
ウォーキングシューズの選び方ガイド。デザインと機能を兼備するおすすめ14選
健康靴のような履き心地に加えて普段の着こなしにも貢献してくれるウォーキングシューズが、オン・オフ問わずに人気だ。その特徴や魅力、そして今買うべきモデルとは?
長時間履いても疲れにくい! オンでもオフでも、ウォーキングシューズに注目です
以前から続く健康ブームに加え、おうち時間の増加でなまった体を目覚めさせる意味でも注目を浴びているウォーキング。それに伴い、歩きやすく、長時間の歩行でも疲れにくいという利点を備えたウォーキングシューズへの関心が高まっている。しかも最近のモデルは、ただひたすら歩くための専用靴ではなく、どこかあか抜けた佇まいのものが多い。普段の着こなしにアクセントを添えるものだけでなく、活発に各エリアを飛び回るビジネスマンの足元を支えるモデルも揃っているのだ。一度足を入れれば、底知れぬポテンシャルに魅了されている人が続出している理由もわかるはず。
そもそもウォーキングシューズとは? ランニングシューズとどう違う??
高次元な機能とデザイン性の融合であれば、真っ先にランニングシューズを思い浮かべる人も多いかもしれない。ただ、そもそもランニングシューズとウォーキングシューズとでは、作りの根本的アプローチが違うのだ。重さや素材、フィッティング、ソールなど各セクションの違いに触れながら、ウォーキングシューズへの理解を深めよう。
意外にも程良い重さがキーとなるウォーキングシューズ
ウォーキングシューズは、スピードよりも疲労の蓄積や体にかかる負荷を回避することが重要なため、振り子の原理を応用しながら足の踏み出しをサポートするものが多い。程良い重さを感じるのもそのためだ。また、天候に左右されない防水性を搭載したアイテムや、耐久性に長けた素材を使っていることが少なくない。
また、歩行時はかかとから着地することが多いため、ソール後方に厚みを持たせているところも特徴的だ。反射板の搭載などアクシデント回避のため自分の存在を周囲に知らしめることが求められるランニングと異なり、ウォーキングシューズにはその配慮も必要ない。そのため、多くは落ち着いた配色で仕上げられ、ビジネス用として活躍するモデルも多数ラインアップされている。
軽量さとソールのクッショニングが物をいうランニングシューズ
ランニングは踏み込んだ片足で地面を蹴り、もう片方の足を勢い良く前方へと運ぶ。その繰り返しゆえ、いかにスムーズな足の運びができるかがカギとなってくる。軽量であるほどに、疲労がたまる後半の走りにも好影響をもたらす。靴内の足ズレを避ける意味でもフィット性の高いものが好ましく、ランニング時に足へかかる負担は体重の3倍といわれているため軽さとクッショニングのバランスが取れたソール選びが極めて重要だ。
ウォーキングシューズはどう選ぶ? 押さえておくべきポイントをチェックしよう
抜群に歩きやすく、長時間の歩行でも疲れにくいのがウォーキングシューズ最大の利点。とはいえ、何も考えずにいつものスニーカーを選ぶような感覚で手に取ってしまうと、そのポテンシャルを最大限に引き出せない可能性もある。革靴ほど神経質にならなくても良いが、最低限の選び方を心得ておくことで自分に合った最良の1足を見つけることができる。
ポイント1
ジャストサイズではなく1~1.5cmほど余裕を持たせる
ウォーキングは足で地面をつかみながら、踏み出す際に力強く蹴りだすことで推進力を生む。その力が入る瞬間、5本の足の指は靴の中で大きく広がることになる。その広がりを阻害しないことが、正しく力を伝えるためのポイント。ゆえに、靴内は広げられるだけのゆとりが必要だ。選ぶ際は、1~1.5cmほど大きめのものを選びたい。
ポイント2
足幅と足囲が合ったものを選ぼう
多くの人は自身の足のサイズ(足長)を知ってはいても、足囲、つまりは足の幅までを把握している人は少ない。足囲とは、親指の付け根から小指の付け根までのもっとも足の幅が広い部分。足囲の締め付けがきついようではウォーキング時に痛みを伴い、ゆる過ぎれば安定感を失う。足長はもちろん足囲のハマり具合にも注意が必要だ。
ポイント3
衝撃をやわらげるソールの厚さや素材にも注目
ポンポン弾むようにしてその勢いを利用しながら前進するランニングとは違い、ウォーキングはどちらかの足が地面についているため衝撃を吸収し安定感もあるソールが良しとされる。とある研究によれば、歩行時のエネルギーロスを小さくするには上下動を抑えることが好ましいとか。それらを視野に入れると安定重視の肉厚なソールを選ぶのがベターだろう。
歩く人すべての心強い味方、ウォーキングシューズ。おすすめ14足を厳選
日常生活では走ることよりむしろ歩くことの方が圧倒的に多い。それを踏まえると、ウォーキングシューズはより他のどんなシューズよりも実は身近なシューズといえるかもしれない。ここではフィットネスとしてのウォーキングに加え、街で使用しても憚られないオールマイティな1足を厳選。カジュアルシーン、ビジネスシーンの双方に分けてご紹介したい。
▼ウォーキングや日常使いに。人気ブランドのおすすめウォーキングシューズ7選
街へ出かけたり、自宅周辺を散歩したり。さらには家族と公園で散策するなど、活躍するシーンはいろいろと考えられるウォーキングシューズ。理想は、やはり日頃から慣れ親しんでいるスニーカー的感覚で履ける1足だろう。単なる健康靴ではなく、着こなしの一助を担うルックスも兼ね備えたアイテムをピックアップした。
アイテム1
『ニューバランス』MW1880
“スニーカー界のロールスロイス”とまでいわれる歩きやすさは、こちらのシューズでも健在。それを支えるのは、ウォーキングをサポートするヘキサゴン構造を採用したフレッシュフォームミッドソールだ。かかと周りに搭載された、ホールド感をより高めるASYMカウンターが一層の安定感を生み、ハイパフォーマンスを実現する。
アイテム2
『ホカ オネオネ』ボンダイ エル
トレイルランニングにおいて無類の信頼を得るブランドからの1足は、人工の硬い路面をものともしない。ブランドの特徴ともいえる極厚ソールを見れば、誰もが納得。路面からの衝撃を存分に吸収し、しっかり地面をつかむグリップ力も出色だ。パッドの入ったシュータンでシューズとの一体感もより実感できる。
アイテム3
『アディダス』KEITAKI FY3436
忙しく街中を歩き回るうえで、負担のかかりやすい部分をしっかりフォローするディテールワークはさすがの一言。どの路面コンディションにも対応するラバーメイドのアウトソールは、着地の際にもっとも衝撃のかかる部分にクッションを起用。表地をメッシュ地で覆っているため、通気性に優れていていつでも快適。
アイテム4
『リーボック』リッジライダー 6
『リーボック』が誇るこちらのウォーキングシューズは、リップストップとメッシュパネルを採用した通気性・耐久性ともに優れたアッパーが魅力。軽量かつクッショニング力が高いソフトなEVAミッドソールや、さまざまな地形に対応してくれるダイナミックラグパターンが刻まれたラバーアウトソールなど、まさに珠玉の逸品といえるだろう。
アイテム5
『メレル』ジャングルモック クラシックトープ
全世界で累計1,000万足以上のセールスを記録する「ジャングルモック」は、まさに『メレル』を代表する1足といえよう。シューズカテゴリにおいて、“モック”スタイルの確立に一役買ったモデルだ。そのリラックス感は、ハイキングやスキーなどで疲れた足を癒やすためのアフターシューズとして生まれた背景からも容易に想像できる。
アイテム6
『ノタイボニー』ハイブリッドウォーキング
これまでのシューズの概念を覆す個性的なルックスが目を引く一品。ヒールに取り入れたスプリングセンサーは、着時の衝撃をやわらげ膝などの関節を保護し、踏み込んだ後の反発力をエネルギーとして有効活用することができる。さらにはエネルギー消費量が高まり、歩く姿勢にも良い影響をもたらしてくれるとされる。デザイン・機能とともに優れた1足だ。
アイテム7
『ダンロップ』アーバントラディッション677
シーンでも1つの選択肢として認知されているトレイルランニングシューズのような都会的なルックスだが、特筆すべき部分はやはり中身。ちょっとした雨でもたじろがない撥水機能に、夜道でも安心なリフレクターをアッパーに搭載。そして、一日中歩いても疲労を感じさせないフレックス設計は、あらゆる大人の味方となるだろう。
▼外回りが多い人にもうってつけ。ビジネスでも使えるウォーキングシューズ7選
おそらく、ウォーキングシューズ=スニーカーをイメージする人は少なくない。しかし、ウォーキングシューズならではの機能を余すことなく搭載しつつ、見た目は革靴となんら変わらないようなアイテムも豊富に展開されているのだ。これはビジネスシーンでアクティブに動き回る大人にとってきっと朗報となるにちがいない。
アイテム8
『アシックス ウォーキング』ランウォーク WR813R
『アシックス』から革靴とは少々意外かもしれないが、ただ、日本人の足型に沿って作られ、履くほどにフィット感を増していく同社のスニーカーに負けず劣らずの優秀さを見せてくれる。それを可能にしているのが、スピーバとゲルを内蔵したオリジナルのRSヒール。さらには、ソール中央部にシューズのねじれを軽減するトラスティックも採用されている。
アイテム9
『リーガル』73WRBJ
『リーガル』が新たに提案するのは、普段の着こなしや使用シーンを格段に広げる“ドレススニーカー”な1足。牛革の外羽根式ウイングチップタイプで、昨今主流のビジカジスタイルも、休日のカジュアルスタイルにも見事にハマる。とっておきは高反発特性に優れるソール。着地時にかかる衝撃を推進力に変えスムーズな歩行を実現する。
アイテム10
『クラークス』ヘルストンリミット
定番の「ワラビー」や「デザートブーツ」も良いが、歩行時のストレスをケアし快適な1日を過ごしたいならこちらがおすすめ。着地の際に圧力がかかる母子球部を、ブランド独自の技術クッションプラスによりピンポイントでフォロー。ウイングチップタイプなので高級感漂う足元作りにも貢献してくれること請け合い。
アイテム11
『ダックス』外羽根Uチップ ビジネスシューズ
『ダックス』と聞けば、スーツ、あるいはネクタイを想像する人は多いかもしれない。しかし、紳士の国で生まれたロイヤルワラントブランドは、革靴においても実に優秀。アッパーには足当たりの良い牛革を、そして屈曲性が良いプラットソールを使用することで快適な歩行性を実現。また、脱ぎ履きも実にスムーズ。見た目によらない機能性の高さは感動モノだ。
アイテム12
『ミズノ』ビジネスウォーキングシューズ
内羽根式のストレートチップ。まさにフォーマルの王道デザインではあるものの、歩きやすさはいつものそれとはまるで別物である。秘密はソールに搭載した、今ではブランドの代名詞にもなっているミズノウェーブ。波型のクッションを搭載した同モデルは、ブレない足の着地をフォローしながら、前への推進力を生む。だからこそ歩行も楽ちん。
アイテム13
『MBT』KABISA 5M
東アフリカを代表するマサイ族の優れた身体能力や美しい姿勢に着目し科学的に解析し、その秘密を元に生み出したのが『MBT』のシューズ。ビジネスシーンでも活躍しそうなプレーントゥの1足は、独特な船底形状のカーブソールとヒール下に配置したクッションパーツ、通称“マサイセンサー”により正しい姿勢、歩行をサポートする。
アイテム14
『エコー』CITYTRAY
北欧を代表する世界的なコンフォートシューズブランド『エコー』。その実力をより実感する革靴がこちら。クッショニングとグリップ力に秀でたラバーソールを搭載し、内部には柔軟なポリウレタンを採用することで反り返りの良さをもたらした。人間工学に基づきあみだしたアナトミカルラストを再現したFLUIDFORMソールは、より快適な歩行を可能にするだろう。
この記事の掲載アイテム一覧(全14商品)
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『ニューバランス』 MW1880
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『ホカ オネオネ』 ボンダイ エル
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『アディダス』 KEITAKI FY3436
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『リーボック』 リッジライダー 6
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『メレル』 ジャングルモック クラシックトープ
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『ノタイボニー』 ハイブリッドウォーキング
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『ダンロップ』 アーバントラディッション677
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『アシックス ウォーキング』 ランウォーク WR813R
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『リーガル』 73WRBJ
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『クラークス』 ヘルストンリミット
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『ダックス』 外羽根Uチップ ビジネスシューズ
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『ミズノ』 ビジネスウォーキングシューズ
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『MBT』 KABISA 5M
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『エコー』 CITYTRAY
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