ワイシャツはココを選べば間違いなし! おすすめブランド厳選15

ワイシャツはココを選べば間違いなし! おすすめブランド厳選15

スーツスタイルの主役であるジャケットが引き立つには名脇役の存在が不可欠。その役割を担うのがワイシャツです。選んで間違いない1枚を、名門ブランドから選びましょう。

池田 やすゆき

2019.02.08

トップス
シャツ
ワイシャツ

スーツスタイルの出来映えを左右するワイシャツはブランド選びが重要です

ヨレヨレのスーツでは話になりませんが、ビシッとスーツを着こなすにはビシッとシャツを着こなせていなければなりません。襟がヨレていたり、Vゾーンに余計なシワが入っていては、どんなに高級なスーツでも引き立たないのです。確かなワイシャツ選びは確かなブランド選びから。そこで、ビジネススタイルにおすすめのワイシャツブランドをご紹介します。

良いワイシャツを見極めるための3つのポイントをチェック!

「良いワイシャツ」とは言うものの、なにをもって良いと言うのでしょうか。首周りが隙間なくフィットしているとか、身頃や袖に余りが少ないなどのサイジングはもちろん大切ですが、作りのうえでも重要な箇所があるのです。そこで「良いワイシャツ」と言えるポイントを3点ご紹介しましょう。

ポイント1胸ポケットがない

意外かもしれませんが、胸ポケットの有無が第一のポイント。ポケットがあると、機能的には例えばタバコを入れたり、昼食に外出する際に社員証を入れたりするのに便利なのですが、本来のワイシャツにはポケットが付かないのが正統なのです。つまりポケットが付いていないワイシャツというのは、作り手が“正統”を理解していることの証なので、各部の作りもきちんとしていることが多いのです。

ポイント2襟の芯地が柔らかい

襟羽根がやけに硬いワイシャツは、良いワイシャツとは言えません。コストを優先した大量生産のワイシャツに見られる仕様です。「アンコン仕立て」と呼ばれる肩パッドを省いて芯地も薄く、肩も丸く仕立てられた現代のジャケットには似合いませんし、場合によっては洗濯すると襟羽根がねじれたり折れたり、「バブリング」といって部分的に剥がれて気泡のようなものができてしまいます。高級シャツの襟羽根は接着していない薄手の芯地を挟み込んだだけの「フラシ」と呼ばれる仕様が多いもの。普段は襟裏のカラーステイで襟をビシッと伸ばして着ることが多いものの、カラーステイを外しても襟が伸び、それでいて柔らかいものが良いワイシャツです。

ポイント3袖が後付けされている

ワイシャツのボディの横部分には「脇線」と呼ばれる縫い目があります。これが脇からまっすぐ袖まで続いているワイシャツは良いワイシャツとは言えません。脇線が袖まで続いている縫製は、身頃と袖を縫い合わせてから一気に縫い上げた「先付け袖」です。効率を重視しコストを抑えた工程で、袖の可動性が損なわれ、腕を上げると突っ張り感があり、身頃も肩も持ち上がってしまいます。良いワイシャツは袖を後付けするため、脇線と袖の縫い合わせがズレています。これにより腕をまっすぐ上げられるほどシャツの可動性が良くなるのです。

いつかは手に入れたい! 憧れの高級ワイシャツブランド5選

「良いワイシャツ」の名に恥じない、世界的に評価の高いシャツブランドをピックアップしてみました。シャツ専業、もしくはシャツメーカーから始まった、こだわりのワイシャツを紹介します。

▼高級ワイシャツブランド1:『フライ』(イタリア)

ハンドを超えるマシンメイドシャツ

手仕事を多用する“ハンドのシャツ”は、縫製部が緩く、着心地にストレスがないと言われる高級シャツですが、ミシンを使って縫い上げるマシンメイドがハンドを超える柔らかさを誇ると言われるのが、イタリアのボローニャに本拠を構える『フライ』のシャツです。柔らかな縫製の秘密は、1mm幅で打ち込まれる細かいステッチ。高い位置に設定したアームホールや細身のシルエットもギリギリまで攻め込んで美シルエットを形成しています。体型は選びますが、フィットすれば最強のワイシャツとなるのは間違いのない逸品です。

▼高級ワイシャツブランド2:『ルイジボレッリ』(イタリア)

セクシーを極めるナポリ男のためのシャツ

ナポリで半世紀以上もの歴史をも持つシャツメーカー。近年はトータルブランドとなりましたが、ハンドを多用した柔らかな着心地と、ナポリらしく優雅なフォルムは相変わらず。襟羽根の表情が豊かなことで知られ、ビジネス用のワイシャツとしてだけでなく、カジュアルに“シャツイチ”で着るのも似合います。なにしろ当主ルイジ・ボレッリ氏が色気ムンムンですので。胸元のボタンを3つ程開けた“ナポリ男”の定番と言える着こなしもサマになります。

▼高級ワイシャツブランド3:『ターンブル&アッサー』(イギリス)

ジェームズ・ボンドも御用達

タグに英国王室御用達のワラントが付く由緒正しい英国シャツ。映画『007』シリーズでは第1作から第21作まで、ジェームズ・ボンドのワードローブとして採用されています。ターンブルカットと呼ばれる独特の襟羽根のカッティングが特徴で、これはスリーピースのベストのなかに収めたときに襟元が美しく映え、襟羽根が飛び出さないように工夫されたもの。「前立て(プラケット)」と呼ばれる、ボタンが並ぶ部分の表側に帯状の折り返しがあるのも英国シャツの特徴です。

▼高級ワイシャツブランド4:『シャルベ』(フランス)

イタリアともイギリスとも違う世界初のオーダーシャツ

1838年、世界で初めてのオーダーシャツ屋を開業したフランスの高級シャツ店。ヨーロッパの王室御用達としても知られ、英国由来の前立てを標準装備。襟羽根は多少硬いですが、これは昔ながらの肩パッドの入ったスーツに合わせたもので、硬めの芯地をフラシで使っています。背中にはダーツを取らず、裾をスクエアカットに仕上げた昔ながらのゆったりしたシルエットも、『シャルべ』のシャツの特徴です。

▼高級ワイシャツブランド5:『マリア・サンタンジェロ』(イタリア)

ハンドのディテールを受け継ぐナポリシャツ

ブランド名の通り、マリアおばあちゃんの手縫いシャツが評判となったナポリの小さなシャツ工房は、もともとオーダーシャツがメインでしたが既成品を扱うようになるとブランドが急拡大。高級シャツブランドの仲間入りを果たしました。ナポリらしくギャザーを多用することで稼働域を確保するのもハンドメイドならでは。柔らかな縫製と、ノーネクタイでも色気のある襟型はファッション業界人にファンが多いことでも知られています。

普段使いできるミドルプライス! おすすめのインポートワイシャツブランド5選

ミドルレンジの価格帯でおすすめしたいシャツブランドをピックアップ。ファクトリーブランドを中心にしつつ、それ以外のメーカーも含めて幅広くセレクトしてみました。

▼インポートワイシャツブランド1:『ブルックスブラザーズ』(アメリカ)

ボタンダウンシャツの元祖といえばココ

1818年、ニューヨークで創業したアメリカントラッドの老舗。創業者の孫にあたるジョン・E・ブルックス氏が、英国で観戦したポロ競技の選手がユニフォームの襟をボタンで留めていたのに感心し、アメリカに持ち帰って「ポロカラーシャツ」、いわゆるボタンダウンシャツを生み出したという逸話はあまりに有名です。ちなみにこのシャツ、カジュアルシャツのカテゴリーであって正確にはワイシャツではないのですが、最近のオフィスではこのぐらいのカジュアル感がちょうどいいかもしれませんね。

▼インポートワイシャツブランド2:『オリアン』(イタリア)

ビジネス使いにちょうどいい塩梅

元『ギローバー』のジャン・ガエタノ・オリアン氏が1990年に創業した、まだ歴史は30年ほどと若いブランドですが、クオリティと価格のバランスが良いマシンシャツです。クラシックトレンドにも精通しており、ビジネスからカジュアルまで着回せるワイシャツが揃っています。

▼インポートワイシャツブランド3:『ギローバー』(イタリア)

価格と品質のバランスに定評あり

サルトリア仕立てのシャツをマシンメイドで実現すべく研究された『ギローバー』のシャツ。細部には伝統的なシャツの仕様を取り入れながら、効率的な工程でコストを抑え、買いやすい価格設定を実現しています。生地のバリエーションに定評があり、ドビーや鹿の子、スポーツ素材も縫える技術を擁していて、ビジネス向きのワイシャツだけでなくカジュアルシャツも幅広く展開しています。

▼インポートワイシャツブランド4:『バルバ』(イタリア)

色気のある襟元の秘密は高い台襟

こちらも『ギローバー』と同じカテゴリーのミドルレンジシャツですが、『バルバ』ならではのポイントといえば台襟が高く色気のある襟元に尽きるでしょう。ビジネスで使いやすいベーシックな色柄が中心ですが、台襟が高いためにナポリらしいハイカラーのスタイリングとなるのです。かつて日本で「ハイカラ」といえば、洒落者の意味ですが、その語源が「ハイカラー」なんです。

▼インポートワイシャツブランド5:『ボリエッロ』(イタリア)

小工房から始まった洗練のナポリシャツ

ナポリはもともと王国で、貴族階級が多く住む街だったことから、王様や貴族らに衣服を仕立てる職人が多く住んでいました。そのため伝統的なシャツの技術が受け継がれていて、今も多くのシャツメーカーが存在しています。『ボリエッロ』もその1つで、真面目な元当主と日本に影響力のあるディストリビューターによって正規輸入されているブランドです。ナポリのスタンダードなワイシャツとして、その平均的なクオリティの高さがお分かりいただけるはずです。

クオリティはお墨付き! 日本発のおすすめワイシャツブランド5選

最後に、日本人体型を知り尽くした型紙と、高品質な国内縫製技術を持つシャツブランドをご紹介します。インポートの高級シャツとは考え方もスタイルも異なりますが、心地良いシャツを目指したモノ作りが特徴です。

▼日本のワイシャツブランド1:『軽井沢シャツ』

生地屋が手掛けるシャツメーカー

江戸時代から脈々と受け継がれてきた繊維商が立ち上げたワイシャツ専門メーカー「フレックスジャパン」。そのオリジナルブランドが『軽井沢シャツ』です。基本的にはパターンオーダーですが、既成品もあり、WEB上でデザインできるオーダーシステムも用意されています。

▼日本のワイシャツブランド2:『スタイルワークス』

正統なシャツの基本は上質さとシンプルさ

欧米式のベーシックでシンプルなシャツを目指しているブランド『スタイルワークス』の「ホワイトレーベル」。国内ワイシャツメーカーの老舗・山喜が手がけるシンプルな白シャツ=ホワイトシャツ(ワイシャツ)の国内最高峰です。細部にはイタリア高級シャツに見られるようなこだわりのディテールが採用されています。

▼日本のワイシャツブランド3:『オジエ』

多彩なバリエーションを揃えるビッグメゾン

インポート生地の高級シャツをはじめ、デイリーに使えるワイシャツ、デザインを盛った今どきのドレスシャツなど、豊富なバリエーションを揃えるシャツ専門ブランド。ワイシャツの自由な楽しみ方を提供してくれるブランドです。

▼日本のワイシャツブランド4:『チョウヤ』

明治19年創立。日本におけるシャツの歴史そのもの

明治期の洋装奨励のときからシャツを作り続けてきた歴史あるシャツメーカー。近年、上掲の『スタイルワークス』を手掛ける「山喜」の傘下に入り、ブランドを継続しています。こだわりの生地、ベーシック&シンプルなワイシャツは、イタリアやイギリスのスーツにも合うドレッシーな仕上がりを誇ります。

▼日本のワイシャツブランド5:『ヒトヨシシャツ』

技術あるファクトリーの自社ブランド

ワイシャツメーカーの親会社が倒産したため、縫製工場が独立して自社ブランドとして再スタートを切ったのが『ヒトヨシシャツ』の始まりです。熊本県人吉市から世界に通用するシャツを作るべく、ときに効率よりも品質を優先するなど、こだわりのシャツ作りを続けています。

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