山でも街でもビーン・ブーツ! 永遠の定番について知っておくこと

山でも街でもビーン・ブーツ! 永遠の定番について知っておくこと

雨にも負けず野山を歩けて、街でも映える『エルエルビーン』の「ビーン・ブーツ」。“アウトドア生まれアメカジ育ち”なこの名靴について、改めて掘り下げてみましょう。

2022.09.21
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遠藤 匠

執筆者

紺ブレもビーサンも守備範囲。雑食系服飾ライター

遠藤 匠
モノ雑誌と男性ライフスタイル誌の編集を経て、現在はフリーライターとしてメンズファッション誌、ライフスタイル誌、WEBを中心に執筆。ファッション遍歴は、渋カジから英国系テーラードを経て、再びアメカジに回帰。現在は無国籍状態に。 記事一覧を見る
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トートバッグより、こちらが先なんです。『エルエルビーン』の「ビーン・ブーツ」

『エルエルビーン』の代名詞として知られる「ビーン・ブーツ」。その歴史は双璧の人気を誇る「ボート・アンド・トート」より古く、実は「メイン・ハンティング・シューズ」という正式名を持つこのブーツこそが創業のきっかけとなった製品でした。

トートバッグより、こちらが先なんです。『エルエルビーン』の「ビーン・ブーツ」

L.L.Bean

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ハンティング愛好家でもあった創業者のレオン・レオンウッド・ビーン氏は、大自然の中を濡れずに快適に歩ける靴を開発すべく、作業用のゴム靴にレザートップを縫い付ける前例なき製法を1911年に“発明”。その翌年に会社を設立するや否や同ブーツのカタログをハンティング愛好家に送付してみたところ、注文殺到! 売れに売れて『エルエルビーン』の知名度向上に貢献しました。現在もその製法や基本設計は変わっておらず、製造自体も創業当初と同じように本社のある地元メイン州の自社工場で一点一点丹精込めて作られています。

トートバッグより、こちらが先なんです。『エルエルビーン』の「ビーン・ブーツ」 2枚目の画像

WEAR

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シャフト部分をフルグレインレザーで切り替えた「ビーン・ブーツ」は、古き良きワークブーツにも通ずる温故知新な佇まいが特徴。普遍性を感じさせるクラシカルな靴ゆえにアメカジベースの装いと非常に相性が良く、カジュアルなコーディネートにワークやアウトドアの香りを付与する1足として有効です。また、ファッション業界において認知度の高い定番靴でもあるため、『レッド・ウィング』の「6インチ クラシックモック」や、『ティンバーランド』の「イエローブーツ」のようなアイコニックなワークブーツとして取り入れられる楽しさがあるのも魅力です。

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『エルエルビーン』の歴史は、「ビーン・ブーツ」とともにあった

『エルエルビーン』の歴史は、「ビーン・ブーツ」とともにあった

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『エルエルビーン』の歴史そのものといっても過言でない「ビーン・ブーツ」。発売直後よりハンターからの注文殺到で華々しいデビューを飾ったことには冒頭で触れましたが、実はその後、同社の歴史における重要なターニングポイントとなる“事件”も起きていました。というのも、ブーツ自体は売れに売れたものの、ゴム底とレザー製のシャフトが剥がれる靴が続出という不測の事態で90足もの靴が返品されてしまったのです。しかし、同社はこのトラブルに真摯に向き合い、すべての返品に対して返金対応を徹底。そのうえで製品の品質を向上すべく改良に改良を重ね、信頼を取り戻していったことが、アメリカの国民的なブランドへと成長を遂げる礎となったのです。

『エルエルビーン』の歴史は、「ビーン・ブーツ」とともにあった 2枚目の画像

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ちなみに同社では、商品不良があった場合、購入から1年以上経過した場合でも返品に対応しています。さらに万が一、購入した製品に100%満足できなかった場合も、購入後1年以内に返品すれば返金対応することをポリシーに掲げているのです。こうした手厚い返金ポリシーは、真摯なモノ作りへの自信の表れである一方、ユーザーが信頼できるブランドでもあることを大切にしていることの証しでもあるのでしょう。

『エルエルビーン』の「ビーン・ブーツ」。100年以上愛されるその理由

ここからは、「ビーン・ブーツ」が100年以上にわたってアウトドアにおける名靴と呼ばれている所以を見ていくことにしましょう。雨にも雪にも負けないタフさと防水性能、街でも使い勝手の良いラインアップなど、愛され続けているのにはやはりそれなりの理由があるようです。

理由1

ラバー製のボトムが実現する、圧倒的な防水性能

ラバー製のボトムが実現する、圧倒的な防水性能

L.L.Bean公式オンラインストア

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甲部とチェーンパターンでグリップ力を高めたアウトソールは、継ぎ目なく成型されたラバー製。構造的にはゴム長靴と同じゆえ、防水性の高さは推して知るべしというところです。このアウトソールは、金属製シャンクによってアーチ部分のアシスト力を得られる登山靴に近い構造となっており、非常に歩きやすい点も魅力です。また、シャフト部分のフルグレインレザーはそれ自体に防水性が期待できる一方、タンとシャフトが袋状に縫い合わせられているため、埋もれそうなくらいの積雪地や砂地でも雪や砂が入ってくる心配なしで歩けます。

理由2

今なおアメリカ製造。3本ステッチに代表されるタフネス溢れるモノ作り

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「ビーン・ブーツ」は創業当初から変わらず、メイン州の自社工場で一足一足手作りされています。とりわけ縫製の丈夫さには定評があり、ラバーとレザーの継ぎ目に採用したナイロン糸のトリプルステッチは、創業当初の不具合続出で得た教訓からかとにかく堅牢に縫合されています(ローカットの一部モデルではダブルステッチを採用)。

理由3

街中でブーツは……というあなたにも。都市生活にも似合う充実のラインアップ

街中でブーツは……というあなたにも。都市生活にも似合う充実のラインアップ

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ブーツ型を街で履くことに抵抗がある人も、安心してください。ハイカットに限らず、スリッポンやスニーカー感覚で履けるローカットモデルもラインアップされています。3アイレットの「ビーン・ブーツ ガムシューズ」、スリッポン型の「ビーン・ブーツ ラバー・モカシン」などがこれにあたり、9分丈のパンツやショーツにさらりと違和感なく合わせることも可能。ライフスタイルや着こなしに合わせて、持ち味の防水性能やタフさを味方につけられますよ。

厚手のソックスとの合わせが前提。「ビーン・ブーツ」はサイズに注意

厚手のソックスとの合わせが前提。「ビーン・ブーツ」はサイズに注意

lalachance

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「ビーン・ブーツ」のサイジングは、アウトドア用の厚手ソックスを合わせることを前提に設定されています。そのため、薄手、もしくは中厚なソックスを合わせる場合は、普段履いているサイズからハーフサイズかワンサイズ下げるのが賢明です(ただし、甲の高さや足幅で個人差あり)。なお、サイズ表記はUSサイズのため、UKサイズの靴に慣れ親しんでいる人は、ヌード寸法と併記したサイズ表を目安にするか、できるかぎり試着してマイサイズを見つけることをおすすめします。

ブーツタイプからローカットまで。「ビーン・ブーツ」のラインアップ6選

一口に「ビーン・ブーツ」といっても、レングスや仕様が異なる3型のブーツ型に加え、ローカットモデルでもレースアップとスリッポンという2型があるなど、こだわりや嗜好に合わせた選択肢が揃っています。ここで紹介する6型の中から、きっと“マイ・ビーン・ブーツ”が見つかるはず!

1足目

ビーン・ブーツ 6インチ

ビーン・ブーツ 6インチ

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「ビーン・ブーツ」のスタンダードといえば、6インチと8インチの2型。前者となるこちらは5アイレット仕様で、シャフトの高さは脛が少し隠れるくらい。「アイリッシュセッター」のような鉄板ワークブーツと近い感覚で履けて、カジュアル使いをしやすい設計となっています。履き口のフィンガーループも「ビーン・ブーツ」を特徴づける意匠で、厚手の靴下を履いてジャストフィットさせても脱ぎ履きが苦になりません。

2足目

ビーン・ブーツ 8インチ

ビーン・ブーツ 8インチ

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8インチ型のシャフトは8アイレット仕様となり、脛の真ん中あたりまですっぽり隠してくれます。それゆえ、レインブーツとしての安心感はひとしお。湿地帯にも問題なく足を踏み入れることができ、靴下で防寒対策さえしておけば、雪深い場所でも安心して歩けます。パンツの裾をブーツインして履くスタイルは、6インチよりもこの8インチのほうがサマになります。

3足目

ビーン・ブーツ ガムシューズ

ビーン・ブーツ ガムシューズ

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ラバーとレザーをトリプルステッチで頑強に縫い合わせる基本設計はそのままに、3アイレットの短靴に落とし込んだのが「ガムシューズ」。履き口周りをソフトな革と副資材で切り替え、分厚いシャフトの一枚革が足に当たらないように配慮された設計も、ローカット型ならではの特徴です。アーチ部分のサポート機能を担う足裏のシャフトはこちらにも内蔵されており、軽快に歩けます。

4足目

ビーン・ブーツ ラバー・モカシン

ビーン・ブーツ ラバー・モカシン

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同じ短靴でも、「ガムシューズ」がスニーカーでいうところのミッドカットに近いスタイルであるのに対し、こちらの「ラバー・モカシン」はデッキシューズ感覚で履けるスタイルが特徴。シューズインソックスで抜け感ある足元を演出でき、パンツの裾からソックスを見せて履いてもサマになってくれます。

5足目

ビーン・ブーツ 8インチ パデッド ダンブルレザー

ビーン・ブーツ 8インチ パデッド ダンブルレザー

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「ビーン・ブーツ」の定番革であるフルグレインレザーは、履き込んで足に革を馴染ませるのが醍醐味。ですが、タンブルレザーを採用した本作は履き始めから足にやさしい履き心地を享受できます。表面にシボが浮かぶこの革は履き込んで慣らした革のような柔らかな質感が特徴で、パッドが施されているおかげか履き口の当たりも非常にソフトな仕上がりです。

6足目

『エルエルビーン』×『ビームス プラス』デラックスキャンバス ガムシューズ

『エルエルビーン』×『ビームス プラス』デラックスキャンバス ガムシューズ

Rakuten Fashion Men

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『エルエルビーン』×『ビームス プラス』デラックスキャンバス ガムシューズ 2枚目の画像

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『ビームス プラス』が別注をかけ、「ガムシューズ」の甲部をフルグレインレザーからカラフルなキャンバスに乗せ替えた1足。キャンバス自体は「ボート・アンド・トート」と同じ生地なので堅牢さは折り紙付きで、レザーをライニングに使用しているため、やさしい足入れに仕上がっています。キャンバスの色はグリーンとレッドの2色から選べ(ラバー部分はネイビー)、明らかに別注モデルに見える配色ゆえに、会話のきっかけ作りにも貢献してくれそうです。

使い捨てじゃない! 「ビーン・ブーツ」はソール交換だって可能

使い捨てじゃない! 「ビーン・ブーツ」はソール交換だって可能

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堅牢な「ビーン・ブーツ」といえど、ソールは消耗品。長く履いていればかかとがすり減ったり、チェーン状の隆起が平坦になったりでグリップが失われてしまいます。

実は同社では、そんなときの救世主的なサービスとして「リソール修理」に対応。これは、アッパーのレザー部分をそのまま残し、ラバー部分を丸ごと新品に交換してくれるもの。インソールと靴ひもも新しいものに変えてくれるので、履き心地はフレッシュになる一方、レザー部分は足に馴染んで味が出た状態のまま。履き込んで育てた革に愛着を持って履き続けることができます。

1点注意したいのは、修理は本国工場で行う点。ショップに持ち込んで修理を依頼してから手元に戻ってくるまで、3~4か月程度かかってしまいます。ここぞというときに修理待ちにならないよう、もしリソールをするなら余裕を持った対応がおすすめです。

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  • 『エルエルビーン』ビーン・ブーツ 6インチ
    『エルエルビーン』 ビーン・ブーツ 6インチ
  • 『エルエルビーン』ビーン・ブーツ 8インチ
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    『エルエルビーン』 ビーン・ブーツ ガムシューズ
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    『エルエルビーン』 ビーン・ブーツ ラバー・モカシン
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  • 『エルエルビーン』×『ビームス プラス』別注 デラックスキャンバス ガムシューズ
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