは「良いワイシャツ」の名に恥じない、世界的に評価の高いシャツブランドをピックアップしてみました。シャツ専業、もしくはシャツメーカーから始まった、こだわりのワイシャツをご紹介します。
▼高級ワイシャツブランド1:『ルイジボレッリ』(イタリア)
手仕事の素晴らしさを着心地と見た目で体現
ナポリを代表する老舗シャツメーカーといえば、『ルイジボレッリ』。手仕事を多用するナポリ伝統の仕立ては健在で、手縫いによるイセ込みや袖付けにより、優雅なフォルムを描き出しています。襟付けも手縫いのため、襟羽根の表情が優雅で柔らかなのが特徴。タイドアップはもとより、ボタンを3つ開けてさりげない色気を印象付けるナポリ男の定番的な着こなしにもよく映えます。
▼高級ワイシャツブランド2:『フライ』(イタリア)
手仕事を凌駕するマシンメイドのシャツ
ハンドメイドのシャツは縫製部がゆるくなるため、着用時のストレスが少ないといわれています。しかし、ミシンを使って縫い上げるマシンメイドのシャツがハンドメイド以上にノンストレスになることも。イタリアのボローニャに拠点を構える『フライ』がそれを実現しています。その秘密は1ミリ幅の細かいステッチ。全体のフォルムも美しく、高い位置に設定したアームホールや、ギリギリまで攻め込んだ細身のシルエットを採用しています。体型にマッチすれば最強のワイシャツとなることは確実。
▼高級ワイシャツブランド3:『キートン』(イタリア)
ナポリ仕立ての最高峰を誇る一級品のシャツ
クラシコイタリアを代表するブランド『キートン』は、生地の裁断や縫製などの工程をそれぞれ専門の仕立て屋が手掛け、最高品質のテーラードクロージングをスーツはもとより、シャツにおいても貫いています。イギリス・イタリアの一流ミルで織られる高品質な生地は、そのほとんどが『キートン』だけのエクスクルーシブを使った贅沢な作りに。ナポリ仕立てらしく手縫いの比率が高く、肩などの運動量はしっかりと確保されており、シャツにおいても価格に見合った上質この上ない着心地を享受できます。
▼高級ワイシャツブランド4:『マリア・サンタンジェロ』(イタリア)
ナポリシャツを語るうえで欠かせない専業ブランド
『マリア・サンタンジェロ』も、ナポリの伝統を今に受け継ぐ歴史あるカミチェリア(シャツ専業メーカー)。原点はオーダーメイド専門の工房で、現在、ブランドとして手がけている既製品においても、袖山をイセ込むことで肩の丸みに自然に沿ったシルエットを描くなど、丁寧な仕立てが随所に散見。真骨頂のギャザーを屈指した仕立てにより、要所の可動域も担保されています。
▼高級ワイシャツブランド5:『シャルベ』(フランス)
ウェルドレッサーを魅了し続けてきた仏最高峰のシャツ
世界初のオーダーメイドシャツ専門店として1838年にパリで誕生し、王室のシャツを手がけてきた『シャルべ』。規制シャツにおいても生地の裁断をすべてハンドカットで行うなど、手間を惜しまない仕立てで良質なシャツを作り続けています。本作のようにチェック柄の選び方ひとつとっても洗練された美意識が感じられる点も、洒落者たちを魅了してやまない理由のひとつです。
普段使いできるミドルプライス。おすすめのインポートワイシャツブランド5選
続いて、ミドルレンジの価格帯でおすすめしたいシャツブランドをピックアップ。ファクトリーブランドを中心にしつつ、それ以外のメーカーも含めて幅広くセレクトしてみました。
▼インポートワイシャツブランド1:『ブルックスブラザーズ』(アメリカ)
ボタンダウンシャツを生み出した名門
アメリカントラッドの老舗として名高いニューヨークのブランドは、1818年の誕生。創業者の孫にあたるジョン・E・ブルックス氏が、英国で観戦したポロ競技の選手がユニフォームの襟をボタンで留めていたのに感心し、アメリカに持ち帰ってポロカラーシャツ(=ボタンダウンシャツ)を生み出したという逸話はあまりにも有名です。ちなみに、ボタンダウンカラーは本来カジュアルな仕様ですが、最近のビジネススタイルはカジュアル化していて、ボタンダウンシャツをスーツに合わせるのも一般化しています。
▼インポートワイシャツブランド2:『オリアン』(イタリア)
ビジネス使いにちょうどいい塩梅
元『ギローバー』のジャン・ガエタノ・オリアン氏が1990年に創業した、まだ歴史は30年ほどと若いブランドですが、クオリティと価格のバランスが良いマシンシャツです。クラシックトレンドにも精通しており、ビジネスからカジュアルまで着回せるワイシャツが揃っています。
▼インポートワイシャツブランド3:『ギローバー』(イタリア)
品質と価格の絶妙なバランスで人気
『ギローバー』はサルトリア仕立てのシャツをマシンメイドで生産するために研究。細部に伝統的な仕様を取り入れながら、効率的な工程でコストを抑え、買いやすい価格設定を実現しています。ドビー、鹿の子、スポーツ素材など、生地のバリエーションが多いだけでなく、幅広い素材を美しく縫い上げる技術も圧巻。ビジネス向きのワイシャツだけでなく、カジュアルなシャツも幅広くラインアップしています。
▼インポートワイシャツブランド4:『バルバ』(イタリア)
ノータイでもエレガントなハイカラーが魅力
『バルバ』は、1964年に創業し、限られた顧客のために質の高いシャツやパジャマを仕立てていたナポリ屈指のシャツ工場が、満を辞して立ち上げたハウスブランド。台襟の高いハイカラーとウエストを美しく絞り込んだシルエットが代名詞となっています。セミワイドカラーの人気モデルである「デンディー」においてもそれらは健在で、接着剤を使わないフラシ芯を採用しているため、柔らかな着心地と優雅さを感じさせるシルエットを楽しませてくれます。
▼インポートワイシャツブランド5:『ボリエッロ』(イタリア)
ボタンの付け方1つとってもハイクオリティ
『ボリエッロ』もまた、ナポリ有数のカミチェリアとして有名ブランドにシャツを供給してきたシャツ専業メーカー。本作は代表作の「マレキアーロ」というモデルで、ナポリシャツとしては台襟が少し低めな設計で、襟先がやや長めのセミワイドカラーが、品の良さと力の抜けた雰囲気の両方を印象付けてくれます。傾斜をつけてボタンを縫い付ける“千鳥掛け”という製法で掛け外しをしやすくするなど、手間を惜しまない仕立てが細部にわたって施されているのも秀逸です。
クオリティはお墨付き。日本発のおすすめワイシャツブランド5選
日本人体型を知り尽くした型紙と、高品質な国内縫製技術を持つシャツブランドをご紹介します。インポートの高級シャツとは考え方もスタイルも異なりますが、心地良いシャツを目指したモノ作りが特徴です。
▼日本のワイシャツブランド1:『軽井沢シャツ』
専業メーカーが手掛けるオリジナルブランド
江戸時代から続く繊維商「加納屋商店」が1953年にスタートしたワイシャツ専門メーカー『フレックスジャパン』。そのオリジナルブランドが『軽井沢シャツ』です。大切にしているのは、動きやすくて快適な仕上がり。基本はパターンオーダーで、型の基本形をアップデートし続けて理想の着心地を探求しています。WEB上でデザインできるオーダーシステムが便利ですが、既成品も購入できます。
▼日本のワイシャツブランド2:『スタイルワークス』
正統さの中に、密かな個性をプラスするシャツ
国内ワイシャツメーカーの最高峰「山喜」が手掛ける『スタイルワークス』は、素材・縫製にこだわっているのはもちろん、台襟やカフス裏などに柄を潜ませるなど遊び心も宿すブランドです。細部にはイタリア高級シャツに見られるようなこだわりのディテールが採用されています。
▼日本のワイシャツブランド3:『オジエ』
多様なシャツを展開する専門店のオリジナル
1924年に創業した縫製工場を前身とする「柳田織物」が誕生したのは1951年。その「柳田織物」が2002年にオープンしたシャツ専門オンラインショップのオリジナルブランドが『ozie(オジエ)』です。豊富なバリエーションが特徴で、インポート生地の高級シャツ、デイリーに使える高機能シャツ、デザインや生地にさりげない個性のあるシャツなどをラインアップ。ワイシャツの自由な楽しみ方を提供してくれるブランドです。
▼日本のワイシャツブランド4:『ヒトヨシ』
世界にもその質の高さを認められたファクトリーブランド
『ヒトヨシ』は、熊本県人吉市に本社工場を構える日本有数のシャツ工場が立ち上げたファクトリーブランド。世界的なブランドの指定工場認定を受けるほど高い技術レベルを誇り、インポートシャツ顔負けの上質なシャツを手がけています。先端に向かって細くなるよう設計されたカフスや内側と外側で生地の長さを変えた襟といった手仕事による作り込みが秀逸で、見栄えと着心地の両面において違いを感じる1枚に出会えます。
▼日本のワイシャツブランド5:『チョウヤ』
日本のシャツ文化の歴史を体現しながら機能性にも配慮
創業は明治19年と古く、明治期の洋装奨励のときからシャツを作り続けてきた老舗中の老舗。現在は、前出の『スタイルワークス』を手がける山喜社傘下のブランドとして伝統と知見を受け継いでいます。タイドアップした際にネクタイの結び目が美しく見えるよう計算ずくボタンダウンカラーが秀逸な本作は、シワになりくい形状安定加工が施されている点も魅力。
コスパ良好。セレクトショップオリジナルブランドのおすすめワイシャツ5選
セレクトショップのオリジナルブランドはコストパフォーマンスに優れています。ワイシャツに力を入れているショップもあり、値段以上の価値が感じられる逸品が多数。その中から特におすすめのワイシャツをご紹介します。
▼セレクトショップ1:『ビームス F』
欧州の流行を日本人体型にアジャストする手腕はさすがの一言
『ビームス』におけるドレスクロージングを担う『ビームスF』。オリジナルのテーラードアイテムは質の高さに定評があり、ビジネスシーンにおいてセンス良く着られるドレスシャツの選択肢も豊富です。このクレリックシャツは、Vゾーンから見えた際にさりげない華やかさを印象付けられる刷毛目織りの生地を採用。日本人の体型にフィットし、腕の上げ下げのしやすさにも配慮したパターンも出色です。
▼セレクトショップ2:『トゥモローランド』
テーラー風の立体縫製で体にフィット
『トゥモローランド』のクロージングレーベル「トゥモローランド ピルグリム」は、”限りなくテーラーメイドの手法を取り入れたプレタポルテ”がコンセプト。ハンドメイドによる立体縫製を採用しつつ、中国の有力ファクトリーに依頼することでコスパに優れるドレスシャツを実現しています。このワイドカラーシャツも、ダーツを駆使したシルエットが体にフィット。超細番手のコットンツイルは上品な光沢としなやかさを備えています。
▼セレクトショップ3:『ドレステリア』
ビジカジスタイルでも頼れるシャツが狙い目
カジュアルに寄せつつも品良く着られるアイテムを得意とする『ドレステリア』。ドレスシャツにおいてもその魅力は十二分に発揮されています。本作は定番として人気を博しているレギュラーフィットのボタンダウンシャツで、ヘビーウェイトのオックスフォード生地はしっかりとプレスすれば上品な雰囲気に。洗濯を繰り返していくうちに生まれる味をノーアイロンでそのまま楽しめば、カジュアルスタイルをこなれた印象に導いてくれます。
▼セレクトショップ4:『ナノ・ユニバース』
オン・オフの両方で映える二刀流シャツが目白押し
リブランディングによって、6つのレーベルとゴルフレーベルからなるマルチレーベルストアとして生まれ変わった『ナノ・ユニバース』。本作はその1つである『LB.03』というレーベルからお目見えしたレギュラーカラーのシャツで、スラックスにインして着る際はもとより、イージーパンツなどでタックアウトしてもルーズに見えないスタンダードフィットの身幅と着丈のバランスの良さが魅力です。
▼セレクトショップ5:『アーバンリサーチ ドアーズ』
コスパに優れる気品あるシャツを展開
『アーバンリサーチ ドアーズ』にドレスなイメージはあまりないかもしれませんが、プライベートレーベルの「ライフスタイルテイラー」はドレスライン。暮らしの一部であるビジネスライフでも仕立て役を担いたいという思いから生まれています。ビジネス用のシャツは、リーズナブルな価格なのにエレガントなのが最大のポイント。生地や加工で快適性を補完したアイテムも多く、このシャツはイージーケア加工でシワが入りにくい仕上がりです。
この記事の掲載アイテム一覧(全20商品)
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『ルイジボレッリ』 コットンツイルセミワイドカラーシャツ
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『フライ』 ヴィンテージコットン ドレスシャツ
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『キートン』 Twill Contemporary-Fit Long-Sleeve Shirt
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『マリア・サンタンジェロ』 マイクロツイルシャツ
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『シャルべ』 Glen Check Dress Shirt
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『ブルックスブラザーズ』 ノンアイロン ストレッチコットン ピンポイントオックスフォード ポロカラーシャツ
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『オリアン』 ドレスシャツ ホリゾンタルカラー
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『ギローバー』 オックスフォード ストライプ タブカラー シャツ
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『バルバ』 セミワイドカラーシャツ
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『ボリエッロ』 ワイドカラーシャツ
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『軽井沢シャツ』 オーダーシャツ
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『スタイルワークス』 ドレスシャツ
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『オジエ』 スーパードライ ホリゾンタルカラーシャツ
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『ヒトヨシ』 EASY CARE 青ピンポイントオックスフォード HITOYOSHIシャツ
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『チョウヤ』 LORDSON Crest シャツ
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『ビームス F』 エンドオンエンド クレリック ワイドカラーシャツ
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『トゥモローランド』 140/2コットンブロード ワイドカラードレスシャツ
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『ドレステリア』 オックスフォードボタンダウンシャツ
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『ナノ・ユニバース』 LB.03 ユースフルレギュラーカラーシャツ
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『アーバンリサーチ ドアーズ』 ライフスタイルテイラー セミワイドヘリンボンシャツ
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